[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]

皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。
ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。
予定(アイドルのライブ)がない限り休日はあまり外出しない私、食っちゃ寝生活が殆どであり流石にやばいかなと思い直近の休みでお気に入りのデニムパンツとスニーカーをひたすらに洗っていました。
スニーカー洗浄には、bPr BEAMS でも取り扱いのあるJASON MARKKをデニムパンツは浴槽に50度のお湯を張りウタマロ石けんを溶かしてこれでもかともみ洗いをしました。
ヴィンテージのデニムを洗うか洗わないか派閥が分かれるかと思いますが、私の考えは至ってシンプルに数十年前に着用されていた洋服を洗わないで着るのはゾッとするので洗う派です。
機会があればスタイリング等でご紹介出来ればなと。
それでは今回ご紹介させていただくアイテムはこちら!


BEAMS PLUS MILITARY Field Jacket
カラー:Olive Navy
サイズ:S M L XL
価格:¥55,000(税込)
商品番号:38-18-0830-139
このレーベルブログを担当させていただくにあたって、自分がこれまで挑戦してこなかった洋服についてもお読みいただく方に向けて分かりやすく伝わるように、詳しく調べる事で自身の知識量を増やす事を意識していました。
今回ご紹介させていただくM-65 フィールドジャケットもそのうちのひとつ。
これは私の固定概念というか偏った考え方であると思っておりますが、ミリタリーアイテムは特に着用されていた背景や出自、当時どのように合わせていたのか、ディテールや使われているボタンの素材などなど。 ある程度の知識がないと着ていてリアルじゃない・カッコよくないのではないかと思っていて挑戦出来ていなかったというのが本音です。
ただ最近、ミリタリやヴィンテージアイテムをドレスアイテムと組み合わせて見事にカッコよくコーディネートとしても外しとしても様になっているスタッフがおりましてそこで自分の悩みが解消され考えすぎず敷居の高さを感じすぎないように気軽に取り入れてみようと思ったわけです。

M-65 Field Jacket ミリタリーアイテムの多くに数字が入っているものをよく目にしますが、こちらは『65』1965年に行われていた戦争といえばベトナム戦争、ベトナム戦争自体は1955年から始まっていますが、アメリカが軍事介入したのが1965年。
そこでアメリカ軍の野戦用のジャケットとして着用されていたという背景があります。北ベトナムと南ベトナム間での戦争でありますが、アメリカ軍が介入したのは南ベトナム政府を支援していて、南ベトナムの気候は1年を通して気温に大きな変化がなく25-29度が平均気温であることが、このField Jacketにディテールや素材使いとして関係してきます。
年代によって仕様が変わるM-65 Field Jacket (以下 M-65と略します) 過去のブログでも同じことをお伝えしていますが、BEAMS PLUS はヴィンテージの模倣ではなくアップデートして現代の私達のスタイルに落とし込んでおります。ヴィンテージのM-65は4thタイプまで存在していますが、それぞれのディテールが踏襲されており、私が思う最大の特徴と良いところは素材の使い方と着用感の違いであります。
そう感じたのは過去に私自身が2ndタイプを持っており実際に着用していたからであります。

まずはディテールのご紹介から、
ミリタリーアイテムのトレードマーク??であると感じるエポレットがない仕様1stタイプのみに踏襲されていた仕様であり、あり派となし派に分かれる仕様なのかなと私は思います(笑)

軍服におけるエポレットは兵科や階級を表すための重要なアイテムであったそう、ミリタリーアイテムらしさを感じますが私はどちらかというとなし派、理由はどうしてもコスプレ感が出てしまう点とファッションとして着用する上で兵科や階級を示すことは不必要なのではないかと感じてしまうから。良し悪しはないので悪しからず。

ヴィンテージのオリジナルカラーであるOLIVEのライニングは、グレーのライニングが使われておりこれは2nd 3rd型に見られる仕様であり生産年数が少ないことから希少価値が高く映画『TAXI DRIVER』にて主演のロバート・デニーロ氏が着用されていたタイプもグレーライニングの2nd タイプであるとされていて、それに影響を受けて私も同型を持っておりました。(笑)


ZIPはブラスジップ(真鍮)これは3rdタイプに使われていた仕様、2ndと3rdタイプの仕様の違いはZIPがアルミであるか真鍮であるかの違い。
1stタイプのエポレットのない仕様、2ndタイプに使われているグレーライニング、3rdタイプに使われているブラスジップ、それぞれの年代のディテールが踏襲されておりヴィンテージをよく知る方を楽しませることができる細かさが垣間見えるポイントであります。

ネイビーのライニングは同系色のブルーが使われていますが色のトーンが異なるため、着脱の際や風に靡いた際にちらりと見えるそのコントラストが推しポイント。
そして素材の使い方と着用感の違い。
素材はヴィンテージと同じでコットンナイロンでの生地組成となっていますが、混率が50/50に対してこちらは70/30。

使用されているコットンは120番手の3本撚り、糸の細さを表す表記である番手ですが数値が高くなるにつれて細くなり軽くしなやかに滑らかになる印象、それに加えて3本の糸を使用して1本の糸にしている(3PLY)である事がヴィンテージとの大きな違いであり「こだわり」であると私は感じます。
また高密度に織り上げられていることでミリタリーアイテムらしい耐久性や見た目の重厚感もしっかりと表現されてると。
着用感の違いはぜひ店頭で着用していただきたくヴィンテージを持ってる方にも袖を通していただきたい、軽い、軽いのです。
素材の混率の違いや意図の違いがこの軽さを作り出しているのではないかと思いますがとにかく軽くてきやすいのです。
最後にスタイリング提案を、

今回はドレス若手スタッフの園田にモデルをお願いしました。
その理由は彼自身がBEAMS PLUS ではないM-65 Field Jacket を着用していた姿を見てその違いを体感して欲しかったから、入社前はBEAMS PLUSを志望していてプライベートでもクラシックな格好している彼、もっと早く発売して欲しかったと一言(笑)

身長体型は私とほとんど同じで170cm後半 痩せ型 着用サイズはLサイズ、ドレスアイテムとは相反するミリタリージャケットではありますが、ネイビーという色味である事も合いまりグレーのトラウザーズとシャンブレーシャツとの相性が抜群に良いです。
ジャケットの上からの着用でもまだゆとりを感じるサイズ感でインナーが地厚なニットになっても問題なさそうです。
ヴィンテージらしさと素材にこだわったBEAMS PLUSらしいさを感じられるM-65 Field Jacket いかがでしょうか。
それではまた来週、
チェック神本

















































































































































































