この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第121回目はこちら
『Ray/レイ』(2004)
監督:テイラー・ハックフィールド
出演:ジェイミー・フォックス / ケリー・ワシントン / クリフトン・パウエル / ハリー・レニックス / リチャード・シフ
あらすじ:
ジョージア州の貧しい家に生まれたレイ・ロビンソンは幼い頃に病気で視力を失ってしまう。しかし元から好きだったピアノを練習し、シアトルのクラブで演奏する様になる。そしてその演奏を聞いたレコード会社と契約をするが……
ここ3回、音楽伝記作品が続いていますが、今週は「レイ・チャールズ」です。晩年は日本の曲のカヴァーをしたりもしているので、ご存知の方も多いと思います。
この時代に限らないですし全ての黒人ミュージシャンに当てはまる訳ではないのですが、酒、薬物中毒になってしまう人、または人種差別に苦しめられる人が多く、「レイ・チャールズ」もその一人でした。
しかし年間300本のコンサートを行い、その合間にレコーディングもこなし、出す曲、出す曲ヒットさせていた様子も描かれていますし、最終的には薬物のリハビリセンターに入り、完全に薬物を断つ様子も描かれています。
そのパワフルな「レイ・チャールズ」を演じている「ジェイミー・フォックス」が本当に素晴らしかったです。自身も俳優だけではなくミュージシャンでありピアノもかなりの腕前だそうで、劇中の演奏シーンは吹替なしで「ジェイミー・フォックス」自身が演奏しているそうです。それ以外の部分でも相当に役作りをしたそうで、観ていて「レイ・チャールズ」本人が出ているのではないかと思ってしまうシーンもありました。
音楽映画としても素晴らしいので、「レイ・チャールズ」をよく知らないという方でも充分に楽しめますし、観終わった後は実際の楽曲を聴きたくなる作品だと思います。
それではここからは衣装を見ていきましょう。
主な舞台は1950年代から1960年代です。今回は特定のこれというアイテムは無いのですが、やはりこの時代のシャツと言えば開襟シャツだと思います。劇中でも色々なタイプのシャツが出てきますが、現在、夏真っ盛りで言う事で半袖のこちらのシャツを紹介しようと思います。
こちらも夏には必ず登場するオープンカラーの半袖シャツです。今年はリネンとコットンの混紡の生地で密度の高い織り方をしているのでしっかりと張りがあり、かなり滑らかな肌触りの生地に仕上がっています。しかも使用している糸は凹凸のある糸を使用している為に織り上がった生地にも細かい凹凸が出ていて、より肌に張り付きにくい仕様となっています。
形は1950年代の物をベースに現代のフィッティングにアレンジしている為、とても着やすくなています。
最近は本当に暑い日が続いていますのでこのシャツにショートパンツを合わせたりも良いのですが、敢えてフルレングスのプリーツの入ったパンツにレザーシューズとストローハットを合わせるクラシカルなコーディネートにチャレンジしてみるもの良いのではないでしょうか?
そして現在、店頭ではセールを開催しておりまして、こちらのシャツもセール対象品でかなりお買い求めやすくなっております。ですので気になる方は是非、店頭で手に取って、試着して頂ければと思います。
自分はホワイト、ブラックの2色買いをしようかと考え中です。勿論、サイズはいつも通りです。
それでは『Ray/レイ』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ