この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第202回目はこちら
『理由なき反抗』(1955)
監督:ニコラス・レイ
出演:ジェームス・ディーン / ナタリー・ウッド / サル・ミネオ / ジム・バッカス / アン・ドラン / コーリイ・アレン
あらすじ:
ある街に引っ越してきたばかりの17歳のジムは集団暴行事件の容疑者として警察に連行されてしまう。その警察署でジュディ、プレイトウの二人と出会う。翌日、編入した学校で不良集団のボスに目を付けられ危険なレースをする事になってしまうが……
言わずと知れたクラシックな作品で、どちらかというと内容よりも劇中のジェームス・ディーンの衣装が語られる事が多いと思います。
しかし作品としてちゃんと十代の家族への思い、反抗心、周りに対する見栄なんかをしっかり描いている作品で、ジェームス・ディーンのその後の事もありますが、今の時代にも語り継がれる作品だと感じました。
正直、主演のジェームス・ディーンはこの時、年齢が20代中盤で10代には見えづらく、ナタリー・ウッドもこんな大人びた10代いないだろと思って調べたら、こちらは本当に17歳で逆にビックリしました。
ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。
何と言っても注目の衣装はジェームス・ディーンではないでしょうか?前半ではツイードの様なジャケットにブラウンのスラックスの様な物を履いて、一応学校に行く恰好をしています。
そして後半はもう既にアイコンと化している赤いブルゾンにデニムパンツのスタイルです。
このデニムパンツに関してはBEAMS PLUSでも以前、この映画を参考にビッグブランドとのダブルネームで別注モデルを出したので覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
とてもシンプルな格好で真似が出来そうなのに絶対に出来ない、このジェームス・ディーンのサイズバランスで、ジェームス・ディーンの雰囲気でしか着る事の出来ない恰好なんだと今回改めて思いました。
他にも、不良グループのメンバーも全員レザージャケットを着ていて格好良いのですし、このメンバーたちが履いてるデニムパンツはどこの物なのかにも注目すると、スタイルも含めてその前の年に作られたあの映画を参考にしているのかな?とか想像出来て面白いと思います。
それでは今週のBEAMS PLUSの商品紹介です。
今週はこちらです。
旧式の編み機を使い編み上げた、日本製のヘビーウェイトな裏毛の生地を使用しています。この旧式の編み機は極端に編む速度が遅く1日で編める量は少ないのですが、その分柔らかく膨らみのある生地に仕上がっています。
通年で使いやすいように裏起毛ではなく裏毛仕様なので冬はもちろん、春先にも活躍する1枚です。
サイズバランスは少しゆとりを持たせているのでボタンダウンシャツとの重ね着も出来ますし、Tシャツの上に着ても適度なバランスで着て頂けると思います。
自分はスウェットパーカーを1枚で着るのがあまり好きではないので、シャツと重ね着が出来るこのバランスはとても良いと思っています。
カラーは7色でベーシックな色から、ペールトーンの春らしい色まで揃っているので、今の気分で選んで頂くのが良いのではないでしょうか?
因みに自分はピンクを購入しました。
こちらも既に店頭に入荷していますので、生地の柔らかさ、発色の良さを手に取って確認して頂ければと思います。
それでは『理由なき反抗』お楽しみ下さい。
コヴ