この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第189回目はこちら
『カッコーの巣の上で』(1975)
監督:ミロス・フォアマン
出演:ジャック・ニコルソン / ルイーズ・フレッチャー / マイケル・ベリーマン / ブラッド・ドゥリーフ / クリストファー・ロイド / ダニー・デヴィート
あらすじ:
1968年の9月。刑務所の強制労働が嫌でオレゴン州立精神行院に入院してきたランドル・P・マクマーフィ。絶対的な権力を持つ婦長に反抗をしていくが……
アメリカン・ニューシネマの名作の一本です。
カッコウの巣とは精神病院の事を表しているらしく、その病院の中でマクマーフィが騒動を巻き起こしていきます。そしてこの病院の婦長は管理する事が治療に繋がると思っており、自由に振る舞うマクマーフィ含む患者達を徹底的に規則で縛っていきます。
そんなルールや規則でしか患者を見れない病院側に対し、患者一人、一人を人間として見ているマクマーフィにはみんな心を開いていきます。
なので中盤のバスに乗ってからの出来事は本当に美しいシーンですし、その後のバスケットボールをするシーンもとても良い場面だと思います。
そしてクライマックスに向かってある事が進行していき……。結末はご自身で確かめて頂きたい作品です。
ルールや規則で人権すらも縛ろうとする者たちに対して、自由を勝ち取ろうとするアメリカン・ニューシネマらしく、本当に素晴らしい作品だと思います。
それではいつも通り衣装を見ていきましょう。
この作品では何といってもジャック・ニコルソンのスタイルが本当に格好良いのです。(他の登場人物たちはほとんど病院服しか着ていないという事もありますが……)
ボロボロのG-1フライトジャケットの様なレザーブルゾンに折り返して浅く被っているニットキャップ、その下に着ているシャンブレーシャツとデニムパンツとアメカジのお手本の様な格好をしていて、実際にこのスタイルを真似した方は沢山いたのではないでしょうか?
そしてこの格好が他の病院服を着ている患者達とは違う、異物感を表現していると思います。
そしてクライマックスでマクマーフィが着ている物は何なのか、もう一人の人物が何を着ているのかで、どの様な事を表現しようとしているのかが分かるのも上手い表現方法だと思いました。
是非、衣装にも注目して観て頂きたいと思います。
ここからはBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。
今週はこちらです。
ビームス プラス / ミリタリー ホースレザー ブルゾン
カラー:ブラック、ブラウン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥82,500(税込)
商品番号:38-18-0449-202
アメリカ空軍のA2タイプミリタリーブルゾンをデザインベースにし、ホースレザーを使用したレザーブルゾンです。
襟の大きさや袖の仕様をカフ仕様に変更しより着やすくなっていますが、裾のリブであったり大きなフラップポケットのクラシックな雰囲気もしっかり残してあるブルゾンです。
ホースレザーというと硬くて重いイメージがあるかもしれませんが、このブルゾンは見た目の重厚さに反して軽さを柔らかさがあるのでより日常で着用しやすいモデルに仕上がっています。
この様なレザーブルゾンはハードに着る事も出来るのですが、自分はハイゲージのタートルネックのニットにグレーのフランネルのパンツを合わせる様な落ち着いた大人の着こなしも良いのではないかと思っています。
色々な着こなしの出来るレザーブルゾンだと思いますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。
それでは『カッコーの巣の上で』お楽しみ下さい。
コヴ