スタッフ「神本 直也」の記事

チェック神本の要チェック PART 54


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。

今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!




BEAMS PLUS オープンカラー ウォッシャブルウール
カラー:グリーン ブルー
サイズ:S M L XL
価格:¥26,400(税込)
商品番号:38-01-0176-139

BEAMS PLUS イージーショーツ
カラー:グリーン ブルー
サイズ:S M L XL
価格:¥20,900(税込)
商品番号:38-25-0150-874

またまたシャツかと思われてしまった方がいらっしゃいましたら申し訳ございません(笑) 


オープンカラー イタリアンカラー オープンカラーと続いてしまいましたが、これまたひと味もふた味も違うデザインや素材で製法でアプローチをかけて行くのがBEAMS PLUSらしさ。


BEAMS PLUS 25SSのテーマ・コンセプトである「軽さ」 夏の期間が長くなった日本の気候にフォーカスした素材使いやウェイト感で長い期間着用できるアイテムが多いです。


その中でも私の目を光らせてくれたのが「ウォッシャブルウール」





今シーズンでは既に同生地の長袖(38-11-1351)やバイヤー柳井が3ピースで着用しているストライプ柄のもの(38-11-1158)が取り扱っております。


夏用のウールといえば思い浮かべるのは「トロピカルウール」。


BEAMS PLUSではEngneered Garmentsミッドフィールドブレザーがトロピカルウールを使用していますよね。


平織りで軽く通気性が良い、冬物のウールとは全く異なる性質を持つウールであり、光に当てるとこの通りにやや透け感があります。光沢感も併せ持ち夏生地らしい雰囲気です。


洗濯表記は手洗い、洗濯後のシワ感や着用を繰り返す事で生まれる肩や肘周りのシワが「こなれ感」を表現してくれるのが特徴であり独特の表情を見せてくれます。


「ウォッシャブルウール」その特徴はシワの入りづらさと洗濯機での洗濯が可能であること、水通しをした後でも生地に歪みや縮みが発生しづらい点が挙げられます。


ウールには大きく分けて2種類存在し「梳毛」と「紡毛」で分けられます。




梳毛は細番手、細い糸を作り出す事が可能で滑らかで光沢感のあるスーツ生地などに使用されています。


今回のウォッシャブルウールも梳毛です。




紡毛とは太番手、太い糸を作り出す事に長けており生地に厚みのあるニットやメルトンのコートなど秋冬ものに使われることが殆ど。


ウール生地が洗濯できない理由は髪の毛に例えるとお分かり頂きやすいかと、水を通してしまうと糸通しが絡まりあってしまい生地に縮みや歪みがあらわれてしまいます。


くせ毛の人がシャンプー後に髪の毛が絡まって短く見えてしまう事がありますよね、梅雨の時期に湿気で毛先が広がってくるくるになってしまうそれと同じ現状が生地にも起こってしまっているのです。


厳密にいえば糸の絡まりをほどけば元に戻る、髪の毛で言うところのトリートメントをする事で縮みを軽減できますが専門的な知識や技術がある方でないと復元することは非常に難しいと思います。


その為、トロピカルウールが洗濯後にシワが入るというわけなのです。


では何故、ウォッシャブルウールはシワが入りづらいのか、その理由は糸に加工を施す事で繊維通しが絡まりづらくなっているのです。


加工には様々な種類が存在し絡まりを引き起こす原因を焼く毛焼き加工というものや糸にコーティング加工をするものなど様々です。


こちらのシャツに使われているウール生地にも原料からウォッシャブル加工をする事と糸の撚りを強くする事で繊維が開きづらくシワになりにくく、縮みや歪みが出づらくなっているのです。


ウォッシャブルウールとトロピカルウールの違い同じ夏生地のウールでありながら特徴の違いをお分かり頂けましたでしょうか。


生地の光沢感や通気性の良さ、透け感・軽さ柔らかさはトロピカルウール同様にウォッシャブルウールもその特徴があります。




加えて、ブロックチェックと言いますかマイクロチェックと言いますかクラシックであり幾何学模様のようにも受け取れる柄使いは、シンプルな装いになってしまいがちなこれからの時期に活躍してくれる事間違いなし。


是非共生地のセットアップで着用して頂きたい1着です。




BEAMS LIFE の日常!!




今回はドレス担当者であり副店長である頼れる仏のスタッフ大山と2ショット。

無類のBEAMS PLUS好きで休日はBEAMS PLUSのアイテムに身を包んでいます、ベイカーパンツを愛着されているイメージがあります(笑)

偶然、過去にBEAMS PLUS テーラーラインで取り扱いのあったジャケットがお揃いでした、着こなし方で見え方を変えてくれる魅力的なジャケットだなと再認識しました。


それでは、また来週


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 53

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。

今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!




BEAMS PLUS イタリアンカラー ガンクラブ メッシュ
カラー:ホワイト ベージュ
サイズ:S M L XL
価格:¥22,000(税込)
商品番号:38-01-0181-139

先週に引き続き半袖シャツのご紹介になってしまうのですが、昨年の夏大活躍してくれた私の相棒シャツイタリアンカラーが今年も登場です。

昨年はエジプシャンリネンを使用した無染色の糸を使用したストライプ柄が落とし込まれていましたが、今年はどこか見覚えのある生地が使用されております。



今シーズンのオープンボタンダウンシャツ(38-11-1162)に使用されていたコットン リネンファブリックと同じ生地が使用されております。

実は私このシャツを購入しており、ガングラブチェックのようなクラシックな柄とオープンボタンダウン型に惹かれまして愛用しているのです。

それがお気に入りの襟型であるイタリアンカラーに落とし込まれている、要チェックする事はマチガイナイ。



イタリアンカラー、オープンカラーとは異なる緩やかな襟の開きが特徴的な襟型になっており、その歴史は1930年代のイタリアでその名がついたとされております。

この特徴的な襟の開き方を私はイチョウの葉と表現させて頂きますが、オープンカラーのシャープで鋭利な・角張った雰囲気とは打って変わって品のあると言いますかセクシーな・色気のあるこの雰囲気が堪りませんよね。

このイチョウ型には多く流通しているシャツとは異なる製法で作られている事から表現できているのです。





通常のシャツは襟と前立てを別々に縫い合わせている・2枚の生地を使用しているのですが、このイタリアンカラーは襟から前立てまで同じ1枚の生地を使用し一緒に縫い合わせているのが特徴のひとつです。

イタリアンカラーの中でもいくつか種類が存在しボタンダウン型のイタリアンカラーやこれよりも高さのあるスタンドカラー型もあるそうです。



昨年のエジプシャンリネン、一昨年のポリエステル混の生地のものと同じ襟型であるのに少し印象が少し違うなと思っておりましたが、その理由は生地の柔らかさによる胸元にかけての襟の立ち方が緩やかに生地の柔らかみで立ちづらくなっている事から控えめな印象に私には写っております。

良い意味での生地の粗野な雰囲気と特徴であるメッシュ使いになっていることで生まれる、柔らかい肌あたりと風通しの良さを実現としたこの生地が襟型とのギャップを生み出しているのであろうと。

コーディネート提案を、



リゾート地・避暑地で着用されていたという背景から、当時は恐らくこういう合わせであっただろうという私の想像コーディネートです。

この襟型に合わせたいのはやはりスラックス、素材はリネンでないと「避暑地」で過ごすには苦労しそうだなと。

リネン素材であっても綺麗面する粗野な雰囲気でない光沢感があるもので、イタリアで生まれたイタリアンカラーなのでアウトプリーツのスラックスをチョイス。

足元は軽快にモヒンダーズを、こんなコーディネートが似合う歳の取り方をしたいなと思います。

BEAMS LIFE の日常!!



今回はフード担当からスタッフ高平と2ショットを、挨拶の際や休憩時間などいつお会いしても元気溌剌自然と笑顔になってしまうそんなスタッフです!!

そしてイベントの告知を!

フードスタッフの佐々木が作る絶品キューバサンド、大変ご好評を頂いており早くも3回目となる今回。

私も休憩中に購入しましたが、、、最高に美味しかったです!!

是非この機会にビームス ライフ 横浜でお待ちしております!!

CUBAN SANDWICH BAR vol.3

5/22(木)-5/23(金)12:00〜

ビームス ライフ 横浜 1F FOOD角打ちスペース

price:¥1,300- +tax

それでは、また来週

チェック神本

チェック神本の要チェック PART 52

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。


ビームス ライフ 横浜のチェック神本です。


今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!




BEAMS PLUS OPEN LINEN
カラー:ホワイト ベージュ サックス
サイズ:S M L XL
価格:¥17,600(税込)
商品番号:38-01-0192-139

暦の上では5月の3週目、半袖シャツはまだ少し早いかと思われるかもしれませんが善は急げという事で(笑)今時期から力を発揮してくれる私おすすめのシャツでございます。

BEAMS PLUSでは毎シーズン数多の半袖シャツのお取り扱いがあり、昨年私はイタリアンカラーシャツにハマり夏のお供として活躍してくれました。

今シーズンはこの子が私の相棒になってくれそうだなと一目惚れ。定番の形であるオープンカラー型でありますがリネン生地に落とし込まれているのはどこか新鮮味を感じます。




それもそのはずただのリネンファブリックではなく、リネンキャンバス地を使用しております。


リネンキャンバス地?私自身あまり聞きなれないワードであり、コットンキャンバスはトートバックやシューズなどでよく使われている・耳にする事が多いですがリネンキャンバス。


キャンバス(帆布)とは14世紀にその名称が生まれたとされており、ギリシャ語でCanvas(麻で作られたもの)からその名がついたとされております。


コットンキャンバスが主流ではなくリネンキャンバスがキャンバス地として多く使われていた主流であったようです。(私は初めて知りました。)


リネン100%で構成されたシャツはBEAMS PLUSで長袖で取り扱いがありますが(38-11-1154)それとは異なるタッチ感と生地の表情が伺えます。




比較写真を撮ってみたのですが写真ですと非常に伝わりづらく申し訳ございません。

あえてどちらもスチームを当てずにシワの入り具合を見やすくしております。


長袖シャツは細かく全体的に入っており畳んでいた事から縦にシワが入っております。

リネンキャンバス地の半袖シャツも同じく畳んでいた事から同様に縦にシワが入っておりますがやや深めに角が立っていると私は感じます。


この生地感の違いは是非手に取って頂きたい、リネン特有のシャリ感、生地のハリ・コシ感を感じていただけると思います。実にリネンファブリックらしさが表現されている生地感となっております。




しっかりとスチームを当てれば粗野な雰囲気から一変し綺麗面を見せてくれます。


生地に厚みがあるからと言って夏にはやや不向きなのでは?と思った方もいらっしゃると思いますがそこはやはりリネン、インナーにグレーのタンクトップを着用しておりますが程よく透け感があり風通しの良さや吸水速乾性は担保されております。




50sのものに多く見られるフタ付きのダブルポケット、トップボタンはフープ状になっており襟の付け根部分にボタンが隠されております。




トップボタンを留めて着用する事は限りなく少ないかと思いますが急な気温の変化や風避けとしてのディテール、実に50sらしさを感じます。

カラーバリエーションは3色展開、ベーシックなホワイト・ベージュに加えてネイビー?グレーとも表現が出来るサックス、独特な雰囲気です。








染め技法にも拘っており、小さな釜で少量づつ揉み込むように染色する特殊染め(オンラインサイトより引用)でムラ感・シワが柄のようにも見える類をみない表情です。


最後に私のスタイリングを、




以前ご紹介させて頂いたカーディガンとコーディネートを組んでみました。


暑さから着用するアイテム数が少なくなってしまいがちなこれからのシーズンは色ものを組み合わせてコーディネートを組んでいきたい。




サラッと一枚着でも充分にカッコいいですがトータルコーディネートで柄がない為ストールで柄を差した点がポイントです。

BEAMS LIFE の日常!!




今回はこれまたBEAMS LIFE YOKOHAMA の強みである、ビームス工房。


お買い上げ頂いたアイテムもしくはBEAMS でご購入頂いたアイテムをその場で修理が承れる心強いサービス。


担当スタッフである新井、ドレススタッフとしての経歴は勿論のこと卓越した技術力と豊富な商品知識からサイズ感の悩みや修理内容の相談など頼り甲斐しかない、いつも安心させてくれるスタッフです。


それでは、また来週


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 51

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。


ビームス ライフ 横浜のチェック神本です。


今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!




BEAMS PLUS 2プリーツ トロピカルウール
カラー:グレー チャコールグレー ネイビー
サイズ:S M L XL
価格:¥14,300(税込)
商品番号:38-25-0015-277

昨今の日本の気候、梅雨が短く6月に入ると本格的な夏が始まり9月初旬までの長い期間蒸し暑い夏が続きますよね。


自身の脚の細さがコンプレックスな点からショーツをあまり履いてこなかった私ですが流石に解禁しないと暑さについていけなくなって来ました。


そこで見つけたのがコチラのショーツ、IVY・Preppy Style が流行した際に着用されていたものよりもシルエットや総丈が異なりモダンナイズされた新鮮な印象を受けます。


ショーツを選ぶ上で気をつけたい点が自身の体型とのバランス。私は脚がかなり細く学生時代はポッキーや小枝(お菓子)などと言われていましたが(笑)、それに対してジャストで細いバランスのものを着用してしまうと脚の細さが強調されトップスとのバランスが非常に取りづらくカッコよくコーディネートを組むのが難しいと私個人的に感じています。


そんな悩みを解消してくれたのがこのショーツなのです。




クラシックなイン2プリーツのディテール、現店舗に異動してBEAMS Fのアイテムを手に取って見る機会が増え以前まであまり意識していなかったプリーツの向き。




私の主観になってしまいますがアメリカの洋服はイギリスの洋服に影響受けており、インプリーツはイギリスものに多く見られるディテール。アウトプリーツはイタリアものに多い印象があります。

優越をつける必要はないですが、どことなくインプリーツの方が柔らかい印象を受けます。

クラシックなデザイン・ディテールと一括りに認識していましたが紐解いて行くと何故インプリーツのディテールが踏襲されているのか興味を唆りますよね。




2023年の春夏シーズンから定番アイテムとなっているこちらのアイテム。

それ以前のシーズンは裾がタタキ仕上げではなくダブルで仕上がっていたと記憶しております。

何気ない差ではありますがこのウール・ポリエステル生地の光沢感と上品なタッチ感に対してダブルで仕上がっていると真面目すぎる見え方になってしまいカジュアルな着こなしが少し難しくなってしまいそうだと感じました。




股上を深く取ることで着用のしやすさとカジュアルさが表現されており、伝統的なトラウザーズのディテールであるコインポケットや両玉縁のバックポケットとの良い意味での異なる雰囲気の両者が合わさっている為、所謂IVY ごなしも良し、現代的なストリートスタイル合わせも良しな万能ショーツである事は間違いないかと。


今回は異なる両者のスタイリングを参考にして頂ければと思います。




まずはBEAMS PLUS 担当の盛島、大学生でありながらファッションの歴史やコレクションを見るのが趣味な洋服好きなスタッフ。

3色展開がある中でネイビーをチョイス、ジャケットの色と合わせてワントーンでモダンな合わせをしつつ、チーフで柄を取り入れつつSummer IVY Style には欠かせないニットポロをインナーに合わせております。




全体的に同じ色味で纏めつつソックスやチーフなどの小物で自分らしさを表現してくれました。




続いてBEAMS Sectionからスタッフ森田、BEAMSのオンラインサイトでモデルに起用されたりファッションセンスと彼自身の世界観を持っているファショニスタだと思っております。




モダンストリートスタイル、彼は全身ワントーンで纏めメガネの使い方やヒールに高さのあるローファーを足元に合わせ、6ボタンのテーラードジャケットでモードな雰囲気を感じさせます。

合わせ方は無限大、貴方だけのStyle を見つけてみて下さい。


BEAMS LIFE の日常!!



今回はドレス部門から接客のスペシャリスト カズさんの愛称でスタッフから信頼と尊敬されているスタッフ田中と2ショット。

どんな繋がりがあるのか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、私のトレーナーをして頂いている言わば教師と生徒?(笑)表現が難しいですが大変お世話になっているスタッフなのです。

ドレスアイテムに関して何かお悩み事があれば是非お任せあれです!!

それでは、また来週

チェック神本

チェック神本の要チェック PART 50

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ横浜のチェック神本です。

今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!




BEAMS PLUS Cardigan Boucle
カラー:ベージュ オレンジ オリーブ サックス
サイズ:S M L XL
価格:¥17,600(税込)
商品番号:38-15-0223-156

春先から夏本番にかけて活躍するカーディガン、私自身もBEAMS PLUSから古着のラコステまで幅広くon off着用する事の多いアイテムのひとつ。

BEAMS PLUSでもラインが入ったデザインや毎シーズン定番のリネンカーディガンやスウェットカーディガンなど様々な種類でお取り扱いがあります。

昨年ラインカーディガンを使用した私ですが、今シーズンびびっと来たのがこちらのカーディガン。

多彩なカラーバリエーションが目を惹いた点もひとつですが、珍しい編み地・糸の縫われ方に目を奪われました。



こちらのタグ、過去に取り扱いのあるいくつかのニットアイテムで目にした事がある方もいらっしゃるかと思いますがSPS(Spin Planning Service) BEAMS PLUSオリジナルの糸(Yarn)を作って頂き使用しております。

私の記憶が正しければリネンカーディガンの糸も同じブランド様で作って頂いていたと思います。



生地表面に注目して頂きたいのですが、ベースの白糸が螺旋状の形状をしておりその糸に対して糸が巻き付いていたり浮いていたり不規則に織り込まれている事が見て伺えます。

写真では少し伝わりづらいですが浮いている糸がループ状になっており例えるとスウェットの裏地のようになっております。



この独特な編み方を浮き織り・浮糸と呼びます。

経糸と緯糸が部分的に組織しないで浮いた状態の事を意味します。

商品名に記載がある「boucle」 ブークレと読み、フランス語で「輪」という意味だそう。

表面に糸の輪っかが出るように加工された生地の1種でタオル地(パイル地)のような肌触りと柔らかい印象を与え女性の衣類に使われる事が多い印象を持ちます。

インナーに半袖のカットソーなどを合わせる事が多くなるこれからの時期に肌触りの良さと吸水・速乾性に優れた生地感はすごくありがたい。

加えて繊維長が30mmあるコットン、所謂、長繊維綿を使用している事もあいまりしなやかで滑らかな肌触りが確保されております。

続いて螺旋状になっている白糸、それは機能的なポリエステル素材を使用しており糸の中心が空洞になっており軽さを実現している中空糸、糸の断面がタコ足のように8本の突起がある私自身も初めてみる糸です。

イメージは下記の私のスケッチを参考にして頂ければ、



私がイメージするのはシアサッカーの生地、凹凸があり通気性が良く肌に触れる面積が少なく夏にはもってこいの生地ですがそれに近い寧ろ機能的な糸であると思います。

最後にサイズ感とスタイリングを、、



(Mサイズ)



(Lサイズ)

私は身長177cm 痩せ型、MサイズとLサイズを着用してみました。

体型からするとLサイズが妥当かと思いますが、ニット系のアイテムを着用する際の拘りがありまして、ウエスト部分のブラウジングを出して着用したくなく袖の長さもジャスト目が好みでしてMサイズを選びました。

1枚着をメインで考えると少し着丈が物足りないかと思いますが、私自身のトレンドでパンツを訂正サイズではなく太く履く事にハマっておりましてトップスはジャスト目でパンツでボリュームを出すこれがMy Styleです。(笑)



中性的な色であるサックスブルーや空色と表現できるこちら色、同系色であるインディゴ色とのコントラストをつけた点がポイントです。

軽い羽織りものをお探しの方、是非おすすめの1着でございます。

BEAMS LIFE の日常!!



今回は、1階 BEAMS セクションスタッフ合田ちゃんとの2ショット。

自身のInstagramアカウントはファロワー脅威の1万人越えのお洒落インスタグラマーさんです。

衣類はメンズセクションしか取り扱いがないBEAMS LIFEですが数少ない女性スタッフで親しみやすいノリが良いスタッフです!!

それでは、また来週

チェック神本

チェック神本の要チェック PART 49

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。


ビームス ライフ横浜のチェック神本です。

今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!




BEAMS PLUS Engineer Jacket
カラー:インディゴ
サイズ:S M L XL
価格:¥33,000(税込)
商品番号:38-18-0160-791

過去にキャンパス地やデニム生地でも展開していたエンジニアジャケット。


その背景を辿ると作業着として着用されており、丈夫な生地であるキャンパスやデニム生地で生産されていたと考えるのは至極当然であります。


春夏シーズンでは2022年から定番のアイテムとして登場し素材は麻100%、作業着という背景から見ると類をみないアプローチであると私は感じますが、現代にファッションに落とし込む事を考えたBEAMS PLUSが提案するアップデートが表現されていると惚れ惚れします。


Engineer (技師・技術者・機関士)などと言った意味があり、ある程度の知識や技術、現代に置き換えると資格が必要であると考えられ、誰でもできる仕事でなく労働者の中でもエリートな人々が就いていた職であると私は思います。


商品名にもある通りにエンジニアの為に作られたエンジニアジャケット、わざわざ新しく洋服を作る手間と時間がかかっている為、作業着として分類されるジャケットではありますが一角上の雰囲気を感じます。


エンジニアジャケットは1920年代に生まれたとされカバーオールと同じ分類として区分されます。


BEAMS LIFE YOKOHAMAの強みである、古着部門から50s Leeのヴィンテージカバーオールと比較してみます。



(ヴィンテージ)



(BEAMS PLUS)


ディテールに着目してみると似ている点と異なる点がいくつかあります。

似ている点として、カバーオール・ワークウェアではお馴染みのディテールワークであるトリプルステッチ、より耐久性や補強度を高める為のステッチワーク。



(ヴィンテージ)



(BEAMS PLUS)


3つのパッチポケットの四隅には斜めにステッチが入っております。

これはヴィンテージを見て頂くと分かりやすく、ポケットを付ける際に1枚の生地で取り付ける為生地が重なり厚みが増す事から糸がほつれづらくする為と補強の意味合いがあるのではと考えられます。



(ヴィンテージ)



(BEAMS PLUS)


袖口の扇状にステッチが入っているディテール、袖を捲ってみると生地にもよりけりな部分もあると思いますが、直線的にステッチが入っているものよりも捲りやすく袖口が返りずらいと感じました。

異なる点として襟の有無と着丈の長さ、パッチポケットの位置の高さ。




着用されていた背景につながる部分であり、前述させて頂いた通りにエンジニアジャケットは、当時機関士や工場で働く労働者の為に作られ着用されていました。

室内で着用される事が想定され雨風を凌ぐ為のディテールである襟が取り除かれています。 


加えて着丈の長さも短めで座っての作業が多くカバーオールほどの着丈は必要がないと判断されたのでしょう。


パッチポケットの高さですがエンジニアジャケットの方がや低く付けれており私が思うに、工場勤務であれば恐らく何か物や部品を作る為ポケット位置を高く取り付けてしまうと物や道具・部品などをポケットに入れた際に取り出しづらく作業効率が悪くなってしまいそうだなと。


技師・機関士にも同様の事が当てはまり細かい道具を使うイメージがあるのでポケット位置を低くして取り出しやすさを確保したのではないかと思います。




ヴィンテージの物によく使われている通称ドーナツボタン、刻印がなく中央にくぼみがある大量生産と貴重であった金属の使用を最小限にした合理的なボタンも踏襲しております。




動きやすさを踏まえたラグランスリーブと広めに取られた身幅、深めのVネック、カーディガンのように軽めな羽織りもの感覚で着用すると現代の私たちのファッションスタイルに取り入れやすいのではないかと思います。


最後にスタッフスタイリングを、、、




BEAMS PLUSのアイテムに限らず、様々なジャンルのアイテムを着こなすスタッフ窪。

サイズ感やアイテムの組み合わせセンスが高くお洒落という言葉が似合うThe 洋服屋さんだと思っております。




3年前に購入し洗濯と着用を繰り返す事で生まれている変進開花の様子が肩周りや肘部分の皺の入り方から伺えます。

加えてリネン素材特有の柔らかさと着込み事で生まれる生地のクタッとした表情が堪りません。


ネイビーとブラックの暗めなカラーリングでありながらヴィンテージのデニム素材のエプロンで雰囲気を合わせつつ、ポロエステル素材のパンツやソックスがアクセントとなりワークウェアらしさが良い意味で薄れています。

これからの時期に活躍してくれる羽織りもの如何でしょうか。


BEAMS LIFE の日常!!

今回は、BEAMS LIFE YOKOHAMAの要チェックスペースである飲食コーナーをご紹介。




洋服屋でお酒が飲めるという前代未聞でお洋服好きには洋服を見ながら飲むお酒は至高以外の何物でもないかと、フード部門担当の上田さん!


お酒が大好きで行きつけの酒屋さんがあるほどに、お酒に関する知識も豊富で私も退勤後の一杯を選ぶ時に相談に乗って頂いてます(笑)


美人さんと美味しいお酒で疲れが吹き飛びます!


それでは、また来週


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 48

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。


ビームス ライフ 横浜のチェック神本です。


今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!




BEAMS PLUS クラシックフィット マドラス
カラー:ホワイト ピンク ブルー
サイズ:S M L XL
価格:¥15,400(税込)
商品番号:38-11-1156-139

BEAMS PLUS 夏の風物詩マドラスチェックシャツ、毎年このアイテムが入荷して来ると春夏シーズンが本格的に立ち上がったなと思わせてくれる、春を感じさせる鶯の鳴き声のような存在です。

これはスタッフあるあるだと信じたいのですが、昨年まで店舗に在庫が送られてくるのが少し早いなあと思っていました(笑)、昨今の日本の気候を考えると5月下旬から半袖を着用し始めていて、薄手の長袖シャツの実需はもう始まっているなと冷静に思った私。




まずは生地から、毎シーズンお馴染みのインド南東部チェンナイ地方の伝統的に作られているマドラスチェックを使用しております。

恐らくマドラスチェックの説明や生地の特徴は多くのスタッフが説明してくれている為、私はチェンナイ地方に焦点を当てて何故マドラスチェックが生まれたのか・この生地感になったのかを考察したいと思います。


チェンナイ地方の1年を通しての平均気温は25°程度、最高気温は5月・6月が最も高く36°〜40°の間、熱赤道上に位置している為平均気温が高く1年中夏のような気温です。

加えて日本で言う梅雨の時期が長く4月〜11月頃まで曇天が続き、特に7月〜12月の間は1ヶ月の半分が雨が降るそうです。

所謂高温多湿なチェンナイ地方、一般的な生地では太刀打ちできない事は明白です。降水率が高い月は部屋干しや浴室乾燥を使用して洗濯する事が考えられてるので、乾きやすいサラッとした生地感のものが適していると考察出来ます。


そういった点から、吸水 速乾性に優れており肌離れが良くサラッとした軽い素材感のインドマドラスが生まれチェンナイ地方で着用される事になったのではないでしょうか。



マドラスチェックの醍醐味である色彩豊かなカラーリング、これはチェンナイ地方の観光名所である「カパレーシュワラ寺院」や街並みの写真を検索してみるとカラフルな外壁の建造物が多く、その地域性が生地にマドラスチェックに表現されていると感じました。


という所で、チェンナイ地方とマドラスチェックの関係性を私なりに考察してみました。


アイテムの説明に入ります!




BEAMS PLUSで通常展開されているボタンダウンシャツとは異なるフィッティングのクラシックフィット(CF)。


昨シーズンからマドラスチェックシリーズにも落とし込まれており、私は同フィティングのアメリカンオックスフォード生地のシャツとPALACE 別注のキャンディストライプ柄のシャツの2着を愛用しております。


特徴はボタンが6つである事、世に多くあるシャツのボタンの数は7つが基本ですが、こちらは6つ。

アメリカ物好き・古着好きの方には堪らないディテールであり、70〜80年代のブルックスブラザーズに見られたディテール。






ボタンの数を少なるする事でボタン感覚が広まり、通常のボタンダウンは7.5cmに対してクラシックフィットは10.5cm、3cmの差があります。




第1ボタンを開けて着用した際に胸元にかけて深くなっている事と、生地の立ち上がり方・ロール感がセクシーでありそこが最大の魅力であり男らしさを感じます。






第2ボタン以降のボタンスタンスは9cmと9.5cmで大きな差はなく第1ボタンを外して着用する事を想定したディテールであると考えられます。




同じマドラス生地を使用している、通常のボタンダウンシャツとクラシックフィットの同サイズ(Mサイズ)の比較です。

身幅と着丈に大きな差があり1〜2サイズグレードの差があります。

元よりカジュアルシャツとしての雰囲気を持っておりますが、一層その雰囲気を感じさせてくれます。

生地の特徴と合いまり、夏本番でも涼しく快適に過ごせるシャツである。




タックアウトしての着用は勿論、タックインをしてブラウジングさせても良しな機能的なフィッティングになっております。

最後に同じ店舗に所属しているスタッフ吉澤のスタイリングを、、、




彼自身昨年も購入しており色違いでリピート買いをしたとの事、日々のスタイリングにテーマやストーリー性を持たせるのが得意なスタッフです。


彼のコメントになります。

「ジーンズ、ウエストバッグ、昨年リリースのプロポーズサックコートをカバーオール解釈で羽織りクラシックなアウトドアらしいムードなコーディネーションを意識しました。今回は家族で国立公園に訪れた男をイメージ。広大な大自然を目の前にはしゃぐ子供たちを見ながら湖畔で釣りを楽しむ男をイメージしました。」




BEAMS LIFE YOKOHAMA 独自のコンテンツである古着コーナー!!

定期的に古着屋とのPOP UP を開催していたりスタッフが買い付けた古着を常設しております。

加えて、STAFF PICKSと題してスタッフ古着を販売しており年代物のレアなアイテムが、、、!



古着担当のスタッフ石立! 

2階BEAMS PLUSフロアの横にある為、自然と仲が良く神本と気軽に話しかけてくれる後輩スタッフです。

マネキンの着せ付けが上手なスタッフなのでいらした際には是非コーディネート相談をしてみて下さい!!

それでは、また来週


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 47


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

先週、TAKAHIROことビームス プラス 丸の内 石川からご紹介があったようにこれから月曜日を担当させて頂くチェック神本ことビームス ライフ 横浜 神本 直也と申します。

BEAMS PLUSを代表とする先輩スタッフが執筆してるこのブログに携わらせて頂き、大変恐縮ですが私なりの視点からご紹介させて頂ければと思います。


今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!




BEAMS PLUS ミリタリー オープンカラー タッターソール
カラー:イエロー ネイビー
サイズ:S M L XL
価格:¥22000(税込)
商品番号:38-11-1355-139

BEAMS PLUS ではお馴染みとなっているミリタリーオープンカラーシャツ型、定番のシャンブレー・今シーズンではレーヨン素材の物やトロピカル柄の物だったりとバラエティに富んだラインナップです。

BEAMS PLUS 25 Spring & Summer のルックブックで初めて見た時はびびっと来まして、必ず購入しようと入荷するのを心待ちにしていたアイテムなのです。




チェック神本とその名の通りに無類のチェック好きの私、乗馬モチーフのプリントに目を惹かれがちですが、よく生地を見てみるとタッターソールチェックの中にダービー(競馬)に出場しているであろう馬の姿が。




これほど大判のタッターソールチェック柄こそ新鮮ですが、この組み合わせに溝端ディレクターの「妙」を存分に感じさせるのです。

タッターソールチェックにどのようなイメージをお持ちでしょうか、IVY STYLE には欠かせないマストアイテムのひとつであると私は思っており、ブラックウォッチやギンガムチェック、キャンディストライプなどなどBEAMS PLUSが提案する世界観を体現するチェック柄のひとつであると思います。


その出自は古く19世紀後半、イギリスはロンドンで生まれたとされています。

馬の世話を仕事とする職業を馬丁頭と呼び、当時公爵に仕えていたリチャード・タッターソールという人物が馬市場を開設し、そこで馬に乗る際にかける毛布や馬の鞍代わりに使用していた織物の柄がこの柄であった。

そこから彼の名前を取りタッターソールと言う名前になったそうな。

タッターソールが別名馬格子柄と呼ばれる理由がここにありました。理にかなった柄の組み合わせである事は間違い。




加えてチェックして頂きたいのがポケットの縫い付け部分の縦線・横線のズレの無い繋がり方、写真ですと少し分かりにくいですがポケット内側とポケットと重なっている部分のズレのない横線。




少し細かい部分でありますが格子柄のアイテムでたまに目にするポケット部分で縦のラインがずれてしまっているもの、神経質な私だとかなり気になってしまいます。

made in Japanの技術力の高さを感じさせてくれるワンポイントです。


最後に肌あたりの良さ、ブログ内でこの肌触りの良さを表現するのが難しいですが、素材表記はポリエステル100%。

私個人的にですが、ポリエステル100%と聞くとシャリ感というかざらつき感と言いますか肌触りがいいイメージは持っておりませんでした。

そのイメージを払拭させてくれたのがこちらの生地、滑らかで柔らかいブロード生地を使用している事と光沢感を抑えソフトな加工を施した糸を使用する事で、レーヨンのようなシルクのような肌触りが実現しているのです。




タックインして着用した際のブラウジングを見て頂ければ少しは伝わりますでしょうか、、

是非1度お近くの取り扱い店舗にて試着して頂きたい逸品です。

最後に私のスタイリングを、、



肌触りの良さを体感するために素肌にさらっと羽織りたいところですが、冬に逆戻りしたかのような気温の変化なのでヘンリーネックのカットソーの上から着用。




馬に纏わる柄の組み合わせという事で、馬に乗る時はデニムを着用するイメージが自身の中であるのでデニムジャケットをチョイス、濃いインディゴでなく色落ちした薄い色味で軽快さを表現。

デニムonデニムにしてしまうとシャツの柔らかい生地感と相反してしまうのでデニムジャケットと相性のいいチノトラウザーズで手堅く合わせてみました。

是非チェックしてみてください!!!


本ブログではお馴染みの雑談?趣味??のコーナー!




今回は、BEAMS LIFE YOKOHAMAの最大の強みである多岐にわたるレーベルの数々、TOKYO CULTUART by BEAMS 担当スタッフである吉田。

BEAMS 歴は私よりも長く先輩スタッフですが同い年という事で親しくしてくれる頼れる姉さんです。

自身でアート作品を描いたりアクセサリーを作ったり、アイデアスケッチをしたりと好きを突き詰めるまさにBEAMS人である。


BEAMS LIFE の日常と題して様々な角度から発信していきますのでお楽しみ頂ければ幸いです!


それでは、また来週


チェック神本