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【新入荷!】原田和明 「話せば長くなる」

こんにちは。

もうすぐ2月はバレンタイン!

毎年バレンタインは1人でも皆でも楽しめるイベントなのでワクワクしています。

美味しいチョコレートと巡り会えますように!


さてさて。今回も嬉しいお知らせ!


20206月に展示を行い、皆大好き大人気のオートマタ作家原田和明さんが第二弾の書籍を発行されました!

パチパチパチパチ!



展覧会の時に販売していた「話せば短くなる」は、原田さんのオートマタ作品の紹介の書籍となっております。

言葉と写真からでも伝わる作品の愛おしさとユニークさ。

この本を読めば、< オートマタ >と< 原田和明 >と< 作品 >に対する興味が爆発することは間違いないです!




今回ご紹介するこちらの書籍は、サラリーマンからオートマタ作家になるまでの回想録が綴られています。

私からすると愛と勇気の一冊。


妻であり、オートマタに色を塗るという仕事のパートナーでもである”おめぐさん”と支え合う姿や、懐深過ぎる愛と信頼関係。

おめぐさんの肝の据わりっぷりには、感動してしまいました。


また、やりたいことと仕事で悩むことは誰しもが通る道だと思うのですが、どの世代でも「始める」勇気をもらえる一冊だと思います。

背中を押されたのは私だけではないはず。

やりたいことをやっている人生を歩んでいる人の言葉には惹かれてしまうのではないでしょうか。





私が展覧会で購入したオートマタが先日届き、みんなにお披露目したいこの可愛さ。


「Power Of Love」

ね、愛おしいですよね。





原田さんの作品にはたっぷりのユーモアと愛、少々の毒が吹き込まれています。

気になる方は作品も、書籍も是非ご覧ください!


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原田和明 Kazuaki Harada

HP : https://nizo.jp

Instagram:@kazu_automata

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【書籍の紹介】話せば短くなる / カラクリ作家・原田和明


こんにちは!

みなさま元気にお過ごしですか?

最近のハッピーな出来事は神保町の本屋さんで欲しかった本を手に入れれたことです。



  

さて!今回は原田和明さんの作品集!

「話せば短くなる」について、じっくり本の魅力をたっぷりご紹介いたします!

 



その前に、急遽先週在廊が決まり、改めて感じた原田和明さんの魅力について先にお話しさせてください。

私にとっては原田さんを端的に説明するなら2つ!


1、ユーモアに溢れている

原田さんがいるとその場が一気に明るく、また原田さんの周りにはいつも笑い声があります。

とにもかくにもユーモアに溢れている。

そして作品も子供も大人も楽しめて笑ってしまう、それは世界基準の“ユーモア“を知っているからだと思いました。

オートマタを学びにイギリスに留学された際に、色んな方と出会い、グローバルな視点を持つということ。

それが誰も傷つけず、幸せに、またふふっと笑ってしまう作品を作れる一つの理由かと思います。

またお話しの引き出しの深さも多さも幅広く、子供と同じ目線で遊んだり、またどんなかたにも気持ちよくお話しされる原田さんの話術には聞いている私まで引寄せられ、耳を傾けてしまいます。

 

2、センスの塊

作品も、言葉も、目の付け所が絶妙。“センスの塊の人“だと私は思っています。

お会いする度に着用されているシャツからもそのセンスがきらりと光っています。



ただ原田さんの聞く音楽は落ち着いた、静かな、暗い音楽が好きというギャップも。


(在廊時にウクレレを持ってきてくださり、不意に奏でる音楽はとても静かな曲でした

 

では、原田さんの魅力を知っていただいた上で作品集の魅力を是非知ってください!

 
 

「話せば短くなる」 原田和明

 


 

この本には原田和明さんのオートマタ人生を、17年間集めた作品集は美しい装丁でセンスとユーモアがどのページもピリっと効いています。

 

ではページをめくると。

 


 

この作品は会場で映像で流しているのですが、何度見ても衝撃と感動が。

匙を投げるの語源として、《薬を調合するさじを投げ出す意から》医者が、これ以上治療法がないとして病人を見放す。また、救済や解決の見込みがないとして、手を引く。という意味。

 

ピューンと飛んでいく勢いの匙には何度見ても笑ってしまいます。


タイトルの下にあるアイコンは、作品に使われている機械要素です。仕組みの成り立ちを考えながら読むことができます。  

こちらの作品だと、<バネ・ラチェット・リンク・平歯車>





<へそで茶を沸かす>

展覧会場にも展示しているこちらの作品。

回すと絶対に笑ってしまうこの作品。

面白いので、そればかりに気がいっていましたが、写真で見ると人形の木彫りの美しさと靴下を履いているシュールさに目がいってしまいます。

またオートマタを“置物”と見た上での作品の美しさ。改めて原田さんの作品との丁寧な向き合い方を感じさせられました。

   


最後のページにはアイディアスケッチが。

原田さんの頭の中を少し覗いた気持ちになります。

常に頭の中はワクワクとしていて、制作のことを考えているのだろうと。

 

日々の忙しい生活の中で、忘れていた童心。

回すと動く、様々なカラクリは笑いだけでなく、どういう仕組みなのか。という探究心や好奇心を刺激してくれます。

そして作品のユーモアとサプライズある作品たちは、子供の頃の頭の中にあった想像力を思い出させてくれます。

 

最後に、私が感じたこの作品集について。

原田さんは一冊の本からオートマタの人生が始まりました。

本と出会い、人生が変わる経験をされている原田さんが作った作品集には、同じような出会いをされることを願って作られているのではないかと感じました。

 

装丁も美しく細部まで楽しめるこちらの作品集。

是非手にとって頂きたい一冊です。

 

原田和明 展覧会 「話せば短くなる」は今週末までの会期となります。

どうぞお見逃しのないように。

お待ちしております。


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原田和明 Kazuaki Harada


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ユニーク カラクリ作家・原田和明

こんにちは!

最近あったハッピーなことは祐天寺の加工肉屋さんのソーセージが美味しすぎることです。


さてさて

また新しい展覧会が始まりました!

展覧会場も今まで見たことのないB GALLERYでとてもワクワクしています。

壁一面にはオートマタたちがずらり。




ど真ん中の会場には遊べるオートマタの人形が!



シュールで愛おしいオートマタたちは実際に触って、回して体験できます。


一人でご来店いただいても、きっとにやにやしちゃう。(マスクしていても分かります)

でも大丈夫です、私もひとりで回して毎日にやにやしています。


こんな誰もが笑ってしまい、子供も大人もワクワクしてしまう作品を作っているのはオートマタ作家の原田和明さん。

私はきっと原田さんが一番楽しみながら作品を作っているからだと制作の姿を想像しています。


作品は言葉や音楽から思いつくことが多いそう。



<作品名:ソーシャルディスタンス>


言葉は単語や駄洒落から。

音楽は楽曲のタイトルや音楽家を題材にしたものを展覧会で見ることができます。



もともと原田さんはオートマタと出会う前は印刷会社で働いていたそうです。

27歳の時に、友人からもらった本にオートマタの作り方がかいてある書籍(「動くおもちゃ」(西田明夫/発行:婦人生活社))を読み、

独学で制作を始め、そこからどっぷりオートマタにのめり込んで行きました。

寝る間も惜しんで作っていたので、奥様から心配されるほど!

そして人形作家の道に進むことを心に決め、そこからイギリスへ留学へ。


”笑いの壺”は日本の中でも違うと言いますが(関西と関東のお笑い芸人も違うといいますよね)、日本以外の国を経験されている原田さんだからこそ作れる、世界中の”笑いの壺”を押さえた作品たち。


今、実は足りてなかったことって”笑い”ではなかったりしませんか?

是非、”笑い”にお越しください。





<作品名:エクササイズ>



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木虎春香



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BEAMS AT HOME VIDEO「Meaningless Things Vol.04 / 石・MARKROCKS」


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【次回展覧会のお知らせ】原田和明 展覧会 『話せば短くなる』

原田和明 展覧会 『話せば短くなる』



Bギャラリーでは初となる、原田和明の展覧会を開催します。『話せば短くなる』と題した本展では、昨年刊行された同タイトルの著書のなかで発表している過去のオートマタ作品に加え、本展初公開となる新作を併せて展示、販売します。

12世紀頃からヨーロッパで作られてきたとされるオートマタの制作を、原田は2002年より開始しました。2006年に渡英して大学院に通う傍ら、オートマタの第一人者であるマット・スミスの元で経験を積み、独自の世界観を築き上げてきました。原田が制作するオートマタの魅力は、一切手を抜かないこだわりのある作りはもちろんのこと、社会的側面から生まれてくる自由な発想とユーモアに満ち溢れており、ほかに追従を許さない唯一の表現となっています。

現在、国内外で人気の高いオートマタ作家の一人として活躍する原田和明の最新展に、どうぞご期待ください。

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開催期間:613日(土) 75日(日)

原田和明在廊日:613日(土)・ 14日(日)

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原田和明(はらだ・かずあき) / 二象舎

1974年山口県生まれ。2002年よりオートマタ制作を始める。2006年よりファルマス大学大学院で現代工芸コースを専攻すると同時に、オートマタ制作の第一人者マット・スミス氏の工房でも研鑽を積む。2008年に山口県山口市に工房「二象舎」を設立。オートマタ制作やオートマタコレクション展の企画、ワークショップなどを行っている。

https://nizo.jp

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オートマタとはハンドルをくるくる回し、動かして楽しむ、西洋のカラクリ人形のこと。

原田和明さんが作るオートマタは愛らしく、コミカルで、思わず笑っちゃうような楽しい変化を生み出します。大人も、こどもも、みんな楽しめる展示を是非お楽しみください。

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Youtube でキュレーターの藤木が紹介したこちらの動画も是非ご覧ください。

「Meaningless things Vol.01 / オートマタ・原田和明」




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