どーも、こんばんは。
藤尾です。
先日、どこかの街でアライグマが脱走したという事件をニュースで見かけた。
ふと、昔の記憶が蘇る。
私が小学校低学年の頃、動物好きな父親がどこかからアライグマを貰い受けて来た。赤ん坊の。
そして父親は『ラスカル』と名付けた。
今思えば、完全にパクってる。
当時は「おとんが、めちゃくちゃハイカラな名前つけよった。」とか思っていたけど、
完全にパクってる。
動物なら何でも好きな父親は、相当大事にラスカルを育てた。
ラスカルとの思い出は、幼い頃の記憶なんだけど、すごくはっきりと覚えている。
哺乳瓶でミルクをあげたり、竹藪の中を散歩させたり、家で一緒に寝たりした。
名前を呼ぶと、短な4本脚を懸命にバタつかせ走り寄ってくる。
そして何より、名前に恥じない程の見事な「手洗い」をしていた。
食べ物と、水の入った洗面器を渡すと、その食べ物を水に浸け、洗うのである。
大人になってから知ったのだが、あれは洗っているわけではなく、アライグマは目が悪く、一連の行動で食べ物かどうかを判断しているらしい。
どちらにせよ、その動作は愛らしくて仕方なかった。
とても人懐こく、甘えん坊なラスカルだったが、とある日にこんなことが起こった。
学校から帰宅すると、自宅で一人(正確には一匹)でお留守番していたラスカルが、母親が買っておいていたスイカ一玉を食い散らかしていた。
家中が、甘い香りで充満し、辺りはビショビショ。
今晩の食後に食す予定であったスイカを犠牲にされ、怒り狂った私はラスカルからスイカを救おうと飛びかかった。
すると、ラスカルは私に牙を剥いた。比喩的な表現でも何でもなく、文字通り私に襲いかかった。
「やばい、こいつ、本物のクマやないか。やられる。」と、察し直ぐに別部屋に逃げ込む。
しばらくすると母親が帰宅して来た。
母親に「ラスカルが、凶暴化した。」と伝える。
すると母親が「あの子は、家族の中に順番をつける。自分を一番下から二番目に位置付けるの。だからあんたのことは、舐めてるのよ。私に任せなさい。」と。
獰猛なクマの一種が、そんな犬科の動物と同じ感覚を持っているのかは定かではないが、その時の母親はとにかく頼りになった。
そして、別部屋にラスカルがいることを伝え、母親が扉を開け、入って行った。
数分後に戻って来た、母親は受話器を取り、父親に電話をする。
「あれ、もう本物のクマやで。」
それから程なくして、父親が帰って来た。
何やら色々電話をしたりして、結局、ペットショップを介して、動物園に引き取ってもらうことになった。
数ヶ月後、ラスカルの引取先だという動物園に家族で出かけた。
そして、大量のアライグマの群れを各々指差して、
「あれがラスカルやな。」
「いやいや、あっちの奥の子がラスカルやん。」
「こっち向いてるのがラスカルじゃない?」
本当にあの動物園にいたかどうかは、今となっては定かではない。
短い間だったけど、ラスカルと過ごした日々は、私の中で深く記憶に残っている。
珍しい動物を飼えたからなのか、牙を剥かれたからなのか。
否、本当に可愛かったからだと思う。
まあそんなこんなで、そろそろ息子のアウターを探さなきゃと思っていたら、早速良いものを見付けた。
しかもビーミング by ビームスで。
灯台下暗しだったなー。


THE NORTH FACE ドットショット ジャケット
カラー:ブラック、ピンク
サイズ:100,110,120,130cm
価格:¥13,000+税
商品番号:94-18-0077-594
防風性と防水性に富んでいて、軽量。
重たいアウターを着用したがらない息子にとっては、最適である。
というか、軽いというのは親の目線としても良い。
子供というのははしゃいで身体が熱くなって、直ぐにアウターを脱ぎたがる。
そんな時に、軽量だとやはり助かる。
何よりも、ルックスがかっこいい。
勿論、ユニセックス。
うちの息子はまだ90cmくらいだけど、もう110cmくらいを買っておいてあげようかな。
THE NORTH FACEのアウターはとても長持ちするし、それくらい大きめでも全く問題がない。
とてもお勧めです。
あっ、調べてみたんやけど、アライグマは平成16年6月に「特定外来生物」というものに認定され、一般家庭では飼育出来なくなったそうです。
今となっては、もうラスカル飼えないのかー。
では、おやすみなさい。