こんにちは。イセキです。
早速ですが、今日は皆さん大好きなRaf Simons、そしてラフが度々デザインに引用する音楽について書いていこうと思います。

RAF SIMONS / バックプリント ショートスリーブシャツ
商品番号:23-01-0534-414
"Raf Simonsといえば"という問いに対して、思い浮かべるコレクションは何でしょう。
ファーストコレクション、closer期、宗教期……
名コレクションが多過ぎて選びきれません。
しかし、どのシーズンでも一貫してあるもの、それが音楽というカルチャーとの強い結びつきです。
ショーを形作るもの、それはメインに服、次にランウェイ(舞台)、そして音楽であったりと、ファッションというアートカルチャーが形成される上で音楽が付随してくることは最早自然です。
民族衣装、政治、そういった歴史的なものから来るインスピレーションの中に、音楽もまた当然存在しています。
これまで、色々なブランドが音楽を取り巻くカルチャーに影響を受けたコレクションを発表してきました。
しかし、ことRaf Simonsに関してはそれが顕著だったと言えます。
closer期のアイコニックなアイテムである、New Order"権力の美学(Power Corruption and Lies)"のジャケットを大きくフロントにあしらったフーディや、我々の記憶に新しい18ssの左腹部にJoy Division"Unknown Pleasures"のジャケを配したオーバーサイズドデニムジャケットなど、ラフシモンズはあまりにもダイレクトにインスピレーションをアウトプットしてデザインをしています。


ラフシモンズは、あるインタビューでデヴィッドボウイからの影響が色濃いと明らかにしています。その他にも、ソニックユース"Teenage Riot"を自分の十代を定義する曲に挙げています。
ここまで列挙したアーティスト群を見るに、まさしく彼は「ポストパンク・ニューウェイヴ」の時代からの影響を強く受けていると分かります。
イングランドの気候のように仄暗い雰囲気と、芸術作品とも言える実験性と美しさを孕んだデザインも「ポストパンク・ニューウェイヴ」の時代と一致します。ラフシモンズは、音楽に衝撃を服という媒体で表現しようとしたのかもしれません。
なにより、Raf Simonsの服を、ランウェイを真に理解するのに、音楽は必ずハズせないものであるというわけです。
結びに、オススメのポストパンク・ニューウェイヴバンドとアルバムを三つずつ紹介して今回のブログは終わりにしようかと思います。
1.Talking Heads"Remain in Light"

アメリカを代表するポストパンクバンド、Talking Headsより、ブライアンイーノがプロデューサーを務めた一作。アフリカンミュージックやファンクなど、ロックからかけ離れたジャンルの要素を取り入れ、アフロリズムを突き詰めたサウンドは、後にハウスシーンにまで影響を与えました。
オススメトラック"The Great Curve""Once ln a Lifetime""Houses In Motion"
2.In Camera"13(Lucky For Some)"

バウハウス、デッド・カン・ダンス、コクトーツインズなども在籍した名門レーベル4ADより、わずか4年で解散してしまった伝説的バンドIn Camera。このアルバムは解散後に発表された音源集で、バンドは活動中2枚のEPを残したのみでフルアルバムを発表することはありませんでした。
ゴシックな暗さを感じさせる全体的な雰囲気と、ファンクでタイトなグルーヴについ唸ってしまう、そんな一作です。
オススメトラック"Die Laughing""Apocalypse""Fatal Day"
3.Viet Cong"Viet Cong(self title)"

最後はカナダより、2012年に結成されたポストパンクバンド、Preoccupations(旧称Viet Cong)です。
民族音楽からの影響を伺える甲高いギターサウンド、聴き手の耳から腹まで響くような力強いドラミング、まるでお経のように低い音域で繰り広げられるボーカル、全てがマッチする瞬間が不気味なようで最高な一枚です。
オススメトラック"Newspaper Spoons""March of Progress""Death"
ぜひみなさん、ラフシモンズの音楽と青春を追体験してみてはいかがでしょうか。イセキでした。