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トップに叫ぶ〜長いブログの方〜

ご機嫌いかがでしょうか、立川店の新井です



たまには気合いを少しだけ入れてタイドアップブレザースタイル頑張ってみました。

我が青春の90年代デルカジスタイル。って言っても分かるのはオジサンだけでしょうね。


ドットネクタイを締めてホワイトジーンズでウェスタンブーツ履いてのモノトーンスタイリング。中学生の頃にホットドッグプレスの渋カジ特集を必死に読み込んで頑張ってました。北関東の地方都市でグループでお洒落して集まる社交場なんて無かったので1人オリオン通りをチャリで乗り回す位でしたが。

趣向が30年経っても変わって無いんですから10代の原体験ってものは人生を左右するものなんでしょうね。


そして久しぶりに自分で企画したネクタイをしてみましたが、すごく気分がシャキッとしてドレスアップする感じが良かったんです。


2年前位に企画したイタリアのシルク生地を使用した大剣幅6センチのナロータイ。デカドットでタブカラーとかミニレギュラーカラーシャツに合わせたら良いよなーって作りました。


ナロージャケットにハイウエストパンツでこのナロータイ。その時に作ったスタイリングは今見てもそんなに悪くない気がするんですが。あまり理解はしてもらえなかったのが悲しいっす。

そんな感じでネクタイ愛が急に復活しだして、家の洋服棚のネクタイをあさってみたら自分で企画したネクタイがごろごろあったんです。

スカーフの柄を載せ替えたイタリア製ネクタイ。

王道のクラブストライプ柄であったり。

確か余って眠ってたイギリス製のローシルク生地を使った王道の3色ストライプ。

リネン生地でデニム風にしたイタリア企画タイ。


こうして見ると意外とトラッド感とコンサバ感が強めでした。でもどれも大体直ぐに売れちゃいましたから間違ってはいなかったんでしょう。馬具モチーフプリントだけはあんまりでしたけど。ターゲットを考慮すると暗ーい配色の茶色とか、合わせが難しいなーって感じのやたら派手なジャカード柄なんて滅多に作れませんでしたね。


今やクールビズとかコロナ禍の服装変化に伴いネクタイ産業は下降の一途。顔見知りだったネクタイ屋さんでもとうとう廃業しますとか若手が違う業界に転職しちゃったとか暗い話もよく聞こえてきます。

でもそうなるとやたらと逆張り精神でネクタイを武器に攻めたくなっちゃうのがわたくしの一長一短の性格でして。みんなネクタイ商売減らしてるんだから専売特許ばりにやってみたくてうずうずしてます。

作りたいネクタイのイメージは溢れ出てこぼれる位に有るんですが、肝心なのはそれを作れる工場の職人さん達がまだ残ってるかなんですよねー。


ネクタイって今や趣向品だなんて言葉はよく聞きます。久しぶりに首に巻いてみると、こんなに楽しい気持ちになれてお洒落しがいのある、紳士が公の場でする事が出来る歴史あるアクセサリーって他に無いような思えます。


私がもしクライアントで仕事を依頼するパートナー候補が、丸首の白Tに合繊ペラのセットアップ着てる人とテーラード仕立てのジャケットにネクタイを巻いてる紳士だったとしたら、なんだかんだしっかり見える人を選んじゃうかもです。アメリカなんかでも服装も自由だーって感じですが、結局は認められて上がっていく人達はちゃんとした服装してるって言いますしね。



表題はモッズの神様が80年代に組んだユニットのアップテンポナンバー。

ジャズからソウル、ニューウェーブなどなど雑多とも言える様々な音楽的要素を入れながらも格差社会に喘ぐ労働階級の若者の怒りを表したこのプロテストソングは、アニキの余りにもファッショナブルなフレンチアイビーのアイコンとも言われた容姿とポップな曲調とのギャップとも相まって頭から離れなかったですね。

いつもホワイトジーンズを履くとアニキのスタイリングが脳裏に浮かんじゃいます。あるPVでの襟を立てたホワイトシャツにホワイトジーンズで腰にホワイトのニットを巻くというワントーンスタイリングが痺れます。


どん底にいる時こそ上にいるやつらに向かって声をあげて叫ぶんだ。



それではまた次回に。



新井



トキオジョー

ご機嫌いかがでしょうか、立川店の新井です。




金ボタンブレザースタイルは変わらず。生地がグリーンでかなり変わり種なオーダーで作ったので特別感は抜群です。総裏で一年中気倒してやろうと毎日ヘビロテしてます。

本日はこの草原の様なグリーンジャケットでサウンドオブに唄う接客スタイルで乗り切ろうと思います。

フィレンツェモデルという少しクセ有りなモデルでオーダーしたので、



ワイドラペルでこの低めのゴージラインの雰囲気が凄ーく今の雰囲気にピッタリ。真面目にタイドアップでドレッシーに着るのも勿論大好きですが、ボーダー合わせたりフレアパンツにウェスタンブーツまでを合わせちゃう力技もこの低く広めのワイドラペルや長い着丈が難なくマッチングさせちゃうから素晴らしいです。


先週と今週でウチのドレスレーベルの秋冬展開商品の説明会が有りまして、来季に並ぶテーラードスーツやジャケットの生地スワッチを見ましたがヘリテージ感が強めでクラシックな色柄が目白押し。そんなヘリテージ色強めの生地は構築的なジャケットシルエットのモデルにのせちゃうのが最近はカッコいいんじゃないかって。

私みたいにテーラードジャケットをスーパーワイドパンツやフレアパンツやジャージまで合わせちゃう様な欲張りからすると少しゆったり目とかオーバーサイズ気味の方が今の気分。ショルダーラインがアンコンとかで丸ーいなで肩に沿っちゃう様なジャケットシルエットは勿論主流として大切ですが、肩パッドしっかり入って食パンみたいな構築的なショルダーラインとか凄く素敵に思えちゃいます。




私が愛用してるこのダブルのブレザーなんて正にって感じ。最近ウチのドレスからカジュアルスタッフ達までもが注目してる上の画像の<RENOMA>のダブルブレザーなんて正にストライクです。買っておいて良かったッス。

そう思ってたら最近話題のウチの職人スタッフが久々に良いなー!!ってスタイリングをしてました。


スクエア気味のショルダーラインに低いゴージのラペル、長めの着丈に低いフロントボタンのジャケットは昔のモデルでしょうが全然今にハマるバランス。やや裾広がりのパンツシルエットでジャケットからストンと繋がるシルエットバランスも凄くキレイです。そこからのバレエシューズでしかもヒール付きのとこなんか最高。ネクタイとシャツのマッチングもトリコロールながらバタ臭く感じさせない絶妙さがこれまた最高にイイ。

この15年あまり探して求めてる私の普遍的ブレザースタイルの最高到達点に限りなく近いと思えるスタイリングをこんなに身近な人でいるなんて。ツルタパイセンとかタクミパイセンとか、ウチで本当に洒落感があるスタイリングをする人達が卒業していかれるので寂しい限りです。でも昨今はSNSでスタイリングを追っかけて見れるので便利になりました。

このスタイリングってそれこそトレンドも全く関係無い紺無地の生地なんで、大事なのはジャケットのパターンだと思うんですよね。だからこそこのジャケットにハマるブーツカットデニムもより引き立つ訳ですし。更にはフレンチお約束のバレエシューズは合わない訳が無い。

それこそセブンティーズのコスプレ感が出ちゃいそうな物ですが、全く古臭く感じさせない雰囲気は流石ですよね〜としみじみ。多分私ならもう少し足し算でウェスタンブーツ履いちゃってると思いますので、この絶妙なバランス感覚見習います。

最近は皆ブレザーにフレンチアーミーのぶっとい軍パン合わせがち。シャンブレーシャツにレジメンタルなストライプタイでキャップ被ってしまったら最早没個性の量産型になりがち。

紺ブレにジーパンなんてどベーシックな合わせだからこそのジャケットの形やデニムのシルエットでここまで昇華させるんですから、やっぱりパターンって大事だし、印象をガラッと変える事が出来るんだから凄いですよね。

言うなればサルトじゃなくてサヴィルロウのムードでしょーって。


表題は77年発表のグラマラスでロキシーなバンドサウンドで人気を博したボーカルのソロ曲。東京なのに中国楽器が入ったりとアジア混ぜこぜなのはご愛嬌として、なんだか難解な歌詞と中華風サウンドも織り交ぜながら疾走する歌声はやたらとスタイリッシュで栗野氏がファッションアイコンとして敬愛してるのも何だか分かる気がします。

ロックミュージシャンがスタイリッシュにタキシードを着て唄う姿とかサヴィルロウのスーツにギャルソン合わせちゃうセンスとかいちいちカッコイイす。いつも着てたスーツも鋭角なショルダーラインにセミフレアパンツシルエットでやたらとエレガント。20年は彼のファッションを追っかけてる気がします。

そういえば97年ごろにこの曲が主題歌でアイドルが自転車便で贈り物を届けるサスペンスドラマでも主人公が颯爽と着てたのはトムフォード期のしっかりシャキっと肩パッドの入ったグッチスーツ。今見てもセクシーでカッコイイ。

どうやらダンディズムやらセクシズムにはジャケットのショルダーラインが大きな意味を持ちそうですね。

でも一般的にはまだまだ売れなそうだからなかなかやってくれないんだろうなぁ〜




それではいつか食パンショルダージャケットを皆さま着てる日を夢見て


新井

君のコーヒー色

ご機嫌いかがでしょうか、立川店の新井です。




1年ぶり位にタイドアップしてみました。たまにはしてみると良いもんですね。姿勢良く所作も何となく美しくなるのはやはり紳士の装いのせいだと思います。ネクタイって古くから男が出来る数少ないアクセサリーとは言われますが、確かにこれだけでいつもと気持ちも言動も変わるものです。本日はどうやら仁義なき接客販売の1日となりそうです。



LACOSTE/L1212ALポロ
サイズ:2,3,4.5
価格:¥15,400(税込)
商品番号:21-02-0118-462

今年の初夏に向けたセンセーショナルな立川店ドレスの打ち出しはこの圧巻のポロバリエーションかも知れません。もはや何色展開か把握出来てません。毎日の様にこんな色あったかな〜、休みの日に新色入荷したのかな〜って新鮮な気持ちで商品整理してます。

流石にこれだけの色展開はラコステショップでしか見たことないです。もしかしたらラコステショップでも1品番だけではこれだけ色を揃えてる所は最近は無いかも知れません。


ここ数年はコテコテのイタリアかぶれに流石に飽きが来たのか、フレンチトラッドに若者から大人までみ〜んな興味を惹かれてる訳で。

でも皆んな何となくフレンチっぽいよねーって感覚は分かるんですが、昔から曖昧で20代のお洒落若輩者にとってはイマイチ輪郭が見えて来なかったんですよね。フランスの有名なセレクトショップのオーナースタッフとかの格好を見ても着てるのアメリカブランドばっかりだし。着方が何となくフレンチっぽいなーとはぼんやり分かるんですが。

まあ勝手に要約しちゃうと普遍的なアメリカントラッドのベーシックアイテム達をフランス人達が自由に自分流に洗練された着こなしをするスタイルなんだろうなーと。

1966年辺りのダバダバ流れるフランス恋愛映画でもポロシャツにカーディガンをさらっとシックに着てるのだけでもフレンチトラッドの香りがプンプンですからね。

試しに私の大好きなブレザーにラコポロにスカーフだけでも、まあ素敵なフレンチ風味。




アメトラ代表みたいなシアサッカージャケットもなんだかおフレンチに感じます



同じフランス生まれのバスクボーダーなんかはまんまですね



中学生の時に鹿の子ポロがメチャクチャ流行ったんですが、その時はポロ ラルフ ローレンとラコステとフレッドペリーと3派に分かれて三国志状態。ポロ ラルフ ローレンは蜀でフレッドペリーは呉でラコステは魏みたいなイメージですかね。全く意味は無いですが。

ただその10代の当時も何故かラコステが1番好きでしたね。周りはみんなポロ ラルフ ローレンかフレッドペリーばっかりだったのも有りましたので。今でも唯一愛用して鹿の子ポロはラコステのみ。意外と一途なんです。歳を取ると余計に。

前回のブログではシーアイランドコットンの極上ニットポロの話でしたが、この鹿の子ポロはそれとは正反対に位置付けられるスポーティの代表の様な存在。でも大人が納得するクオリティってトコが味噌な訳なんですよね。実は巷の鹿の子よりも相当に細番手の糸を使っての鹿の子編みなのでしっかりとした生地感ながらもちゃんとしなやかさが有る。実はこのクオリティが当たり前の様でスゴイんですよね。しかも混紡ではなく綿100%というのが贅沢な訳で。糸や生地自体にシルケット加工等を施して同じ様な雰囲気には寄せられますが、糸自体のクオリティでこの鹿の子編みの仕上がりは高いだけは有ります。それでも10年着られる品質を考えれば安いもんです。

そして何より私が1番好きなのは衿の絶妙な硬さ加減。


ちゃんと立つけど程良い曲線を描く絶妙な柔らかさも有る。衿を立てて着てもキザになり過ぎない上品さみたいな物が感じるんです。これがまた長年着倒した時の抜群のこなれ感ったら。


この胸のワニロゴだって見ようによっては相当ヤバめ。でもこの素っ気ないレトロ感さえも感じるデザインが意味を持つのがファッションの醍醐味かも知れません。同じ様な事がフランス製繋がりのパラブーツのあの緑のタグに近いものを感じちゃうから不思議です。言うなればそのちょいダサ目のデザインが、スタイリングの邪魔をしない程度の抜け感だったりカッコ付け過ぎない良いバランスの役目となる様な気がするんですよね。

着方を間違えると勿論本当に垢抜けないスタイリングになるかも知れない諸刃の剣。でも成功すればオシャレ巧者。こういったセンスを問われるアイテムってのも非常に心を惹かれます。そして何より30年以上も変わらない普遍性はこの名作が愛され続けている証拠です。


表題は1964年発表のフランスはレペットシューズが大好きなシャンソン歌手のコーヒーソング。アフリカンリズムを意欲的に取り入れたこの曲は軽快に女性への想いをコーヒーの色や香りや味わいとかに比喩しながら紡ぐ小気味良いミドルテンポナンバー。

正直あんまり内容はあるようで無いんだろうなーとか思っちゃいますが、生きてると半分くらいはそんな感じでお気楽に頭の中を空にする感じで良い時ってあると思うんです。

同じように毎日着る洋服だっていつもガチガチに気合いを入れてお洒落をするのも疲れちゃうし。適度なちゃんと感も有りながらも気楽に着れるリラックス感もちゃんと有る。なんだかんだ言ってそんなアイテムが1番付き合いが長くなるし、着用回数も気が付けば多め。私にとってラコステポロってそんな存在だと思えます。

勿論その歌を歌う彼と同じ様に衿は適度に立ててノンシャランに着て下さいね。


それでは立川でお会いできる事を願って。


新井