ご機嫌いかがでしょうか、立川店の新井です。

この暑さと立川店のドレスフロアの熱気にしっかりテーラード毛芯仕立てジャケットは我慢の限界に。とうとうブレザーを着ないという本末転倒ぶりお許し下さい。
流石に皆様春夏物はひと通り揃えていらっしゃるので平和な店内営業となってます。
先日もお客様のお話を聞いてとても有り難かったのは、値段が変わらない物の方が安心して気兼ねなくお買い物が出来ると。
そうなんですよ、変動しない確かな商品を気持ち良くお買い上げ頂きたいですし、これからのアパレルが目指す理想的な在り方だと思いますからね。
皆様もう既に熱心にご検討頂いているのは秋冬モノの目玉商品の争奪戦とも言えるご予約でして。それにしても<AUBERGE>のM65ジャケットはあっという間でした。

AUBERGE/M-65ミリタリージャケット
カラー:ベージュ、オリーブ
サイズ:36〜44
価格:¥74,800(税込)
商品番号:24-18-0033-608
やっぱり予想通りフィールドジャケット熱は巷で高まりつつある様です。特にこのモデルのエポーレットが無いのが今の雰囲気とマッチしてると思うんですよねー。
そしてこのブランドの熱狂とも言えるファンの支持も有りますのでそりゃ秒殺ですよね。
確かにこの2月の先行受注会の時にこのモデルがあったら自分も絶対オーダーしてたなぁ〜。

AUBERGE/コットンシルクトレンチコート
カラー:ベージュ
サイズ:38〜44
価格:¥154,000(税込)
商品番号:24-19-0018-608
そしてこのトレンチコートはスゴいの一言ですよね。今までで絶対1番良い傑作の予感します。日本最高峰トレンチだと断言出来ます。
どちらもオンライン販売分は瞬殺で予約完売ですので店舗にお問合せしたら可能性は有るかもです。
先日にもレーベルディレクターの小林氏から来年の夏を戦う為に必要な企画が有ればって連絡が有り。そうなるとやっぱりウチで大人気の<AUBERGE>さんの目玉企画が欲しいよなーと。
意外とブログでやってほしい企画の事を書いてるとみんな読んでて商品化に反映してくれてる様な気がするので書いたもん勝ちですよね。
最近は学大先生のフィルターを通して太陽がいっぱいスエードイタリアンカラーシャツを作ったら見てみたいなーとか、

この間買い逃した超絶ギャザーシャツを今度は変態リネン素材で作ってくれないかなーとか、

SERGEモデルのデニムウェスタンシャツ作ってほしいなーとか、
合わせてあのストライプ柄のダブルジャケット作ってくれないかなーとか、
なんならその時履いてるブリーチデニムのブーツカットジーンズ作ってくんないかなーとかとか。
<AUBERGE>でリネンとかで真夏も着れる半袖物の企画つくってくれないかなーとか。
あれだけ後輩に聞かれてももう買いたい洋服なんてほとんど無いってイキってるくせに、<AUBERGE>が今度のシーズンはどんな新しい商品作ってるのかなーってメチャクチャ気になってるから不思議なモノです。
昨今は空前の古着リバイバルブーム。みーんな古き良き名作から掘り出し物まで古着屋さんを漁ってます。古着を着てる若者もホント増えました。
私はあんまりなんですよねーガチの古着。10代の頃には地元の宇都宮のオリオン通り〜ユニオン通りに古着屋さんが何十軒もあったので、その頃にほぼ毎日古着物色し過ぎたせいか今は全然触手が伸びないんですよね。
でも時の洗練を受けた名作のヒストリーとか大好きだし、その当時着てる映像をみると直ぐに真似はしたくなる笑 でも絶対に今着てもどうしても古いと感じる何かが邪魔をするんですよね。やっぱり時代遅れ感がひと目見て分かっちゃいますよね、古着着てるのって。
だからこそ<AUBERGE>みたいに名作をオマージュしながらも今の空気感がしっかり含んであり、尚且つ長年愛せる普遍性みたいなものも感じる洋服の方が着たくなる引力を私は感じるんです。そしてそう思ってる大人の方はきっと沢山いるはずです。だからこそ毎シーズンこのブランドは予約が殺到する訳で。
小林さんも銀座店の入り口コーナーでのオーダー会はまたやりたいって気に入ってくださってましたし、その内銀座店のあの一角は<AUBERGE>専門店になるんじゃないかなって笑
しかしあのM65ジャケットのベージュカラーはメチャクチャ欲しいですよねーでも大体は欲しい時には遅いんですよね。 〜late for the sky
表題は74年発表のドイツ生まれアメリカはロス育ちのフォークシンガーソングライターJの悲しくも美しい名作バラード。
そう、この曲はそのM65ジャケットの見本となったあのタクシーの映画の名シーンで流れるんです。
青年が銃を持ったままテレビを漠然と見つめるあのシーン。
美しいスライドギターの旋律と共に穏やかなメロディで綴られる2人の旅立ちの歌詞。
甘酸っぱい青春を永遠にかき立てるナイーブなこの曲は、大人の遠い昔の青春さえも思い起こす力が有るんですよね。
願わくば秋の冷たい風が刺す夜の帰り道にベージュのフィールドジャケットを着て、あの名シーンに思いを馳せながらこの曲をリピート再生で甘酸っぱい想いで胸を苦しくして感傷の波に浸りたかったのはここだけの秘密です。
それではまた次回に。
新井