
こんにちは、オンライン編集部です。日中はまだ暑いけど朝晩は軽やかな秋風が感じられる季節。まず手に取りたいのはやっぱりシャツから。一枚で、羽織って、アレンジして。着こなしの可能性は無限大です。ここでは、スタッフスタイリングからピックアップ。季節の変わり目のスイッチコーデ、チェックやデニムといった王道シャツの攻略法、タックインで魅せる大人な着こなし、上級者向けのアレンジ術まで、この秋シャツをとことん楽しむためのアイデアを考察してみました。
- 1.長袖シャツ1点投入で、夏から秋にスイッチ
- 2.やっぱり定番チェックシャツ。選び方と着こなし方をチェック
- 3.こちらも定番、デニムとシャンブレーシャツの着こなし方
- 4.タックインして大人らしいコーディネートに
- 5.物足りない時は「遊び心」に火がつくアレンジを
長袖シャツ1点投入で、夏から秋にスイッチ
日中はまだ夏の暑さが残るのに、朝晩の風には秋の気配が感じられる。季節の変わり目には、「ショーツ」や「サンダル」などの夏のコーディネートに1枚シャツをプラスするだけで夏の軽やかさと秋の落ち着きを両立させることができます。ここでは、この時期ならではの着こなしのヒントをご紹介します。
松林 透吾ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーと柏の葉店
山本 泰紀ビームス 町田
島内ビーミング ライフストア by ビームス ラゾーナ川崎プラザ店
高橋 遼太ビームス 町田
山田 正志(弟)ビームス 神戸
細野ビームス 名古屋
コシマエビームス 広島
和田ビームス 名古屋
KOYO IKEDAビームス 吉祥寺
粕谷 洸太郎ビームス 町田
ソエダビームス 高知
さすけビーミング ライフストア by ビームス アーバンドック ららぽーと豊洲店
快適さ、軽やかに羽織れる、一枚で様になるなど、季節とコーディネートを意識した1枚を
オンブレチェックや、落ち着いた配色の格子柄は、羽織るだけで季節感を演出してくれます。繊細な刺繍や遊び心のある総柄など、少し個性的なデザインはシンプルな装いを豊かに見せてくれます。素材は洗いざらしのシャンブレーや、さらりとした肌触りのポリエステル混の生地など、Tシャツの上に重ねても暑苦しくない、軽やかな素材が良さそう。見た目にも着心地にも、快適さは重要です。快適さならシルエットも、身幅に少しゆとりのあるリラックスしたフィット感がおすすめです。インナーの上に羽織った際に自然なドレープを生み出し、肩の力の抜けたリラックスしたムードを演出してくれます。
1年でその時期だからこそのコーディネートを楽しんで
ショーツは、カーゴショーツやナイロンショーツなど、少しボリュームのある膝丈のものが、全体のバランスを取りやすいです。シャツの着こなしをさらに楽しむなら、インナーと小物使いもポイントです。中にはクリーンな白のTシャツを覗かせても良し、帽子やソックスで色を加えて、より自分らしいスタイルを楽しんでください。この季節ならサンダルとのコーディネートも楽しめます。夏の終わりのリラックスムードを足元の抜け感で演出してみてください。もう少し秋のムードが強まってきたら、スニーカーやレザーのデッキシューズ、ローファーなどにシフトして、大人っぽいコーディネートにしていくのが吉です。晩夏から初秋の時期だからこそ楽しめるファッションもぜひ楽しんでみてください。
やっぱり定番チェックシャツ。選び方と着こなし方をチェック
不思議と手に取ってしまうのがチェック柄。定番中の定番アイテムを、選び方や着こなし方を少し更新して新鮮さを感じてみませんか?
中根 広樹ビームス 名古屋
杉浦 司真ビームス 名古屋
照田 拓史ビームス 吉祥寺
齋藤 聖彦ビームス 新潟
Yuto Teraokaビームス 広島
おミツBEAMS
SUDOビームス 新宿
ウメケンビームス 広島
和田 健二郎BEAMS
中根 広樹ビームス 名古屋
定番の落ち着いた配色も良し、鮮やかなフーディタイプはスタッフ人気高し
今回のテーマでスタッフの着用が多かったチェックの配色は、落ち着いたブラウンや深いブルーといった秋らしい色合いはもちろん、遊び心の効いたイエローやパープルがアクセントになるものが多い印象です。また、色の境界がふわりと滲むようなオンブレチェックは、柔らかな印象を与えてくれます。慣れ親しんだボタンダウンの形だけでなく、今回はスポーティーなアノラックパーカの要素を取り入れたフード付きのプルオーバータイプがスタッフ人気が高かったです。
デニムなら今っぽくワイドで、チノや白パンで大人っぽく着こなして
ゆったりとしたチェックシャツと、ボリュームのあるワイドデニムで今らしいリラックスしたカジュアルスタイルを作り上げられます。洗いざらしのブルージーンズから、シックなブラックデニムまで、デニムの色合いによっても印象を変えられます。チェック柄をより際立たせたい時は、無地のパンツがおすすめです。ベージュのチノパンやクリーンな白のイージーパンツなどが、シャツの色彩を引き立て大人びた表情を加えてくれます。軽やかな羽織りものとしてチェックシャツを取り入れるのも良いですね。中にシンプルなTシャツを一枚挟むだけで、コーディネートに奥行きが生まれます。秋の訪れを感じさせてくれるチェックシャツを、自分らしい色や形の一枚を見つけて、新しい季節の装いを存分に楽しんでください。
こちらも定番、デニムとシャンブレーシャツの着こなし方
チェックに並んでこちらも王道なのがデニムやシャンブレーのシャツ。着るほどに馴染み、表情が豊かになっていく様は代えがたい魅力です。時代を超えて愛される定番アイテムを、今の気分で楽しむためのヒントがスタッフのコーディネートから見えてきました。
コーディネートの方向性にあった色(落ち)の具合と、ディテールを選んで
ひと言でブルーと言っても、その表情は様々です。洗いざらしのシャンブレーが持つ軽やかな空色、ワンウォッシュデニムの持つ深い藍色、そして着込んだデニムだけが見せる、味わい深い色落ち。どのブルーを選ぶかで、着こなしの印象は大きく変わります。胸元のフラップポケットが特徴的なワークシャツや、少しドレッシーな印象のボタンダウンシャツなど、細かなデザインの違いが、それぞれの着こなしの方向性に影響します。シルエットは、タイトめより、少しゆとりのあるサイズ感が今の気分です。Tシャツなどに重ね着しても窮屈に感じない、程よいリラックス感が、こなれた雰囲気を生み出してくれます。
インナー選びやボトム選びで奥行きを感じるコーディネートに
Tシャツの上に軽やかに羽織るなら、インナーにボーダー柄などを選べば、シンプルな組み合わせの中にリズムが生まれます。袖を無造作にまくるだけで、さらにリラックスした表情に。よりクリーンな印象で見せたいなら、チノパンや白のパンツを合わせるのがおすすめです。上半身のカジュアルな雰囲気を、品の良いボトムスが受け止め、洗練された大人の休日スタイルが完成します。デニムシャツとジーンズを合わせる「デニム オン デニム」なら、上下で少しだけ色落ちの具合を変えたり、インナーに白を挟んだりすることで、全身が単調になるのを防ぎ、奥行きのある着こなしになります。
タックインして大人らしいコーディネートに
ドレスシャツはもちろん、カジュアルシャツを大人っぽく着こなしたい。そんな時に試したいのが、シャツの裾をパンツに入れる「タックイン」です。少し堅苦しいと感じるかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえるだけで、リラックス感を保ちながらも洗練された印象に。
程よいリラックス感と襟元のデザインがポイント
シャツのシルエットは、今らしい少しだけゆとりのあるサイズ感でも問題ありません。裾を入れた時に、ウエスト周りに自然なたわみが生まれ、肩の力の抜けた、こなれた雰囲気に見せてくれます。シャンブレーやドビー織り、あるいは少し起毛したフランネルなど、柔らかな風合いの生地は、タックインした際の収まりが良いです。硬すぎる生地よりも、パンツのラインに自然に馴染むものを選ぶと、全体のシルエットが美しく見えます。タックインをすると、自然と上半身に視線が集まります。そのため、襟元のデザインがより一層引き立ちます。定番のボタンダウンや、すっきりとしたオープンカラーなど、自分のスタイルに合う、美しい襟の形のシャツを選びたいです。
上品なボトムスとベルト選びが肝要
タックインスタイルを現代的に見せるには、カジュアルなデニムよりもセンタークリースが入ったスラックスや、上品なチノパン、あるいはミリタリートラウザーズなどが◎。パンツが持つクリーンな印象が、シャツスタイル全体を格上げしてくれます。タックインなら当然重要になるのがコーディネートのアクセントになるベルトです。シンプルなレザーベルトを一本加えるだけで、ぐっと引き締まった印象に。そして、足元にはぜひ革靴を。ローファーやプレーントゥのシューズが、スタイル全体を大人びたものに仕上げてくれます。あえてローテクシューズを選ぶのも良いですね。タックインはドレスシャツの専売特許ではありません。普段着慣れているチェック柄のシャツやシャンブレーシャツを、あえてタックインしてみてください。カジュアルなアイテムと上品なアイテムの組み合わせが、意外性のある面白いスタイルを生み出してくれます。
物足りない時は「遊び心」に火がつくアレンジを
シャツは、ただ羽織ったり、ボタンを留めたりするだけではありません。アイデアと遊び心を加えればコーディネートも無限に楽しむことができます。自分だけの着こなしを発見するためのヒントをご紹介します。
こっぺいビームス 東京スカイツリータウン
中井 利紀ビームス 広島
こがねざわゆうたビームス 東京スカイツリータウン
浅田 明斗ビームス 梅田
中村 慶介ビームス アウトレット 横浜
カナイタイガビームス 東京スカイツリータウン
アレンジした時に効く、アレンジしやすい一着を
チェック柄やストライプ柄、あるいは個性的なプリントが施されたシャツは、変則的な着こなしをした時にもその魅力が際立ちます。色や柄に表情があるものを選ぶと、アクセサリーのような感覚でコーディネートに取り入れることができます。シャツを体に巻きつけたり、結んだりするには、生地の柔らかさが重要です。洗いざらしのコットンや、落ち感の美しいレーヨン、くたっとした風合いのフランネルなどが良いですね。シルエットは、少しゆとりのあるものなら、生地の分量に余裕があることで、様々な結び方や重ね着がしやすくなり、着こなしのアイデアがぐっと広がります。
巻いたり、被ったり、揃えたりして遊ぶ
暑さが残る日には、シャツを袖から通さず、「巻きつける」という選択もあります。Tシャツの上からたすき掛けのように斜めに結んだり、腰に巻いてスタイルのアクセントにしたり。フード付きのシャツなら、首元に巻いてスカーフのように使うこともできます。チェックのシャツに、チェックのパンツを合わせる。一見、難しそうに思える「柄オン柄」の組み合わせも、ぜひ挑戦したいスタイルです。柄の大きさや色合いに少し変化をつけたり、あるいはどこか一つの共通する色を見つけると、意外なほどすっきりとまとまります。同じ素材や色合いのシャツとパンツを合わせ、シャツの裾をタックインしてセットアップのような着こなしも。ルールに縛られず、自分だけの表現を見つけるのもファッションの楽しみのひとつ。お手持ちのシャツを自由な発想で遊んでみてください。
以上、「秋は1枚のシャツから」スタイリングでした。次回もどうぞお楽しみに!











