竹内万里子の展覧会 『沈黙とイメージ』Bギャラリーにて開催
2018.10.09
Bギャラリーでは初となる写真批評家、竹内万里子の展覧会を開催します。本展では、今年5月に刊行された自身初となる単著『沈黙とイメージ ー 写真をめぐるエッセイ』を、インスタレーションを通してご紹介します。
15年あまり、国内外で写真批評家として活動してきた彼女は多くの写真家と交流を持ち、写真と密接に関わってきました。その中で「果たして自分は本当に写真を見たと言えるのか」と自問自答を繰り返しながらも“写真を見る”ということと誠実に向き合い、批評家として言葉にすることを続けています。一つ一つ丁寧に紡ぎ出した彼女の言葉は、世界中で写真が氾濫している現代社会を生きる私たちにとって、大切な何かを教えてくれることでしょう。本展にどうぞご期待ください。
「見ることと書くことのあいだには、途方もなく広い空間が横たわっている。そのあいだで私は、無闇にもがいては呆然とすることばかりを繰り返してきた。そこで世界の底知れなさを仄めかし、何かをわかった気になろうとする自分を戒めてきたのは、つねに目の前にある写真であり、写真家という存在でもあった。
いま、写真を見ることから生まれた小さな言葉たちを、ふたたび見ることへと返す。」 ー 竹内万里子
協力:赤々舎
- 開催期間
- 2018年10月27日(土)~11月11日(日)11:00〜20:00(会期中無休)
- 開催店舗
- Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F)
- レセプションパーティー
- 2018年10月26日(金)18:30~20:00
- トークイベント
- アーティスト・トーク Vol.1
日時:2018年10月27日(土)15:00〜16:30
会場:Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F)
ゲスト:新井卓(美術家)
アーティスト・トーク Vol.2
日時:2018年11月3日(土)15:00〜16:30
会場:Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F)
ゲスト:鈴木理策(写真家)
アーティスト・トーク Vol.3
日時:2018年11月4日(日) 15:00〜16:30
会場:Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F)
ゲスト:姫野希美(赤々舎 代表)
いずれも定員予約制: 先着30名様(着席)
※ご予約はBギャラリーまで(Tel:03-5368-7309))
竹内万里子(たけうち・まりこ) / 批評家
1972年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程終了(芸術学)。東京国立近代美術館客員研究員などを経て、現在、京都造形芸術大学准教授。国内外の作品集、新聞雑誌等に写真批評を寄稿。写真展企画も多数。訳書にジョナサン・トーゴヴニク『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』(赤々舎、2010年)がある。現在、京都府在住。
【新刊販売お知らせ】
タイトル:「沈黙とイメージ ー写真をめぐるエッセイ」
著者:竹内万里子
造本設計・デザイン:大西正一
発行:赤々舎
定価:本体3,300円(税込3,564円)
最新情報はホームページ、SNSにて随時配信いたします。
<Bギャラリー オフィシャルサイト>www.beams.co.jp/bgallery/
<Facebook>www.facebook.com/BgalleryBEAMS
<Instagram>b_gallery_official
<Twitter>twitter.com/B_GALLERY_
※詳細などのお問い合わせはBギャラリーまで(Tel:03-5368-7309)