柴田雅章と3人の弟子たち展開催。作品だけでなく展示や、それぞれが暮らす土地ならではの食品も販売

2021.04.22

兵庫県・丹波篠山にてスリップウェアを中心に作陶を続ける陶芸家の柴田雅章氏と、そこに師事した七尾佳洋氏、栗田荘平氏、大塚誠一氏、3名を一堂に迎え、初となる師弟展を開催いたします。

作品に加え、アイデンティティが感じられる私物の展示や、それぞれが暮らす土地ならではの食品も販売します。 ぜひこの機会に作り手の作品や想いをご堪能ください。

柴田雅章

1948年東京生まれ小田原育ち。大学在学中に民藝について知るうちに、丹波焼の魅力に惹き込まれ、卒業後に移り住む。生田和孝氏から4年間の薫陶を受け、1975年に独立。登り窯を築く。その数年後、憧れ続けた英国の古陶スリップウェアを手にしました。日本から遠く離れた西洋のものづくり。技法もわからぬまま試行錯誤を繰り返すことで手繰り寄せた美しさの秘密は、表面的な装飾ではなく、暮らしと仕事が一体になることで生まれる創作表現でした。日常のための実用的な器に必要な「眼と手」を、柴田さんは生活をともにした3名の弟子に伝えました。世の中にあまり多くは語られていない丹波焼について、魅せられたスリップウェアについて、そして自身の信念について、柴田さんに話をききます。

七尾佳洋

1967年北海道函館市生まれ。1992年に沖縄県立芸術大学を卒業後、柴田雅章氏に師事。1998年北海道厚沢部町清水にて独立。2015年日本陶芸展では優秀作品賞・文部科学大臣賞を受賞、同年拠点を滋賀県に移す。「練り込み」や「イッチン」などの技法を用い、表情豊かで落ち着いた色合いの器が持ち味です。

栗田荘平

1972年生まれ。1991年に渡米し、カリフォルニア州立大学で陶芸を学ぶ。卒業後に帰国し柴田氏に師事。独立後は同じ丹波篠山を拠点にして作陶を続けている。2012年に登り窯を築窯。丹波での作陶の意味を考えながら、自身の道を究めている。

大塚誠一

1861年に創業の大誠窯は、益子では最大規模の登り窯をもち、濱田窯とともに益子焼の歴史を担っています。この歴史ある窯元に生まれた大塚誠一さんは、多感な高校生活の一部をアメリカで過ごし、大学を卒業した後に丹波へ。2002年から3年間、柴田氏に師事。現在は大誠窯の7代目として、自らの手で地元の土を使い、釉薬を作り、作陶に励んでいる。

開催期間
2021年4月29日(木)〜5月9日(日)
開催店舗
ビームス ジャパン 5F フェニカ スタジオ
開催期間
2021年7月17日(土)~7月25日(日)
開催店舗
ビームス 神戸

fennica things vol.8 | 柴田雅章と三人の弟子たち
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