妖精のような佇まいと独特な歌唱世界で多くのリスナーを魅了するアメリカのSSW、 ジョセフィン・フォスター。これまでに10枚を超えるオリジナル・アルバムをリリースしてきた中でも特に印象深いアルバムと言えば、カントリー・ミュージックの聖地ナッシュビルで録音された『I’m a Dreamer』が挙げられそうです。
この作品のムードは20世紀初頭のポートレートの様なジャケット(アーティスト本人)にも良く表れていて、古き良きアメリカのサウンドをイメージさせるものが描き出されています。とはいえ時代錯誤にはならず、21世紀の今の耳で聴いても決して古めかしいだけではない絶妙なバランス感覚でまとめ上げられている点は、ジョセフィン・フォスターならではと言えるでしょう。音数が抑えられた伴奏に細くも芯のある歌声が見事に引き立った名盤、じっくりとお楽しみください。