今回はバウハウスについてのお話をしようと思っております。
バウハウス(Bauhaus)とは現代の建築、プロダクトデザインの礎を築いたと言える偉大な集団であり、ムーヴメントです。
そもそもは、第一次世界大戦後の1919年にドイツに設立された建築・デザイン学校がバウハウスでした。
バウハウスの教育は二つの段階に分けられ、行われていました。まず学生たちは予備教育と呼ばれる理念や表現について学ぶコースを修めます。その後、工房に入り、マイスターと呼ばれる教員たちのもとで、実践的な技術を学ぶというシステムをバウハウスは築き上げました。
また、ワシリー・カンディンスキーやパウル・クレーなどの芸術家を講師として迎えるなど、大きな影響力を持つ教育機関であり、同時に造形芸術を主としたアートの醸造場となっていたのです。
実は現代社会の中にあるものでバウハウスのデザインそのものや、それを踏襲したものは多数あります。それほどまでに日常生活の中にバウハウスのデザインは浸透しています。
例えばウルムスツールと呼ばれるものです。これはバウハウスの理念を継承したウルム造形大学という学校の教員であった
マックス・ビルというアーティストが学生たちの為にデザインしたものです。
ちなみにお店のフィッティングルームにはウルムスツールが置いてあります。

このウルムスツールはデザイン性に富むだけでなく、十徳ナイフのように様々な機能をもっています。まさにマルチツールですね。
まず、スツールと名に冠しているのでもちろん腰を下ろして作業や休憩することができます。座るだけでなく、物を置く為のサイドテーブルとしても利用できます。さらに上下を逆さに持つと、持ち手のついたマガジンラックとして収納しながら、運搬することができます。

このミニマルな機能美こそがバウハウスのデザインの真骨頂でしょう。
他にもバウハウス関連のデザインは現代の私たちの生活に溶け込んでいます。
気になる方は是非バウハウスについて調べてみてください。
都内近郊にお住いの方は東京ステーションギャラリーで現在開催中のバウハウスにフォーカスした企画展もおすすめです。
次回はバウハウスとほぼ同時に日本にて起こった民藝運動についてのブログをアップします。
ドイツと日本という非常に離れた土地で同時にほとんど同時に起こった文化運動は意外にも多くの共通点を持ちます。
ぜひお楽しみに!