Ladies and Gentleman,
Boys and Girls!
Welcome to my...!
こんばんは。
ビームス 梅田 Ray BEAMS担当の そね なつみ と申します。
今晩もどうぞよろしくお願い致します。
当ブログは洋服に人生を救われたわたくしの戯言となっております。
前回の浮世離れ S(aturday) N(ight) はこちら
火曜日ですがS(aturday) N(ight)です。(諸般の事情です。すみません。)
わたくし曽根は、Ray BEAMSの担当をしていながら、実際にはメンズの服を着ることがかなり多い。
(この日着用したのは、TOO SOON TO KNOWのジャケットとVeni Vedi ViciのTシャツ。)
『10年経った今も、二次性徴を拒み続けている』
恥ずかしながらピーターパンシンドロームの真っ最中にいる。
ピーターパンシンドローム:大人という年齢に達しているが精神的に大人になれない男女を指す言葉。カイリーは著書の中で、ピーターパン症候群を「成長する事を拒む男性」とも定義している。また同作家は、これに関連して『ウェンディ・ジレンマ』(原題:Wendy Dilemma)も1984年に出版している。
いやちょっと違うか。
とにかく、昨今の様々な運動もフェミニズムもアンチフェミニズムもミソジニーもミサンドリストも、あれもこれもそれもひっくるめて、性別という概念すらなかったらそれでちょうど良かったのに。

ヒト自体が生物である以上、つがいなのだからそれは無理だけど、幸か不幸かわたしは女性として生を受けたのだけど、『女性ホルモンの影響で身体は丸みを帯びてきます』『嫌です。』そんなふうにして女性性というものに小さく反抗しながら生きてきた。
曲線的なボディーラインだって、それはそれは綺麗なものだと思う。美しいしかわいい。
でも自分にあると思うとちょっと嫌だな、と思う。
かと言って、ムキムキの、髭を頬まで生やした、指先で子どもを持ち上げられるようなそんな感じになりたいかと言われるとそうでもない。もしそう生まれてきたなら多分全身脱毛してガリガリのロン毛になっていたかと思う。
つまりそういうことである。
ちなみにわたしは、『性別を感じないもの』になりたすぎる時期があって、男性を観察して歩き方や座り方などを変えたことがある。結果今でもその癖が直らない。それはそれで困っている。
今はどことなく未熟で、直線的で、リーンな状態でいたい。
なりたいものがある時、洋服はなんでも叶えてくれる。
特徴的なロボットスリーブ。ノーベント。
輪郭も美しい。
こんなかっこいいジャケットなのだから、中にはこんなキッチュなTシャツを着ようと決めていた。
キッチュとアバンギャルド、対義語のはずだったのにしっくりくるこの感じ。腹になんか抱えてそうな曽根だからこのスタイリングになったけど、別の誰かならどう着るのかもすごく気になる。
ほんとにみんなに着てほしい。
背負い込んでるものなんて、全部投げ捨ててさ。
浮世離れ S(aturday) N(ight)は通常土曜の夜21:05更新。好きな飲み物とブランケットを用意して、混沌から、雑踏から、喧騒から、少しだけ離れてみませんか?
それではみなさま、おやすみなさい。