アナログ回帰の会期

矢藤 ジョー 2022.08.30

こんにちは、ビームス 新宿の矢藤ジョーです。


本日はビームスの百名品にも選出されている 裏毛スウェットパーカーのご紹介をさせて頂きます。


まず商品画像でトレーラー視覚体験を。


BEAMS LIGHTS/裏毛スウェット プルオーバー パーカー
カラー:OATMEAL,TOP GREY
サイズ:1,2,3,4
価格:¥14,000+TAX(税込)
商品番号:51-13-0314-407


2次元画上でも十二分に魅力が伝わるノスタルジーを感じるローファイな生地の雰囲気があります。


このローファイな雰囲気はトンプキン編みというクラシカルな製法を採用しているからです。



トンプキン編みとは主に60年代迄のスウェットやTシャツに主に採用されていた製法で、現在主流の編機が10m/hで編み上げるのに対し、トンプキン編みは1m/hで編み上がります。


つまり現代に於いての大量生産=大量消費の世情の尺度でいうところではかなり非効率な製法です。


ゆっくり時間をかけて編み上げることで、空気をため込む隙間が生まれ、優しく柔らかい質感になります。



また糸を下から上へと編み上げることで自重の負荷を受けることなく、柔らかく膨らみのある生地に仕上がります。


そんな土着的な香りが漂いながらもただの再現に終わらせない為、現代的なパターンメイキングにすることで都会的な静謐さと品性を持ち合わせています。



只々なし崩し的にローファイ郷愁に終わらせない、これがビームス ライツのアレンジの妙です。


勿論、製法がクラシカルである為、アイテム着用すると凄い肉厚で硬くて動きにくい(個人的にはそれが良い)んですが、この硬さを着倒して、自分の形へと形成し育てる過程を楽しむのも一つのフィジカルな嗜みかな〜と思っています。  


このようにして非効率や不便さ、手間という認識、相反するからこそ翻って新鮮に映ることもしばしば存在することは確かです。



音楽の分野に於いても似たような現象があります。  音楽ストリーミングサービスが現代のパラダイムシフトである中、対局を位置するレコード、カセットテープの様なアナログな物が再評価されています。 


やはりストリーミングにはない消費の仕方、所有する喜びやレコードに針を落とす手間を良しとする美意識のように聴覚のみならず五感を使った楽しみ方が再びサイクルを経て立ち上がってきました! 


あと最近個人的に始めた料理に於いても、生姜はやっぱり自分で擦った方が美味しいし、土鍋でお米を炊いた方がなんか美味しいし。 レンジで温めるより時間をかけてコンロで温めた方が美味しいし。


このようにあらゆる分野に於いても同じようにアナログ回帰の思考に到達するのはきっと皆が共通して目指しているイデアが存在しているようにも感じます。


2000年に入って自覚的にデザインされた文脈の香りをさせない(多様性というワードの多様化による新たな価値観、相対主義史観)ウェルメイドな美しいものが好まれてきましたし、自分も沢山それを楽しんできましたし、これからも付き合っていきたい価値観であるとも思います。


けれどもウェルメイドでない非効率な製法やアイテムを改めて見直していく姿勢も文化の子孫繁栄として必要な価値観だと思います。  



大変な長文、駄文、そしてやや強面の散文節となりましたが今回はこの洋服を一つの切り口に脱線まがいの展開をしてしまいました。


本来"モノ"は決して説明的でなくとも、多くのメッセージや情報が内包されていてこの様に自然発生的に論が展開されてしまうのも摂理としてここで居直ることとします。


ここまで読んで下さった方ありがとうございました!









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