今回はTalking Headsというバンドをご紹介します。
いつもはジャズについての記事ですが、Talking Headsはだいたい"ポストパンク"というジャンルに分類されます。
ポストパンクとはいったいなんぞやという方も多いのではないでしょうか。
その名の通り、パンクブームの後半から登場し始め、その後の音楽業界を引っ張っていったジャンルになります。
ロックやパンクを更に拡張させるという点においてポストパンクのアーティストは一致団結していると私は思います。
Talking Headsも彼ら以前のロック・パンクを更なるステージへと押し上げた、非常に評価の高いバンドです。
彼らの音楽は実験的で、新しい試みをためらわない姿勢が当時のバンドカルチャーの中では特異な点だったのではないでしょうか。
この実験的で革新的なバンドのスタンスはメンバーの異色の経歴によるものだと思います。
メンバーはロードアイランド・スクール・オブ・デザイン出身です。この学校はアメリカ最高峰の美術大学と言われるほどです。

彼らのリリースしたアルバムは画期的かつ、意欲的な制作によって生まれた作品と言えるでしょう。
一枚のアルバムの中に民族的な雰囲気を感じさせるパーカッション、ロック直球のハードなギターなどをまとめ上げ、ジャンルの壁を感じさせない制作は彼らにしか出来ない音楽で、圧巻の一言に尽きます。

お店には鬼才ブライアン・イーノによるプロデュースの4thアルバム「Remain in Light」があります。
このアルバムはアフリカンミュージックとアメリカのロックミュージックが見事に融合された名盤です。
都市的な音作りでありながら、アフリカンミュージックの持つ自然を感じさせるリズムを刻んでいる。
アフリカンファンクにはない洗練されたモダンさと、ロックやパンクにはない野生のグルーヴがないまぜになった独特な一枚です。
バンドミュージックにブレイクスルーをもたらしたと言えるでしょう。
その証拠に彼らのスタンスは以降のニューウェイブ・グランジのバンドたちに受け継がれています。
彼らの音楽は実験的な側面が強いので好みが大きく分かれるところだと思います。
是非聴いてみてください。