22年秋冬 LINE UP説明会〈BEAMS F〉〜Paul Stuart編〜

本重 健吾 2022.06.01

こんにちは!



本重です!




今日も22年秋冬 LINE UP説明会。


〈Paul Stuart〉編です。


そして今回はスペシャルゲストがご登場。


 

〈Paul Stuart〉ジャパンディレクター鴨志田様。言わずと知れた、日本を代表するウェルドレッサーです。


 

ビームスとも関わりの深い鴨志田さん。今回ご厚意で説明会にて自らがディレクションされている〈Paul Stuart〉についてお話しいただくことに。大変貴重です。


 

「今回はお招きいただき、ありがとうございます。日本における〈Paul Stuart〉のディレクションを行っています鴨志田です。それではまず〈Paul Stuart〉というブランドについて簡単にご説明します。


 

「1938年に創業した〈Paul Stuart(ポール スチュアート)〉。以来、一貫して自らのスタイルを貫いている伝統あるブランドです。簡単に言うと、英国サヴィルロウのメンズウェアをアメリカンスタイルに解釈して確立してきたもの。それが〈Paul Stuart〉のスタイルです。なので所謂オーセンティックなアメリカントラッドブランドとはまた違った、唯一無二な雰囲気を持っています。個人的には少し色気のある、アメリカングラマーなブランドかなと。日本に上陸したのが確か75年ほどだったと思いますが、当時からすごく格好良かった。なので、今ブランドに携われているのは非常に光栄です。


 

「私がディレクションを行っている日本の〈Paul Stuart〉は、本来ブランドが持つスタイルを踏襲しつつ、自分なりのエッセンスを加えたものです。やはり本国のものをそのまま持ってきても日本の方々には少し扱いづらいものが多く、なかなか装いに取り入れられない。そう思い、少し変化を加えてコレクションを展開しています。基本的にはブリティッシュアメリカンをベースとし、そこに一味鴨志田エッセンスを加えていく。それが今の日本で展開している〈Paul Stuart〉です。


 

「あれ、ちょっと長いかな?(笑)アイテムの紹介にいきましょうか。」



(ご紹介するアイテムは2022年秋冬に展開予定のアイテムです。予告なく納期遅れやキャンセルとなる場合がございますので予めご了承ください。また、ご予約に関しましては恐れ入りますが、ドレスアイテム展開店舗のスタッフまでお問い合わせください。)




 

「こちらはコレクションラインにおいて毎シーズン展開している定番のブレザーです。特徴としてはナチュラルショルダーながら太めのラペルで、ほんのりゴージャスな空気感を持たせているところ。70〜80年代に見られたような華やかなデザインをイメージして作っています。


 

「また、ボタンはコッパー、所謂銅製のボタンを使用しています。日本で最も拘った釦作りを行っている職人さんにお願いして、一つひとつハンドメイドで作っていただいている特注品。これはニューヨークのお店にある銅のインテリアをオマージュして取り入れており、ブランドらしさが現れているポイントでもありますね。経年変化によってこなれた表情を見せてくれるところも愉しめます。」


 

「コーデュロイのセットアップです。少しアメリカンな雰囲気を取り入れたかったのでフロントステッチは敢えてマシンステッチにしたモデル。質実剛健なアメリカのものづくりを意識しています。」


 

「ポイントはなんと言ってもこのカラー。ニュアンス感あるシーグリーンは他にはないエレガントな表情です。綺麗な色遣いが得意な〈Paul Stuart〉らしさを存分に感じられる一着に仕上がっています。


 

「このようにジャケット単体として合わせを組むものおすすめです。私なら綺麗なブルーを入れてデニムとカジュアルに着たいですね。」



 

「メランジのグレースーツ。」

 

「ヘリテージなイギリス生地を使用しており、少しカントリーな表情がポイント。独特なミックス感ある表情は他にはない奥行きを演出してくれます。こちらもワイドラペルに深いVゾーン、チェンジポケットが特徴的なコレクションラインのモデルです。現代のドレスマーケットではややアグレッシブな形かもしれませんが、決して目先だけのものではなく、しっかりと背景のあるデザイン。30〜50年代のハリウッドスターが着用していたような、ブランドらしい華やかなモデルです。



 

「毎シーズン展開しているベルテッドコート。ボリュームのあるシルエットに襟のローデンクロスの切り替えが特徴的で、ブリティッシュカントリーな空気感が漂います。」


 

「表地には軽量なツイル生地、インナーにキルティングを採用しているため、機能性の高さも魅力です。日本の伝統的なファクトリーで作っているため、丁寧かつ美しい仕立てはもちろん、着込んでいく毎に身体にしっくり馴染んでくる。その良さを実感できる一着です。ドレス、カジュアル、どちらもおすすめしたいですね。」


 

「ブランドのシグネチャーモデルであるクリフォードコート。所謂タイロッケンと呼ばれる、ラップ型のベルテッドコートです。」

 

「ベルトを縛った際の独特なドレープ感が特徴で、非常にエレガントな一着。生地にはウール、コットンのツイルを採用しており、着込んでいく度に風合いが増していきます。なので普段からガシガシと着ていただいてじっくり育てていくような、一生の一着だと思っています。」



 

「シングルラグランのベルテッドコート。一枚袖の美しいラインが唯一無二なエレガンスを放ちます。限りなくシンプルに、男なら誰もが馴染むような、そんなイメージで仕上げました。」


 

「ボタンのないフロントはギュッと縛って微妙な表情をつけると、よりこなれて魅せられます。ヘリテージなルックスですが、イタリア生地を使用しているので見た目に反して着心地は軽やか。リラックスして着られつつ、クラシカルな空気感を演出できる一着です。」


、、、と


ブランド、アイテムについてたっぷりご説明いただいたあとは、

 

ファッションのお話も 


 

非常に魅力的な、大変貴重な時間でした。


 

鴨志田さん、お忙しい中ありがとうございました。





さて、まだまだ続く22年秋冬 LINE UP説明会。



次回はアウター編です。

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本重




 

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