こんにちは!
本重です!
前回は2つの生地をご紹介してくださったクリエイティブディレクター中村。
まだまだ作りたい生地があるようです。

「次の生地はねー、、」
「このヘリンボーンですね。ツィーディな生地感が良い感じです。」

オーセンティックなグレーヘリンボーン。目付370gのほどよいウェイト。
「このヘリンボーンは柄の大きさ、生地の質感ともに欲しいツイードのイメージにハマりました。今までもツイードのパンツはありましたが、ヘリンボーンはなかなかやっておらず、探していたというのもあります。」
「よくヴィンテージのパンツにヘリンボーンは見られますが、かなりヘビーな生地のものが多く、実際に穿くとなるとかなりゴワついて穿きづらいというのがネックでした。比べてこちらは370gとほどよい重さもありつつ、厚すぎない。パンツにしても非常に使いやすいものになると思います。」

「"ヘリンボーン"というのが次の秋冬シーズンの大きな流れであるという点も見逃せません。ヘリテージファブリックというキーワードの中では、一番の注目と言っても過言ではないと思います。」
「モデルはツープリーツのテーパードがおすすめですが、素材感から考えるとワイドでも良いですね。ベルトループやサイドアジャスターはありでもなしでも良い雰囲気に仕上がると思います。」
「コーディネートはブラックのカーディガンやタートルネックニットなど、モノトーンでシンプルに合わせてモダンシックに着こなしたいですね。そこにブラックスエードのデザートブーツ、、のような合わせが今の気分です。」

「最後はこれです。」
スムーズに4本目。さすがです。
グレーのハウンドトゥースにブラウンのペーン。目付270gの柔らかな質感。
「この生地は単なるウインドーペンでなく、ハウンドトゥースに重ねて少し捻りを利かせているところが良いですね。既製のパンツではあまり見かけません。」
「チェックのパンツというのは割と派手に見られがちなのですが、これはブラウンでペーンを入れており、控えめな見え方になっているところもしっくりきました。イタリアのブランドなどではあまりセレクトしない生地ですね。」
「モデルはツーインプリーツのサイドアジャスター仕様が良さそうですね。以前はスリムタイプのベルトループ付きのものが人気でしたが、今の空気感であればベルトレスがおすすめです。」
「コーディネートはこちらもカジュアルシーンに合わせるイメージです。ブラウンやベージュのジャケットなどにも良いですが、リラックスしたスタイルに上品なスラックスを取り入れたい気分ですね。特にカーディガンなどのニット系にさらっと合わせると雰囲気が良いと思います。」

「今回4本も生地を選んでしまいましたが、どの生地もブランドのイメージに合うものをチョイスしています。せっかくのオーダー会ですので、既製のパンツではなかなか出来ないようなものを作ると良いですね。もちろん、ベーシックなものを自分好みのディテールで作るというような通なオーダーもおすすめですよ。」
貴重なお時間ありがとうございました!
最後はこの日被ったブレザー3人衆でパシャり。私だけ表情間違えました。
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本重