こんにちは!
本重です!
気づけばもう5月終盤。最近は梅雨並みの天気の悪さだなぁ、、
と呑気に思っていたら、もうこの時期がやってきました。
21年秋冬の商品説明会。ビームスでは年に2回、ディレクター、バイヤー陣からスタッフに向けて次シーズン展開商品についての説明会が開かれます。

以前までは全国からスタッフが集結して直接説明をしていましたが、今回は感染症対策をしっかりと行いつつのリモート開催。

パソコンや
スマートフォンで多くのスタッフが参加しました。
そんな今日は、2日間にわたって行われた説明会の全貌を何編かに分けてお届け。長すぎるブログになりますが、ぜひお付き合いください。笑
それでは当日のタイムスケジュールと一緒に進めていきましょう。

まずは21秋冬シーズンの傾向が詰まった<NAKAMURA NOTE>から。

アイテム編のご紹介です。(通常お見せできないものですので、敢えてぼかして撮っています。ご了承ください。)
「今シーズンまず外せないアイテムがニットですね。時代性もありますが、元々リラックスの流れがドレススタイルの中で来ていましたので、そういったところでも大きくフューチャーされています。」
「中でも一番の注目がカーディガン。今シーズンは様々なサプライヤーから提案されています。」
「カジュアルなコーディネートにさらっと合わせるのはもちろん、軽いジャケット感覚で羽織るようなスタイルも。素材も様々で、ハイゲージのものからミドルゲージのものまで多様に展開されています。」

「他のニットも外せません。定番のタートルネックからモックネック、」
「ボーダーなどを多くラインナップしています。ニットに関しては素材や形に関わらず、全体的に非常に多く見られますので、今シーズンの最大のキーワードと言っても過言ではありません。スタイルに合わせて選んでいただくと良いと思います。」
「次にシャツジャケット。これもカーディガンと同じで、ジャケットに代わる羽織りものとしての提案も大きいです。」
「秋冬シーズンではコートのインナーとしてや、ニットをレイヤードしたアウタースタイルなど、様々な着方が出来ますので春夏シーズンよりもコーディネートのバリエーションが増えるというのも注目したいポイントです。」

「ビームスではあまりバイイングしていませんが、ワークウェアやアウトドアウェアも流れとしてあります。ダブルポケットや4ポケットなどの形に、アメリカンなバッファローチェックなども展示会では多く見られました。」

「バーシティジャケットなども出てきています。所謂スタジャンですね。これは3、4年前ぐらいからピッティなどでは着ている方が多かった印象です。モード的な流れからの派生という側面もあります。」
「レザーアイテムも継続です。表革、スエード問わず、様々なブランドから多く提案されています。また、新たなキーワードとしてレザーパンツが出てきているというのも注目です。」
「ニットに押され気味ではありますが、カジュアルなシャツにも流れはあります。大きく2つ。」
「まずはウエスタン、ワークシャツなどのディテールが特徴的なもの。デニムやコーデュロイなど、素材で変化をつけたアイテムも見られますね。」
「2つ目にアメリカンな雰囲気のチェックシャツです。マドラスチェックやオンブレチェックなど、フランネル素材のシャツが傾向としてあります。アメリカブランドだけでなく、イタリアブランドから提案されているところからも注目度が窺えます。」
「次にフーディ。カジュアルでは割と定番なアイテムですが、ドレスでは新鮮な印象ですね。スウェットだけでなく、上品なニット素材も多く見られ、コートやジャケットにさらっと合わせるコーディネートが提案されています。」

「人気の落ちないミリタリーパンツ。傾向はあまり変わらず、細いものから太いものまで様々です。新鮮な印象から定番化しつつあるキーワードですね。」
「こちらも継続のイージーパンツ。21秋冬シーズンではさらにバリエーションが増えつつあります。リラックスシーンでのアイテム需要が増えつつありますので、その流れに沿っているというところもポイントですね。」
「次にタイムレスアイテム。これはトレンド、と言うより定番のリバイバルという意味合いが強いです。ダッフルコートやブレザー、シェットランドニットなど、過去に定番だったものを実際に経験してきていない世代の方々が新鮮に感じることで、注目されています。」
「久しぶりにバッグの流れがあります。こちらもリバイバルですが、最近傾向として挙げられるのがデイパック。シンプルなデザインのものが中心で、中には昔のアメリカを感じさせるものも見られます。」
「トートバッグも注目です。今までも様々な素材でありましたが、21秋冬シーズンでは特にレザーを使ったものが多く提案されています。シンプルなデザインの中に気の利いた、少し捻りのあるディテールのものが多かったという印象です。」
「シューズに関してはブーツが大きな流れです。クラシカルなブーツからワークブーツ、マウンテンブーツまで様々なカテゴリーで出てきています。スーツに、デニムに、ワークパンツになど、どのアイテムが注目ということはなく、ブーツ全体が大きな注目になっています。」

「では次に、、、」
と、今回はここまでです。体力が持ちません。笑
次回は「キーワード」についての解説です。
本重