こんにちは!
本重です!
昨日はアイテム編をお届けした<NAKAMURA NOTE>。
今日は「キーワード」編です。
「21秋冬シーズンでまず外せないのがコーデュロイです。これは2年ほど前から継続で流れとしてありますが、日本では粗野な印象が強く、あまり定着していないというのが現状です。ただ、世界的な流れで見ると大きく注目されている素材であることは間違いありません。」
「本当に様々なアイテムに載せられていて、ジャケットはもちろん、スーツやブルゾン、パンツ、コート、ワークウェアなど、多様なテイストで提案されています。好みがあると思いますので、あくまで傾向として捉えていただければと思います。」
「次にデニム。ファイブポケットは以前から人気が出ていましたが、こちらも様々なアイテムでバリエーションが増えています。パーカーやライダースジャケット、コートなど今まで載せなかったアイテムに載せているというところがポイントです。」
「継続のヘリンボーン。デニムと同じく、アイテムの広がりが見られます。また、先シーズンではモノトーンが中心でしたが、カラーのヘリンボーンが出てきているというところも注目です。」

「近い流れで言うとツイードも注目です。全体的に素朴な素材が多く見られますので、ツイードというキーワードは必然と出てきます。リアルツイードはもちろん、ツイード風に見えるようなものもあります。」

「次にヘリテージチェック。ここ数年どちらかと言うとグレンプレイドやハウンドトゥース、ガングラブチェックなど、イギリス的なチェックが多く見られましたが、21秋冬シーズンでは様々な国のテイストのチェックが出てきています。」

「ヘリテージというキーワードは変わらず、イギリスだけでなく様々な国のテイストのチェックを用いたアイテムが提案されているというところがポイントです。」
「キルティング。全体的な傾向としてはミリタリーやアメリカンなテイストに落とし込んだものが多く見られます。」
「個人的にドレスブランドの中で目を引いたのがダブルポケットにキルティングを載せたものですね。ただ元々キルティングはアメリカのブランドのものが主流でしたので、イタリアブランドが作るのはちょっと難しいかなというところが正直な感想です。」
「テーラードスーツはなかなかこういう時代性ですと難しいものがありますが、その中でもグレーの提案が継続で最も多く見られます。また、やや明るいトーンのネイビーにブラウンカラーも目立ちました。柄ではグレンプレイド。モノトーンはもちろん、ブラウンやシャドーで入ったものなど、多様に使われています。」
「タイはプリントのヴィンテージ柄というのが継続の流れです。アメリカンテイストの大柄な曲線のものや、幾何学的なものは変わらず多いですね。ただ、小さな変化ですが、小ぶりの小紋柄が増えつつある傾向にあります。久しぶりに従来のイタリアンなテイストのものが見られたかなという印象です。」

「カラーに関しては、テラコッタからオリーブ、グリーン、ブルーグレーなどが多く見られますね。またこのカラーを、引き続き流れであるブラックや濃いネイビーに混ぜて提案しているパターンも傾向として挙げられますね。展示会では特に目立ちました。」
と、ここまでが21秋冬シーズンの「キーワード」。

それでは最後に既にサンプルとして入荷しているものからディレクターのおすすめをチラッとお見せします。
(出てきたアイテムはご予約品になります。未だ予約不可となっておりますので、解禁日などの情報に関しては店舗スタッフまでお問い合わせください。)
最後はカラー編です。次回のブログをお楽しみに!