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【写真集紹介】LIVE HOUSE, TOKYO / 大和田良

こんにちは!


さて。ライブハウス行きたい、クラブに行きたい、踊ったり、叫んだり、大きい音を全身で味わって聴きたいですね。

全世界の好きにお伝えしたい写真集、こちらにあります!


LIVE HOUSE, TOKYO / 大和田良

商品番号:74-81-0087-152  /  ¥2,640(In Tax)  


大和田さん自体、大の音楽好き。18歳の頃、仙台でパンクバンドのドラマーをやっていて、東京にはバンドをしたくて上京するほど。



(↑18歳の頃の大和田さん)


そんな音楽好きの大和田さんが、2014〜2016年に都内近郊の32箇所のライブハウスを撮影した写真集。

B GALLERYでは2018年に「LIVE HOUSE, TOKYO」と題した写真展を開催しております。



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今回皆様にお伝えしたい事は、私がこちらの写真集に魅力を感じるふたつの理由です



ひとつめは、ライブの五感で味わうリアルな感触を思い出す写真だということ。


最近ライブに行けていない方が多いかもしれませんが、思い出してください。

ベースドラムの音と心臓の音の混ざる高揚感が高まる感覚、ライトが眩しすぎたり、鼓膜がおかしくなる感じ。

スモークのひんやりした感覚、ぎゅうぎゅうな空間で人と触れ合う感覚、人の熱気・熱気・熱気。

叫んだり、踊ったり、全身で自由を感じる空間。


写真自体は人がいない空間を撮影しているのですが、大和田さんの写真には人の気配を感じます。

昔、演者として舞台に立っていた大和田さんの残像なのか、今から演奏するひとの影なのか、昨日の観者の熱気の余韻なのかもしれません。


私にとってこの写真集は、どんな舞台にも立つ演者、そして観者、またそれらに関わる人たち。

どの立場の人たちにもふと心にある残像を見せてくれる写真集ではないのかと思います。




ふたつめは、ライブハウスの個性が顕れていること。


ライブハウスの撮影は基本ライブがない時間(日中や夕方、ライブが始まる前の時間)に撮影をしていたそうです。


大和田さんはどのライブハウスでもそこのスタッフに、”あなたのライブハウスで最も象徴的な場所はどこですか?”と質問をされていたそう。

そのため、写真集にある写真は、ステージの正面だけでなく階段や、ドリンクバー、楽屋や、店の外だったり、スタッフパスシールが沢山貼っている壁。

またライブハウスのスタッフの方も様々。撮影時にライブと同じように照明を使用してライブ会場を撮影したこともあれば、撮影の時間になっても来られない場合も。また、撮影終わるとビールを頂いたりと、ライブハウスのスタッフの個性もバラバラ。


個性溢れる場所や人の、ライブハウスのスタッフが思う象徴的な場所は、それぞれの店の個性が顕れ、その場所への愛着さえも感じます。






大和田良さんの写真を見て、いつも思うことは写真の持つ記録性と記憶性。


大切な記憶ある場所が無くなったことってありませんか?

公園が取り壊されたり、通っていた学校が改装を行ったり、大好きだったお店が閉店してしまったり。

私自身、大好きなコーヒー屋さんが閉店した時に、一番に感じたことは、もう一度もここの場所に来ることができない。今までの記憶とすぐに会うことが出来ないのか。と思い心から寂しくなった経験があります。


場所がなくなるということはただその場所に行けなくなるという事だけでなく、そこで出会った思い出をすぐに振り返れなくなるということでもあります。


写真が愛され続けている理由のひとつとして、思い出の視点を形にして残し続けることができること。


ただ、大和田さんの写真には、記憶を簡単に呼び起こすだけでなく、五感をも思い出せます。

それは人と向き合い、場所と向き合い、対象物と毎度向き合い続ける大和田さんにしか撮れない写真だと思います。


こちらの写真集には誰もが今まで味わったことのある自分の”記憶”をリアルに呼び起こす写真集だと私は感じました。




現在、「LIVE HOUSE, TOKYO Vol.2」と題して、SLOPE GALLERYという場所で展覧会を開催しています。


詳細はこちら

コロナの影響で、営業が難しくなったライブハウスや、音楽関係者へ向けてのチャリティーとして売り上げの一部はライブハウスに寄付されます。

千駄ヶ谷に行く際は是非足を運んでみてはいかがでしょうか?


また2018年に展示を来てくださったお客様も、今、もう一度こちらの展示に行って欲しいです。

理由は、2018年みた時と、現在見る視点ではきっと写真の見方も変わっていると思います。

年齢を重ねたり、世の中の状況が変わることによって、見方が変わる、写真の面白さ。是非そちらも体験して頂きたい!


では、また!

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【芸術AtoZ】 写真について

今、自分が生きている中で、世界で大きな問題の渦中にいると思うと、歴史は何度もこうやって進んできたのだろうと思います。

各国の政府の判断や、日々の生活で変わること、変わらないこと。

考えることはたくさんありますが、1日でも早くこの自体が収束することを願います。家族や友人、職場の同僚や、いろんな形でお会いした人、また近くにいてくれる人を大切にできるように、行動していきたいものです。


(現在開催中の展覧会 佐藤理 「I LOVE YOU」ずっと会場で流れているのですが、本当に最高の音楽です)


こんな状況だからこそできることってなんだろうと思った時に、私はやはり伝えたいことが多い仕事をさせて頂いているなぁと改めて感じています。

作家さんについては、内面性をお伝えしたいし、作品でいうと歴史からお伝えできるようになりたい。

まだまだどちらも勉強中なので、その勉強中のことを皆様に共有できたらなぁと。


今回は、今私がどっぷりと魅力されている写真の語源と歴史についてお話致します。



今では毎日のように撮ることができる写真ですが、写真の語源はご存知でしょうか?

日本語の”写真”というのは、”真実を写す”といいます。


ですが、語源である英語ではphotography

Photo=光

graph=書く、描かれたもの

翻訳すれば”光の画”という意味になります。

写真という言葉より、素敵に聞こえちゃいます。”光の画”。



さて。もうひとつ質問です。

世界で初めて写真を撮られたのはいつでしょう?


正解は、1826年フランスの発明家・ニエプスによって撮られました。

なんと光を当てる時間は8時間!)

この時代のイメージとしては、日本史でいうと江戸時代。伊能忠敬が日本地図を完成させたくらいの時代です。


ニエプスから始まり、写真の撮影方法は何度も改良を繰り返しています。


1839年 ゲデレオタイプを発表(光の当てる時間20分から30分)

1841年「カロタイプ」(タルボタイプ)を発表。

1851年湿板印刷発表(光の当てる時間1分から2分!ここで広く写真が普及し始める)

大和田良はこのコロジオン湿板で撮影した写真集を出しています。めちゃくちゃかっこいい!

1871年乾板印刷発表

1889年「ロールフィルム」を発売。

ここで一般の人々にもカメラが普及しはじめます!




最近、素敵な本屋さんで写真史を勉強したいという話をしたら、一人好きな写真家をひたすら調べ尽くして、彼らが何から影響受けたのか(師匠は誰なのか、仲が良い芸術家など)を知り尽くす!というのがオススメと教えてくださいました。

例えば、前回の展覧会を行った大和田良さん。ライブ配信を行った際に何度も名前が出ていた好きな写真家はアンリ・カルティエ=ブレッソン(仏/1908年生まれ)。アンリはマン・レイ(米/1890年生まれ)の影響を受けているし、マン・レイはもともと画家として活動しており、その絵を記録するために写真を購入したり。そのタイミングで20世紀美術に最も影響を与えた一人といわれているマルセル・デュシャンと出会ったり。




私は、実は昔から写真を撮るのも撮られるのもあまり得意ではありません。

ですが、この一年でいろんな写真家と出会い、彼らのそれぞれの目線を感じ、知らなかった世界をリアルに感じることができたり、何気ない一枚から歴史を感じたり、、と、今では写真の面白さは写真家からどっぷりとハマっています。

何を伝えたいのか人によってそれぞれ。



この1年でB GALLERYで展示した

名越啓介さん  名越啓介 写真・撮影の裏側」

野村佐紀子さん 「野村佐紀子 これまでの展示と写真集/今の展示について」

大和田良さん  「大和田良 哲学者のような写真家

それぞれの写真家の違いの記事を書いてますので、もしよければそちらもご一読下さい。

またB GALLERYでは沢山の写真家の展示を行ってきました

それぞれの写真家の素敵な部分をお伝えできたらと思っています。






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写真家・大和田良の22年間『R』

こんにちは、こんばんわ。B GALLERYの八木です。
だんだん暖かくなってきたと思えば、何日か前には雪が降りましたね。
東京の冬に慣れてしまい、寒さが身に染みて感じるようになった北海道民の私です。(笑)


さて、今回の展示は写真家・大和田良さんです。
B GALLERYとは長年のお付き合いで、展示も今回で6回目となります。

彼の過去の写真集はコンセプチュアルで、それを撮影するんですね!というコアな物たちも撮影されています。

過去の写真集についてはBギャラリースタッフ木虎が詳しくブログに書いているので、そちらをぜひご覧ください!


本展で発表された写真集『R』には、大和田さんが写真をはじめた学生の頃(’98)から、現在42歳になるまで(’20)の22年間で撮影されたスナップ写真が収められています。


写真集『R』¥8,000(+tax)/ 200部限定

私事ですが、現役大学生でメディアについて学び、趣味でフィルムカメラ撮影もしている為、
彼の学生時代の写真もあると思うととても親近感が湧きました。


写真集の中身は展示の雰囲気と合わせてご覧頂きたいので、八木のオススメプリントをご紹介します!


まずは、満開のハクモクレンが素敵な一枚。

私も先日お花屋さんにいき、満開のハクモクレンを購入しました。笑


中には大和田さんが家族と過ごしている瞬間の写真も何点か展示されています。

その中の一つ、娘さんの髪が風でなびいている疾走感のある一枚。



写真集の表紙にもなっている、バンドを組んでいた学生時代の大和田さんの一枚。

実は私はこの写真が一番好きです(笑)

この時代の彼の感情がこの一枚から伝わってくるような気がします。


これらは本展会期中限定で、写真集『R』をご購入頂いたお客様に展示中のオリジナルプリントを1枚差し上げております!
この世界情勢だからこそ、アートに触れて、少しでも心を豊かにしてご帰宅頂ければ幸いです。



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B GALLERYSNSにて最新情報をアップしているので是非チェックしてみてください(^.^)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

次回展示もお楽しみに!

B GALLERY   八木静楓


大和田良 哲学者のような写真家

こんにちは。

世界中大変な状況ですが、そんな時こそ、本を読んで心を豊かにしたり、アートに触れて、新しい価値観を学びたいですね。早く情勢が良くなる事を祈るばかりです。


さてさて。

先日ブログに書きました、大和田良さんの展示が始まっております。



在廊日が多く、お話しするたびに大和田さんの魅力に惹かれるのは私だけでないはず。哲学者のような写真家だと私はお話しするたびに感じます。

(大和田さん自身は、写真家には哲学者が多いと仰られるのですが、、、)


今回の記事で大和田良さんの内面をみなさまに少しでもお伝えできたら嬉しいです。


大和田さんは幾つか写真集を出されていますが、私はコンセプチュアルな写真集が多い印象がありました。被写体との向き合い方もじっくりと時間をかけて知り、その一番美しい部分を撮り切る。という感じ。過去に出された写真集を2点お伝えします。



『FORMーSCENERY SEEN THROUGH BONSAI』


日本の文化「盆栽」

盆栽の種類や成り立ち、歴史に至るまでリサーチを行った上で製作し、厳選された作品で構成されています。盆栽の持つ、力強い生命力と美しさの新たな魅力を知ることが出来ます。


滅茶苦茶余談ですが、私の祖父は盆栽の先生をしており、祖父の家には何百万円する盆栽がいくつもありました。

自然美と人工美との組み合わせの盆栽は自然の成長の面白さを教えてくれており、祖父はそういうところに惹かれていったのだと思っております。こちらの写真集には勝手に思い入れがあります。


『Banknotes』


世界中の旧紙幣を表裏透かして撮影したシリーズ!


紙幣をマジマジと見たことってありますか?私はなかったです。紙幣にはその国のいろんな情報が集約されています。文化や歴史、風土や人々。そしてその国のグラフィック。紙幣は紙、一枚が価値になり物との交換に使われています。価値とは何か。という事も私は自問しました。


またこの被写体(紙幣)は、「写真のもつ記録性」において十分に発揮するものだと大和田さんは言います。いつも見ている紙幣をマジマジと見返してしまったのは私だけではないはず。



他にも写真集はいくつかありますが、大和田さんの撮る被写体を選ぶものというのに疑問がありました。

被写体を選ぶポイントは何か?と質問したところ「あまり今まで興味を持たなかったもの」だと。そのためその被写体に、徹底的に調べて尽くし、リサーチを重ね、撮影をする。


私の私観ですが、大和田さんは哲学者のような写真家だとお話しするたびに感じてしまいます。撮られた写真が、うっとりするほど美しいのは、知り尽くした後の一枚だからだと。




今回の写真展はスナップです。最近大和田さんのことを知った私からしたら、今回の写真展はどんなテーマなのだろうかと思っていると、スナップだと知った時はびっくりしちゃったのですが、昔からの知り合いの方は普通の反応。

(2007年にB GALLERYで展覧会を行った「Prism」もスナップです。)


壁一面の写真と、映像で流れる写真は、本当に美しく気持ちが良い写真を多く見る事が出来ます。

例えるなら気持ち良い風が吹き、太陽がいい感じに照らされている芝生の上に居ている気持ちと似ています。ただ気持ちよく、美しい写真ばかりではありません。

幾何学的な建物の写真や、車や街の風景、雪の写真や、モノクロの植物、動物たち。写真展に来られると、日々の大和田さんの視点を少し垣間見ることができるのではないでしょうか?






今回、世界の状況でトークショーを行うことが出来なかったので、ライブ配信にて今回の写真集の制作秘話などを語っていただいています。

デザイナー吉田ナオヤさん、大和田良さん、キュレーターの藤木の3人です。2回目のライブ配信も見ることができますので、ぜひ見てください!

https://www.facebook.com/BgalleryBEAMS/videos/544261719550318/



大和田良さんの写真展は今週までとなりました!今回の写真展では、写真集を購入していただくと、壁の写真を一枚お選び頂けます。選ぶ楽しみを感じてください。


大和田良さんの在廊日は、19日17:00ー19:00と23日(時間は未定)も在廊してくださいます。

是非お越しください。


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大和田良 写真展 『R』 開催のお知らせ

大和田良 写真展 『R』




Bギャラリー」では2年ぶり6回目となる写真家、大和田良の最新展を開催します。

これまでに様々なテーマに合わせて作品制作と発表を続けてきた大和田良は、現在多岐にわたるシーンで注目を集めている写真家です。本展では、写真を始めた20代前半から現在に至るまでの約20年という時間の中で、日常的にシャッターを押し続け写し出してきた、膨大なスナップ写真を一冊にまとめた新作写真集『R』の刊行を記念し、写真の展示、販売やスライドショーを通して本作をご紹介します。

どうぞご期待ください。



『私は現在までに、ワインの色を扱った「Wine collection」や盆栽をモチーフとした「FORM」など、コンセプトを重視した作品を多く発表してきました。その中で日々撮影してきたスナップや実験的なフォトグラム作品などは、写真表現の基礎として私の創作の源となるものであったと言えます。そういった意味で今回の写真集と写真展は、いわば自身のアーティストステートメントそのものを表すようなものになると感じております。また、一個の作家の20年ほどの写真経験としても、みなさんに是非楽しんで頂きたいと思っています。』  大和田良



会期 202036日(金)〜323日(月・祝)

※予定しておりましたレセプション・パーティーはコロナウィルス感染拡大の状況を鑑み、開催中止させて頂きます。


【写真集刊行お知らせ】 ※本展会場にて先行発売

イトル:『R

著者:大和田良

デザイン:吉田ナオヤ(HIBA

発行:Kesa Publishing

定価:¥8,000+tax/200部限定

200部それぞれに異なるイメージのオリジナルプリント(216×127mm1枚が付属


大和田良(おおわだ・りょう)/写真家

1978年仙台市生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業、同大学院メディアアート専攻修了。2005年、スイスエリゼ美術館による「ReGeneration. 50 Photographers ofTomorrow」に選出され、以降国内外で作品を多数発表。2011年日本写真協会新人賞受賞。著書に『prism』(青幻舎)、『叢本草』(kesa publishing)、『五百羅漢』(天恩山五百羅漢寺)等。東京工芸大学芸術学部非常勤講師。


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大和田良 写真展 『叢本草 + LIVE HOUSE, TOKYO』開催

【次回展覧会のお知らせ】


大和田良 写真展 『叢本草 + LIVE HOUSE, TOKYO
日時 : 201891()12() 11:0020:00<会期中無休>
場所 : Bギャラリー(新宿 / BEAMS JAPAN 5F
160-0022 東京都新宿区新宿3-32-6
TEL
03-5368-7309

【レセプションパーティー 】
日時 :
2018831() 18:0020:00
場所 : B GALLERY

【内容】
Bギャラリーでは4年ぶり5回目となる写真家、大和田良の写真展を開催します。2部構成で開催される本展では、広島にある植物屋<叢(くさむら)>の植物を2017年に湿板写真で撮影したシリーズ「叢本草」と、2014年〜2016年にかけて関東近郊のライブハウスを撮影したシリーズ「LIVE HOUSE, TOKYO」の展示、販売をします。

「叢本草」は、<叢>が提案する“鉢に入っている個性溢れる植物”を、19世紀半ばにヨーロッパで発明されたと言われている湿板写真という手法で撮影した作品で、同じものは製作できない1点限りの写真となります。「LIVE HOUSE, TOKYO」は、彼が青春時代を過ごしてきた90年代〜00年代に数々の歴史を残してきたライブハウスから、時代の流れによって新しく登場してきたライブハウスまでを記録した作品です。大和田良の最新展、2つの異なるアプローチにどうぞご期待ください。

本展では、コロジオン湿板法による植物群のシリーズと、主に東京とその近郊で撮影したライブハウスのシリーズを展開します。共に写真に宿る気配や残像というものに強く関心を抱きながら写真制作を行った時期の作品であり、私が持つ「記録」や「ドキュメンタリー」といった要素の観念とも照らし合わせながら撮影を進めたものになります。また、展示に合わせて、それぞれの写真集を同時に発表します。「展示」と「写真集」という二つの方法での作品展開について、是非展覧会場で手に取って比較しながら楽しんで頂ければと思います。   ー 大和田良

 

【写真集刊行のお知らせ】
タイトル: 「叢本草」 
※本会場にて先行発売となります。
著者: 大和田良
発行: 今朝(Kesa Publishing
デザイン: 吉田ナオヤ(HIBA
定価: 本体4,000円(税込4,320円)

 

タイトル: 「LIVE HOUSE, TOKYO  ※本会場にて先行発売となります。
著者: 大和田良
発行: 今朝(Kesa Publishing
デザイン: 吉田ナオヤ(HIBA
定価: 本体2,400円(税込2,592円)

 

【アーティスト・トーク Vol.1
日時/会場 : 2018831日(金)17:0018:00Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F
予約定員制 : 先着30名様 ※ご予約はBギャラリーまで
ゲスト : 吉田ナオヤ(HIBA/デザイナー)

【アーティスト・トーク Vol.2
日時/会場 : 201891日(土)17:0018:30Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F
予約定員制 : 先着30名様 ※ご予約はBギャラリーまで
ゲスト : 小田康平(叢/店主)

【アーティスト・トーク Vol.3
日時/会場 : 201896日(木)18:3019:30Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F
予約定員制 : 先着30名様 ※ご予約はBギャラリーまで
ゲスト : 丸若裕俊(丸若屋/代表)

 

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【大和田良(おおわだ・りょう) / 写真家】
1978
年宮城県仙台市生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。2005年、スイス・エリゼ美術館 「reGeneration.50 Photographers of Tomorrow」展に選出され以降、国内外で作品を発表。2007年、初の写真集『prism』を青幻舎より刊行。フォトエッセイ集「ノーツ オン フォトグラフィー」(リブロアルテ)、写真集『FORM』(深水社)など著書多数。2011年、日本写真協会賞新人賞受賞。www.ryoohwada.com

  

【現在開催中の展覧会】

中村紋子 写真展 『光/Daylight
810() 826() 11:0020:00(会期中無休)