裾直し

大場 隆平 2024.12.24

こんばんは。大場です。

本日は裾直しのお話にお付き合いいただければと思います。


主にメンズのドレスクロージング側でよく聞くスラックスやジャケットのお直し。




今回はInternational Gallery BEAMSの<nakedgauge(ネイキッドゲージ)>ワイドレッグ デニムで、折り返して履いても良いアイテムにはなりますが丈をピッタリ合わせたかったので自分で裾直しをしました。


実際はミシン縫いでも良いですが、今回は生地が重なって厚くなっている部分があるのと、ハンドメイドな部分なあると愛着が湧くと思ったので手縫いで行っています。


まずはカット。この股下の長さはお好みにはなりますが、靴を履いて地面に擦らない程度の長さに合わせました。

写真はその後、三つ折りした状態です。

(三つ折りしないと徐々に端からほつれてくるので中に折り込む形です。)



あとはひたすら縫っていきます。

今回は本返し縫いという方法です。



ひと針ずつ返しながら針目の隙間を開けずに縫っていくので表から見るとミシン縫いと同じような見え方になります。

手縫いの中でも一番丈夫に縫うことができる縫い方です。


写真の進行方向は左です。

裏は二つ進んで、表で一つ戻るようなイメージで縫っていきます。



裏はこのような感じです。



縫い進めてきた状態。ミシン縫いと同じような見え方であることが分かるかと思います。



場所によっては生地が重なって分厚くなるところも。

針が通りにくく、ミシンだと針が折れたりすることもあるような部分です。



その部分を縫う時は、針を指にはめた「指ぬき」という道具で押し込みます。



長々と解説してきましたが

ぐるっと一周したら完成です。



実際に履くとこの長さに。

イメージ通りの仕上がりになりました。



スラックスやデニム、コットンパンツなど裾直しが必要なお買い物の際、こんな感じで裾直しすることもあるのだな。とちょっと思い出して頂けると嬉しいです。



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