グルカとロマン

家城 仁人 2020.04.19

まずは、

世界に溢れる洋服の多くがミリタリーを起源としているのは皆様もご存知の通りかと思います。

戦場でポケットがないジャケットやパンツは使えないし、すぐ穴が空いてしまうシューズや雨水が簡単に侵入してくるようなコートでは先が思いやられます。

各国が本気で戦争に勝つためのアイデアを絞り出して作られた物がミリタリーアイテム。

だからこそ今の時代にも(形を現代的に変えていきつつ)残り続けているのだと思います。


こんにちは、イエキです。

本日はグルカ兵が身につけた軍的な履物がモデルとなったグルカサンダルのお話を。

ある方のゲスト出演もありますので、お楽しみ下さい。

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まずはBEAMSのドレスセクションが扱うグルカサンダル各種。


下記の"Paraboot" PACIFICは華美すぎないフォルムがカジュアルスタイルに持ってこいな1足かと思います。雨の日にも履いて頂けるのが魅力です。またこちらはカラーを別注しております。



Paraboot × BEAMS F / 別注 PACIFIC グレインレザー グルカサンダル
カラー:ブラック
サイズ:39(24.0cm相当)、40(25.0cm)、41(26.0cm)、42(27.0cm)、43(28.0cm)
価格:¥34,000+税
商品番号:21-32-0184-099

こちらは色違い。意外と履いてみるとそこまでド派手という感じではないと思います。軽快にボーダーハイゲージニット×リネンパンツやショーツと合わせるコーディネートなんて如何でしょうか?


Paraboot / PACIFIC ホワイト グレインレザー グルカサンダル
カラー:ホワイト
サイズ:39、40、41、42、43
価格:¥34,000+税
商品番号:21-32-0192-099

(※ParabootのPACIFICに関しては他にも色違いでダークブラウンとネイビーもございます) 


お馴染み"POLPETTA"のグルカサンダルは華奢な顔立ちをしており、非常にエレガントです。サンダル感も強すぎないのでローファーを履くような感覚で履いて頂けると思います。"JACOB COHEN"や"SIVIGLIA"のようなテーパードのかかったジーンズに合わせて夏のエレガントなアメカジスタイルを演出して頂くのがオススメです。


POLPETTA / 別注 スエード グルカサンダル
カラー:ダークブラウン
サイズ:39(24.0cm相当)、39.5(24.5cm)、40(25.0cm)、40.5(25.5cm)、41.0(26.0cm)、41.5(26.5cm)、42.0(27.0cm)
価格:¥27,000+税
商品番号:24-32-0148-506

そしてこれら2色は先の"POLPETTA"スウェードグルカサンダルと同型のグレインレザーです。

POLPETTA / 別注 グルカサンダルシューズ グレインレザー
カラー:ブラック、ダークブラウン
サイズ:39.5〜42.0
価格:¥38,000+税
商品番号:24-32-0132-506


こちらはイタリアの老舗シューズメーカー"F.LLI.GIACOMETTI"(フラテッリ ジャコメッティ)のグルカサンダルです。現在のグルカサンダルブームの先駆けと言えるでしょう。最もBEAMSドレススタッフ着用率の高いグルカサンダルかと思います。

そして下のこちらはブラック。


F.LLI.GIACOMETTI / スコッチレザー グルカサンダル
カラー:ブラック、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウン
サイズ:39.5〜42.5
価格:¥79,000+税
商品番号:23-32-0405-693

カジュアルスタイルには勿論のこと、ドレス高級靴のような佇まいですのでジャケパンやスポーティなスーツのスタイルにも使えます。

こちらはライトブラウン。


サンダルでありながら、爪先と踵部分に芯が入っている為、ドレスシューズに近いしっかりとしたホールド力。手間をかけて作られている訳です。この価格がするのも頷けます。

こちらはブラウンです。


その上、足馴染みもすごくいいので素足で履いてもかなり楽です。勿論ローファー感覚でソックスを合わせるのもアリ。

こちらはダークブラウン。


ちなみに

MR_BEAMSにて、梶谷が履いているこのシューズも"F.LLI.GIACOMETTI"のグルカサンダルです。


勿論スーツスタイルだけでなく、例えばオープンカラーシャツに"giabsarchivio"のようなリラックスパンツを合わせるリゾートスタイルの足元にも持ってこいです。ラフなコーディネートに対してレザー素材のサンダルが適度な緊張感を持たせてくれます。


そして今回はビームス ハウス 神戸のこの方のゲスト出演。以前に縁があって1日だけ共に働いたことがあるのですがとても物腰の柔らかい、優しい方でした。洋服に対してストイックな考え方をお持ちの方でもあります。そんな松原もまた、


"F.LLI.GIACOMETTI"のグルカサンダルを着用。よりカジュアルで軽快なスタイリングですね。ソックスを履いてグルカサンダルを着用しています。


最後にイエキも"F.LLI.GIACOMETTI"のグルカサンダルを着用。サイドから見るとこのような感じです。



夏らしく軽快にいきたいけども、大人の男が街でビーチサンダルを履くのはちょっと…という方にうってつけなのがグルカサンダル。ラフになりすぎず、カチッともしすぎず。秀逸です。

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そもそも何故グルカ兵はこのようなレザーサンダルを履く必要があったのか?


接近戦を得意とする彼らは足を活発に動かして戦う必要がありました。ですので、履物の耐久性、ホールド力、通気性はどれも欠かしてはならない要素であったようです。


となると、その全てを叶えるのがグルカサンダルのこの形。


このように服って由来とか起源とか、そういうものがあるからすごく面白いなあと思ってます。


それらをもっと深く知ることで更に何倍もかっこよく見えてきます。欲しくなります。そして買います。


例えば買い物をしていて、

見た目がかっこよくて手に取ったアイテムがあったとします。

それについてもっとかっこよく見えるようなことをサラッと(押し付けがましくなく)教えてくれる洋服屋ってかなりロマン溢れる人だと思いませんか?


服には"ロマン"が必要不可欠ということです。



家城



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