『瀬古有美のしごと』ビームス 神戸にて明日から開催です!

2022.04.01

皆様

こんにちは。

いよいよ明日からとなりました、ビームス 神戸にて開催『瀬古有美のしごと』。




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『瀬古有美のしごと』

〈fennica〉が注目し作品をピックアップし続ける女性陶芸家 瀬古有美。

栃木県益子町を代表する〈濱田窯〉と、英国・セントアイブスの〈The Leach Pottery(リーチ・ポタリー)〉での修業経験を持つ彼女の作品を、「ビームス 神戸」で一挙にご紹介します。

〈fennica〉では2015年に原宿で行って以来、7年ぶりとなる今回の展覧会は、

”日常使いにぴったり”をテーマにセレクトしてきた秀逸作たちに加え、新作も並びます。

毎日の生活に潤いを与えてくれるひと品に出会えるこのチャンスをお見逃しなく。


 瀬古有美 プロフィール

1995            恵泉女学園大学人文学部卒業

2007            茨城県立窯業指導所成形Ⅰ科修了

2007-2012     濱田窯(栃木県益子町)にて修業

                  濱田友緒氏に師事

2012-2013     リーチポタリー(英国・セントアイヴス)にて修業

                磁器の制作をスタート

2014            東京都羽村市にて独立

2015          fennica (インターナショナルギャラリー ビームス)にて、

独立後初の個展を開催

2018           埼玉県川越市へ移る

~現在           自宅に併設したアトリエにて精力的に作陶を続け、

                各地の百貨店やギャラリーにて展覧会を開催

開催期間 2022年4月2日(土)〜4月17日(日)

開催店舗  ビームス 神戸 (B1F fennicaコーナー)

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先日の菊地ブログに続き、今回も瀬古さんからお聞きしたお話を。


    

【製作の中で大変な事、ポイントにしているところを教えて頂けますか?】

(瀬古さん) 一番は時間がかかること。製作時間をもっと捻出したいと考えています。友緒先生からは彫らずにスタンプとかにしたら?と言われたのですが、陶器だとできるかもしれないが磁器だと固くて跡がつかないので、掘るしかない。鋳込みでつくるという方法もあるかもしれないですがこれも相当な技術も必要で、やりたいというわけでもないからやはり彫るスタイルが好きなので続けていこうと思っています。




磁器になって、収縮が土と違うのでハンドルのつなぎ目に傷が入ってがっかりしたことも沢山ありました。イギリスの陶芸家などに連絡してどうやったらうまくいくのか?などをエリスさん北村さんから聞いてもらったことも。ジャックドハティとかもう一人のロンドンの人も聞きました。徐々にうまくいくようになるまでも時間がかかって大変でした。

今現在のモノ作りに関しては、製作していく中で自分でも飽きてくることもあるので、色を増やそうか、柄を増やそうか、と考えながら少しずつ足しつつやっていますね。



  

【瀬古さんの独特な緑釉も特徴の一つですよね。これも始めたときはやはり難しかったですか?】

(瀬古さん) 釉薬の勉強をしてなかったので、最初は全然わからなかったです。濱田窯の職人さんに聞いても、濱田窯の釉薬についてしか知らないし、濱田の原料は近所の米の灰を使ったりしていたので、再現不可能。色々と本を読んで良さそうなものを分量調整して試してみたんです。その中で一番落ち着いたのが今やっている緑釉。緑の元になるものは「酸化銅」。外割で加えています。100%の原料に対して2%や、3%の銅など変えて色の質の濃さを調整している。蓋物などで薄い水色のような緑は2%とかだったと思います。




【お話頂いた緑釉や白磁等、濱田窯の器とはがらりと雰囲気の異なる瀬古さんの器、ものづくりする際に昔のデザインや流れなど意識されることはあるのでしょうか?】

(瀬古さん) 昔のものとの接点が自分のモノ作りにはそこまでないので幾分気が楽ですが、備前とかそういう人たちはその辺りはとても難しいと思いますね。備前はこうでなくては、という制約の中で自分のモノ作りをするのは大変だと感じます。私は、スタイルのあるモノにあまり影響されないように、例えばルーシーリーのデザインは深くは見ないようにしています。本は家にあるけれど。形もすごいキャッチ―だし難しくないものもある。でもあのラインは彼女が見つけた美しさであると思うから。出来上がったものがそれに近かったりすると否定したくなる気持ちもあります。この人ルーシーリーが好きなのだな、と分かってしまうというか。デザインは結構頭に残ってしまうからあまり見ないようにしているかもしれません。その点、他の違う工芸は見ます。例えばガラスとか。安心して見て、何かこれは使えるかも、とか考えることができますね。

 

【最後に、濱田窯とリーチポタリーでの一番思い出深いエピソードや言葉等があれば教えて頂けますか?】

(瀬古さん) リーチポタリーは1年と短かったのでバタバタしていたのですが、一番はやはり磁器土を触るきっかけになったこと。あとはとても綺麗な街なので、ゆっくりできずちょっともったいなかったかなという気持ちもありますが、住む経験ができて良かったと思っています。来年で帰ってきて10年経ちますが、今でもお付き合いある方は事務方の人でクリスマスカードのやり取りなどをしています。ジャックドハティはコロナ前に日本に来た時なんかは浅草を案内したりしていました。

濱田窯では、友緒先生がお客様からなぜ自分の作品にサインやハンコなどで印を入れないのですか?と聞かれた際に、「作っているものは自分の顔みたいなものだから、自分の顔にわざわざ名前を書く人はいないでしょ?」と話されていた。モノを見ただけで自分のものだとわかるようなものを作ろうと思っている、というお話しが印象的でした。ぱっと見たときに自分のものと分かるものが作れるようになれればいいなと私も思っています。

 




取材させて頂いたお話はこの辺で。まだまだ色々と聞いてみたい!という方いらっしゃいますよね?

今回のイベントに合わせて、ビームス 神戸で瀬古有美さんに在廊して頂けることになりました!

4/2() 11:0020:00 

4/3() 11:0016:00 

(日程や時間等変更になる場合もございます。予めご了承ください。)

4/2() 20:30から瀬古さんを囲んで、インスタグラムにてライブ配信も予定しております!

アカウント @fennica_kobe @beams_kobe 2つのアカウントで同時配信予定です。

入荷商品も随時インスタグラム等でご紹介していきますので、併せてご覧下さい。





それでは、神戸では初めての瀬古有美さんのイベント、関西の方々にもお楽しみいただけることを願っております。 

皆様のご来店、スタッフ一同お待ちしております。

   

Watanabe Tsubasa