こんばんは大岡です。
引き続き『フェニカ・ロッカー』についてです。
<松本民芸家具>
フェニカ ロッカー
品番:66-91-0091-079
¥142,000+税
『ウィンザーチェアのきっかけ②』
JOHN LOBB LONDONで知った、ウィンザーチェア。
今から7・8年前同僚と松本に出かけました。
松本に伺う前に松本民芸家具の存在を知りました。
同僚は日本の手仕事事情に詳しい人物で…
私を色んな名店に案内してくれました。
松本に着いて、まずは腹ごしらえということで『とんかつ たくま』
で食事を取りました。
店内の内装や置かれている物のセンスが
良くオーナーの眼にかなった物を
さりげなく置かれてました。
今改めて思い返すと凄い物だらけでした。
使われている家具は松本民芸家具の物で
すべて統一。
料理が盛られて器は日本の民陶物で
益子と小鹿田の焼き物だったと…
記憶してます。
そんな名店『とんかつ たくま』今年5月で店を閉めてしまいました。 残念。
その後、色んな店回りをし『喫茶 まるも』
で休憩を取りました。
内装は重厚な雰囲気の松本民芸家具で統一され…ウィンザーとキャプテンチェアを
中心に配置され心地良い椅子に座りながら珈琲を戴けます。
『喫茶まるも』で見たウィンザーチェアと
JOHN LOBB LONDONで見た椅子が重なりました。
『まるも』のスタッフにどのくらい経過した椅子か伺ったところ、40年は使用し、手入れも硬く絞った雑巾で水吹きしているだけとの事でした。
JOHN LOBBで使用している椅子も40年以上は使われていることでしょう。
肘掛けと椅子全体の経年変化のコントラストが美しく、新品では出せない使い込まれた鈍い光かたにやられました。
そんな松本民芸家具には衝撃を受けました。
きっと靴磨きが好きな方、服を自分流に味だしするのが好きな方は松本民芸家具の経年変化は好きだと思います。
その後、『喫茶まるも』の近くに松本民芸家具のショールームがあるためフルラインナップの椅子を実際見て、座り心地を1脚ずつ試して見ました。
松本は地場産業の品を積極的に取り入れた街。松本市内の名だたる、ホテル・レストラン・喫茶店で松本民芸家具が使われている素敵な城下町です。
皆様も機会がございましたら訪ねて見て下さい。
ということで今回はここまで。
次回以降フェニカロッカーについてお伝えします。
そんな日本のウィンザーチェアゆかりの地
『信州・松本』
松本より程近い長野市にある…
長野県信濃美術館で気になる展示を行っていることを知りました。
『ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子』
という展覧会です。
期間は8月27日まで。
久々に長野まで足を伸ばし展示が見たくなりました。
それではまた。