木々の梢にも春の息吹が感じられるこの頃。
寒い寒いと口に出すのも憚れるので、少しは気候を味方に付ける方法を考えようと思い立った小玉です。
でも自分らしさは失いたくない。
タイトルの "和して同ぜず "は上手く周りと付き合いながらも主体性は失わないように振る舞うことを指す故事成語です。
既にお気付きの方も多いと思いますが、小玉はこういった古めかしい言葉選びや言葉遊びが大好きです。日本語の表現力は世界トップクラスですしね。
さてさて、今回のブログの本題はこちらについて。
皆さんご存知のバブアーさんです。
100年以上の歴史を持つ英国の雄はいかにしてその人気を築き上げたのか。
そして現代に於いてはどのようにそのアイデンティティを失うことなく調和しているのか。
"和して同ぜず" を体現するバブアーの魅力をご紹介しようと思います!
〜バブアーって何ぞや!〜
1894年にジョン・バブアーが英国上流階級のアウトドア・ライフスタイルを体現するブランドととして設立。
大西洋の北海という不順な天候の下で働く水夫や漁師のために、オイルドクロス(コットンにオイルを染み込ませた生地)を提供したのが始まり。
オイルドクロス製のジャケットが評判を呼び、WW1及びWW2で英国軍に防水服を供給。
高い機能性から潜水艦の公式添乗員服に採用されるなどの逸話を持つ。
1974年にエディンバラ公、1982年に女王陛下、1987年にチャールズ皇太子殿下からイギリス王室御用達(ロイヤル・ワラント)の栄誉を授かる。
服飾で3つのロイヤル・ワラントを保持しているのは世界でも5つのブランドのみ。
現在でも自社工場で熟練の職人が製品を作成しています。
圧倒的な機能性と王室御用達に選ばれるほどの上品な佇まいがバブアーの真骨頂。
今回別注企画で作らせていただいたのはここ日本でも快適に過ごせるよう設計された、伝統と革新の掛け合わせ。
最もスタンダードなモデルとも言えるビデイルを撥水・透湿・防風機能を持った「バブアーテック」の生地で作成。
今回から更なる軽量化が図られています。

タグの部分には3つのロイヤル・ワラント。
これを付けられるのは世界でもごく僅か。
コーデュロイのカラー部分は立てると防寒仕様に。
チンストラップが付いているのも嬉しい。
春夏用なので生地はサラサラ。
ハンドウォーマーポケットとフラップ付きのポケットが左右に設置。
カバンなしでもお散歩出来ちゃう。
脇の下にはベンチレーションと呼ばれる通気口があり蒸れるのを防いでくれます。
ジップはダブルの仕様でオンオフ問わず使えます。
裏地は英国伝統のチェックにメッシュ素材。
ここにも伝統と革新の掛け合わせが隠れていた。
背面はダブルベントの上品な仕上がり。
ジャケットを着ても隠せるように着丈はやや長めに設計。
個人的にバブアーといえばSAGEを思い浮かべるのだけど、黒の色も素敵。
ちなみにこちらはオイルド製ではないのでにおいも気になりません◎
また、春夏仕様なので袖口にリブもなければインナーを付ける部分もございませんのでご注意を。
その分軽くなりラフにお使いいただける仕様になりました。
姿形を大きく変えずとも、技術革新と手を組めばこんなにも今っぽく仕上がる。
"和して同ぜず" 、真似したいものです。
少しでも気に入っていただけたらお気に入りとフォローをお願いします〜〜
只今サイトより試着を承れます。サイズが不安なお客様は是非ご活用ください。
また、スタイリングも随時更新しておりますのでご確認ください〜