こんにちは!
本重です!
今日は先日行われたインスタライブについて。
豪華なメンバーでお届けしたスペシャルなライブ。
テーマは〈:colon〉。
〈:colon(コロン)〉。2022年にスタートした日本発のウェアブランド。”男性のワードローブとして欠かせないアイテムを丁寧に、真摯に作り込み、一過性のトレンドではない服作り”というものをコンセプトとし、大人っぽいシンプルなアイテムを中心にコレクションを展開しています。

今回は普段から〈:colon〉のアイテムを愛用しているプレスの安武に
レーベルディレクターとしてバイイングに携わっている〈International Gallery BEAMS〉ディレクターの服部、
そしてゲストには〈:colon〉デザイナー小峰さんをお招き。無類の服好きたちが集まったライブでした。
はじめに、〈:colon〉というブランドについて。
「まずは男性のワードローブに欠かせないシャツとパンツから展開を始めました。ブランドの芯にはドレス的な要素があり、生産は日本のドレスアイテムを作っていた工場で行っています。日本らしい丁寧な職人の技術で大人のデイリーなシャツやパンツをきっちりと作り上げることができたら、、と想い立ち上げました。」
「実は以前から小峰さんと、面が良くてちょっと気の利いたデザインのシャツやパンツが欲しい。でもメゾンのものとはまたちょっと違って、、というような話をしていたんです。この〈:colon〉はまさにそれを形にしていただいた、というような感じですね。」

「はい。なので、ものづくりというところには非常に拘って製作しています。シンプルかつ洗練されていて大人っぽい。それでいて着心地も良い。そんなアイテムを〈:colon〉では展開しています。今日着ているシャツも〈:colon〉のものですが、パターンを引く際にかなり拘りを入れ込みました。所謂ただ大きいといったオーバーサイズとはまた違い、ゆったりとしているのにきっちり見える。私のようながっちりとした体型の方にも綺麗に着ていただけるシルエットです。」
「そうなんですよね。〈:colon〉のシャツはシルエットが抜群に良い。1ヶ月ほど着込んできたのでここでちょっと個人的なレビューを語っちゃいますね。(笑)」
「まずは首まわりの見え方。これ、第1、2釦の間隔が狭いんです。自分は今日みたいにスカーフを巻くことが多いんですが、見せすぎず見えなさすぎずの丁度良いバランスで収まってくれます。」
「そうですね。このシャツは襟のポイントがやや低めに設定されているので、堅い表情になりすぎず、ほどよくリラックス感が出せます。クラシックなシャツですとポイントが高いので、ちょっと違和感を感じてしまう。かといって低すぎてもだらしなく見える。この微妙なバランス感は流石ですよね。」
「フロントのプリーツからのAラインシルエットも気に入っているポイントです。やや長めの着丈なんですが、ラウンドの深さが絶妙なので長いのにだらっとオーバーに見えない。一番下だけボタンスルーなところもほんのりアクセントになるので気に入っています。」
「袖にもポイントが。カフがすごく長くなってるんです。一見ただのデザインのように見えるのですが、腕を捲った際に変化をつけられて良いんですよ。結構捲る加減で表情変わりますから。」
「そうですね。私も捲りがちです。(笑)このようにガバッと肘上まで上げても雰囲気良く見せられます。」
「ボディーの余り具合も良いですよね。私はタックインしていますが、このブラウジングで出来るドレープの表情がすごく好みです。」
「そして何より腕を上げてもボディーが全然ついてこない。一度ブラウジングの位置を設定するとほとんどそのまま保てます。これはパターンやプリーツに拘っているが故。普通のシャツだとすぐに出てきてしまいますから。」
「ありがとうございます。また、〈:colon〉では、多くの生地を仕入れてから一度洗いにかけています。綺麗すぎると狙い通りの良い表情が出てくれない為です。この工程も手間と工賃を要しますが、譲れない拘りです。」
と、ちょっとブログで綴るとこのシャツの拘りだけで終わりが見えなくなりますので、一旦別注モデルのご紹介に。(笑)
「こちらのシャツはビームスの別注モデルです。元々インラインのコレクションではタイプライターの生地を使用していましたが、今回はブロードに載せ替えて仕上げていただきました。」
「ハリがありながらも硬すぎないドレープさ。ややシワが入っている感じも良い表情です。これは〈:colon〉のシャツ全てに言えることですが、どんな体型の人が着てもシルエットを美しく魅せてくれます。カジュアルとドレッシーさのバランスも絶妙です。」
「次にパンツですが、特徴的なプリーツがデザイン性の高い一本です。もちろんシルエットも良く、特にヒップの収まりが抜群。痩せ型のスタッフでもだらしなく余ることなく綺麗にフィットしています。これもパターンに拘っているが故。大量生産のパンツではまず成し得ないシルエットです。」
「おっしゃる通り、プリーツからの腰まわりのボリュームに対してヒップは小さくパターンを引いています。ややリラックスした太めのパンツなのですが。太く見えすぎず品良くテーパードラインを出せるよう拘りました。今までドレスのタイトなパンツを穿いてこられた大人の男性の方にもぜひおすすめしたいアイテムです。」

「感度の高い〈International Gallery BEAMS〉のお客様にこそぜひ手にとっていただきたいですね。あと、個人的には歩いている際のシルエットの見え方もポイント。普段の生活ですとそのまま立って止まっていることは意外と少なく、歩いて動いている状態が多いですよね。この歩いている姿を如何に格好良く魅せられるかがパンツの真価だと思っています。このパンツはそれが美しい。細かいですが、こういった部分にこそ惹かれますね。」
「ちなみに私も今日は〈:colon〉のパンツを穿いています。これはサイドに寄せたツープリーツのフロントが特徴のモデル。センタークリースなしのテーパードシルエットです。」
「ちょっと行儀が悪いお話になってしまうのですが、このパンツはポケットに手を入れた際の見え方が格好良い。深めに設定されたポケットは入れ心地も良く、ついつい手を入れてしまいます。(笑)」
「こちらはダブルポケットのシャツ。長めの着丈に敢えて大きめのポケットを付けてデザインポイントにしているところが面白いです。そしてこのポケットはフラシという、通常行わない仕様でアクセントが付けられています。仕事が非常に細かいですね」
「ありがとうございます。後ろのボックスプリーツやサイドのガゼットもさりげないポイントです。あと、また少し細かくなりますが、実はステッチをそれぞれ変えて指定して作っています。もちろん全て統一した方が圧倒的に楽です。ただ、こういった細かなところで微妙なニュアンスや表情の差が出てくると思い、拘っています。」
「さすが小峰さん。マニアックで良いですね。それでは次にこちらのパンツ。こちらは3本のプリーツが入る、あまりないデザインのものです。これも深いプリーツを入れながらも腰まわりがダブつかず、スッキリしています。」
「光沢のあるコットンサテンの生地に綺麗なテーパードラインのドレッシーなルックスですが、モデルの方のように敢えてボリュームのあるシューズを合わせても良いですよね。絶妙なバランス感が洒落ています。」

「はい。服部さんの熱量がひしひしと伝わってきたところで、ここで敢えて自分から個人的なおすすめを。(笑)今日ライブ前に試着含めてコレクションを物色させていただいて、特に刺さったのがこの2つです。」
「スタンドカラーのシャツにショーツの自分の定番スタイル。ただ、この微妙なグリーンのグラデーションが抜群に洒落ているなと思います。この春夏はこのセットアップで着たい!と思いましたね。」
と、
かなり濃い内容だったインスタライブ。
だいぶ書いてきたつもりですが、このブログはまだまだほんの一部。
洋服好きたちによる、濃すぎるトークの全貌はぜひライブのアーカイブにてご覧ください。
〈:colon〉デザイナーの小峰さん並びに、スタッフの皆様ありがとうございました。
そして遅い時間にも関わらずご視聴いただいた皆様、本当にありがとうございました。
ちなみにライブ後。
スタッフのガチな目が光ってました。さて何人いくのでしょう。(笑)
それでは最後に、現在ビームス 六本木ヒルズにて開催中の〈:colon〉モアバリエーションの様子をちらっと。。
開催は22日までとなります。また、同時に公式オンラインショップにおいても開催しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
それではまた次回のライブレポートにて。
本重