mii

こんにちは。

International Gallery BEAMSの田村です。

本日も拙いブログにお付き合いをお願い申し上げます。



今回のブランドは、mii


デザイナーは、インド人のテキスタイルデザイナーBapan氏と、フランス人のテキスタイルデザイナーLucie氏のコンビ。

ブランド名は、Made in Indiaの頭文字で、二つ(二人)の“I”=二つ(二人)のidentityという意味合いも。


コレクションは、インドのコルカータの自社工場で、手織り、シルクスクリーンによる手染、手刺繍など、すべてハンドメイドで生産。

miiのアイテムの特徴であるインドで生産されている手紡ぎ・手織りのKHADIを使用。また、POPでキュートな手描きの絵は、スタイルにユニークなアクセントを与え、柔らかで、スタイリッシュな印象に。




右:ボール状の刺繍を手で取り付けた贅沢な作り。ボールの色目も変え、貝殻やヒトデを表現。

中央&左:困難な染色であるグラデーションの色分け。モノトーン色はInternational Gallery BEAMSのリクエスト。




シーズンテーマのA LA MERから海藻や苔などが見える海底をカモフラージュの様なプリントパターンで表現した柄。




シーズンテーマのA LA MERからダイバー、貝殻、海藻などのモチーフより海の中を表現した柄。






付属されたタグの象徴的な指紋のマークは、二つ(二人)のidentityを意味し、文化的な多様性の象徴でもある。



リゾート感あるアイテムを街着として着る事が、当たり前になってから久しい昨今。

そのクロスオーバーな感性と実践が、もはやファッショナブルではなくスタンダードな事となり、リゾート(非日常)と街着(日常)の境界線は今や何処に。


再び何を着るかよりどう着るかが問われる時代に、改めてidentityは、我々をコンクリートだの海辺だのから解放してくれる術であろう。


International Gallery BEAMSの二人ではない多くのスタッフ“I”が、まだ皆様ご自身がお気付きでない魅力的なidentityを、発見する為のお手伝いが出来れば幸いです。



皆様のご来店をお待ち致しております。


 田村 通隆

限りなく透明に近い…

季節が変わり始めました。
日中は夏の一歩手前という陽射しの強さ。

着る服のカタチや素材も変わり始める季節です。

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2018年春夏の注目素材といえばナイロン、シルク、レーヨンといった素材です。ペラペラっとした軽さもそうですが、これらの素材はコットンやウールに比べ発色が良いので、今シーズンはヴィヴィッドカラーやパステルカラーを乗せたアイテムに多用されています。ハイファッションにおいて、従来はレディースアイテムによく見られる素材でしたが、この夏はメンズアイテムでもバリエーション豊かに展開しています。

もうひとつ、レディース発信からメンズに流れてきた素材が「トランスペアレント」です。


えっ?それって何?という方も…?


PVCやビニールなど「TRANSPARENT=透明な」素材で作られた衣服が昨年くらいからよく見られるようになり、2018年に本格的なリバイバルを遂げています。この「スケスケ服」の歴史は1960年代後半にイヴ・サンドーランやアンドレ・クレージュらが提案したトランスペアレントルックまで遡ることができます。アメリカvsソ連の宇宙開発競争が本格化した時代に「近未来的な最新素材」としてパリファッション界での話題をさらいました。

かく言う僕の高校生時代(1990年代中盤)にもトランスペアレントなアイテムはリバイバルしています。ビニール素材のバッグやベルト、メッシュ素材の衣服などが流行していました。当時も1960年代後半~70年代ファッションがリバイバルしていたので、およそ20年周期ということになります。


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ここからは店内にあるスケスケ服をご紹介。


写真はCLASSのブルゾン。キャメルレザーとポリ塩化ビニールという強烈な異素材コンビネーション。





CLASSのデザイナー堀切氏はモード史に非常に造詣が深く、過去の優れたファッションをリスペクトし、オマージュを捧げながらも、必ず「今」という時代に変換する形でコレクションを発表してきました。単なる焼き直しファッションとの決定的な差がここにあります。



フラットに縫合されたPVC素材。



あえて芯地を入れる事で、副資材やそれに施された(ステッチなどの)職人技が透けて見えるように意図されています。無機質な素材と有機的な手仕事をブレンドする、という着眼点は実にCLASSらしいセンスです。



JIL SANDERからは透き通るくらい薄いナイロンのシャツブルゾンがリリース。高度な縫製技術を持つ工場でなければステッチを打つ事すら難しそうな「軽さ」と「薄さ」です。


モード界の異端児、RAF SIMONSからも勿論スケスケアイテムが。一見すると「どこが…?」という感じですが。


近づいてみるとノースリーブのメッシュシャツです。このスタイリングではインナーに同系色のシャツを着せたので、それほど透け感がありませんが…。


光にかざしてみると十分透けています。

メッシュ素材で透け感を出したアイテムも僕の高校生時代にはトレンドでした。18歳の頃、BEAMSオリジナルのメッシュTを着ていた僕。色は鮮やかなパープル、ナイロン混の黒いスリムパンツに合わせてエナメルのモンクストラップを履いていました。いま思えば、けっこー気持ち悪い組合せですね…(笑)。今メッシュ素材を取り入れるなら、ゆったりしたサイジングで選ぶ方が今年らしいと言えそうです。



ポケットにPVC素材を使い透けさせたものも。今回のRAF SIMONSは映画「ブレードランナー」の世界観を盛り込んだコレクションなので、近未来イメージとしてのトランスペアレントです。



衣服が透けてみえるのには抵抗がある、という方にはコチラ。TA CA Siからトランスペアレントなミニバッグがリリースされています。「中に入れる荷物が丸見えじゃないか」なんて言わずに、アクセサリー感覚でどうぞ。夏場の単調になりがちなコーディネートに素材感のポイントを作ってくれます。ナイロン系のアイテムには勿論、リネンのような自然素材に合わせてみるのも面白そう…。人気アイテムのため、残りわずかです。


いかがでしょうか?

薄着になるこれからの季節、メッシュ素材のシャツやビニール素材の小物ならば「涼しげに見せつつレイヤードを楽しむ」ことが出来そうです。

是非、みなさまもトライしてみてください。




Tsuruta


ハイ&ロウ


こんにちは、Tsurutaです。

ここ最近のブログで何度か、今シーズンの店内ディスプレイコーディネートをご紹介してきましたが、その中で「レギュラー古着感」という表現で僕が書いたものがあります。Martine Roseを筆頭に「チープなセコハン感覚の発色や素材加工を得意とするデザイナー」が2018年に台頭し始めている、という話です。ご記憶の方もいらっしゃいますでしょうか?この場合の「レギュラー」とは「ヴィンテージと呼ぶには至らない、まだ比較的浅い年月しか経過していないもの」という意味です。

この「レギュラー」と「ヴィンテージ」の境目は、人によって(時代によって、国によって)マチマチです。

ジーンズに関しては「リーバイスで言うところのビッグEとスモールeの間が境目」という感覚を個人的には持っておりますが…さて?

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ここでイベントのお知らせです。




(以下BEAMSオフィシャルサイトより引用)

ヴィンテージやアンティークからインスピレーションを得て、90年代にまつわるバンドのオフィシャルTシャツを中心に製作するブランド<Insonnia Projects(インソニア プロジェクツ)>。

この度、エクスクルーシブのNIRVANA復刻オフィシャルTシャツを発売するほか、デザイナー志鎌英明氏の私物アーカイブ(Tシャツ、ポスター、ポストカード、カセット、ビデオ、楽譜等)を額装して展示・販売します。 また、商品ご購入者にはシリアルナンバー入りのZINEを50名様限定で差し上げます。

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ここ数年の間に、古着屋の店頭で1990年代のバンドT(オルタナ/グランジ及びUK含む)がビックリするくらいの高値で売られているのを目にするようになりました。

当時(1990年代)に学生時代を過ごしたリアルタイムの世代としては、とにかく驚きのハイプライス。その頃もバンドTの価格が高騰したことはありましたが、それらは主に1970年代までのもので、代表的なところでストーンズ、レッド ツェッペリン、ピンク フロイドなどのレジェンド、他にヘヴィメタル、初期パンクものなど…。

リアルタイムで活動していた90年代バンドのTシャツは当然、現行品=レギュラーだったので、まぁよっぽどレアなものでない限りは普通に毛が生えた程度の値段で取引されていたかと思います。これはバンドT以外の古着全般にも言えることでした。ちなみにカート・コバーンはレギュラー古着の着こなしの達人でした。チープで小汚ない服がなぜ、あんなにカッコよく見えるのか、という。

そして2018年。NIRVANAの大出世作「NEVERMIND」がリリースされたのは今から27年前、来年(2019年)はカート・コバーンの死から25年というメモリアルイヤー。時代の流れるスピードの速さに驚くばかりです…。そりゃ、自分も歳も取りますね、という。

こうなってくると1990年代のバンドTも、もはや「ヴィンテージ」と呼べるほど「古く希少性の高いもの」になってくるわけです。とりわけ、フロントマンが衝撃の死を遂げ、すでに解散済みの伝説的バンドのものとなると尚更のこと。




本イベントでは志鎌氏が蒐集してきた過去の希少なコレクターズアイテムを惜しげもなく放出いたします。ファン垂涎モノ、レアなお宝アイテムを額装されたアートピースとして販売いたします。もちろん全て一点もの。


また、本イベント用に別注したTシャツを会期初日から発売します。






このブランドが作るバンドT、クオリティが物凄いんです。リプロダクトの新品とは思えないほどリアルなダメージ加工。巷に溢れる復刻品とは段違いのハイファイなローファイ感(笑)。一点一点、職人の仕事が光ります。「そうそう!バンドTって色が褪せるとこうなるよね~、ラバープリントがひび割れてくるとこんな感じだよね~」という、驚愕の再現度。生地がヨレた大きめのサイズ感もバンドTの必須項目。もし新品から着込んでいくとしたら、たぶん100回以上は「洗って干して」を繰り返さないとこの仕上がりには持っていけません。
また、今回の別注品はすべてバックプリント入り。この辺りも泣かせます。

マニアならずとも必見の当イベントは5/25(金)スタートです。


ハイとロウがグチャッと混ざった空間をご用意して、皆様のご来店をお待ちしております。




Tsuruta




FILL THE BILL

こんにちは。

International Gallery BEAMSの田村です。

本日も拙いブログにお付き合いをお願い申し上げます。



今回のブランドは、FILL THE BILL


2012AWに金田 淳一氏がスタート。

FILL THE BILLとは、必要とされる物、欲求を満たす、望みが叶うという意味。


コレクションに毎シーズンのテーマは掲げず、時代背景、テイスト、ジャンル等のコンセプトもなく、スタンダードな洋服なので派手さには欠けるが生地、縫製、シルエットを追求する事で、自然と“良い雰囲気”になる物を提供する。



その為スタイリングサンプルも其処彼処で、FILL THE BILLが必要に。


派手さに欠けるが、サイドラインの生地を通常と異なる畳み込んだ仕様にする事で、歩みと共にサイドラインも表情が出るシルエットを追及。



レーベルの【SEASON STYLING】に於いて、同じパンツを用いた別のスタイリングサンプルをご紹介致しております。

http://www.beams.co.jp/tag/18igm2_pc10/



では、バイイングアイテムの一部をご覧ください。












レーベルの【SEASON STYLING】に於いて、インナーのペザントスリーブシャツを用いた別のスタイリングサンプルをご紹介致しております。

http://www.beams.co.jp/tag/18igm2_pc8/





一見すると既視感あるアイテムばかり。

ある人は古着として。





奇しくも、90年代は、何を着るかからどう着るかにシフトし始めた時代。


ビッグメゾンやコレクションブランドが、ランウェイから発信する最先端なファッションも、既存のシステムとは異なるアプローチで、ストリートからアイデンティティーを発信するインディペンデントなブランドも、その他のムーブメントも同時多発的に起こり始めた時代。

当然、古着のリバイバルも。


FILL THE BILLは、ミリタリー、ワークや様々なジャンルのユニフォーム等からインスピレーションを生み、何かを壊しながら
時代背景、テイスト、ジャンルのコンセプトを再解釈し現代に合わせた雰囲気、空気感を提供するブランドか? そうでないのか


それらの答えは?

知る欲求を満たす為、International Gallery BEAMSで、アイテムの一つ一つをご自身の目で、手でご確認下さい。



皆様のご来店をお待ち致しております。


 田村 通隆

DANIEL w. FLETCHER

こんばんは。

International Gallery BEAMSの田村です。

本日も拙いブログにお付き合いをお願い申し上げます。



今回のブランドは、DANIEL w. FLETCHER


ロンドンが拠点のコンテンポラリーメンズウェアのデザイナーで、2015年にセントマーチンを卒業しその年にブランドを設立。

カジュアルかつラグジュアリーであることにフォーカスし、パワフルな政治的メッセージを込めて作り上げるコレクションは、時代を感じさせないデザインと素材の良さが特徴。


今季のコレクションからは、スポーツウェアのディテールを色や素材の切り替えでミックスし、ラグジュアリーなストリートウェアへと昇華させたアイテム達や、イギリスらしいユースカルチャーが放つ雰囲気を内包したアイテム達が。


レーベルの【SEASON STYLING】に於いてもご紹介致しております。

http://www.beams.co.jp/tag/18igm2_pc8/


現在のDANIEL w. FLETCHERのラインナップ。




バイイングアイテムの一部をご覧ください。




タンクトップは、下の写真にあるNICENESSのレザーコートのインナーに。



http://www.beams.co.jp/tag/18igm_pc8/


左のカットソーは、下の写真にあるNAMACHEKOのブルゾンのインナーに。



http://www.beams.co.jp/tag/18igm2_pc4/



既にお馴染みとなったオープンカラーシャツも、柄のトレンドであるストライプがオリジナルテキスタイルで。






今季急浮上のシアーな素材。


下の写真にあるRIOT DIVITIONのコートのインナーに。


http://www.beams.co.jp/tag/18igm_pc4/

トップスのミリタリーと、ボトムスやキャップのスポーツをミックスするだけでは飽き足らず、キーカラーの一つである赤をピンクへとグラデーションで纏めたインナーに効果的なアクセント。シアージャケットのパイピングの色が同じ事は偶然と解釈すべきか? それとも?



ユーティリティーなアイテム達が、ブランドや物が放つ雰囲気を垣根なく行き来するスタイリングの数々。
今までも、そして此れからも、時代に合わせアップデートさせた、International Gallery BEAMSらしいスタイリングのヒントを、是非お店でもご覧くださいませ。



皆様のご来店をお待ち致しております。


 田村 通隆

JIL SANDER

こんにちは。

International Gallery BEAMSの田村です。

本日も拙いブログにお付き合いをお願い申し上げます。


JIL SANDER

今シーズンよりクリエイティブディレクターに、ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻が就任しての初コレクション。

まずは、JIL SANDERコーナーをご紹介。


ミリタリーな雰囲気のコートも、ノーカラーやホワイトの異素材テープを、襟周り一周から右前身頃と左前身頃の間に通すディテールという、JIL SANDERらしい抜群のさじ加減。

ミリタリー繋がりでレイヤードしたハーネスも、PUNKテイストがソフィスティケィトされ非常にスタイリッシュな印象に。

このハーネスは、アウターだけでなく、これからの季節はカットソーやシャツ、ジャケット等とのスタイリングにもお勧めです。



先頭には、ハイファッションブランドからの提案が多く見られるシースルーやシアーな素材のアイテムが。


別コーナーのスタイリングサンプル。




この様なレイヤードは如何でしょうか?

シースルーな近未来的な素材も、プルオーバーや襟元のダブルリングベルトのディテールで他に類を見ないスポーティーへと昇華。

Tomas Maierのサングラスと、VALENTINOのスカーフディテールのシャツで、脱60年代調のルックに。


では、バイイングアイテムの一部をご覧下さい。









素材と縫製のラグジュアリーさが嫌味なくノーブルなアイテム達に溶け込み、考えられたディテールがファンクショナルで着た時のシルエットに静かなる変化を生み出す。

JIL SANDERのアイデンティティーを次のステージへと導いた、新クリエイティブディレクターのルーシー&ルーク・メイヤー夫妻のコレクションを、是非お店にてご覧くださいませ。


皆様のご来店をお待ち致しております。


 田村 通隆






Refine!ふたたび

こんにちはTsurutaです。

気温も上昇し、20℃超えの暖かい日(もはや、ちょっと暑いくらい)がすっかり当たり前になってきました。GWも間近に迫り、春夏シーズンも佳境を迎えています。


店内には展開商品の9割が入荷済み。ということで、ディスプレイをガラッと作り変えてみました。



今シーズンの気分を随所に盛り込んでみました。以前のブログ(↓)でご紹介したものと是非、見比べてみて下さい。
http://www.beams.co.jp/blog/international_gallery_beams/21578/




ナイロン素材やウエストポーチなどのスポーツテイストはやはり外せません。パステルなもの、ヴィヴィッドなもの…。発色の良いアイテムを差し込むのが今春ならではの楽しさです。



当レーベルの場合、足元のスニーカーもこれくらいデザインコンシャスな物が出ています。こちらはVALENTINO(ヴァレンティノ)のもの。アーティスティックですね。



CEDRIC CHARLIER(セドリック シャルリエ)のコートはトレンチタイプですが、非常に軽いディテール、素材、発色。ロングシャツ気分でEINE(エイン)のプリントTの上にざっくり羽織って。AVOC(アボック)のパンツにも注目カラー「イエロー」が効いています。



SOULLAND(ソウルランド)のベースボールシャツ、プリントTはレギュラー古着タッチのチープな発色。パステルカラーとはまた違った意味で90年代色強めです。M's BRAQUE(エムズ ブラック)のトラックパンツやNICENESS(ナイスネス)のレザーブルゾンで古着屋のお兄さん的なコーディネートですが、TOGA(トーガ)のサンダルが全体をブラッシュアップしてくれます。



カット柄のイージーパンツにパイル生地の半袖ビーチジャケットを羽織ったスタイリングもエクストリームな古着調スタイリング。パンツはSEVEN BY SEVEN(セブン バイ セブン)、ジャケットはFILL THE BILL(フィル ザ ビル)のもの。どちらも古着に精通したデザイナーですが、ヴィンテージをモチーフにしつつ、それをREFINE(洗練する、上品にする)する形で表現しています。



大きめのバックパックを背負っているので、足元はチロリアン風のPARABOOTを合わせています。春夏秋冬や海千山千がクロスオーバーするのはもはや当たり前。



ハイファッションから降りてきたクリーンなスポーツテイストと、街角から生まれた泥臭いスタイリングが共存する世界観。異なる価値観のデザインを並列に扱ってきた当店ならではの「コントラストがあるようで、実は無い」感じ、とでも言うべきでしょうか?


今シーズン、当レーベルのテーマは「REFINE(リファイン)=洗練させる、上品にする」です。この言葉は「Re=再び」と「Fin=終える」が組み合わさったものです。つまり「洗練させる」にしても「上品にする」にしても、その原型があって初めて「Re:Fine」となるわけです。「90年代」「古着」「スポーツウェア」「カジュアルズ」「70's」…なんでもよいのですが、過去に起こったことを今の時代にそのまま取り入れてもイビツなものがイビツのままであるわけで。イビツとイビツがぶつかり合って変化しながら、角が完全に取れるわけでもなく、それでも「今の時代」に調和していくような過程を経て生み出されるもの。それが「Re」であり「Fin」であるのです。

本当の意味で洗練を目指すならば、自分のすぐ身近にあるものよりも少し遠くにあるものとぶつかり合うことを求めることになるでしょう。似たもの同士で集まって「だよね~」と談合するよりも、僕らはきっともっと刺激を求めています。



Tsuruta


開拓者たち

こんにちは、Tsurutaです。

桜が散り、春の陽気が本格的にやってきました。重い上着を脱ぎ捨てて、アクティブになるにはうってつけの季節です。G.Wも近づき、いよいよ春夏シーズンも本番。

アクティブな洋服の代表と言えば「ジーンズ」ですね。元々がワークウェアということもあり、デニム素材のジーンズは都会でも郊外でも活躍するタフな普段着として、私たちの日常にすっかり溶け込んでいます。

ただし、今書いたように「ジーンズは本来、作業着」なのです。労働の際に着用するモノであったはずのジーンズが今の様な市民権を得るまでには、ファッションの歴史の中で何度かの革新や転機がありました。今回はファッションとしてのジーンズの歴史を切り開いてきたパイオニア的な「あの」ブランドの紹介です。



「Calvin」というロゴを見ただけで、勘の良い方はもうお気づきのはず。


Calvin Klein Jeans(カルバン クライン ジーンズ)です。

以下はビームス オンラインショップのテキストより。

「1978年にローンチされて以降、カルバン クライン ジーンズはメンズ・ウィメンズ共に、オーセンティックなデザイナーズジーンズとして認識されてきました。オメガステッチが施されたアイコニックなポケットの発表から30年経った今日でも、持続性のある素晴らしい履き心地や個性的なディテール、革新的なアイテム使い、そしてパイオニア的な広告キャンペーンなど絶えず注力し続けているアメリカ発の人気ブランド。」



30代後半以上の世代には懐かしいブランド名です。1990年代前半にファッション誌を熱心に読んでいた方は、Calvin Kleinのキャンペーン広告が強く印象に残っていることでしょう。フォトグラファーのブルース・ウェバーや、(被写体としての)ケイト・モスらを一躍スターダムに押し上げた一連の広告写真は、それまでのファッション業界の通例を根底から揺るがすものであったに違いありません。1982年にブルース・ウェバーが撮影したアンダーウェアのキャンペーン写真は「鍛え上げられた肉体美を誇る男性が真っ白なブリーフを一枚身に付けているだけ」のものでした。(こういった手法は)今では当たり前になり過ぎて、言葉ではうまく伝わらないかもしれませんが…。

そもそも、ハイファションのデザイナーがジーンズやアンダーウェアを手掛けるということ自体、殆ど前例がない時代にCalvinはジーンズラインをスタートさせています。



革新的デザイナーとして1980~90年代のファッション界を牽引したCalvin Kleinの現クリエイティブ・ディレクターに就任し、大きなニュースになったのが、ご存じRaf Simons。ニューヨークを舞台にRafが発表したCalvin Kleinのプレタポルテライン「205W39NYC」2017年秋冬コレクションももちろん話題になりました。Calvin Kleinというブランドの歴史とRaf Simonsの才能が化学反応を起こし、21世紀的なアメリカンルックが誕生したのです。



Raf Simonsのディレクター就任を受けて、Calvin Klein Jeansも新たな展開を見せています。「205W39NYC」でも多く見られた「ウエスタンディテール」や「側章」などの1970年代風デザインはCalvin Klein Jeansにも落し込まれていますが、ブルース・ウェバー的マッチョイズムは影を潜め、むしろ繊細でアーティスティックなムードが漂っています。


インターナショナルギャラリー ビームスでは新生・Calvin Klein Jeansコレクションの中からデイリーウェアに新しい感覚を呼び起こしてくれるアイテムを中心にバイイングしています。スウェットシャツ、Gジャケット、ワークシャツ、Tシャツ、そして勿論ジーンズも。





Gジャンにジーンズというユニフォームルックは1990年代のHelmut Langを彷彿とさせます。思えば、Calvin Kleinの存在なしにHelmut Langの成功はありえなかったのかもしれません。Helmut Langから多大な影響を受けたと公言しているRaf Simonsも同様です。



Helmut LangやRaf Simonsといった才能あるデザイナーが、それぞれのキャリアの中で知らず知らずのうちにニューヨークという都市に集まっている事実。1980年代にCalvin Kleinという偉大なデザイナーがワークウェアとアートを繋げたその瞬間から、それは予見された未来であったのかもしれません。

ジーンズという「反抗の象徴」をキャンバスに、アートなグラフィックのプリントTをプラスして、デイリーかつ刺激的なスタイルに身を包み街を歩いてみませんか?


この春の、個人的イチ押しスタイルです。





Tsuruta

Martine Rose



こんばんは。

今回よりブログを担当致します、Internatinal Gallery BEAMSの田村と申します。

今後とも宜しくお願い申し上げます。


ロンドンを拠点に活動。2012-2013A/Wの若手デザイナー支援プログラム 「NEW GEN MEN」のスポンサーにより初の単独ショーを行い、その後一躍ニュージェネレーションとして注目される。 

2017SS からは、デムナ・ヴァザリアがクリエイティブディレクターを務めるBALENCIAGAのメンズクリエイティブチームに加入。 

また、2017AWには、イタリアンアウトドアウェアの老舗napapijriとのコラボレーションも発表。


上記の経歴とは別に、Martine Roseというブランドは、<HIP HOP>や<レイブミュージック>、<ユースカルチャー>、<労働者階級>、<cheapなスポーツウェアーやワークウェアー>、<クラブカルチャー>、<90's>、<LONDON>、<(精神的な?)PUNK>、<ジェンダーレス>等々、何だか近頃よく耳にするキーワードが浮かび上がるブランドだなぁと、個人的に思う今日この頃。




では、バイイングアイテムの一部をご紹介。











これらからどのキーワードを連想されましたか?



カルチャーからアプローチされたブランドやアイテムが、静寂な店内でそれぞれが、時に刺激的に、時に気持ち良く鼓動を打つInternatinal Gallery BEAMS。

Martine Roseから放たれるリズムを五感はどう捉えるか? 横揺れ、縦揺れどちらも感性に身を任せてみては。


皆様のご来店をお待ち致しております。


 田村 通隆




ロワイヤルなスリッパ―



いよいよ本日から始まっております!




詳しくはこちら→http://www.beams.co.jp/news/841/




刺繍を選び…



アッパーやライニングの色を決めて…



オーダーフォームに書き込むだけで…




自分だけのルームシューズが出来上がり!


お渡しは2018年の秋ごろ(10月予定)です。
ちょっと気が早いのですが…この秋、自分だけのルームシューズを着こなしに取り入れてみませんか?

とは言え「そもそもは部屋履きでしょ~?ルームシューズを街で履きこなすって、一体どうすればイイの?」そんな疑問にお答えしてInternational Gallery BEAMSチームが一足先に着こなしてみました。まずはご覧ください。






当レーベルディレクターの服部。





同じくバイヤーの関根。






最近、銀座から原宿へ異動してきました、ショップスタッフ田村。





私、Tsuruta。







諸事情あり、も一度Tsuruta。スミマセン。





スタッフ鈴木。





プレス安武。




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Brilla per il gustoバイヤー高田も履いてます。




…と、いった感じ。参考になりましたか?ならないですね(笑)、みんなバラバラすぎて。ともかく、スーツなどのクラシックアイテムは勿論、トラックスーツやガウンコートといったリラックスムードのアイテムにも、なかなか似合います。


ルームシューズは10年ほど前にもちょっとしたトレンドになったアイテムですが、今ならスポーティー/リラックスな要素と掛け合わせてみるのも良さそうです。クラシックスタイルにこだわらず、気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか?


足元のトレンドはクラシック回帰のドレスシューズとスニーカーブームとに二極化しています。レザーシューズに関しては、ワイドパンツがすっかり浸透したことで「ボリュームのない足元」がここ数年、新鮮に見えています。また、ビットローファーの復活や(GUCCIを筆頭に)刺繍入りのシューズなど、「アッパーに飾りの付いた靴」がピンポイント的に注目されています。


それらのトレンド要素を、あくまで「ベーシックなもの」を通して提案したいと思い、今回のイベント開催となったわけです。グリーンやパープルといったレザーシューズではほとんど存在しない色目を足元に取り入れる事が出来るのもベルベット素材のルームシューズならでは。レディースサイズも(UK4~)オーダーして頂けるまたとない機会です。


Tsurutaが昨年末から始めた「Amvai」と言うサイトでも、このオーダー会を紹介させて頂いています。
https://amvai.com/amvar/30


このサイト、Tsurutaの記事以外にもビームスで取り扱うブランドのデザイナー諸氏による「かな~り濃厚な」ファッションコラムとして楽しめますので是非、あわせて覗いてみて下さい。



会期中にルームシューズをオーダーされた方にはノベルティとして英国製のノートを差し上げております。こちらもなかなか素敵な一品です。
(※数には限りがございますので、お早めに)




会期は4/8(日)までです!

皆様のご来店お待ちしております。




Tsuruta

春の嵐

 

不安定な天候が続いていますが、これは一歩づつ春に近づいている証でもあります。暖かい空気と冷たい空気がぶつかりあい、突然の雨や強風などを伴って崩れる3~4月の空模様。俗に「春の嵐」と呼ばれています。

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ホームページ内の特集サイトはご覧いただけましたか?





このコンテンツは当レーベルの2018春夏シーズンの気分をスタイリングで表現しています。国籍や年齢/ジャンルでは縛りきれない世界観を、是非のぞいてみて下さい。
http://www.beams.co.jp/feature/180223_m/

このページのスタイリングに負けじと(?)ショップでも日々、店内ディスプレイ用コーディネートを組んでいます。アーデモナイ、コーデモナイと思案しながら取り組むこの作業、僕は楽しいんです。自分で着る面白さとはまた違った意味で。

最近、Tsurutaのお気に入りはこんな感じのコーナー。




各アイテムのディテールやシルエットもそうですが、配色に今シーズンらしさが表れているかな、と自分でも思っています。カラフル、ではあるのですがド派手というよりも「くすんだ感じの古着っぽいカラー」が新鮮です。古着、とはいってもヴィンテージ、ヘリテイジといった歴史を感じさせる重厚さではなく、いわゆる「レギュラー古着」のチープな発色です。


MARNIのシャツもMartine RoseのプリントTも古着屋のワゴンセールで売ってありそうな「チープな」カラーリングを絶妙な色出しで表現しています。ひと昔前なら完全に「アウト」なチープさが、いまミョーに新鮮です。特にMartine Rose。発色だけでなく、デニムのウォッシュ具合やサイジング、ステッチの選び方まで「絶妙にダサい」雰囲気を作り出すのがダントツにうまいデザイナーです。


足元はレザーパンツにFoot the Coacher×Inov-8。



トップスの裾をパンツイン。MARNIのビッグザイズトラウザーズのウエストをVaporizeのGベルトでギュッと絞って。トップスにボリュームを出すためにプリントTのインナーにはメッシュ素材のロングスリーブを重ねています。


スニーカーはDAMIR DOMA×LOTTO。表面にはエイジング加工が施されていますが、これもやはり「チープ古着」タッチです。



ナイロンのウエストポーチはMartine Roseのもの。ユルめシルエットで全身コーディネートしても、ウエストポーチをギュッと絞るだけで全体が引き締まるので不思議です。



トラックパンツも引き続きの注目アイテム。写真はDaniel W.Fletcherのもの。コンチョやプンターレで装飾されたTOGA VIRILISのビルケン風サンダルが好相性。出来るだけテーストが違うもの同士で合わせる方がよさそうです。


スウェットやTシャツは無地よりもプリントものに勢いを感じます。



…といったところで、なんとなく感じていただけましたでしょうか?昨日までの自分と今日の気分が絶妙にぶつかり合いながら渦を巻いていく感じ。ファッション版「春の嵐」といったところです。

コーディネートを考える時間は、一体につき5分程度。2分で出来るときもあります。テーブルの上にササッとアイテムを並べていき「うん。これだな」と直感で思えたら、いざ着せ付け。脱がせて着せる、こっちの作業の方が時間はかかります。最後に全体のアレンジを整えて(裾を入れたり出したり、ウエスト位置を変えたり、小物を付け加えたり)できあがり。

朝、出勤前に自宅の衣裳部屋でコーディネートを考える時もそんな感じです。前日の夜に考える事が(僕には)できないんです。朝起きた時の気分というものがあるので。時間をかけずにササッと考えたコーディネートに起こるアクシデントから発見することもありますし。ただ、この「ササッと」が出てこないときがたまにあるんです。そういったときは(洋服屋にとっては)危険信号。自分に対して、刺激のインプットができていないからアウトプットできないんだと。普段から感じる事が少ない(薄い)と、表現もできなくなるんです。それくらい目に見えない「刺激の集積」が目に見えるかたちで「ファッション」に表れるから面白いですよね。これはピアノを弾く人は音に、絵をかく人は筆のタッチに表れるでしょう。


いま、あなたは何が好きで、どんな気分ですか?


春の嵐に身を任せて、自己探求してみる。
そんな季節です。
なにか新しいコト起こるかも。


出会いや発見を求めて、街へ出てみましょう。




Tsuruta

COATE POP UP STORE ―Breeze from Marrakech―

日本からほとんど出たことのない私にとって
服を通して感じる異国の香りは、
未知への好奇心をくすぐるもの。
デザイナーが見て感じたものを
服に袖を通すことで
私もほんの少し感じられそうな、
そんな気持ちになります。

今季の<COATE(コート)>のコレクションは
「迷宮の街」と呼ばれるマラケシュを始めとした
ヨーロッパや地中海やアラブのイメージから
作り上げられたそうです。
「乾いた空気感の中に、
土の湿ったようなしっとりとした雰囲気。」
デザイナーの福屋さんは今季のイメージのことを、
そんな風に語って下さいました。

さて、レーベルニュースでもご紹介した
<COATE POP UP STORE ―Breeze from Marrakech>も、
いよいよ明日からのスタートです。

お店の1Fにあるウインドーは、
先日一足先に<COATE>一色となりました。


こちらのディスプレイでも使われている赤いブラウスは、
今季<International Gallery BEAMS>のためだけに
作って頂いた別注カラーアイテムです。


深く鮮やかなカラーも優しげに感じるのは、
ふっくらとしたリネンの質感があってこそ。
ネックに施されたタックや袖のボリュームは
立体裁断を得意とする<COATE>ならではの
美しいシルエットを描いています。
リラックス感と女性らしさの両方が感じられる
コーディネートの主役にしたい一着です。

こちらのブラウスの他にも、
イベントに併せて店頭に並ぶモアバリエーションアイテムを始め
様々なアイテムが店頭に並びます。
<COATE>の世界観をいっぱいに感じられそうなこの機会、
私達スタッフもとても楽しみにしています。
ぜひ足をお運びくださいね。



******************************************
<COATE POP UP STORE ―Breeze from Marrakech―>
会期: 3/16(金)ー 4/1(日)
開催店舗:インターナショナルギャラリー ビームス B1F


takeuchi

花粉とともに

こんにちは、MURAMATSUです。
ようやく春の陽気になってきました。
私の場合は、気温が温かく...というより

花粉で春を実感しており例年のごとくツライ日々です。(笑)

さて、店頭の商品が春夏シーズンへと変化しています。



そんな今回のブログは
MURAMATSUの大好きな店内巡回です。
今までとは視点を変えて、
正面入口から階段ではなく
エレベーターで2階へ。


さて店内へと進んでいきましょう。


入口すぐのコーナーは
“10exture”、“rdv o globe”や
新たに取扱うカナダブランド
“HAUD STDIO”(ハウド スティディオ)が並んでいます。
色はダークトーンですが生地の表情や
取り外しができるバッグが付いたトップスなど
ディテールの面白さにご注目ください。


店内の中央にあるガラスケースには
“A.D.S.R.”と“CUTLER&GROSS”のサングラスや、
“Comme des Garcons”のポケットシリーズなどが
陳列されています。ちょうどパルファムの
新作が入荷、テスターをご用意していますので
店頭でお試しいただけます。
そしてこの先には、、、


“JIL SANDER”や“RAF SIMONS”、
“VALENTINO”などのウエアや
“HEINRICH DINKELACKER”のレザーシューズ
などが並んでいます。
ちなみに、手前にあるウラジミール・ケイガンのソファと
ポール・ヘニングセンのアーティチョークの照明がある
この景色は、MURAMATSUが当店の中で
ずっと眺めていたいくらいお気に入りなんです。


左手には“ALDEN”のシューズや
先日待望の入荷を果たした
別注モデル「Milly」を含む“PARABOOT”、
“HUNTER”のレインシューズなどが並んでいます。


シューズコーナーの次には
“Brilla per il gusto”レーベルの商品に加え
“SLOANE”や“MP di MASSIMO PIOMBO”、
“INCOTEX”のパンツや
“ATKINSONS”のネクタイなどが並ぶコーナーです。
そしてこの逆サイドは雰囲気がガラッと変わります。


“SHABBY SNAPPY”コーナーです。
コチラにも続々と各ブランドより
商品がデリバリーされており、
ちょうど“ASHLEY ROWE”の新作が届いたばかりです。


その他にも“FRANK LEDER”や“The Letters”に
“Children of the discordance”、
“7×7”や“The Soloist”に加えて
“foot the coacher”のシューズなどが揃っています。
そして振り返ると、、、


右側のショーケースにも
“THE ROW”や“creep”などのアクセサリーが並びます。
次は、チラっと見えている“RIMOWA”を
左手に眺めながら進んでいきます。


コチラでの注目は
今シーズン新たに取り扱う“HILFIGER EDITIONです”。
世界エクスクルーシブデザインを含む
充実したラインナップは見逃せません。
また、右側の黒い棚にある“zattu”のバッグ、
“KIJIMA TAKAYUKI”・“BETON CIRE”のハットなどの
小物類も要チェックです。
ほんの少しコーディネートに味付けをしたい時に
一役買ってくれること間違いありません。


ここで再び店内中央へ戻ってきました。
“CEDRIC CHARLIER”や
今シーズン話題のブランド“NAMACHEKO”、
“MARNI”と“MAISON MARGIELA”などが
ズラリと並んでいます。
BEAMS各店の中でも当店以外では
取り扱わないブランドばかりですので
ぜひ直接ご覧いただきたいです。


奥には“NICHOLAS DALEY”や
“M's braque”、“Acne”なども揃っています。
ぐるっと回って最後のコーナーへ進みましょう。


マネキンのグループを発見!!!


コチラには
“CLASS”や“MARTINE ROSE”・“SUNNEI”、
そして“DANIEL w.FLETCHER”が揃っています。
他にも昨年の夏にご好評頂いた
“VVV”のTシャツや“DEREK ROSE”の
パジャマも揃っています。


今回も店内巡回に
お付き合い頂きまして
ありがとうございました。


最後は“ROCKARCHIVE”の写真を眺めながら
階段を下りていきます。
ぜひ新たなシーズンの洋服を
見にいらしてください。
花粉症のことなんて少しだけ
忘れてしまうくらい
春が楽しくなると思います。


MURAMATSU

やきなおしぜねれいしょん


ショップには連日のように新商品が入荷しています。店内の一部には秋冬のセール品も置いてありますが、いよいよ2018年春夏シーズンが本格的に幕開けです。


当店ではメンズだけで(規模の大小含め)常時100前後のブランドを取扱いしております。2005年に旧店舗(1FとB1F)から現在の店舗(2F)へリニューアルしたときに掲げたコンセプトは「洗練された混沌」です。まったく異なる価値観を持ったブランド同士が隣り合わせに陳列されることで生まれる刺激を追求したショップというわけです。


クラシックなスーツの隣に破壊的なクリエーション。モノトーンアイテムの隣に極彩色のプリントアイテム。8万円のレザージャケットの隣に13万円のコットンシャツ。

といった具合です。


1981年のレーベル発足以来、インターナショナルな感覚で世界中からトレンドをピックアップしてきた当店ですが「長い間続けているからこそ」出会う刺激があります。それは新たな世代の足音、ニュージェネレーションの気配です。

1995年に衝撃の新世代デザイナーとして登場したRAF SIMONS。そんな彼のキャリアも既に20年超え。JIL SANDERからDior、Calvin Kleinまで幾つものトップブランドで独創的なクリエーションを発揮してきたRAFは今や完全にビッグネームのスターデザイナー。

今回(2018年春夏)のコレクションも最高に刺激的で独自の世界観に溢れた素晴らしい内容です。














ビニール傘、提灯(ちょうちん)といったジャポニズム要素を随所に散りばめながらも、暗い雲に覆われた空から酸性雨が降りしきる退廃的なメトロポリスの世界観は、映画『ブレードランナー』さながら。ごった煮のサイバー・パンク・ワールドを独自のサイズバランスやレイヤードルックで見事に表現しています。変則的なシルエット、意外性のある素材の組合せに伝説のグラフィックデザイナー・Peter Savilleのアートワークがミックスされることで、予想以上の化学反応が生まれました。





店内ではRAF SIMONSのコレクションをジョージ・ナカシマのベンチにレイアウト。RAFもナカシマの家具をいくつも所有しているそうです。ちなみにこのベンチ、通常施される上塗りをせず、無垢のまま仕上げて貰った当店の別注品です。(店内用什器の為、非売品です)13年前、店舗リニューアルの搬入作業中に香川の桜製作所から届いた大きな段ボールを開けてみたら、このベンチが出てきたときの衝撃を今も覚えています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして2018年、衝撃のニューカマーNAMACHEKO(ナマチェコ)の登場です。


NAMACHEKOは、イラクのクルド地区で生まれ、幼少期にスウェーデンに移住した兄妹Dilan LurrとLezan Lurrによって立ち上げられました。実際のデビューシーズンは2017年秋冬ですが、そのデビューコレクションをパリのコンセプトストアThe Broken Armが青田買い。世界エクスクルーシブで展開した為、市場にはほとんど出回ることなく幻に近いコレクションとなりました。

そして2018年春夏、インターナショナルギャラリー ビームスは彼らの2回目のコレクションをバイイングしています。パリの手狭なショウルームは各国のバイヤーやファッション関係者でかなりの盛況ぶりだったようで、彼らの注目度の高さが伺えます。











デビューシーズンからこれほど注目を集めるブランドも珍しいでしょう。ショップに届いたアイテムを見てみると、実にオリジナリティあふれる仕上がり。ロウカット(切りっぱなし)で処理されたエッジ部分やグラデーション状にペイントされたパーツ使い、全体的にはソリッドな印象であるにも関わらずマザー・オブ・パールやリアルホーンといった古典的な素材のボタンが付いていたり…。アイテムの各部分を実際に手に取り、試着したり、チェックしたりするうちに、自分自身が若いころ(20年前とか)に服を見ていた時の感覚が呼び戻されたような気になってきました。つまり、彼らの作る服は「洋服を見慣れた目にも新鮮に映った」のです。






今のファッションなんて過去の焼き直しでしょ?

そんなシラケた声もよく聞こえてきます。半分は正解で半分は的外れだと、僕は思います。トレンドのサイクルを2周、3周と体験しながら歳を重ねるうち、若いころは大好きだったファッションにすっかり心が動かなくなっている自分に気付く人も多いでしょう。ファッションに限らず、音楽でも映画でも全部が同じように感じられてしまう。これは「大人になる」という過程の中でオマケのように必ず付いてくる「変化」です。

確かに焼き直しファッションは溢れています。
しかしそうでないものが確かに存在します。



NAMACHEKOをバックアップするのはRAF SIMONSがデビュー当初のアイテムを生産していた工場だそうです。こういった一流の生産背景でアイテムを作ることができるデザイナーはごく一部に限られています。新人でありながら異例のバックアップを受け、世界の注目を集めるNAMACHEKO。これはアントワープ王立アカデミーのリンダ・ロッパ女史をして「あなたには教えることがなにもない」と言わしめたデビュー前のRAF SIMONSとオーバーラップする部分でもあります。破格の才能や輝きは、自分がそうであると宣言するよりも前に、まずは他人によって発見されるものです。

確かにNAMACHEKOにはRAF SIMONSで働いていたパタンナーやPRスタッフが集まっているそうです。しかし、これはNAMACHEKOのクリエイションがRAFのクリエイションの焼き直しである事を意味するものではありません。

NAMACHEKOにはオリジナリティがあります。初期衝動が感じられます。現在のメンズファッションにおいてシルエットやフォルムの新しさを追求する探究心があります。仮にそれが何周目の体験であろうとも、僕の目にはそう映りました。特定の年代のリバイバルだ、焼き直しだと早合点でトレンドを総括してしまう前に、目の前にある「服」を触って、着て、感じてみるべきです。


人生に於いて同じ日なんて一日たりともない。


あるとしたらそれは錯覚です。

コーヒーの味。通勤路の景色。風の音。
20年前の1日と今日が同じであるはずがありません。

感覚を研ぎ澄ませばファッションはまだまだ面白くなります。混沌の先にある世界に僕らの手は今にも届いてしまいそうです。




Tsuruta

新入荷品 KUON編

こんにちは。
各ブランドの新作が
店舗へ続々とデリバリーされており
何を購入しようかなぁ、、、
と悩んでいるMURAMATSUです。
今回は新入荷品の中より
新たな取扱いブランド、
“KUON”(クオン)のご紹介です。



「久遠」(くおん)、「遠い過去または未来」や
「永遠」などを意味する“KUON”は
2016年2月にスタートした日本のブランド。
また、昨年にはブランド設立わずか二年目で
過去最短となるTOKYO FASHION AWARDを受賞しています。
さて、当レーベルがセレクトしたものを見ていきましょう。



刺し子織りの生まれたきっかけは、
1926年ごろにおこった「民藝運動」だと言われています。
その内容は日常の暮らしで使われている
手仕事の日用品の中に美しさを見出し、
活用するというものでした。
そして、個人の技量で大きく差がある刺し子が
織り機を使って表現することが可能となり
テキスタイルのひとつとして大きく広まりました。



日本の伝統的な格子柄である
「吉野格子」を用いたコチラは
発色の良さが目を惹く赤系と、


青系の2色をご用意しています。
同じ格子柄でも色が変わるだけで印象が
ガラっと変わりますね。
MURAMATSUはどちらの色が良いか悩み中、、、



改めて、刺し子織りとは
左右対称の模様となる
最も単純とされる平織(ひらおり)に、
同色や異なる色の糸用いて
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を
浮き沈みさせて文様を表す織物のことをいいます。



コチラは刺し子織りの市松柄です。
織物を重ねたような厚みのある
二重織で表地がほつれても耐久性があります。
長く愛用していきたくなる表情は、
どれにしようかと
MURAMATSUを更に悩ませます。



コチラは創業150年の老舗工房で
糸染めから織まで一貫して作られた生地。
藍染された糸の風合いはもちろん、
触感がザラっとしている凹凸感に刺し子らしさを感じます。
また、何れも右側の裾にジップが付いており、
着脱がスムーズに加えて、
シルエットの変化にも一役買ってくれる別注品です。



コチラは、生地の柄が鰹(かつお)の
背から腹にかけての濃淡ある模様を
思わせることから名がついた
「かつお稿」に刺し子を施しています。
生地感の表情を楽しめるので
またまたMURAMATSUを悩ませます。





箇所によって生地の濃淡や補修の跡などがみられる
コチラの生地は約50~70年前の
古布。(ふるぎれ、こふと読みます。)
この生地が秘めている長い歴史を楽しめる一着です。


藍染(あいぞめ)は植物の藍を用いた
人類最古の染料とも言われており、
防臭、防虫効果があるそうです。
なにより経年変化好きの
MURAMATSUを悩みに悩ませて
決まりそうにありません。

まだまだ新作の入荷は続きます。
ぜひ店頭でお確かめください。
良かったらMURAMATSUが
悩みながらご案内させて頂きます。


MURAMATSU


The Voyage of Discovery ~ seya. POP UP STORE

旅の醍醐味は、日々の生活から離れて普段見ることがないような新しい世界で、新たな発見をすること。初めての海外旅行で訪れたニューヨークは見たことのないような眩いネオンに心が踊り、初めてのひとり旅で訪れたバルセロナは、ワクワクする気持ちよりも恐怖心の方が勝っていたかもしれません。新しい街を訪れ見える景色は新鮮で、感じることも様々たくさんの刺激を受け、たくさんの様々な感情を持ち帰ってきます。



<seya.>はクリエイティブディレクターの瀬谷さんが、世界の様々な土地で得たインスピレーションをコレクションに反映させたクリエイティブなブランドです。


たくさんの街を訪れている瀬谷さん。前回のコレクションはアルゼンチンの大地・カタマルカがテーマで、私たちが見たことのないような自然が作り上げた微妙な色合いを服に落とし込んだ素敵なコレクションでした。

http://www.beams.co.jp/blog/international_gallery_beams/15020/


今シーズン、クローズアップされる都市は同じくアルゼンチンの首都・ブエノスアイレス。1920年代には世界で最も文化が栄えている街として多くの文化人や知識人が訪れました。当時の建物が今でも立ち並び、グラフィックで都会的な建物が続きます。しかし繁栄の後100年で街の退廃が進み、美しい建物とは対照的に夜は地元の人が歩くのも危険という一面も。陰と陽が混じり合ったような不思議な街にパワーを感じ、魅了される。そんな思いから、今回のコレクションはスタートしています。


http://www.beams.co.jp/news/759/


2/23(金)~3/11(日)の期間、<seya.>の世界観とコレクションをダイレクトに楽しんでいただけるPOP UP STOREを開催いたします。期間中はコレクションの他、デザインのインスピレーションの元となる瀬谷さんが旅先で撮った写真を展示いたします。



今回のコレクションでは、昨年インターナショナルギャラリー ビームスでコラボレーションイベントを行った木器作家の藤本健さんと制作した錆漆の風合いが美しいウッドバングルがございます。



さらに、リサイクリングプロジェクトとして、リサイクル生地から生まれたバッグもございます。こちらのナチュラルホワイトの他に、POP UP STOREではインターナショナルギャラリー ビームス エクスクルーシブカラーが登場します。


リラックスした大人のエレガンスを表現する<seya.>。是非店頭でその世界観をお楽しみください。


Matsumoto


Refine!


こんにちは、Tsurutaです。

ビームス各店ではファイナルセールを絶賛開催中。秋冬のお買い物は今が最後のチャンスです。


その一方で、ショップには春夏の新商品が日々続々と届いています。毎日新入荷の荷物を開けながら、スタッフ同士で「あっ、これいいじゃない」とか「おっ、これはスゴイな」とか来シーズンの傾向について話を弾ませています。先日、店内のレイアウトを大幅に変更して春夏シーズンの雰囲気を感じられるコーナーを作ってみました。


ということで、今回はスタッフMuramatsuのお株を奪う「店内巡回」です。


はい。さっそく参りましょう。まずは2Fのメンズフロアへ続く階段を上っていきます。ちなみにこの階段、けっこう急です。上り終えるころには疲れてしまうお客様もいらっしゃるようです。当店にはエレベーターもございますが、場所が分かりにくいので、エレベーターを必要とされる方は1Fスタッフまでお知らせください。


で、上り終えると…。




すっかり春夏気分のマネキンたちがお出迎え。
もう半袖の子までいるじゃないの~。



左を見るとMaison Flaneur(メゾン フラネール)やKOLOR(カラー)、Sacai(サカイ)といった人気ブランドの新商品に加えて、ロンドンの新星、Daniel W.Fletcher(ダニエル W フレッチャー)のコーディネートが。シースルー素材のアイテムは今期要注目ですよ。



こちらも新星、Martine Rose(マーティン ローズ)。オーバーサイズのレザーブルゾンにチープなレギュラー古着感満点のプリントTがアーリー90's的な最新スタイル。ヴィヴィッドなオレンジが目を引くKOLORのナイロンパンツと合わせています。



座っている彼はMaison Flaneurのシャツ&パンツにrdv O globe(ランデヴー オー グローブ)のベストをレイヤードしています。ベストを使った重ね着は春夏も継続でインな感じ。




Martine Roseのルックを流すMacの傍には、やはりベスト。10exture(テクスチャー)から届いたSEDITIONARIES(セディショナリーズ)の傑作、ボンデージベストとSedsシャツ。パンクムードが本格的に再生する2018年。




アナーキーマークとエリザベス女王。



Maison Margiella(メゾン マルジェラ)の足袋シューズ。メンズモデルはヒールなしのフラット具合が新鮮です。




逆サイドには、Acne Studios(アクネ ストュディオズ)。北欧の静かなモード感がパンクな右サイドと好対照です。



コーナー全景。これでもまだ店内の5分の1程度です。2月に入ると新規商品がさらに続々と入荷してきます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当店のレイアウトやディスプレイを自分でイジるようになってから、早10年以上が経ちますが…。このシーズンの変わり目にグイッと大きく舵を切る瞬間はやはり楽しいものです。夜遅くまで悩みながら構成することもしばしばですが、翌日以降に馴染みのお客様が「おっ、店内変わった?」なんて声を掛けて下さると、またアガるんです。モチベーションも。

この時期は日々、新作が入荷してくるので、それに応じて店内のディスプレイやレイアウトも生き物のように変化していきます。秋冬のセール商品をチェックして頂きつつ、店内の変化に少しだけ目を向けていただければ何か新しい発見があるかもしれません。見慣れたはずのものが少しだけ新しく見えたり。嫌いだったものが好きになっていたり。
「へぇ」とか「おー」とか「あれ?」とか「わぁ」とか「すげぇ」とか「素敵」とか「カッコイイ」とか、そんな発見をしていただけるようにお店を作っていくこともまた、僕らスタッフの大事な仕事です。2018年はスタッフ一同、より一層の工夫を凝らして皆様のご来店をお待ちしております。





Tsuruta

新入荷商品 小物編

こんにちは、MURAMATSUです。


遅くなりましたが
2018年最初のブログです。

本年もよろしくお願いいたします。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、昨年末から年明けにかけて
続々と新たな商品がデリバリーされています。

今回はその中から小物類をご紹介します。


ARCTERYX VEILANCEの
LEATHER WALLETは、
カードケース、ウォレットと
パスポートケースの3種類の入荷です。


初のリリースとなるWALLETは
一切縫い目がありません。
レザーを圧着しシームレスで仕上げた
ブランドらしい表情です。
写真のフラットな状態から
徐々に折りたたまれていく過程を楽しめます。


GEROGE COX「EVERTON」は
当レーベルだけの別注モデル。


ちょうどスタッフSUZUKIが履いていたので
写真を撮らせてもらいました。
徐々にフレアパンツが気になっている
MURAMATSUは、
EVERTONのようなポインテッドトゥや
スクエアトゥのシューズなどが相性良いなぁ
なんて日々妄想しています。




MAISON MARGIELAからは
ウエアも入荷していますが
同ブランドのアイコンの一つ
「TABI SHOES」が入荷しています。


日本のアイウエアブランド、
A.D.S.R.(エーディーエスアール)。


ここ数シーズン、アイウエアのトレンド
といわれているのはフラットレンズのものです。
しかし、鼻部分が低い日本人には
合いづらいと考えた同ブランドは
フラットレンズ(0カーブ)と
一般的なレンズ(4カーブ)の間にあたる
オリジナルのレンズ(2カーブ)を製作し使用しています。
また、レンズとテンプルのつなぎ目を
三角にカットすることでパーツに対する負荷を軽減するなど、
細部至るまでのこだわりを感じられます。


ドイツのブランド、F.HAMMAN(エフハーマン)は
約150年にわたり自社生産で職人技術を活かした
レザーグッズを生産しています。
今回は、お気に入りのアクセサリーを収納できる
ジュエリーケースが入荷しました。


ケース中央のパーツは
スナップボタンで取り外すことで
リングをまとめられ、
4箇所あるジップポケットには
バングルやブレスレットなどが収納できます。


ノルウェーからは
TOMWOOD(トムウッド)の
リングがデリバリーされました。
天然の鉱石を使用しているので
微妙に1点1点表情が異なります。
また、接着せずにパーツを埋め込むという
職人の高い技術により製作されています。


ご覧の通り、程よいボリューム感ですので
他のアクセサリーとコーディネートしても良し、
シンプルに1つだけで付けても良しだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ご好評頂いております
FINAL SALEの一方で
様々な商品が日々少しずつ
デリバリーされています。

なにか心残りがないかなぁなんて
思いながらも
新たな気分にしてくれるモノも
探してみてはいかがでしょうか。

改めて本年も
どうぞ宜しくお願いいたします。


MURAMATSU

Cinderella complex -MANOLO BLAHNIK-


美しく心優しいシンデレラは、魔法によって美しいプリンセスとなって素敵な王子様と結ばれ幸せに暮らしました。めでたしめでたし。

幼い頃に誰もが聞いたおとぎ話「シンデレラ」は、夢見る女の子を象徴する物語。そしてシンデレラは王子様以外に、この物語でもう一つの運命的な出逢いを果たしているのです・・・そう「ガラスの靴」に!!

王子様との甘い時間を過ごし、魔法の解ける約束の時間が迫るシンデレラは宮殿を駆け抜けます。王子様と踊った上に宮殿を全力疾走だなんて、一体どれほど足にフィットした靴だったのでしょうか(最後に片足脱げてしまいますが・・・)。シンデレラ・ストーリーで私が羨ましいのは、王子様に出逢えたことではなく、カボチャの馬車に乗ったこと、魔法のドレスを着れたこと、そして何よりも自分の足にぴったりなハイヒールに出逢ったことなのです。

シンデレラが<MANOLO BLAHNIK(マノロ ブラニク)>のヒールを履いていたかはわかりませんが、「世界で唯一走れるピンヒール」はMANOLO BLAHNIKの有名な枕詞の一つです。エレガントなシェイプと美しく繊細なディテール、何よりも履き心地のいい靴は多くの女性を魅了しています。



スクエアのシャープな造形が美しいスティレットヒールは、「BBR」の9cmをご用意しております。定番的なBBに比べてBBRは、丸みを帯びた履き心地の良いアーモンドトゥが特徴です。



コーディネートの差し色となるこちらの華やかな二色は、柔らか味のあるスエードの素材を選んでおります。柔らかく丈夫で手入れがしやすい素材ですので、カジュアルにもコーディネートして頂きたい一足です



同型のBBRでは、こちらのカーフ素材、7cmヒールで黒をご用意しております。落ち着いた素材やカラーに加え、デイリーユースしやすいヒールの高さですのでシーンを選ばず幅広くお召いただけます。同じくクラシカルなアイテムですと「CAMPY」をお勧めさせて下さい。



履いた時のホールド感が高いワンストラップシューズは、可愛らしい印象ながら9cmのくびれのあるスティレットヒールがエレガントで女性らしい足元を演出してくれます。メリージェーン×白いソックスは、普遍的に「可愛い」と思わせてくれるスタイルです。


煌めくビジューが美しい「HANGISI」は、代表的なモデルの一つです。当店では、ラグジュアリーなバーガンディのベルベットと、マスキュリンな印象のミリタリーグレーのレース素材をご用意しております。



7cmヒールとフラットでのご用意ですので、フォーマルなシーンに留まらず、
是非普段のコーディネートに取り入れていただきたいです。



お仕事で歩く場面が多い方や初めてのマノロでお悩みの方は「LISTONY」を試されてみてはいかがでしょうか。安定感のあるヒールと足を入れた時の履き心地の良さは、多くの女性から支持を得るシューズです。ヒールは3cmと控え目ですが、フラットシューズとはまた違い、程よいヒールの高さが足首をスッと伸ばし美しく見せてくれます。


また違ったハンサムな魅力を放つのが「VELLA」です。メンズメゾンにはない、華奢でシャープなフォルムがなんともエレガントなローファーです。



スクエアトゥというのも当店のアイテムの中では新鮮に映ります。カラーはネイビーですのでブラックよりも硬派になりすぎず、デニムと合わせて頂くと上品で大人な女性のカジュアルスタイルの出来上がりです。



私もこのブランドに対して憧れを抱いていた一人です。今までご縁がなく履くことができなかったのですが、今回恋に落ちてしまった一足がこちらの「AMINTA」です。惹かれた理由は、上品なベルベット素材、アッパーの美しい流線的なシルエット、足首を美しく演出するヒールのシェイプ、そして何よりも履いた時の足を覆うようなフィット感。その時の歓喜はまさにガラスの靴を履いた時のシンデレラの様に。。。


マノロが言うには、自然に女性が歩けるヒールは5cmまで。それ以上の高さのヒールは、女性をエスコートするパートナーの存在があって初めて完成されるそうです。初めてのヒールに苦戦し泣いていた私も、いつから7cm、9cm、果ては15cmのヒールでエスコートもなくカツカツと歩けるようになってしまったのでしょうか。

「女の子はぴったりの靴を手に入れたら、世界すら征服できるわ」という有名なマリリン モンローの言葉。その言葉通り彼女は、右のヒールを少し短くした靴で世界を手に入れました。そして、シンデレラもその言葉を実現した女性の一人です。女性も強くなければならない現代において、私たちはエスコートなく一人で力強く歩かなければならない時もあります。ひょっとすると幸せにしてくれる王子様もいないかもしれない......でも恐れ事はありません。魔法使いがシンデレラにガラスの靴を贈った様に、現代の魔法使い「MANOLO BLAHNIK」が私たちにぴったりな靴を贈ってくれるのだから。


Shimazu

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■65-32-0186 BBRスエード ¥99,360(税込)

■65-32-0173 BBRカーフ ¥99,360(税込)

■65-32-0175 CAMPY ¥118,800(税込)

■65-32-0163 HANGISIベルベット ¥166,320(税込)

■65-32-0164   HANGISIレース   ¥166,320(税込)

■65-32-0174 LISTONY ¥115,160(税込)

■65-32-0185 VELLA ¥118,800(税込

■65-32-0188 AMINTA ¥122,040(税込)

ハローグッバイ


いよいよ大晦日。2017年も終わりです。

皆様、いかがお過ごしですか?


この2017年、僕はなぜだか「生」や「死」についてよく考えました。これは自分自身が歳を重ねたせいでしょうか?それとも、池田晶子の本を読んだせいでしょうか?



僕の友人で自分が35歳になったことにひどく落ち込んだ男がいました。村上春樹の短編「プールサイド」に出てくる主人公が「35歳を人生の折り返し地点と決めた」というくだりを読んで「残りの人生の方が少ない」ことを意識したのだそうです。

僕は20代前半でこの短編を読みましたが、落ち込むことは特にありませんでした。僕がまだ若かったせいでしょうか?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


人が生きていく為には「衣・食・住」が必要だと言います。

暑さ寒さから体を守るために着て、飢えないために食べて、雨風に吹かれないために居を構える、といった感じでしょうか。つまり死なないために服を着て、死なないために食べて、死なないために住む、ということです。

しかし僕ら洋服屋が生業(なりわい)にしている「ファッション」は「衣・食・住」に含まれません。死なないために「お洒落をする」ということは基本的にないからです。ファッションは「最低限のライフライン」ではありません。エスキモーが着る毛皮は「衣」ですがオートクチュールのドレスは「衣」ではありません。これは「水」が「食」だとしても「3万円のワイン」が「食」ではない事と同様です。

ではファッションは何のためにあるのでしょうか?




朝、目が覚めて出かける前に鏡の前で身支度をします。シャツの色を決め、ベルトを選び、靴を履きます。

誰もが毎日、当たり前のようにとる行動です。



ここで鏡に映った自分の姿を見ながら、これから会う人のことを少しでも想像する事が「お洒落をする」ことだと思います。


「このシャツを見て、あの人どう思うかな?」「買ったばかりのこのマフラーに彼は気づくだろうか?」「前回あの人に会ったときもこのジャケットを着たから、今日はやめておこう」「彼はブルーのセーターを着てくるだろうから、私は赤いワンピースを着ていこう」


なんでもよいのです。ただ、他人のことを「想う」ということ。
これはなんと幸せな行為でしょうか!





ひと昔前に比べ、世の中には(とりわけ日本には)随分とお洒落な服が増えました。
情報が行き届き、価格競争が起こり、お洒落な服が格段に安く手軽に買えるようになりました。雪山で「死なない」ための装備だったダウン・ジャケットは都会で「お洒落に生きる」ためのデザインに変わりました。

お洒落な服が当たり前になっていくなかで自分はどれだけ人のことを想っているか、という自問自答に明け暮れた2017年。

朝、目が覚めて鏡の前に立ち洋服を選びながら他人のことを想う時間。自分自身が死の危機にさらされていないからこそ持ちうる幸福な時間です。お洒落なものが身の回りに溢れる返ることで、つい忘れてしまいそうになるこのひととき。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「プールサイド」を読んで落ち込んだ友人。彼もいまでは38歳になりました。折り返し地点はとっくに過ぎてしまっています。

そして今年、彼に娘が生まれました。

生後二か月の娘を連れて彼が僕の自宅を訪ねてくれるというので、僕はシャツを着て、セーターを被り、そしてネクタイを結びました。初めて会う女の子に「ハロー」と言うために、きちんとしようと思いました。着ていたセーターはそっけない古着でしたが、2017年に僕が最も「お洒落をした」のはこの日だったかもしれません。

ファッションは他人に「ハロー」と挨拶をするためにあるのだと僕は思います。ひとりぼっちではファッションが成立しないのはそのためです。誰にも会いたくない日にスカーフを巻く人はほとんどいないはずです。勿論「グッドバイ」と人にお別れするために喪服を着ることも時にはもあるでしょう。それでも、その悲しみから立ち直る為に人は誰かに「ハロー」と言わずにはおれません。


会いたい人がいるという幸せが、ファッションをより豊かなものにしてくれます。



グッドバイ、2017年。
ハロー、2018年。
来年は誰のことを想いながら、どんな服を着ましょうか?

皆様にとって2018年が素晴らしい年となりますように。




Tsuruta