<cantate>大戦モデルと伊藤のお宝品の比較

伊藤 大貴 2025.01.21

こんばんは!伊藤です。


さて、本日は、、、



我らが新宿店のサービスマスター伊藤です。


何をしているかというと、新宿店ではオープン前に1人ずつ店頭の商品について調べてきて、それを発表、共有するというメリットピックアップというものを行っております。この日はサービスマスター伊藤の番で、その様子を撮影しました。


私も普段はこんな感じでカメラを構えずに参加しているのですが、今回はスペシャルなアイテムを持ち寄ってくれていたので思わずパシャリ。

本日はせっかくなのでその様子をブログにして紹介しようかなと思います。



スペシャルなアイテムというのはこちら。

<Levi’s>は506xx。いわゆる1stモデルです。

伊藤のInstagramのリールでは原宿のBerBerJinさんで査定の結果かなり高額の金額が付いた本物のビンテージ品。

いくらになったかはぜひ伊藤のインスタグラムで。リンクも付けときますね。



というわけで店頭の商品で比較になるのはこちら。



cantate / WWⅡ デニムジャケット
カラー:インディゴ
サイズ:0
価格:¥70,400(税込)
商品番号:21-18-0770-349

<cantate>です。

古着のジーンズとフレンチヴィンテージに魅せられ、多くのブランドでデザイン、企画、生産等を経験した松島 紳氏が、2015年に立ち上げ、日本最高峰の機屋、工場と直接やりとりを取りながら、こだわり抜いたメイド・イン・ジャパンのスタンダード服を創り続けているブランドです。



そんな<cantate>のコンセプトにピッタリな今回のデニムジャケット。

伊藤のお宝<Levi’s>と比較しながら見ていきましょう。


まずは前提から。

伊藤が持ち寄ったのは<Levi’s>506xx。各バーツのディテールから、BerBerJinさんでの査定で1947年製の戦争前のモデルであることがわかりました。

製造より約80年前のものがこの状態で残っているという伊藤の物持ちの良さにも驚きです。



対して今回紹介します<cantate>のデニムはいわゆる大戦モデル。

第二次世界大戦中に制作されたデニムジャケットのディテールを持つモデルの総称で、さまざまなデニムジャケットのデザインソースになっております。こちらの<cantate>もその一つ。

シンチバッグ、セルビッチ、月桂樹ボタン、Tバッグ仕様、蛇行したステッチなど、当時のアイテムに見られる要素を現代的に再現。

ヴィンテージに詳しい人ほどこのこだわり、再現性に驚愕するのではないでしょうか。


というわけで違いを見ていきましょう。 



まずはポケット。1stモデルにはフラップにボタンがついたディテールになっていますが、

大戦モデルは戦時中のモデルということでポケットは簡略化。フラップもボタンも付いていないアウトポケット仕様となっております(ポケットにフォーカスしている写真がなかったのでオンラインサイトから拝借しました)。  

使う生地の分量やフラップを作る手間など、当時の生産背景まで見えてくるというのも面白いですよね。こういうとことハマって古着マニアになっていくんだろうなぁ。




物資が限られていたのでボタンや生地も安いものを使っていたとか。

ただしこちらの<cantate>に関してはボタンはその雰囲気を踏襲していますが、生地は日本製ということで全く抜かりないです。そういう意味ではこちらの<cantate>のほうが実際に着用する洋服としては上位互換。現代的にアップデートされているポイントですね。


伊藤の<Levi’s>の背中にはシンチバッグが。こちらはバックルの大きさ、形でやはり生産背景がわかるぐらい色々な種類があるとか。


対して<cantate>はシンチバッグに加えてヴィンテージデニムマニア垂涎のTバックも再現されています。



こちらの仕様ですが、昔の織り機で織ったデニムは横幅が狭く、大きいサイズを作るとなるとボディのパターンが生地幅に収まらないためヨーク下で背中の中心を2枚の生地で繋ぎ合わせるためにできているとか。具体的にいうとサイズ46より大きいサイズを作るにはこのTバック仕様が必要だったというわけです。


<cantate>デニムジャケットはサイズ表記「0」のワンサイズのみ。それもやや大きめのサイズ感に設定されていますが、前述の通りこのディテールはとりわけ大きいサイズのものに見られるディテールであり、こちらの製品もサイズ46相当のワンサイズのみを作成しているという、ある意味本物へのリスペクトを感じる部分にもなるというわけです。

大きいサイズはそもそもがとても希少で、コンディションが良ければ1000万を超えるものもあるとか。昨今のビッグシルエットブームの後押しもありつつ、こういうデニムのサイジングはちょっと大きく着るのがかっこいいとされていているのはそういう背景もあるんでしょうね。





といった感じで伊藤のお宝品と、<cantate>大戦モデルの比較ブログでした。

個人的にも初めて知った情報が多く、面白い内容でした。

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それではまた明日。


伊藤