JOE FALCONE 7'5" FLOW EGG

Ryoichi Igarashi 2021.03.30

前回からの続きです


今回はPilgrim Surf+Supplyの中でも特に人気のある、初級者から上級者まで楽しめるボード、JOE FALCONE(※以下JOE)シェイプのFLOW EGG7'5"をご紹介させていただきます。こちらのお取扱いも、Pilgrim Surf+Supply KYOTOのサーフボードになります(渋谷店では現在ご好評につき完売中)。


FLOW EGGという名のシングルフィン。EGGとは読んで字の如く、タマゴのような形だから名付けられたデザインの名称であり、このEGGにも長い歴史がある伝統的なサーフボードなのです。まるで満開の桜のようなカラーリングが魅力のCHERRY PINK。春らしくていいですね。私がもしこのボードの大きな特徴は?と聞かれて一言で表現するとすれば、「ハルボトムならではの浮遊感が心地良い」です。ではハルボトムとはなんなのか、簡単に言うと「船の底面を表す言葉が“ハル”であり、その形状に似た少し膨らんだようなボトムのサーフボードのことを言います」。近代サーフでは主にコンケーブ(ボトムに溝をつけて水の流れを作り、またコンケーブによって作られた空気の層が、ボードの機動性を上げてくれています)が入ったボードがほとんどですが、これとは真逆の発想になります。ボトムの中央が膨らんでいることで常に水面に接している訳なんですが、「お椀型」と言えば分かりやすいかもしれません。この特徴は言葉に出来ない感覚に近いですが、個人的にはその独特の浮遊感や浮いている感覚というのは、このハルボトムでしか味わえることのできない感覚だと思っています。かなり癖になる乗り心地ですね。


そこまで強くない印象を受けるロッカー。テイクオフの速さがズバ抜けて良さそうです。

事実誰でも乗れるとは大袈裟かもしれませんが、そのくらいテイクオフの速さは折り紙付き。ゆえに初心者から上級者まで楽しめるボードという冒頭の謳い文句を使わせていただきました。


お馴染みのロゴ。

京都店のオープンを祝して入れられた墨入れも、もちろんJOEの直筆です。


サイズは7'5" x 21 7/8" x 3 1/8"。通常のミッドレングスと比較すると、幅と厚みを大きめにとっています。よってこのサイズから察するに、十分な浮力を活かした安定したパドリングや素早いテイクオフが出来ることが分かります。なので個人的には初心者の方や女性の方にもおすすめしたいと思います。他にも小波用のミッドレングスとして楽しむのも十分アリだと思います。その一方で、このボードは大きくて速い波にはあまり向いていません。幅がある分、テイクオフが少し遅れますので、大きくて掘れた波でのサーフィンは難易度が高くなることを理解しておく必要があります。自分ならこのボードでサーフィンをするならば、波のサイズは胸肩くらいまででおさめておきます。とはいえ肩くらいの波までは十分に対応可能なボードなので、メインボードとして十分に楽しませてくれそうですね。


FLOW EGGはハルボトムのシングルフィンの為、先日ご紹介させていただいたTRUE AMESのPHD FINとの相性がとても良く、JOE自身もFLOW EGGにはPHD FINの使用をおすすめしています。PHD FINの効果については、こちらのBLOGをご確認ください。 フレックスの効いた伸びのあるボトムターンは病みつきになること間違いなしです。


そしてこのFLOW EGGはただテイクオフが速くて、浮遊感が感じ取れるのみにあらず。なんと言ってもEGGならではのラウンドしたテールが、スムーズなターンをする為の大きな助けとなってくれているのです。個人的に乗った感想としては、独特の浮遊感を感じながら体全体を使って伸びのあるターンを決めると、これはもうとにかく癖になる心地良さを体感できます。テイクオフが速くて、伸びのあるドライブの効いた大きなターンも出来て、あらゆるレベルのサーファーを満足させてくれるのが、このFLOW EGGなのです。京都店のスタッフに「ホダカ」という波乗りバカのスタッフが、このJOEのFLOW EGGに乗っているので、機会があればぜひ乗った感想などを直接はもちろん、電話などでもぜひ聞いてみてください。


JOE FALCONE 7'5" FLOW EGG

No:36-75-0150-769

SIZE:7'5" x 21 7/8" x 3 1/8"

PRICE:¥190,000- (+TAX)


それではまた次回