6'6" ELLIS ERICSON EDGE 1st MODEL

Ryoichi Igarashi 2021.08.03

前回からの続きです・・・


本日は先日入荷したEllis Ericson Edge 1st Modelを改めてご紹介させていただきます。

こうやって改めて見てみると、前回ご紹介させていただいたHOTWIRE REDのワイドポイントが、如何に後方に下がっているかがよく分かりますね。


6'6" ELLIS ERICSON EDGE 1st MODEL

SIZE : 6’6” x 21 1/8 x 2 7/8

特徴的なのは、幅21 1/8。手に持った感じは、気持ちやや幅が細め、といった印象。この辺りについては後で詳しくご説明させていただこうと思います。


ロッカーは、どちらかと言えばHOTWIRE REDの方が気持ちスムーズに入っていると思います。

ロッカーがより効いている方がターンのレスポンスは良くなる、という仕組みです。


そしてこのEdge Boardには、実は知られざる秘密が隠されているのです。

こちらのシェイパーEllis Ericson直筆の墨入れされた文字にご注目ください。

「CHRIS・PILGRIM・KYOTO」

実はこのEdge Board、我らがPilgrim Surf+Supplyの生みの親、Chris GentileがEllisに直々にオーダーしていたEdge Boardなんです。では何故クリスのオーダーボードがここにあるのか?その辺りにも少し触れておきます。今からおおよそ約2年〜3年ほど前に話は遡ります。元々クリスとエリスは、昔から仲の良い関係を築いていたのですが、エリスが日本の代理店をRIDEの柴田さんに任せたという情報をクリスが受け、クリスが来日しているタイミングで柴田さんと実際に会うという話になったのがはじまりでした。その時クリスが「Ryo(私)、お前も来い」という事で皆で晩御飯を一緒に食べに行った時の話です。そこでクリスは自分自身用にエリスのエッジボードを柴田さんに依頼していました(依頼していたのは会食後の事ですが)。そのオーダーボードがこちらのエッジボードなのです。次回の来日時に日本でオーダーボードを引き取って、日本の波で試してからニューヨークに持って帰る。それがクリスの狙いでした。しかしながら、その願いは叶わず、お蔵入り寸前だったボードを急遽日本で販売する事になった、という経緯が実はあったのです。今現在クリスは、これと全く同じボードを新たにオーダーしていたので、きっとニューヨークの波に乗りまくっていることでしょう。ちょうどピルグリム サーフ+サプライ 京都のOPENに合わせてオーダーしたタイミングだったので、エリスからの京都店オープンおめでとうという粋な計らいで「KYOTO」という文字が入っています。


通常販売のボードには見られない、バリーさん(Barry McGee)のディケールも、スペシャルなポイントです。これが出来るのも、クリスとエリスの関係性があってこそなので、通常我々には入手する事の出来ないディケールのエッジボードが、ここで手に入れられる事になりました。


詳しいディティールは前回もご説明させていただいておりますので、今回は割愛させていだたこうと思います。


クリスがチョイスしたカラーは、おそらく「Purple Rose」だと思います。この何とも言えないペールトーンの優しいパープルとブルーを混ぜたような色味がナイスカラーです。


お馴染みのパワーブレードフィンもエリスエッジにはマストです。


先程、幅について「気持ちやや細め」というお話をさせていただきましたが、何故そう思うかと聞かれれば、これまで私の知っている限りのエッジボードの中では、このクリスがオーダーしたエッジボードが一番幅が細いです。そこにもクリスのこだわりがあって、何故幅を通常のエッジボードより気持ち細くしたのか、私にはある程度理解というか、想像ができます。その理由はクリスのホームポイントでもあるニューヨークの波(RockawayやLong Beach、New Jerseyなど)に大きく関係していると思います。結構前に、私が行ったニューヨークでのサーフィンについてのBLOGを書いたことがありますが、そこで「ニューヨークの波は結構掘れて速い波が多い」という話をしました。勘の鋭い方はもうお気付きでしょうね。速くて掘れる波に適したボードはいくつかあるんですけど、ザックリ言うと「幅が広いボードよりも、幅が狭いボードの方が圧倒的に安定感があって良い」ということです。ビッグウェーブにはガン、上記リンクのBLOGでクリスは11'1"のグライダーをチョイスして、実際に誰よりも多くテイクオフしてました。すなわち、クリスがこの幅をチョイスした大きな理由は、「比較的に速くて掘れるニューヨークの波に対応し易い幅でオーダーした」という部分が大きいと私は思っています。もちろんクリス本人に確認した訳ではありませんが、クリスが来日する度に一緒にサーフィンをしてきて、ニューヨークの波も経験してきた私には、それが理解できます。そしてクリスはやっぱりサーフィンが大好きなんだなぁって改めて思いましたし(そりゃあそうですけどね)、理に叶ったボードチョイスは流石の一言に尽きます。そしてこのエッジボードを日本の波で使用するにあたっては、紛れも無く大きい波でこそ、このボードの持つ最大の魅力が存分に感じれることでしょう(とは言いつつも、小波は小波で踏むだけでグングン走っていきますので、大きい波が苦手な方もご安心ください)。個人的にはサイズの上がった千葉北や鎌倉方面のリーフでも試したいですが、宮崎などのサーフトリップにも持っていきたい一本ですね。絶対良いはずですし、こう書いていて自分が欲しくなってきちゃいました、、、


という訳で、

Ellis Edge 1st MODEL for Chris Gentile Special Edition

No. 3675-0170

ピルグリム サーフ+サプライにて発売中です。




それではまた次回