夏のサンダル事情

杉山 直哉 2025.06.20

こんにちは。



平日は34°超えの日も。梅雨なんてなかった様な今年ですが、体調崩されておりませんか?

まだ6月ですが、室内ではクーラーを、外に出ればサンダルを解禁致しました。


ドレス衣料がお好きな方が、盛夏に着用するカジュアル着と言えば、リゾートな印象です。
ですが、ワードローブには意外と華奢なアイテムが多かったり…。昨今の傾向としては、ややリラックスしたアイテムスポットが当たりがちです。

コーディネートに用いるアイテム数が、必然的に少なくなるこの季節、1つがズレるだけで、途端にまとまりなく感じてしまうんですよね。


自分のワードローブを見ても、よく履くローファーや、ブーツベースのモノばかりで、サンダルタイプだとしても、オールレザーのモノばかり。


洋服屋は良いかもしれませんが、だいたい週に2回の休日、運転となればサンダルは自然と選択肢から外れます。となると、全然履く機会がない。なのに、コーディネート的な相性は…。

悩みばかりですね。



ですが、そんな悩みが1足で解決できそうなシリーズが入荷しましたので、今回ご紹介致しますね。

それがこちら。


まあ、間違いなく耳にしたことはあるでしょう。

昨年で250周年を迎えた、BIRKENSTOCKです。

ですが、お気づきの方もいらっしゃるのでは?知っているモノよりもなんか黒いな、と。

そう、ブランドの中でもラグジュアリーな、ハイエンドモデルです。


特徴的なのが、フルエクスクイジット フットベッドという、アイコニックなコルクのフットベッドをピヌマトレザーで側面を含めてグルッと覆った仕様。

アッパーにはシボ革風なアニリンレザーが使われています。


それぞれ、こんな感じ。




今回は、この中でも、ドレス衣料へのコーディネートとしてオススメな、「ARIZONA」にスポットを当ててご紹介致します!



発売当初は「ロンドン」と呼ばれていたモデルです。ドイツからアメリカに渡った際に、ヒッピーや、グランジを愛する方々に注目され、コミュニティ内で爆発的な支持を得ていきました。

ドイツ語って長くて呼び辛いよね、と「アリゾナ」へと呼ばれ方が変わったそうです。

とんでもなく勝手ですが。笑


それから、市場にファッションアイテムとして注目され始めたのは、マークジェイコブスがグランジをテーマに掲げたコレクションにて、ランウェイで履かせてからでしょう。


多くの映画での登場や、アカデミー賞で女優が黄色いアリゾナを履いていたり、目に触れる機会も増えていきました。

ブランドの顔とも言える、アイコニックなモデルです。



いつも通りの脱線ぶりでスミマセン。

そんな「アリゾナ」がハイエンドモデルとなったこちらですが、注目すべきは勿論、オールレザーの見た目でしょう。


アッパーや


フットベッド


個人的には、フットベッドに足形が付くのが好みではありません。出先で履き物を脱ぐ予定があると、途端にその日のシューズ候補から外れます。ですがこれなら、突然脱いでもへっちゃら!

それらに合わせ、留め具までブラックなのが良いですね!

また、アッパーに用いられたシボ革風な表情のあるレザーも堪りません。


革には3mm程の厚みがあり、これもまたリッチな印象。


厚み繋がりで言えば、「アリゾナ」のアウトソールは、他のモデルと比べても少し厚めです。


バックルタイプの特性上、やや横に広く見えがちなこのモデルも、ナローフィットでオールブラックであったり、思いの外スタイリッシュに見えるのも好きなポイントです。



ワイド気味なグレーのスラックスに、ボックスシルエットの白TEE、リングとブレスレットを1つづつ。

そんなミニマルな、素材を活かすコーディネートがオススメです。



それでは、お身体に気をつけて。

共に夏の暑さを乗り切りましょう!



ではでは。