"ビームス別注商品"を紐解いていくシリーズブログ 《 ビームス別注事典 》 をご一読頂きありがとうございます♪
「ビームス別注品」は、膨大な数が企画されておりますが、あまりの企画数から時に埋もれがちに。。
"ナニがどう違うのか!"を、高松店が徹底解説させて頂きますので、何卒ご一読くださいませ!
さて、今回はスタッフ景山が「CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)」編を担当致します。
まずは、簡単にブランドをご説明させて頂きます。
英国紳士靴ブランド〈CROCKETT&JONES (クロケット&ジョーンズ)〉。
〈George Cleverley(ジョージクレバリー)〉や〈John lobb Paris(ジョンロブ パリ)〉といった一流ブランドの生産を請け負っていたことでも有名で、現在は王室御用達を意味するロイヤルワラントを獲得し、名実共に英国を代表するブランドでございます。
それでは、数あるモデルの中から、タッセルローファー、モデル『CAVENDISH3(キャベンディッシュ3)』をご紹介させて頂きまます。

CROCKETT&JONES CAVENDISH3 CALF
カラー:D.BROWN,BLACK
サイズ:5〜9.5
価格:¥126,500(税込)
商品番号:21-32-0096-502
名作『CAVENDISH』をさらにアップデートして完成した『CAVENDISH3』は、タッセルローファーの決定版と言っても過言ではないのではないでしょうか?
タッセルローファーの魅力は、ローファーですが、どこか紐靴の様相を感じれるところではないでしょうか?


その為、カジュアルからセミドレスまでこなせる守備範囲の広さが愛用され続けている所以かと思います。
それでは、各ディティールです。
・スリム化した新しい木型




〈CAVENDISH2〉をベースに、踵の小さい日本人に合いやすいように、ウエスト部分とヒールカップをコンパクトにし、フィット感が向上し、抜ける感じが
なく、履き心地が良くなっております。
・コバの張り出し



タッセルローファーは、アメリカ〈Alden(オールデン)〉社が作ったものが起源とされている為、本モデルもアメリカンな雰囲気を感じますが、アメリカブランドのシューズと比べると、コバはすっきりしており、端正な佇まいです。
また、アメリカ物はアメリカ物で、重厚で威厳のある佇まいが良さなのかなと思います。
※比較画像がなく申し訳ございません。
・トゥ部分
クラシックで丸みがあるトゥ。


やや内側に向かったシルエットが上品かつモダンな印象で、尖り過ぎず丸っこ過ぎずの良いバランスです。
(こちらは前身モデルから変更はございません。)
・アウトソール

別注木型により、前身モデルよりもアーチ部分がタイトになっており、非常に美しいです。


ブランドロゴが刻印されたレザーソールも雰囲気抜群です。

製法的にもソール交換しながら、長くご愛用頂けます。
如何でしたでしょうか?
最初は、頑なに断られていた本別注企画。
何度もトライし続け完成したこちらは、今では同ブランドのインラインとして採用され大ヒットモデルとなっております。
ビームスの良いとこは、完成されたモデルでさえも、「もっとよく出来ないか?」と、突き詰めまくるところにあると思います。
こうして出来上がった商品は、別注の枠を超え、今では名作として新しいスタンダードになっていっております。
是非一度、お試し頂けると幸いでございます。