こんにちは。
当店のInternational Gallery BEAMS担当 家城です。
最近よく聞く2マイルウェアという言葉。
家の中で過ごすのと、外で過ごすのと2通りの用途で使える洋服のことを指します。
コロナ禍以降、家での時間の重要度が高まりその結果家の中でもお洒落をしていたいという思いから生まれたトレンドです。
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本日はこちらのご紹介。
NICHOLAS DALEY / トラックトップ
カラー:ネイビージャカード
サイズ:XS,S,M
価格:¥40,810(税込)
商品番号:23-13-0695-799
最近注目度の高いトラックジャージ。色々なブランドからの提案がありますが、《NICHOLAS DALEY》のそれは一味も二味も違います。
さて着用者は同じくドレス担当の菅原。
トラックジャケットに対して、ナンバリングのTシャツとクリース入りのウールパンツを合わせて、古着meetsドレスなムードを感じさせるコーディネート。
ちなみにこの菅原は過度な洋服好きだけに(まあ、僕の方が洋服のこと好きですが 笑)、奇抜な洋服や威圧感のあるコーディネートをすることも多くて初めての方は少し話しかけづらいときもあるかもしれませんが、いざ話してみるととても物腰が柔らかく優しい人間なんです。ですから是非菅原ともお話ししてみてくださいね(^^)!
で、トラックジャケットの話に戻りまして。
こちらが一味二味違う所以は、なんと言っても生地にあります。実際こちらを持ってみたり着てみるとわかるのですがとても生地が硬く且つかなり重いんです。
ネック部分のリブも非常に硬くスタンドカラーで着るとネックがへにょっと垂れずにとても綺麗に立つのがポイント。(こちらはスタッフ長尾が着用したスタイリングを拝借 笑)
ですから学生の頃の体育で使っていたジャージ感覚でこちらを着れると思っては大間違い(笑)
快適に着るという感覚よりも、むしろ硬くて重いけれどその分長く着て体に馴染ませるという感覚で着るべき一着です。こんなに硬くて重いものを家の中で着たいと思う訳ありません(笑)
というのもこのブランドのデザイナーは、元々イギリスのサヴィル・ロウ(=オーダーメイドの高級紳士服店が軒を連ね、約300年近い歴史のある地区)のある店舗で修行を積んだ経験があり、そのときに生地の専門知識や重要性を学んだみたいです。
ですからデザインはカジュアルでも、生地はスコットランドのツイードとか、アイルランドのリネンとかテーラーが使っているような高級生地を使い、それをイギリスで生産しています。
生地や細かい作り、生産地でのコストをできる限り抑えて低価格だけれど見た目はかっこいい洋服が普及している今の時代ですが、このブランドのこの在り方が本来デザイナーズブランドやハイブランドのあるべき姿ではないでしょうか。
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ここで改めて2マイルウェアという言葉に戻ります。
家でも外でも使える洋服というのは確かに便利だし、SNSの普及などもあって家でお洒落をする楽しさも分からなくないです。そういった考えを否定するつもりは全くありません。多様性の時代です。
しかし僕自身はやっぱり洋服は外で着て動いてみて体に馴染んでいって、それでようやく完成するのではないかなと思っています。
そういう気持ちに改めて気付かせてくれたのがこちらのトラックジャケットでした。
外で沢山着て体に馴染ませたいと思える一着という意味ではビスポークのツイードスーツみたいでロマンチックです。
というか、普通に家の中で着れそうな種類(形)の洋服であるにも関わらず着れないという矛盾にファッション性を感じています。
人の洋服の着方をとやかく言うつもりは皆無ですが、少なくともこちらのトラックジャケットを検討されている方にはそういう感覚で着てもらえれば嬉しいです。
ビームス 梅田 家城
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