こんにちは。
当店のInternational Gallery BEAMS 担当 家城です。
僕はマルチストライプや大柄チェックのオールインワンが好きです。
ミリタリーやワークというようなラギットを思わせる要素を勿論孕んでいるオールインワンなのですが、マルチストライプや大柄チェックになる事でパジャマみたいな優雅な見え方に。
"ミリタリーやワークと、パジャマ"
"外着と、部屋着"
"戦地や労働環境と、王室"
一見全く相反する2つの要素が、たった一着の洋服の中に共存している感じがとてもドラマティックで、故に僕はそういったオールインワンが好きなのです。
で、2022FW。
そういった相反する要素が共存するオールインワンと出会いました。
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さて、
そのオールインワンというのがこちら。
m's braque / ジャンプスーツ
カラー:GREEN beige STRIPE
サイズ:ML(1サイズ)
価格:¥77,000(税込)
商品番号:23-24-0017-177
オールインワン(ジャンプスーツなのでミリタリーベース)ではありますが、マルチストライプ柄がヨーロッパっぽい優雅な感じであったり、パジャマのような見え方でまさにズバリです。
こちらが全貌。スタイリング。
ベルトループが付いているのでベルトでウエストマークをする事により、
上半身がコンパクトな見え方、下半身がボリューミーな見え方に。
このタイト&ボリューミーなシルエットはジャンプスーツが本来持つラギット感を払拭。
ですから、力強さを感じるコーディネートというよりも、胸元の空きを強調してヌーディに着こなしてみました。
しかし足元は、
ヌーディな胸元に合わせてサンダル等の軽いものを選ばず本格靴にすることで、より一層胸元のヌーディさが際立つように組み合わせました。
ラギット×ヌーディもまた異なる要素の組み合わせですが、ここ最近気になっている着こなしです。
で、《m's braque》は生地や副資材がとても良い。
着倒し甲斐がありそうなガシっとしたコットンツイルの生地と、袖先の渋いメタルボタン。更にかなり濃いダークグリーンの感じもとても良いです。黒のベルトや靴を合わせたくなる濃さというのがポイント。
m's braqueはどのアイテムを取っても、パリ在住のデザイナー松下さんが現地で厳選した生地や副資材を使用。
そういう意味で感覚的にはドレス的というか、カジュアルなディテールのアイテムでも大人の男性に着て頂きたいブランドなのです。
暦の上ではもう秋のようですが、まだまだ茹だるような暑さのこの時期の着こなしとして本日はヌーディに着ましたが、寒い時期になってきたらタイドアップで着てみたり、上にジャケットを羽織ったりしても着こなしたいです。
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ミリタリーとパジャマ。
異なる要素が共存する事に僕は何故興味を惹かれてしまうのか。
僕は映画でも小説でも、複数の世界が隣り合わせで存在するような物語が好きだったりします。
それはSFモノであったり、或いは決して非現実的なものだけでなく例えばオフビートな現実的内容でも見られたりします。
で、人間自身もやっぱり同時のタイミングで、複数の世界に生きているのではないかなと感じています。
スーパーで買い物をしながらも、心はあの人の事を考えている、みたいな。
ですから洋服の話に戻ると、ミリタリーとパジャマという相反する要素が共存している事は非現実的であるように思えて、実はとても人間的なのではないかなと思う訳です。
そうやって洋服とそれを着る人間のあれこれについて考えれば考えるほど、本日ご紹介したような柄のオールインワンが好きになりました。
そんなこんなで、
"夢見心地なオールインワン"
22FWで取り扱う当レーベルの仕入れ商品の中でもとてもお勧めの1着です。
騙されたと思って是非試着しに来て下さいね。
ビームス 梅田 家城
※当店では展開外のブランドですが試着申し込みやお電話での取り寄せにてご用意させて頂いております。またご用意しても必ず買う必要は無くあくまで試着してから決めて頂けますのでお気軽にお申し付け下さい。
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