お久しぶりです。
おはようございます。こんにちわ。こんばんは。
いってらっしゃいませ。お帰りなさいませ。
笹木です。
やっと α SV についてお話しできますね笑
この α SV フラグシップモデルという事もありまして
色んな機能が搭載され、一段階、二段階もパワーアップしています。
フラグシップモデルの意味は簡単にいうと
そのブランドを代表するモデルということですね!
さて、まずα SV を語る上でGORE-TEX®️はGORE-TEX®️なんですが
GORE-TEX®️ PRO が搭載されています。PRO!?
そうなんです。PROが付くんです。
おいおい、また知ってそうでふわっとしてたことでてきたなぁ…
なので是非この機会に知ってもらえると!
でも読んで字のごとくプロユースの人にも使ってもらえるコアな
高い性能を搭載しているGORE‐TEX®️アイテムです。
まずは耐久防水性・透湿性・防風性・耐久性
これらが他のアイテムより上がっております。
GORE‐TEX®️ PROのページでも紹介されていますが
「極限を征する」
と打ち出されてました笑カッコイイ…
なので、アウトドアのスペシャリストやコアなアウトドア愛好家向けの製品がほとんど。
登山は勿論、クライミング、フリーライディング、アイスクライミングといった、なかなか
思い立ってすぐ行動や、やってみることができないようなアクティビティや環境にも対応してくれます。
あとで α SV のお話をしますが、
正直、普段のシティに使うのはオーバースペックなのでオススメはしません。
そこまでの機能性はいらないということです。なので場面場面でのおすすめもご紹介していきたいと思います。
ただ、笹木自身もα SVを購入しましたが、購入理由や
BEAMSの1スタッフとしての意見もお伝えしたいので後程お聞きください。
そもそもGORE-TEX®️ PROの誕生は2007年。
当時はGORE-TEX®️ Pro Shellという名前で登場しました。
一般的な横ばいの一定の運動量のハイキングや登山と違い、
バックカントリーやクライミングの激しい動きからの止まるような
いわば 静 と 動 が激しい、心拍や体温変動が激しい活動、
状況が悪い元手のクライミング、氷点下のもとの何日で、などを
ターゲットに作りだされました。
いわばすごい環境でも戦える最強のアイテムってところですね!
話脱線するんですがGORE-TEX®️の名前の由来ってお伝えしてなかったような…
もちろんGORE社の名前がきているんですが、設立した人がウィルバート(ビル)・ゴアや
ジェネヴィーヴ(ヴィーヴ)・ゴア、息子のボブ・ゴアからわかるように名前からきてます。
さて、話を戻し、PROが進化した点は頑丈さ・透湿性・ストレッチ性
まずは頑丈さ
GORE‑TEX PRO most rugged technology(モスト ラギッド テクノロジー)
簡単にいうと引き裂きや摩耗強度など厳格な基準を満たしたものだけが採用される、
これまでに開発された中で最も頑丈な GORE-TEX ファブリクスを使ってますよという事。
そして透湿性では、
GORE‑TEX PRO most breathable technology(モスト ブリーザブル テクノロジー)
これも簡単にいうと極めて優れた透湿性を発揮し、軽量化にも成功しています。
細かく話すとこれまでは 40 デニール以上のテキスタイルでしか
満たすことができなかった基準を、30 デニールでも実現しています。
これあとで少し触れますがこのデニールの話もそうなんですが、重さや薄さを生み出すことって
数字がちょっとしか変わってない様に見えるんですがそれってすごく大変で努力、研究がいる事なんです。
そして新たに開発されたのがストレッチ性です。
GORE‑TEX PRO stretch technology(ストレッチ テクノロジー)
最大 20% の伸縮性がある GORE-TEX ファブリクスの開発に成功しつつ、高い頑丈さや透湿性を維持しながらです。
クライミングウエアに求められるのは、
次の一手を掴むための身体の動きを妨げないストレッチ性と、
ゴツゴツした岩肌やハーネスなどとの摩耗に負けない頑丈さの両立が大切なんです。
そこで、肩周りに「GORE‑TEX PRO ストレッチ テクノロジー」を採用しつつ、
摩耗が懸念される部分に「GORE-TEX PRO モスト ラギッド テクノロジー」を採用することで、
両立が保たれたギアが完成するわけです。
また、バックカントリーの厳しい環境化においても優れており、
登山でたくさん汗をかいた後は身体を極端に冷やしてしまう可能性があるため、
「GORE‑TEX PRO モスト ブリーザブル テクノロジー」で
しっかり防風・透湿することで、ウエア内を快適に保つことができるんですね。
この三つの最高が合わさって1つの新たな最強が生み出される。
それがGORE‐TEX®️PROなんです!
なんかかっけぇぇ…男性の方なんかはこういうのたまらなくないですか?笑
しかもサステナビリティにも配慮してまして、
染色方法から見直し、水を約45%削減。
どういうこと?って感じだと思うの詳しく話すと染色の方法を変えて水の節約をしているんです。
今後、表生地にリサイクルナイロンが加わる予定だとか…
また、それだけ耐久性の強いものを作るのも、ひとつのものを長く使い廃棄するものを減らすことにつながるから。
そしてそれが、自然環境に与える影響を減らす、
サスティナビリティの哲学につながるからという考えを持っているんですよね。
さてさて話を戻すとこの α SV
3年以上の年月をかけて開発された、従来の常識をくつがえす理想の
ハードシェルジャケットは、1998年に初代「アルファ SV ジャケット」として発売されます。
1998年のリリースから数えて、2020年のモデルで9代目。
初代から変わらぬコンセプトのもと、時代に合わせてリデザインを繰り返し、
その時々のベストな形を更新して進化し続けてます。
最近だと剥離の原因を油汚れに強く、耐油性が向上しました。
その中でも一番の功労といえるのが止水ジップの開発じゃないでしょうか?
当時はフラップ付きのジッパーしかなくアークテリクスがYKKと共に開発。
その年のアウトドア製品の展示会で業界に衝撃を与えたそうです。
真っ先に注目されたのは、むき出しになったファスナー。
ゴア社のレインテストの厳しさを知る業界関係者は、揃って
「こんなファスナーでテストをクリアできるとは信じられない」と口にしたらしいです。
アウトドア業界と共に驚きを見せたのは、ファッション業界で、
それまでカッコ悪くてとても好き好んで着られるものではなかったアウトドアシェルを、
ここまでスマートにしたブランドとして、
アークテリクスの名がファッションの世界にも知られるきっかけになりました。
これでα SV、arrowのリュックが誕生するわけですね。
他にアークテリクスの発案で誕生し、現在のスタンダードになったものが、
袖口のフィッティングに使われるハードカフで、以前はボディと同じ生地に
面ファスナーを縫い付けていたものを、水を含まない素材に面ファスナーを圧着する形になりました。
これが生地が水分を含んで面ファスナーの付きが悪くなるのを解消し、見た目もかなりスマートになりました。
また、シームテープへのこだわりもすごく
当時は22㎜幅がスタンダードだったシームテープを細くすることに取り組み、
結果として発売時には、18㎜から現在ではわずか8㎜幅を実現しています。
ここまで幅にこだわる理由は、透湿性のないシームテープを貼る範囲が広いほど、
ジャケット自体の透湿性が低下するから。またシームテープにはストレッチ性はないので、
動きやすさを確保するためには、少しでも貼る面積が狭いほうがいいんですよ。
しかしこの方法は非常に特殊で高度な縫製技術を要するため、
他のメーカーが何度チャレンジしても成功しなかったそうです。
8㎜シームテープの使用は、アークテリクス独自の技術です。
そういった仕事の凄さや製品の高いクオリティは自社工場をもち、生産過程を直接コントロールできるところです。
自社工場以外での生産は、アークテリクスの製品だけを生産する専用の設備を持った協力工場で行なわれ、
1枚のジャケットに対して分厚いファイル1冊分にも及ぶ仕様書が用意され、普通なら指定されない、
見えない部分を縫製する糸の色にまで細かく指示がされます。
こうすることで、自社工場をそのまま再現した生産環境を、外部の協力工場につくることができるそうです。
「259時間、190行程」。
「アルファ SV ジャケット」1着をつくるためにかかる時間と行程です。
そのひとつひとつに、正確で高度な技術と、それを継続する技術者のモチベーションが求められます。
α SV ジャケットって、1着のジャケットとして決して安いものじゃないですよね?
でも、これだけの技術と時間、手間をかけて作られることがわかると、充分納得できる金額のように思えます。
多くのブランドとアークテリクスの製品が違うのは、アークテリクスがそれ以上に大切にしていることがあり、
笹木が好きなのもそういった信念や思いで作られる製品に、心動かされ、かつ信頼できるからなんです。
なのでこうして皆様にもおすすめできるということなんです。
是非、触る機会があれば、商品の表から裏側までしっかり見て貰いたいです。
めちゃくちゃ綺麗です。人間の手で作られていない様にも思えます。
これだけの最強要素と思いが詰まっているとそりゃ買ってしまいますよね。
事実、笹木も愛用しております。
α SV 24kカラー
BETA SL
ただα SVですが、
6時間ほどの雨に打ち続けられた時の中の湿気具合や数時間の歩行、運動にも耐え、文句ないシェルでした。
ただ、街中でサクッと着るようなものではないかなと思います。リアルな所zeta LT、beta LT、betaなどでいいんじゃないかと。
がっつりな方にはα SVとは別に、beta ARぐらいでも十分だと思います。
生地のハリ感やごつさはやっぱりあると思うので…まぁそれがあるから過酷な環境下に耐えれるんですけどね笑
服が好きやお洒落、またこのブログでアークテリクスの思いを感じ、購入するなら私はありかと!
そのほかのシェルやパーカーなど使用用途がそれぞれケースバイケースなので
考えながらもそれを選ぶ楽しさを感じてもらいたいですね。
それでは長くなりましたがここまでにしておきます。
今回もここまで読んでくれた皆様、ありがとうございました。
関連商品載せておきますので是非、参考にしてみてください。
ARC'TERYX / Alpha SV Jacket
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥121,000(税込)
商品番号:11-18-1407-729
ARC'TERYX / Beta LT Jacket
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥66,000(税込)
商品番号:11-18-1413-729
ARC'TERYX / Beta AR Jacket
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥84,700(税込)
商品番号:11-18-1408-729
ARC’TERYX / Arro 22 Backpack
サイズ:22L
価格:¥33,000(税込)
商品番号:11-61-0280-729
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