皆さんこんばんは。
時刻は深夜一時。
ALL NIGHT BEAMS PLUSの時間です!!

先日、辻堂で開催した『湘南商店』。
たくさんのお客様にご来場いただき、大盛況で幕を閉じることができました。

来てくださる方々が本当に楽しんでいただけているのが伝わり、

スタッフもお客様も一緒に楽しく過ごすことで、
地域とビームスのつながりを、少し広げることができたかな〜と感じております。

やっぴ先生もお客様と共に(それ以上に?)非常に楽しんでおられました。
さて、そして私は湘南商店の熱が冷めやらぬまま、辻堂→渋谷へ!

そうです。現在ビームス メン 渋谷ではインディアンジュエリーフェアが開催中なんです。
1日だけ店立ちしましたが、皆様の熱量が半端なく、私も負けないように頑張ってご案内させていただきました。

(私は今回コチラをロックオン。オススメです。)
さて、そんな目まぐるしくも楽しい毎日ですが、
今週はコチラをご紹介。

KAPTAIN SUNSHINE / Coverall Jacket Animal Print
サイズ:36,38,40,42
価格:¥85,800(税込)
商品番号:38-18-0875-086
私の大好きなKAPTAIN SUNSHINEより、
私の大好きなブロックプリントが入荷しました。
それだけでも個人的には夢の共演なのですが、
なんと…これまた私の大好きなブルゾン(カバーオール)型に落とし込んでリリース。

もうこれだけで買わざるを得ない一品なのですが、
KAPTAIN SUNSHINEといえばこだわり抜いたファブリックが魅力のブランド。
そんなブランドが普通のブロックプリント生地を使うわけがありません。
と、いうことでまずは生地から見ていきましょう。

今回使用しているのはインドの『カディコットン』。
インドにおいて、手紡ぎ・手織りで作られたファブリックのことを"カディ"と呼び、
その中でも綿素材のものが『カディコットン』です。
"カディ"はインドとイギリスの歴史的背景が関係する伝統的な生地で、
ものすごく簡単に言うと、1900年代初頭にイギリス主導の大量生産品に対するアンチテーゼとして、手紡ぎ・手織りのモノを作っていく。というものです。
そして時代が流れた現在も、手紡ぎ・手織りの伝統的な産業として続いています。
"カディコットン"の特徴として、糸を手紡ぎするため糸が不均一、そしてそれを手織りした生地には機械では出せない味わい深い表情感があり、
さらに手作業のため糸の撚りが甘く、空気を多く含んだ生地は通気性や速乾性が非常に高いです。
BEAMS PLUSで取り扱っている生地だと、インディアンマドラスが非常に近しい性質で、近年の気温も湿度も高い日本の夏にピッタリなファブリックです。
"カディ"独特のハンドクラフト感ある風合いと、
化学繊維にも負けず劣らずな機能性。
それが100年以上たった今でも親しまれている理由かもしれません。
そんなインドの歴史や伝統が詰まったファブリックの上から、
インドの伝統的な"ブロックプリント"技法で柄を施しています。

柄の入った木版に染料を付け、一押しずつ手作業で生地に木版を当てていくことで柄にしていきます。
"カディ"同様、手作業ならではのズレや不均一さが味わい深い表情となり、機械製造には出せない温もりのある仕上がりが魅力の技法です。

柄のモチーフはAnimalとなっていましたが、虎っぽくも見えますし、孔雀のようにも見えます。
また、ブロックプリントは通常同じ木版の連続で柄が表現されます。

そのため、同じ柄が連続して見えてくるのが一般的です。
ですがこちらは、柄が全くランダムのように見える面白い柄に仕上がっています。

ランダム風ではあるものの、柄の端と端がピッタリ合うように計算されていなければできない緻密なテキスタイルです。
さて、いかがでしたでしょうか?
伝統×伝統。
ハンドクラフト×ハンドクラフト。
決して大量生産では出せない表情や風合いが魅力の一着。
パッと見の印象だけでは伝わらない、手作業の温もりや着心地を味わっていただけます。
是非お試しください!
それではまた来週。
今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました!