スタッフ「コヴ」の記事

BEAMS + ロードショー 第12夜

いつもblogをご覧頂ありがとうございます。

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。


この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第12回目はこちら


『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012)

監督:リー・ダニエルズ

出演:ザック・エフロン / ニコール・キッドマン / マシュー・マコノヒー / ジョン・キューザック / メイシー・グレイ

あらすじ:

1969年 フロリダ州モート郡で起こった殺人事件の犯人に冤罪の可能性があり、主人公は兄と同僚の新聞記者の手伝いをすることになったが…


自分の好きな映画の特徴の1つに温度や湿度が伝わって来る様な映画というのがあるのですが、この映画はまさに汗が滴る様な温度と湿度を感じさせる映画です。

アメリカ南部、フロリダ州の真夏が舞台で相当、湿度が高そうです。

アメリカ南部と言えば「スワンプ」と呼ばれる沼地を含む湿地帯と「スパニッシュモス」という大きな木から垂れ下がって着生している植物が思い出されますが、この作品にもしっかり登場します。

そんな湿度と温度にも負けないくらいの存在感なのが、殺人犯と婚約するシャーロットを演じるニコール・キッドマンではないでしょうか?

大きなつけまつげと金髪のウィッグを付け、主人公を惑わしていく毒々しいまでの「ファム・ファタール」を演じています。

もちろん他の登場人物も相当、ネットリした存在感がありますが…


そしてここからはいつも通り登場人物の衣装を見ていきましょう。

まず印象的なのは兄の同僚の記者が最初の場面で着ているスーツです。

離れているとオフホワイトに見えるのですが、近づいていくとオフホワイトとホワイトのシアサッカーのストライプだという事が分かります。

シアサッカーのストライプというとホワイトとブルー系のストライプを直ぐにイメージしてしまうので意外でした。

そのスーツに細身のブラウン系のレジメンタルタイをしているのが、これまた意外なのですがかなり格好良いです。夏なので涼しく見えるようにネイビーやブルーのニットタイを合わせる事が多くなってしまうのですが、夏にブラウン系のネクタイを合わせる事に挑戦してみたくなりました。

BEAMS PLUSとしては毎年、夏の定番でシアサッカーのジャケットを出しています。カラーはホワイトとブルー系のストライプです。


ビームス プラス / シアサッカージャケット
カラー:グレイストライプ、ネイビーストライプ、ネイビーソリッド
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥28,000+税
商品番号:11-16-1296-803

もちろんセットアップになるパンツもあります。


ビームス プラス / シアサッカー クロップド トラウザーズ
カラー:グレーストライプ、ブルーストライプ、ネイビーソリッド
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥15,000+税
商品番号:11-23-0910-803

もう一点、この映画に限らずアメリカの夏のティーンネージャーが着ているのをよく見るのが、ボーダーのカラフルなTシャツです。

何故か単色のTシャツではなくバーダー柄が多い気がします。

書いていて思いついたのですが、この映画の主人公がボーダーのTシャツを着ているのは、大人になれていない事を表しているのではないでしょうか?(完全な推測です)

そんなボーダーTシャツですが、これまたBEAMS PLUSは毎年定番で取り扱っています。


ビームス プラス / マルチ ポケット ボーダーTシャツ
カラー:ブラウン、オレンジ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥6,800+税
商品番号:11-04-0930-156


ビームス プラス / インディゴ ボーダー ポケットTシャツ
カラー:ワイドボーダー、ナローボーダー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥6,800+税
商品番号:11-04-0936-156

*(こちらは商品名にもある通りインディゴ染めをしているので洗濯の際に色落ちする可能性がありますので、単品で洗って頂く事をお勧めします)


ひと夏の1人の青年の話とはいえ全く爽やかな話ではないですが、どの様な結末になるのか最後まで目の離せない作品です。

これから暑い季節になるので、外の湿度を感じながら観て頂くのをお勧めします。


それでは『ペーパーボーイ 真夏の引力』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第11夜

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この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第10回目はこちら


『アニマル・ハウス』(1978)

監督:ジョン・ランディス

出演:ジョン・ベルーシ / ティム・マシスン / ジョン・ヴァーノン / トーマス・ハルス / ドナルド・サザーランド / ケビン・ベーコン

あらすじ:

1960年代、ある大学の落ちこぼれフラタニティーのメンバーが巻き起こす様々な騒動を描いた青春群像劇


青春学園映画の代表的な1本と言ってもよい作品です。ジョン・ベルーシが出演しており、この後に今作の監督のジョン・ランディスと『ブルース・ブラザーズ』を撮ります。

ここに登場する『フラタニティー』とは学生の互助会の様なグループで、色々なアメリカの大学を舞台にした映画には必ず出てくるものです。

古着が好きな方は古着屋で「Δ γ Ε」(デルタ ガンマ イプシロン 適当に打っています)の様なワッペンのついているTシャツやスウェットを見た事があるかと思いますが、これがフラタニティーの名前でメンバーが着ていたであろうユニフォームだと思います。

もう今回はこのまま洋服の話をしていきたいと思います。

時代は1960年代なのでアイビールックが基本で、冒頭の新入生が校内を歩いているところは有名な写真集を思わせるシーンが多いです。

主人公たちのフラタニティーも落ちこぼれとはいえネイビーブレザー、ボタンダウンシャツ、レジメンタルネクタイにトラウザーズとお手本の様な着こなしをしている学生が多いです。

ジョン・ベルーシはほとんど着ていませんが…


季節も秋から冬にかけてのようで、ニットを着ているシーンも多くBEAMS PLUSでも定番のピンクのシャギードッグセーターを着ていたり、ウールの派手な色使いのチェックのジャケットを着ていたりもします。他にもコットンブルゾンやキャップショルダーのブルゾン、ダッフルコート等々も出てきます。

映画の良い所の1つはこの様な衣装の着こなしを動いている状態で観る事が出来ることだと思っています。

写真で見るよりも更にイメージしやすくコーディネートの見本になるのではないでしょうか?

奇抜な格好はほとんど出てきませんが、その分ベーシックな着こなしのお手本になると思います。

そして登場人物の着こなしをみながら、今の時代ならどの様なアイテムに変更して着るかを考えるのは本当に楽しいと思います。


映画本編はかなりドタバタなコメディーでしかも40年以上も前の映画ですので今の時代とはかみ合わないギャグもありますが、逆にその様なギャップも楽しめると思います。

それでは『アニマル・ハウス』どうぞお楽しみ下さい。



コヴ

BEAMS + ロードショー 第10夜

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第10回目はこちら

『グリーンブック』



監督:ピーター・ファレリー

出演:ヴィゴ・モーテンセン / マハーシャラ・アリ / リンダ・カーデリーニ

あらすじ:

1962年、天才の黒人ピアニストは粗野なイタリア系用心棒を雇いあえて、差別の色濃い南部のコンサートツアーに繰り出すが……


タイトルの『グリーンブック』とは黒人旅行者を対象としたガイドブックで、黒人が利用できる宿や店やその他の旅に必要な情報がまとめられており、その当時(時代感)旅行の際に欠かせないガイドブックの事を示します。

監督は過激な下ネタのコメディー映画を撮る事が多いファレリー兄弟のお兄さんのピーター・ファレリーですが、今作はそれを抑えたバディームービーです。しかし全く境遇の違う2人のロードムービーですから、大笑いするところも多かったです。


最初は全くかみ合わずチグハグだった2人が、徐々にお互いを知っていき信頼が生まれていく様を描いています。

個人同士では分かり合えるのに、対人種という話になるとそうはいかなくなってしまうのは、本当に悲しい事だと思います。


このブログは衣装に注目する事が多いのですが、この映画は他にも注目したい点がありました。

それは料理です。

主人公の「トニー」はイタリア系ですからイタリア料理が多いのですが、その中でも美味しそうなのはミートボール入りトマトソースのスパゲッティーですね。

ミートボールが大きくて食べ応えがありそうでした。

他にも大食い勝負をするホットドッグもニューヨークを代表する料理ではないでしょうか?

そして南部に行くと避けて通れないのはフライドチキン。

日本でも有名なケンタッキー州のフライドチキンをトニーが”バケツ”で買って車の中で食べているシーンは観ていてお腹が空いてきます。

最初は嫌がっていた「ドン・シャーリー」も結局は美味しそうに食べていますね。

同じ物を一緒に食べる事で、距離が縮まっていくという本当に好きなシーンです。

ちなみに自分は観終わった後にフライドチキンを食べに行きました。


料理の話はこれくらいにして、今回も衣装を見ていきましょう。

主人公のトニーはジャケットも着ているのですが、ニット素材のポロシャツを着ているのが印象的です。

親戚の人たちもニットポロやオープンカラーのシャツを着ている場面が多く、刺繍や色使いが凝った物が多いです。

BEAMS PLUSでも近い雰囲気のニットポロやシャツがあります。


ビームス プラス / ストライプ ニット 半袖 ポロシャツ
カラー:ブラック、オリーブ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥12,000+税
商品番号:11-02-0402-048


ビームス プラス / ストライプ柄 イタリアンカラー 半袖 シャツ
カラー:バーガンディー×ネイビー、オリーブ×ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥14,000+税
商品番号:11-01-1070-139

トニーの腕がかなり太くて迫力があったので、自分も負けない様に?鍛えようと思っています。

そしてドン・シャーリーはほぼ常にスーツ姿で、カジュアルな格好の時にもジャケット着ています。

スーツのシルエットは細身で肩パッドは入っていそうですがあまり大きくなく、胸の芯地も無さそうに見えます。ラペルもシルエットと同じ様に細く、それに合わせてネクタイもナロータイプの物をしている事が多いです。細身の着こなしにも憧れてしまいます。

スーツではないジャケットスタイルの時のイエローのオンブレチェックの様な柄のジャケットも相当恰好良いです。

これにイエローのタートルネックのニットを着ていますが、自分はブラックか濃いバーガンディーのタートルネックを合わせてみても面白いのではと考えています。

ニットと言えば旅の最後でこれまたドン・シャーリーが着ている、小振りなショールカラーのハイゲージっぽいニットも欲しくなりました。

ベースは多分ネイビーで襟の部分に白と赤のラインが入っているのが良くて、カジュアルなのですがとても上品に見えるニットで、ドン・シャーリーのキャラクターにもとても合っていると思いました。

これから暑い季節なのにニットが着たくなってきました。


劇中に出てくる食事や衣装以外にも、観た後に実際のドン・シャーリーの演奏している曲を聴いてみるのも良いと思います。

そしてこの作品の監督のファレリー兄弟の他の作品も過激なコメディーというだけではない作品が多いので、この機会に観て頂きたいと思います。


それでは『グリーンブック』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第9夜

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第9回目はこちら



『ダラス・バイヤーズ・クラブ』(2014)

監督:ジャン=マルク・ヴァレ

出演:マシュー・マコノヒー / ジャレット・レト / ジェニファー・ガーナー

あらすじ:

1980年代、HIV陽性と診断された主人公のロンは自分の為に未認可の代替薬を探していくが…


この映画はタイトルにもなっている『ダラス・バイヤーズ・クラブ』を創設した実在のロン・ウッドルーフという人を基にした物語だそうです。

最初は自堕落でどうしようもない生活を送っていた主人公が病気が切っ掛けとはいえ徐々に生活を変化させ、それに伴い意識も変わっていく様を重くならずに描いています。

一旦は周りに誰も居なくなってしまうものの、自分の変化によって最終的に元より沢山の人が集まってくるところも印象的でした。

時代感は、BEAMS PLUSのテーマの年代(1940年代半ば〜1960年代半ば)から離れてしまうのですが、主人公のロンがアメリカの文化の1つであるカウボーイですので、そのスタイルを見ていきたいと思います。

時代感ももちろん大事ですが、アメリカ文化を知ってこそ。

まずは主人公をはじめほとんどの登場人物が着ているウエスタンシャツですね。先週紹介したデニム生地の物ではなく、たぶんコットンやレーヨンを使ったかなり薄手の発色の良い柄のシャツ着ています。ストライプの色の組み合わせだったり、織りで入っている柄なんかも綺麗なものが多かったですね。

昔、古着屋でウエスタンシャツを探していた時期もあったのですが、出てくるのは身幅が細くて着丈の長い物ばかりで自分には着られないものばかりだったのでウエスタンシャツを買う事自体を諦めた記憶があります。

当時は何故、着丈が長い物が多いのか不思議だったのですが、この映画でも描かれている様にロデオをする時に着るのでどんなに動いても裾が出ない様に着丈が長くなっているのに気付いて納得しました。

履いているデニムはやはりラングラーで、ジャケットはストームライダーを着ています。

シューズは地味な単色のウエスタンブーツを履いています。劇中のブーツくらいシンプルなものであれば普段のコーディネートに取り入れやすいのではと思います。

また余談ですがウエスタンブーツやエンジニアブーツに憧れた時もあったのですが、ふくらはぎが本当に太い為にブーツのシャフト部分にふくらはぎが入らず泣く泣くこの様なブーツを履く事を諦めた過去があります。

悲しいですが自分が着たい物と実際に着られる物は必ずしも一致しない事を学びました。

*(それでも楽しく洋服を着てます。)


かなり暗くなりそうな話ですが、主人公のロンの生きていく気持ちに引っ張られるかのように話がぐいぐい進んでいくのであっという間に観終わってしまいました。


では『ダラス・バイヤーズ・クラブ』どうぞお楽しみ下さい。



コヴ

BEAMS + ロードショー 第8夜

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第8回目はこちら


『インヒアレント・ヴァイス』(2014)

監督:ポール・トーマス・アンダーソン

出演:ホアキン・フェニックス / ジョシュ・ブローリン / キャサリン・ウォーターストン / オーウェン・ウィルソン

あらすじ:

ヒッピーの探偵の主人公が元恋人から依頼を受けた事からある陰謀に巻き込まれていく


アメリカの作家トマス・ピチョンの『LAヴァイス』が原案で初めての映画化作品だそうです。

監督は”フィルムノワール”と言われる犯罪映画から影響を受けているそうです。

確かに、元恋人からの依頼を受けた為に犯罪に巻き込まれていく・・・”フィルムノワール”で多く見られるストーリーの1つではないでしょうか?

正直、1回観ただけでは直ぐに理解が出来ず何度か見直して色々解説を読んで、やっと面白さが分かる様な気がしてまいりました。

この機会に原案、原作のの『LAヴァイス』とポール・トーマス・アンダーソン監督の他の作品も観てみようと思っています。


時代が1970年なのでBEAMS PLUSのテーマの時代からは外れてしまうのですが、時代に区切りがあるわけではないので60年代の雰囲気はあると思いますし、ヒッピーは60年代のカルチャーでアメリカを語る上では外せない文化だと思います。

しかしヒッピー文化の話をすると本当に長くなってしまうので、ここはやはり主人公のホアキン・フェニックスの衣装を観ていきましょう。


ほぼ全編に亘って着ているのがデニムのウェスタンシャツですね。

かなりクタクタで日常着として着ているのが恰好良いです。

BEAMS PLUSのウェスタンシャツといえばこちら


レミ レリーフ / デニムウエスタンシャツ
カラー:インディゴ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥22,800+税
商品番号:11-11-0793-671

BEAMS PLUSではもう定番と言ってよいシャツの1枚ですね。

劇中のシャツに負けない雰囲気の加工が施されていて、これからの季節に1枚でさらりと着たくなります。

そしてその上に羽織っているのがどのタイプかは判別つきませんが、60年代に登場した通称ジャングルファティーグと呼ばれているミリタリージャケットです。

やはりこのジャケットを見て思い出すのはこちら


レミ レリーフ × ビームス プラス / 別注 ミリタリーシャツ ジャケット
カラー:オリーブ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,000+税
商品番号:11-18-3892-671

薄手のジャケットです、シャツ感覚でスタイリングもオススメです。

ウエスタンシャツの上から羽織っても良し、少し首回りが緩くなったTシャツを合わせるのもリラックス感が出て良いのでは?

パンツはこちらも60年代の雰囲気そのままのブーツカットやシューカットが多いです。

BEAMSのオリジナル商品の中には、シューカットスタイルのパンツのラインナップもありますので、レザーサンダルなんかを履いて、リラックスした夏のスタイルを演出するのも良いのではないでしょうか?


これからの暑い季節、少し緩めのリラックスしたスタイルもお勧めです。
BEAMS PLUSは、ブレザーの硬派なスタイルばかりではございません(笑)


映画本編も余韻のあり、何度か観直してみたくなる作品でした。



では『インヒアレント・ヴァイス』どうぞお楽しみ下さい。



コヴ

BEAMS + ロードショー 第7夜

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第7回目はこちら


『アルゴ』(2012)

監督:ベン・アフレック

出演:ベン・アフレック / アラン・アーキン / ジョン・グッドマン / ブライアン・クランストン

あらすじ:

1979年 イランで起こった米国大使館襲撃で、からくも逃げカナダ大使館に逃げ込んだ6人の大使館員を救出する為の作戦が実行されるが…


ご存じの方も多いと思いますが、実話を基にしたストーリーです。

実際にあった事件なので結末は調べると分かってしまうのですが、それでも手に汗握る展開ですよね。

最初は突拍子もない計画だと思われる計画が徐々に形になっていき、現地で実行になる時には身を乗り出して観てしまいました。

要所、要所の字幕の使い方も本当に上手いと思いました。

どこまで脚色されているのかが分かりませんが、これが実際に行われた作戦だというのは本当に驚きです。


そしてここからはストーリーだけではなく、登場人物の衣装に注目していきましょう。

やはり1番気になるのはベン・アフレックですね。

劇中で着ているジャケットは2つボタンで肩パッドや芯地がしっかり入ってそうな構築的なシルエットのジャケットを着てますね。

生地は何種類か出てきますがほぼ同じシルエットではないかと思います。

ベン・アフレック自身が身長があるのでジャケットに負けていなくてかなり格好良いですね。

憧れてしまいます。


そのジャケットの上に着ているのはトレンチコートで、これも着続けている感が出ていてかなり良いです。

BEAMS PLUSでもトレンチコートを出していて、購入する気だったのですが、決定的に身長が足らず諦めました。

このコートは名品の1つだと思います。


持ってください、着てください、驚きの軽さと機能を完備したトレンチコート、


ビームス プラス / トレンチコート
カラー:ベージュ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥55000+税
商品番号:11-19-1019-803

そして最初に呼び出される時にはしっかりとアメリカ式のレジメンタルタイをしています。他の場面ではノータイだったり、小紋柄だったりするのでとても印象に残りました。

ちなみに、こちらの写真、左(向かって右下下り)がアメリカ式。右が英国式。

もちろん、ビームス プラスでご用意しているレジメンタルタイは、アメリカ式をご用意してます。



シューズはベン・アフレックのモデルは確認が出来ませんが、上司のブライアン・クランストンはロングウィングのシューズを履いているのではないかと思います。

この辺もリアルに感じてしまいます。


あと気になったのはカナダ大使邸で片方がフラップ付きのダブルポケットのシャンブレーのシャツを着ています。

そしてこの上にグレーのウールヘリンボーンのジャケットを着ているのがまた格好良くて、これは直ぐにも真似したいと思いました。

ビームス プラスでもシャンブレーシャツは幾つかバリエーションをご用意してます。


定番のB.D.(ボタンダウン)スタイル、


ビームス プラス / シャンブレー ボタンダウン シャツ
カラー:シャンブレー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥12,500+税
商品番号:11-11-5721-139


ビームス プラスのオリジナルファブリックを使用した武骨なワークシャツスタイル、


BEAMS PLUS / シャンブレー ミリタリー オープンカラーシャツ
カラー:サックス、ブルー
サイズ:S、M、L、XL
価格:¥13,500+税
商品番号:11-11-0833-139



ここまで衣装の話が多くなってしまいましたが、そもそも映画として本当に面白いので、衣装に注目しつつご覧になって頂ければと思います。

では『アルゴ』どうぞお楽しみ下さい。



コヴ

BEAMS + ロードショー 第6夜

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第6回目はこちら


『42 ~世界を変えた男~』(2013)

監督:ブライアン・ヘルゲランド

出演:チャドウィック・ボーズマン / ハリソン・フォード / ニコール・ベハーリー / クリストファー・メローニ

あらすじ:

1947年、初めてのアフリカ系アメリカ人としてメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンの姿を描いていく。


劇中にも出てきますが、まだジム・クロウ法が存在していた時代に現代からは想像出来ないくらいの罵倒や中傷やいやがらせを受けながらも次の世代の為に戦った選手です。

タイトルの「42」はジャッキー・ロビンソンが実際に付けていた背番号で、アメリカ・カナダの全ての野球チーム(メジャーリーグだけではなく、マイナーリーグ、独立リーグ、アマチュア野球のチームまで)全てのチームで永久欠番で、逆にジャッキー・ロビンソンが初出場した「4月15日」にはどのチームも全ての選手が背番号「42」を付けるそうです。


映画の内容も凄く良かったのですが、やはりBEAMS PLUSとしては避けて通れない洋服の話をしようと思います。

まず目に入ってくるのは球団オーナーのハリソン・フォードが着ているスーツで、かなりラペルの幅が広く、肩パットもしっかり入っていて全体的に大きく見えます。ラペルの幅に合わせてネクタイの大剣の幅もかなり広いネクタイが多いですね。

トラウザーも股上が深くお尻回りも大きいシルエットで現在のシルエットとはだいぶ違っています

他の登場人物たちも同じ様なスーツやジャケットを着ているので、この形が当時の主流だった事が窺えます。


小物で気になったのはチラッと映るプレートベルトで、このベルトはBEAMS PLUSでも取り扱いがあったのですが(現在は在庫はございません)実際に意識して映画の中で目にしたのは初めてでした。

(*意識していないだけで、実際には沢山の映画の中で使われていると思いますが・・・)

やはり映画を観ると衣装の時代考証をしっかり行っているので、当時の服装を知る事が出来てかなり勉強になります。

映画を観る事の魅力の1つですよね。


そして1番画面に映るのは選手たちのユニフォームです。歴史を調べるとかなり面白い歴史があるのですが、ここでは書き切れないので別の話をしようと思います。

以前、古着屋で自分のサイズのベースボールシャツ(ユニフォームの上)とベースボールキャップを探してた時期があったのですが、洗って縮んでしまったのか元より小さいサイズの物しかばかりなのかはわかりませんがボクの入るサイズが全く出てこなかったので泣く泣く諦めました。

ウールやコットンフランネルを使っていてかなり雰囲気が良かったので残念です。

そしてキャップは現在、様々なメーカーからボクの頭が入るサイズの物が出ており買う事も多いのですが、かなり汗っかきの為にただ立っているだけでキャップに汗が滲んできてしまいます。

夏に被ろうものなら何もしていないのにフルイニング試合をしたかのような有様で中々被る気になりません。

なので被らないキャップだけが増えていきます・・・。


まぁ、そんな話はさておき。

色々な角度から楽しめる作品ですので、お時間あったらご覧になってみて下さい。


では『42 ~世界を変えた男~』どうぞお楽しみ下さい。



コヴ

BEAMS + ロードショー 第5夜

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第5回目はこちら


『グッドモーニング、ベトナム』(1988)

監督:バリー・レビンソン

出演:ロビン・ウィリアムス / フォレスト・ウィティカー / ドゥング・タン・トラン / チンタラー・スカパット

あらすじ:

1965年 サイゴンに赴任してきたアメリカ軍の人気DJの姿を通してベトナム戦争を描いていく


数ある戦争映画の中でもかなり異色の作品で、戦闘シーンが多くはないのでその戦闘の描写が苦手な方でも比較的観やすい作品だと思います。

作中ではロビン・ウィリアムスがずっとしゃべり続けていたり、ベトナムの田園風景が空撮でとても綺麗に撮られていたり、現地の人との交流があったりと戦争映画の悲惨さを前面に出す様な作品では無いのですが、しっかり戦争の冷徹さも描いている作品です。

正直、劇中のスラングやブラックジョークはほとんど分からなかったのですが、それでも楽しめました。


そしてBEAMS PLUS的に気になるのは登場人物達の着ている洋服ですよね。

主人公はあまり軍服を着ずに普通のシャツを着ているのですが、よく見ていると第1ボタンと第2ボタンの間隔が広いんです。現在ではシャツのフロントボタンは7個が主流ですが、当時は6個がほとんどで第1ボタンを開けるとフロントがかなり大きく開いています。ボタンダウンシャツも着ていますが同様にボタンは6個ではないでしょうか。

そしてBEAMS PLUSもここ数シーズンは60年代のモデルをベースにした6個ボタンのシャツも出しています。定番のボタンダウンシャツとはまた違ったシルエットでもあるので、こちらもお勧めです。

ビームス プラス / レギュラーカラー マルチストライプシャツ
カラー:マルチ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥18,000+税
商品番号:11-11-5964-139

あと主人公が着けている時計も以前、似ている物をBEAMS PLUSで取り扱っていて、今になって買っておけば良かったと後悔しました。

他の兵士たちはほとんどがオリーブグリーンのBDUジャケットとファティーグパンツで、ファティーグパンツの裾をコンバットブーツの中に入れているのが印象的でした。


ビームス プラス / ミリタリー ユーティリティーパンツ
カラー:カーキ、オリーブドラブ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥15,500+税
商品番号:11-24-2098-791


将校達はカーキの制服を着ていて、センタークリースもしっかり入っているパンツにオフィサーシューズを履いています。

実際にこの格好をするとコスプレになってしまいますが、パンツの太さと裾のバランスはどうにかして真似したいものです。

映画の内容はもちろんですが、衣装も注目してもらうとより楽しめると思います。


では、『グッドモーニング、ベトナム』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ


BEAMS + ロードショー 第4夜

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第3回目はこちら


*今回は手持ちがございませんので、映画の1シーンをイラストで


『ダーティーハリー』(1972)

監督:ドン・シーゲル

出演:クリント・イーストウッド/ハリー・ガーディノ/アンディ・ロビンソン/レニ・サント―二

あらすじ:

サンフランシスコを舞台に卑劣な殺人犯とサンフランシスコ市警のアウトロー刑事の対決を描いていく


言わずと知れた刑事映画の名作の1つですね。

刑事映画は各都市の刑事の活躍を描く訳ですから実在の都市が舞台の有名な作品が沢山あります。

代表的な作品だと、

デトロイトの刑事がハイソサエティーなビバリーヒルズで捜査をする『ビバリーヒルズコップ』。

リゾート地で有名なマイアミが舞台の『マイアミバイス』。

ニューヨークの運の悪い刑事がクリスマスのロサンゼルスで事件に巻き込まれる『ダイハード』。

東、西海岸を問わずありますし、他にもシカゴ、ボストン、ワシントンD.C等、当たり前ですが全米各地が登場します。


今作『ダーティーハリー』はサンフランシスコが舞台なので、坂の多い街並みやゴールデンゲートブリッジがしっかり出てきます

因みにこの作品は、実際にサンフランシスコで起こっていた事件を基に原作が書かれてるそうです。


今回改めて知ったのですが、『ダーティーハリー』と言えば”44マグナム”と連想していたのですが・・・、実はこれは弾丸の名前で使っている銃は”S&W M29”という銃だったんですね。

こんな事を言っているとガンマニアの方に怒られそうです。すみません。


そしてBEAMS PLUS的に注目なのはクリント・イーストウッド演じる、ハリーキャラハンのジャケットの着こなしではないでしょうか?

最初のシーンからエルボーパッチ付きのグレーヘリンボーンのツイードジャケットにバーガンディーのVネックニット、チャコールグレーのスラックス、サングラスは多分レイバン?で登場します。

その後もブラウンの大振りなチェックやブラウンヘリンボーンのツイードジャケットが登場します。

カジュアルな格好だと以前BEAMS PLUSでも扱っていたキャップショルダーのブルゾンやスポーツブルゾンなんかも着ています。

ダーティーの二つ名を持つ刑事にしては、ほとんどの場面でベストを着てしっかりネクタイをしているのが意外でした。

サングラスは似合う気がしませんが、ジャケットの着こなしはすぐにでも真似したくなりますよね。


ボクはサンフランシスコには行った事がないのですが、行った事のあるスタッフに話を聞くと「夏は気温が上がって暑くても湿度が低いので木陰では肌寒い事もあったり、朝と夜は気温が低い為に現地の人はツイードのジャケットを着ている人が結構いる」とのことです。

実際に行ってみないとわからない事は沢山ありますよね。


かなり硬派な刑事映画ではありますが、今一度観直してみてはいかがでしょうか?

ボクは部屋でジャケットを引っ張り出してジャケットの1人試着大会をしてしまいました。



では、『ダーティーハリー』どうぞお楽しみ下さい。



コヴ

BEAMS + ロードショー 第3夜

いつもblogをご覧頂ありがとうございます。

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。


この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第3回目はこちら


『シェフ』(2014)

監督:ジョン・ファブロー

出演:ジョン・ファブロー/ソフィア・ベルガラ/ジョン・レグイザモ/スカーレット・ヨハンソン/エムジェイ・アンソニー/ロバート・ダウニーJr

あらすじ:

LAの一流レストランの総料理長の主人公はオーナーと対立し、店を辞めてしまう。

失意の中、訪れたマイアミで絶品のキューバサンドに出会いフードトラックでの販売を始める。


もう先に注意をしておきます!

この映画は空腹時には絶対観ないで下さい!

空腹時に観てしまったらお腹が鳴りっ放しになりますし、満腹な状態で観ても必ずこの映画の中に登場する料理が食べたくなります。

(ちなみにボクがそうでした。)


監督、主演はジョン・ファブローで、この方は俳優、監督を両方ともこなす方で、有名なアメコミ原作の大ヒットシリーズの監督や出演もされています。

そしてこの『シェフ』の料理の監修をしている料理人の方と『ザ・シェフショー』という番組もやっていて、そちらも観ているとおなかの減る番組です。


この映画の1番の魅力は何といっても劇中に登場する料理だと思います。

最初から最後まで美味しそうな料理がこれでもかと登場します。

市場で食べるソーセージサンド、息子の為に作るクロックムッシュ、試作品として作るフランス料理の数々、そしてもう1人の主役と言ってしまっても良いくらい魅力的なキューバサンド。

文章を書いててお腹が空いてきます。


アメリカの料理というと、ステーキ、ハンバーガー、ホットドック等が思い浮かびますが、調べてみると場所によって様々な料理が存在しますよね。

東海岸であればクラムチャウダー、バッファローウィング、主人公一行が訪れるニューオリンズであればジャンバラヤやガンボに代表されるケイジャン料理、クレオール料理があります。

劇中に登場するベニエというドーナッツはルイジアナ州公認のドーナッツだそうです。

テキサスであればタコスやチリコンカンなどのスペインやメキシコの影響が強いテクスメクス料理や毎年世界大会が開催されるBBQ。


他にもボクが知らないその土地それぞれの料理が沢山あると思います。

様々な国の人々で成り立っている国なので、移住してきた人々が定住した土地で郷土料理をアメリカ風にアレンジしている為に沢山の種類の料理があり調べているだけでも楽しいですし、どれもこれも食べたくなってしまいます。

料理もアメリカの魅力の1つではないでしょうか。

出てくる料理を見ているだけでも幸せになる映画です。

そして今は家にいる時間が長いので、いきなり手の込んだ料理は無理ですが自分なりのクロックムッシュやサンドイッチを作ってみようかと思っています。


では、『シェフ』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第2夜

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この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第2回目はこちら


『ブラック・クランズマン』(2018)

監督:スパイク・リー

出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン / アダム・ドライバー / トファー・グレイス / ローラ・ハリアー

あらすじ:

1970年代半ば、アメリカのコロラド州コロラド・スプリングズで初めての黒人刑事が同僚の白人刑事と白人至上主義団体へ潜入捜査を行う事になり……


実際にあった話を基にしており、主人公のロン・ストールワースは実在の人物で原作の本も出版されています。

監督のスパイク・リーはこれまでも人種差別についての映画を撮ってきた監督で、今作ももちろん同じテーマ。


この作品は70年代前半に流行した『ブラックスプロイテ―ション』映画のスタイルをベースに撮っているそうです。

『ブラックスプロイテーション』とは、『ブラック(黒人)』+『エクスプロイテーション(搾取)』を合わせた混成語で、黒人の観客向けに作られた商業映画の事。

サウンドトラックには”SOUL”や”FUNK”を使い、カッコいい黒人の主人公が敵を倒していくというストーリーが多く、劇中でも名前が出てくる『スーパーフライ』や『黒いジャガー』、『コフィー』等が代表的な作品です。

サウンドトラックもカーティス・メイフィールドの「SuperFly」やアイザック・ヘイズの「Shaft」はアルバムとしてもかなりカッコいので興味がある方は是非、聴いてみて下さい。


70年代の話ではありますが現在進行形の話であり観賞後は考えさせられます。

アメリカを語る上では、どうしても避けては通れない歴史の部分の話でもあるのでもっと色々調べてみようと思いました。


そして映画のテーマも重要ですが、BEAMS PLUS的にはやはり登場人物のファッションも重要ですよね。

主人公ロンのスタイルは、シャツの襟をジャケットの上に出し、ボア付きのランチコートの下にタートルネックを合わせていたり。

他にも黒人学生自治会のメンバーのスタイルもCoolです。

黒いレザージャケットにカラフルな色使いのインナーをコーディネート。

そして忘れてはならないのが、相棒フリップのスタイル。

デニムパンツにローパーブーツやワークブーツを合わせるスタイルです。

あのスタイルにどれだけ憧れたか!

印象的だったのは赤と黒のバッファローチェックのシャツに、サーマルのコーディネート。

これこそリアルなスタイルサンプルだと変なところで感動しました(笑)。

アメリカに実際に行くと、普通の物を着ているのに、カッコよく見えるあの感じ。なんなんですかね?(笑)

羨ましい・・・。

真似するんですけど、しっくりこないこの感じも(笑)。


若干、脱線はしてしまったものの、様々な角度から楽しめる興味深い作品だと思います


では、『ブラック・クランズマン』どうぞお楽しみください。


コヴ

BEAMS+ ロードショー

いつもblogをご覧頂ありがとうございます。

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。


この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コブです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


そんな記念すべき第1回目の映画はこちらです。


『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)

監督:グレッグ・モットーラ

出演:ジョナ・ヒル / マイケル・セラ / クリストファー・ミンツ=プラッセ / エマ・ストーン

あらすじ:

モテない高校生3人組が卒業パーティーで、それぞれ意中の女の子とロマンスに奮闘する青春コメディー


第1回目からかなりの変化球かとは思いますが紹介させて下さい。

アメリカのコメディー映画の種類に同姓同士の友情を描いた作品で「ブラザー+ロマンス」で「ブロマンス」という種類の作品があるのですが、こちらの作品はその代表作の1本だと思います。


そんな「スーパーバッド」ですが全米では大ヒットだったのですが、日本では劇場未公開でDVD発売のみでした。

あらすじには卒業パーティーとありますが、アメリカは学校主催のパーティーとは別に、家に両親がいない間に友達を招待して行うパーティーがあります。

主人公の3人はそのパーティーにお酒を持っていけば意中の女の子と接近出来るのでは・・・と目論んだ事からドタバタが始まります。

アメリカでは21歳以上でないとお酒を購入する事も飲む事も法律違反で、購入の際にもかなり厳しくIDの提示が求められます。

もちろん日本でも未成年飲酒は絶対に駄目です。


基本的には思春期の男子の心情をおもしろおかしく表現したドタバタコメディーですが、主人公達の『友情』や『高校卒業と大学入学』それに伴う『新たな世界への旅立ち』そして『少年期からの卒業』を描いており、映画のオープニングや前半からは想像出来ない少しほろ苦い余韻を残すエンディングになっています。

出演陣も実は豪華。

主人公の3人もアメリカのコメディー映画では欠かせない俳優ですし、今やアカデミー賞女優となったエマ・ストーンのデビュー作だったり、劇中に出てくる2人組の警官をこれまたアメリカのコメディー俳優のセス・ローゲンとビル・ヘイダーが演じています。

この2人が出演している作品も面白い物が多いので、俳優で調べて作品を観ていっても面白いと思います。



正直、このタイトルですと、リストに上がっていても後回しになってしまうと思いますが、

だからこそご紹介させて頂きました。

良い意味でタイトルを裏切る作品かと思います。

しかしながら、R指定作品ですので、ホームシアターでのご鑑賞時にはご注意を。


では、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』どうぞお楽しみください。


コヴ