スタッフ「コヴ」の記事

BEAMS PLUS ロードショー 第174夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第174回目はこちら


『マイティ・マイツ ~12人の屈強な戦士たち~』(2020)

監督:タイ・ロバーツ

出演:ルーク・ウィルソン / ヴィネッサ・ショウ / ウェイン・ナイト / ジェイク・オースティン・ウォーカー / リーヴァイ・ディラン / ロバート・デュバル / マーティン・シーン

あらすじ:

大恐慌時代のアメリカ。グラウンドもボールや装備すらもないテキサスの孤児院に赴任してきたアメリカンフットボールのコーチのラスティ・ラッセルはフットボールチームを作るべくメンバーを集めるところから始めるが……

実話をもとにした映画だそうです。

親がいないという事での普通の子供たちに対する劣等感と傷付いた心を抱えて、自分達が何が出来るのかさえ分からずにただ生きるための術を教えられてきた孤児院の子供達に、アメリカンフットボールを通して自尊心と学ぶチャンスを伝える主人公ラスティ・ラッセルと子供達の物語です。

最初は斜に構えていた子供達もラスティから教わり、学んでいく中で其々に自分には何が出来るのか、何が得意なのかを知っていきます。その事により自尊心が芽生え、他人を敬う事も学んでいきます。そしてチームメイトとぶつかり、自分とも戦いながら徐々にチームとして纏まっていく姿は胸が熱くなりますし、夢中で見入ってしまいました。

しかし全てが順調にいくはずもなく様々な妨害にもあいますが……。ここからは是非、ご自身で確認して頂きたいです。

正直、スポーツを題材にした映画としてはよくある形ですが、やっぱり持たざる者たちが成長していく物語は本当に好きな話です。

そしてこの主人公のラスティ・ラッセルが考案したある戦術は今のアメリカンフットボールにかなり大きな影響を与えたそうです。こちらも是非どんな戦術なのか確かめて下さい。

それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

作品の中で沢山の当時の労働者が出てくるのですが、当たり前ですがこの人たちが着ているのがデニムのオーバーオールやシャンブレーのシャツなんです。もちろん、ファッションで着ているのではないのでジャストサイズで着ていてこれがどれも格好良いのです。

子供達も同様にシャンブレーのシャツを着ているのですが、其々の着方をしていてこれからの着こなしの参考になると思いました。

是非、ストーリーだけではなく衣装の着こなしも気にしながら観て頂くとより楽しめる作品だと思います。


それでは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。



ビームス プラス / ナイロン ミニ リップストップ ミリタリー アスレチック ショーツ
カラー:イエロー、グリーン、ブルー、パープル
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥17,600(税込)→¥12,320(税込)
商品番号:38-25-0019-791

このショーツも定番と言って良いアイテムで、シーズン毎に色や生地の素材を変えて登場します。

ベースは軍のトレーニング用のショーツで、オリジナルはほぼポケットがないのですが、タウンユース用にサイドポケットとバックポケットを追加しています。

そしてオリジナルにもあった特徴の一つである左裾の三角のポケットをカードが入るサイズに変更して、より使いやすくしております。

生地は細いナイロンを使用し、軽量かつストレッチが効いているのと、ワタリもしっかりあるので着用時のストレスは全くありません。

裏地にはメッシュ素材を使用しているので、肌触りも良いので、高温多湿の気候でも快適に穿いて頂けます。

普段着としてはもちろんの事、その名の通りジムに行く際のトレーニングパンツとしても充分に使用出来るショートパンツだと思います。

実はこのショートパンツが相当調子良く、毎シーズン買っていて、色違いで4枚持っています。今年はパープルを買おうか検討中です。

こちらのアイテムは丁度、お買い得にもなっているので、気になった方は是非、お近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。

それで『マイティ・マイツ』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第173夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第173回目はこちら


『クライ・ベイビー』(1990)

監督:ジョン・ウォーターズ

出演:ジョニー・デップ / エイミー・ロケイン / スーザン・ティレル / イギー・ポップ / トレイシー・ローズ / ウィレム・デフォー 

あらすじ:

ある高校の不良グループのクライ・ベイビーはお嬢様のアリソンに一目惚れをする。アリソンもクライ・ベイビーに惹かれていくがアリソンの祖母が反対をしていて……

ジョン・ウォーターズはカルト映画の帝王と呼ばれていますが、このブログでも取り上げた『ヘアスプレー』はミュージカル化もされている作品も撮った監督で、この作品はジョニー・デップの初主演作品です。

1950年代を舞台に階級差の恋を描いていている王道なストーリーなのですが、過剰とも言える様な演出で全く飽きさせません。

またこの作品はミュージカル映画でもあり、どの場面の曲も楽しくてあっという間に終わってしまいました。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

劇中で主人公のクライ・ベイビーは矯正施設に入れられてしまうのですが、この施設の中での作業着が格好良いのです。皆同じシャンブレーのワークシャツに色落ちしていないジーンズを穿いて踊るシーンがあるのですが、みんなサイズがしっかり合っている物を着ているので統一感があり見応えのあるシーンです。

ダンスのシーンも良いのですが、この様にジーンズを穿きこなすことに憧れてしまいます。

では今週のビームス プラスのアイテム紹介です。


ビームス プラス / デニム 5ポケット ワイド パンツ
カラー:インディゴ、ブラック
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-21-0040-791

(上記の写真の色が分かりづらくてすみません。上がブラックで、下がインディゴです。)

今シーズンから登場した新型のデニム5ポケットパンツです。今までのモデルと比べるとややゆったりしたパターンで、各所のディティールは1950年代~1960年代のストアブランドのワークパンツをベースにしています。

使用している生地は旧式の織り機を使い、縦糸と横糸のテンションを変える事で凹凸感のある生地に仕上げています。ブラックは硫化、インディゴはピュアインディゴを使って染めた糸を縦糸に使っているので穿き込んでいく程に経年変化も楽しんで頂けます。

アイテム名にワイドと入っていますが今のモデルに比べてワイドという事なのでワイドシルエットやバギーシルエットという事ではありません。むしろかなりオーセンティックなモデルですので細いモデルではないジーンズをお探しの方にこそお勧めしたいパンツです。

一つ注意点としては初め数回の着用や洗濯の際には両方とも色落ちや移染の可能性があるので、単独での洗濯や着用時の擦れに注意をして頂きたいと思います。

こちらも既に入荷している商品なので、オーセンティックなデニムパンツを探している方は是非お近くの店舗にお問い合わせください。

それでは『クライ・ベイビー』お楽しみ下さい。

BEAMS PLUS ロードショー 第172夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第172回目はこちら


『ウォルター少年と、夏の休日』(2003)

監督:ティム・マッキャンリーズ

出演:ハーレー・ジョエル・オスメント / ロバート・デュバル / マイケル・ケイン / キーラ・セジウィック / エマニュエル・ヴォージエ

あらすじ:

1960年代初頭のテキサス。母親の都合で夏休みの間、破天荒な大伯父兄弟と過ごす事になったウォルターだったが……

最初は母親に一方的に連れられて来たウォルターを徐々に大伯父兄弟が受け入れ馴染んでいくと共に、二人に感化される様に成長していく姿が描かれます。

何をするにしても破天荒な二人の過去をガース伯父が話し始めるのですが、これが余りにも出来過ぎた物語の様で話を聞いてるウォルターも観客も本当なのか嘘なのか分かりません。しかし少しづつ真実が明らかになっていくと……

本当の所はどうなのかは実際に映画を観て確かめて頂ければと思います。

大伯父のロバート・デュバルとマイケル・ケインの二人も魅力的なのですが、やはり主人公のウォルターを演じたハーレー・ジョエル・オスメントがとても良かったです。

演じた時期もウォルターをほぼ同じ歳の15歳なのですが、最初のおどおどした自信のなさげな表情から物語が進むにつれて芯が出来ていく成長する姿を演じてるのが本当に素晴らしかったです。

夏の最後にウォルターがどの様な決断をするのかも是非、ご自身で確認してみて下さい。

ここからいつも通りは衣装を見ていきましょう。

やはり注目はウォルターの衣装です。初登場の場面では夏なので開襟のシャツを着ています。

この柄が小紋柄というには大きい総柄なのですが、親戚の家を訪ねるからか一張羅を着ている様な少し大人びた雰囲気で着ていてるのが良いですし、このシャツにスニーカーにデニムパンツという合わせではなくトラウザーズにレザーシューズを合わせているのも背伸びをした感じが出ていてとても良かったです。


それでは今回のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / アジュラックプリント ショートスリーブ オープンカラー シャツ
カラー:ブラック、ブルー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥14,300(税込)
商品番号:38-01-0023-139

今回登場したアジュラックプリントですがビームス プラスの夏のシャツとしてはお馴染みのブロックプリントの技法の一つだそうで、インド西部の代表的な染め方で、工程は洗い、防染、媒染、乾燥、煮出し等16工程あるそうで全て人の手で行われており、相当時間もかかるプリント技法だと言われています。

通常のブロックプリントは木版で染料を押して色を重ねていくのですが、アジュラックプリントは防染剤や媒染剤などのほとんど色のついていない物を木版で重ねていき、その上に染料を入れる事で化学反応が起こり色が変わって美しい色合いに変化するそうです。

プリントに使用する木版を一つ作るのに約15日かかり、一つのモチーフをプリントするのに3~4個の木版が使われるので準備の段階から手の込んだプリント方法なのが分かります。

今回のシャツは幾何学模様やフラワーモチーフをベースにデザインしています。

シャツの柄と色がかなり強烈で他に合わせるアイテムはシンプルな方が良いと思うので、ホワイトやナチュラルカラーのリネンのトラウザーやショートパンツを履いてレザーのサンダルを合わせるのなんかは如何でしょうか?

とても夏らしくて涼やかなコーディネートだと思います。

こちらのシャツは既に入荷しているので、気になった方はお近くの店舗にお問い合わせ下さい。

映画自体も夏の思い出になる様な作品なので今の時期にピッタリの作品だと思います。

それでは『ウォルターと、夏の休日』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第171夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第171回目はこちら


『爆走!ヘルズ・エンジェルズ』(1967)

監督:リチャード・ラッシュ

出演:ジャック・ニコルソン / アダム・ロアーク / サブリナ・シャーフ / ジャナ・テイラー / リチャード・アンダース

あらすじ:

バイカー集団のヘルズ・エンジェルスとある事から喧嘩になりそれがきっかけで見習いとして一緒に走る事になったポエットだったが……

実際のヘルズ・エンジェルズのメンバーも多数撮影に参加している映画だそうです。

まずオープニングの様々なグループが徐々に集まっていく所はかなり格好良いですし、街中でロケをしているので撮影当時のロサンゼルスの街並みを見る事が出来るのも良いですね。

映画を観ていくと絵作りというかそれぞれのシーンが昔の東映の「不良番長シリーズ」の様だなと思い調べた所、「不良番長」シリーズがこの当時のモーターサイクルギャング映画の影響を受けて作られたという事が分かり、一人納得をしてしまいました。

やはり格好良いのは当時29歳か30歳のジャック・ニコルソンで既に色気があって良いのと、クライマックスの表情が本当に良かったです。

そして古いハーレー・ダビッドソン好きにもたまらないパンヘッド、ナックルヘッドの当時のカスタムしたバイクを見る事が出来るのもこの映画の魅力ではないでしょうか?

それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

主人公のジャック・ニコルソンは見習いなので正式なユニフォーム?ではなく似ているベストを渡されて着ているのですが、その下に着ていたボロボロのレザージャケットとモックネックっぽいニットの組み合わせがシンプルで良かったです。

その他のメンバーは大体、裸にデニムジャケットの袖を切ったベストかレザージャケットを着ているのですが、その中で太めのボーダーのニットを着て、その上にベストを着ているメンバーがいてその恰好はかなり新鮮で真似したくなりました。


それでは『爆走!ヘルズ・エンジェルズ』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第170夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第170回目はこちら


『17 セブンティーン』(1997)

監督:ガイ・ファーランド

出演:ケヴィン・ベーコン / ブラッド・レンフロ / マクシミリアン・シェル / キャリスタ・フロックハート / ポール・ドゥーリイ

あらすじ:

1960年、ハンガリー移民のカーチィはラジオDJのビリー・マジックに憧れる。そんな中、マジックの番組の人気投票で選ばれ、彼のアシスタントとして雇われるが……

『マイ・フレンド・フォーエバー』で注目されるも25歳で夭折したブラッド・レンフロの出演作です。

ハンガリーからの移民で学校でもパッとしない思春期の少年カーチィが成功する事、派手な生活をする事に憧れ大人気ラジオDJのアシスタントをする事になります。

一方でバイト先の年上の女性に恋していて色々と知ったかぶりや背伸びをするものの、全て見透かされて受け流されてしまっています。

このDJと年上の女性がそれぞれ派手だが空虚な生活と地味だが堅実な生活の対比であり、カーチィは様々な事を経験し選択をし大人になっていきます。

そして最後にある悩みが解決してという、かなり王道の青春映画でした。

たらればですが、この主人公を演じたブラッド・レンフロが生きていて俳優を続けていたらと思うと残念です。

それではここからは衣装を見ていきましょう。

カーチィは学生なのでほとんどが制服姿ですから、やはり衣装で目に付くのはケヴィン・ベーコン扮するビリー・マジックです。

舞台は1960年代でロックンロールを流すラジオDJですから派手なオープンカラーのシャツを着ています。胡散臭くもあるのですが、マジックの雰囲気に合っていてとても格好良かったです。

これからの季節にオープンカラーのシャツはとても重宝すると思うので、コーディネートの参考にしてみては如何でしょうか?


今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / テトロンコットン ジャカード シャンブレー オープンカラー シャツ
カラー:カーキ、ピンク、グリーン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥11,550(税込)
商品番号:38-11-0036-139

玉虫調の総柄のジャカード素材を使ったオープンカラーのシャツです。

ディティールこそ1950年代のシャツがベースなのでクラシックですが、使用している素材は商品名にもある様にテトロンコットンを使用しています。

このテトロンコットンとはポリエステルとコットンを混紡した素材で、通気性と速乾性に優れ、シワになりにくい「ポリエステル」と肌触りの良さと吸水性に優れたコットンを掛け合わせた素材です。

ですので高温多湿の日本の夏にも快適に着る事が出来ると思います。

これからの季節なら袖を捲ってチノのショートパンツに裸足でスペーリーソールで合わせたり、リネンのトラウザーズにローファーなんて合わせも良いと思います。

そしてこのシャツは今現在、お買い得になっていますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせ頂ければと思います。


それでは『17 セブンティーン』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第169夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第169回目はこちら


『ラジオ・デイズ』(1987)

監督:ウディ・アレン

出演:ミア・ファロー / ダイアン・ウィ―スト / セス・グリーン / ジュリー・カヴナー / ダイアン・キートン / マーセデス・ルール

あらすじ:

1940年代、娯楽の中心がまだラジオだった時代。ラジオを中心にある一家の日常を描いていく

監督、脚本のウディ・アレンの思い出を観ている様な作品で、オムニバスの様な不思議な作品でした。

時代は1940年代の大戦前、場所はニューヨーク、クイーンズ地区に住むユダヤ人の大家族の日常を映しており、テレビが普及する前の娯楽の中心はラジオで、そのラジオを軸に話が進んでいきます。

ラジオから流れる音楽で踊ってみたり、お気に入りのラジオドラマに夢中になったり、またそのラジオに出演している人達の悲喜こもごもも映しています。

デフォルメはされていると思いますが、当時はこんな感じだったのかなと思いを馳せながら観ていました。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

季節は冬なので、今の時期には出来ない格好ばかりでしたが、主人公のジョーが着ているアーガイルのカーディガンやブロックチェックのブルゾンはとても良いですし、ニッカボッカの様なパンツもバランスが良くてこんな穿き方が出来たらいいなと思わせるバランスでした。

この様な衣装を見るとウール物を早く着たくなりますね。

それでは『ラジオ・デイズ』お楽しみ下さい。


コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第168夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第168回目はこちら


『タッカー』(1988)

監督:フランシス・フォード・コッポラ

出演:ジェフ・ブリッジス / ジョーン・アレン / フレデリック・フォレスト / マーティン・ランド― / ディーン・ストックウェル / マコ

あらすじ:

戦争終結後のデトロイト。自動車工場を経営するタッカーは理想の車を完成させるが、業界大手の3社や保守的な自動車業界からの邪魔が入り生産そのものが厳しくなっていく……

1940年代後半に実在した「タッカー・ト―ピート」という自動車の開発者である「プレストン・トマス・タッカー」の伝記映画です。

映画を観てその後にこの「プレストン・タッカー」について少し調べたのですが、多分、映画で描かれているように常に夢を語り、誰も考えなかったアイデアを出し、一人だけでどんどん進んでしまい実務は他人任せという印象です。しかし常に前向きでかなり魅力のある人だったから周りが付いて行ったのではないかとも思いました。

そしてこの「タッカー・ト―ピート」も当時としては画期的だったアイデアを詰め込んでいて、量産販売されていれば当時の自動車業界が変わったのではないでしょうか?

そしてこの車はプロトタイプを含め51台しか生産されなかったそうで、現在でもほとんどの車の所有者が分かっていて、映画の撮影当時には47台の車が撮影協力で動員されたそうです。

かなりテンポも良くタッカーの人物的魅力も伝わり、とても楽しんで観れた作品でした。

それでは衣装を見ていきましょう。

映画の時代が1940年代後半なので当たり前ですが、全員がお手本の様な40年代の格好をしています。今回は誰かに注目というよりも50年代になる前のこの時代特有の洋服の形だったり色や柄の使い方がとても特徴的なので、その辺に注目して観ていただくのも面白いのではないでしょうか?

1950年代の格好の方がもう少しシンプルになっているような印象があります。


それでは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。


ビームス プラス / コットン シルク ブロックストライプ ショートスリーブ オープンカラー シャツ
カラー:オレンジ、グリーン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥17,600(税込)
商品番号:38-01-0079-139

ボックスシルエット、ダブルチェストポケット仕様の定番オープンカラーシャツです。

生地は細番手のコットンにシルクを混紡した先染めの生地を使用し、シルクの発色に加えてシルケット加工を施しているのでより美しい光沢としなやかな肌触りのシャツです。

シルエットはゆとりを持たせた身幅と短めの着丈のボックスシルエットで、夏のどんなスタイルにもマッチする一枚だと思います。

アイスブルーくらい色落ちした5ポケットのデニムパンツは勿論、ベージュのリネンのプリーツが入ったトラウザーズやセットアップのインナーでも良いですし、ショートパンツとの相性も抜群ではないでしょうか?

カラーもビームス プラスでは珍しいオレンジとグリーンで、差し色としてもとても良いと思います。

色とサイズによってはキャンセル待ちもありますが、取り寄せも可能ですので気になった方はお近くの店舗にお問い合わせ頂ければと思います。

ちなみに自分はオレンジのXLを買いました。


このブログを始めて気付いたのは、アメリカは伝記映画をかなり多く作っているという事です。日本でも有名な人からそうでない人まで作られていて、伝記映画を観て改めて名前だけは知っていた有名人の事を知る機会になったり、知らなかった人に興味を持てたりとかなり勉強になる機会が多く、とても面白いと思っています。

まだまだ伝記映画はありそうなので、このブログで紹介出来たらと思っています。

それでは『タッカー』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第167夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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第167回目はこちら


『ダイナー』(1982)

監督

バリー・レビンソン

出演

ミッキー・ローク / スティーヴバーグ / ダニエル・スターン / ケヴィン・ベーコン / ティモシー・デイリー / エレン・バーキン

あらすじ:

1959年、12月のボルチモア。20代半ばではあるが大人にになり切れない5人の若者のクリスマスを描いていく。

若かりし頃のミッキー・ロークとケヴィン・ベーコンの二人が出演している作品で、クリスマス時期の日常を切り取った様な作品です。

結婚している奴もいれば、大学に通っている奴、頭はいいのに何もせずにフラフラしている奴、多分地元の中学、高校から一緒の友達が何かといえば「ダイナー」に集まって朝までどうでもよい事を喋っている。

特に何も起こらないし、日常は続いていくけど、何も変わらないようで少しづつ変化していく日々。

自分にもそんな時期があったなとこの作品を観ながら思い出しました。

劇中では「ダイナー」としか名前の出てこないアメリカのどの町にもありそうな絵に描いた様なダイナーみたいな溜まり場があるのも憧れます。日本で言うと世代にもよりますが地元のファミレスに当たるのでしょうか?

あと映画と関係ないですが「ダイナー」と聞くとエドワード・ホッパーの「ナイトホークス」という絵画を思いだします。この映画の雰囲気とは違いますがとても好きな絵です。是非、検索してみて下さい。

この「ナイトホークス」に近い雰囲気のダイナーはデンゼル・ワシントンの「イコライザー」だと思っております。こちらも面白いので機会があれば是非、ご覧になって下さい。

それでは衣装を見ていきましょう。

衣装だったり、乗っている車を見ているとこの主人公たちはそこそこ裕福な家庭環境だという事が分かります。

物語の舞台自体がクリスマスなので今の時期に着る事は出来ないのですが、それぞれちゃんとした洋服を着ていて、特に終盤でエディが着ているプルオーバーのショールカラーのセーターにネクタイをしてコーデュロイのトラウザーズを履いているスタイルは渋いですがとても良い雰囲気です。

そしてこの5人の中では一番不良の匂いを出しているブギーは多分フライトジャケットのG1を着ていたりとちゃんとキャラクターにあった洋服を着ているのが格好良いです。

またケヴィン・ベーコン扮するフィンが乗っている車も真っ赤なコンバーチブルのスポーツカーなのに全く洗っていないのが分かるのもこのフィンの性格が分かる様な演出だと思いました。

映画を観ていて昔を思い出させる、そんな映画でした。


それでは『ダイナー』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第166夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第166回目はこちら


『ビッグ・ウェンズデー』(1978)

監督:ジョン・ミリアス

出演:ジャン・マイケル・ヴィンセント / ウィリアム・カット / ゲイリー・ビジー / リー・パーセル / サム・メルヴィル / パティ・ダーバンヴィル

あらすじ:

1962年 夏。カリフォルニアの海辺の町に住むサーファーのマット、ジャック、リロイの3人はバカ騒ぎをしながら伝説の大波「ビッグ・ウェンズデー」を待っていた。しかし変わらない日常はなくそんな彼らにも様々な変化が起こっていき……

勿論、作品名は知っていたのですが自分は今まで観るタイミングがなく、今回が初見でした。

サーフィン映画と言えば絶対に名前が出てくる作品ですが、サーフィン映画という以上に本当に素晴らしい青春映画だと思いました。

どんなに楽しい「今」でも否応なしに過ぎ去っていき永遠には続かない青春時代、大人になるにつれ状況や考え方が変わりずっと一緒だと思っていた友達との喧嘩や別れ、しかし離れ離れにはなっても最終的に帰ってくる場所、そして青春時代との決着と次の世代に繋げていく事。

描かれている題材はサーフィンですが、他の題材にも置き換えられる普遍的な青春映画だと思いますし、本当に大好きで何回も観返したくなる映画になりました。

そしてこの映画が公開されたが1978年で、映画の舞台は主に1960年代で制作時期からすると近過去であり何故、こんなに近い時代を舞台にしたのかを考えていたのですが、やはり1950年代から1960年代にかけての「カウンターカルチャー」、「ベトナム戦争」、「ヒッピームーブメント」というものが時代に与えた影響が大きかったからではないかなぁと勝手に推測してしまいました。

それではここからはいつも通り衣装をみていきましょう。

主人公の3人はいつでも海に入れるようにかTシャツ、短パンで、特にリロイなんかは上半身裸という洋服すら着ていなかったりします。劇中でメキシコにサーフトリップに行くところがありそこではメキシコのサンダルである「ワラチ」を履いたりもしていますが、

裸足でウロウロしたりもしていて、かなり自由だったのではないかと思っています。

他にはチェックのシャツも色々なバリエーションがあり、自分達が想像する所謂アメカジらしい恰好が沢山出てくるので、着こなしの参考にしてみるのも良いのではないでしょうか?


それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ナイロン リップストップ ブッシュ ショーツ
カラー: ラスト、オリーブ、サックス
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥24,200(税込)
商品番号:38-25-0028-139

こちらはヴィンテージのボーイスカウトのブッシュパンツをベースにシルエットや各種ディティールを現代的にアップデートしています。

フロントポケットは内部にジップポケットを付けてダブルポケット仕様に変更し、ウエスト部分はドローストリングも付けてベルトレスでも着用出来る様にしています。

オリジナルはワタリ、ヒップも細いのですが、オリジナルよりもゆとりを持たせ、丈はひざ丈になる様に調整しています。

使っている生地は天然素材調のタスランリップストップナイロンで、縦方向のストレッチが効いているので動きやすさもしっかりあるのと、タスラン糸特有のシャリ感もあるので、真夏でも快適に着用して頂けます。

こちらのショーツも既に入荷しているので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います、



それでは『ビッグ・ウェンズデー』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第165夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第165回目はこちら


『ラ★バンバ』(1987)

監督:ルイス・ヴァルデス

出演:ルー・ダイアモンド・フィリップス / イーサイ・モラレス / ロザンナ・デ・ソート / ダニエル・フォン・ゼルネック / エリザベス・ペーニャ

あらすじ:

1950年代後半、南カルフォルニアの高校生のリッチー・ヴァレンスはバンドを結成し、その後すぐにレコードデビューも決まり順調なスタートを切っていた。そんな時メキシコで民謡の「ラ・バンバ」を聴き……

映画のタイトルでもある『ラ・バンバ』は聴いた事があったのですが、この曲を歌っていた「リッチー・ヴァレンス」の事はこの映画で初めて知りました。

史実なのでネタバレにはならないと思うのですが、17歳で夭折したロックンロールのスターの一人で活動期間はほぼ1年間でした。

「ラ・バンバ」自体はメキシコのかなり古い民謡だそうで、この曲をロックンロールの曲として歌いヒットさせたのが「リッチー・ヴァレンス」で、その後この映画の為にロス・ロボスがカバーをして再び大ヒットにし、その後は様々なミュージシャンがカバーをしていて、日本でも歌われています。

この曲を文章で説明は出来ないのですが、ほとんどの方が聴いた事のある曲だと思います。動画サイトにもあるので探してみて下さい。

たらればの話にはなってしまいますが、「リッチー・ヴァレンス」が生きていたら、もっと色々なヒット曲が出たのではないかと思うと残念です。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

舞台は1950年代ですから主人公の「リッチー・ヴァレンス」もお手本な様な1950年代の恰好をしています。


それでは、今週のBEAMS PLUSのご紹介です。



ビームス プラス / ラミー コットン ジャカード ストライプ ジップニット ポロシャツ
カラー:ブラック、グリーン、サックス
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥15,400(税込)
商品番号:38-02-0003-156

ラミーという麻とコットンを混紡した糸を使ったニットポロで、シャリ感と張りのある生地が特徴で、これからの季節にピッタリだと思います。

前身頃にストライプとアーガイルをジャカード織りで表現しており、ジッパーで全開になるので羽織としても着用して頂けます。

ポロシャツとして着て頂くもよし、フルオープンにしてTシャツの上から羽織って頂くもよしだと思います。

こちらも既に入荷しておりますので、気になる方はお近くの店舗にお問い合わせ下さい。



それでは「ラ★バンバ」お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第164夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第164回目はこちら


『君がいた夏』(1988)

監督:スティーブン・カンプマン

出演:ジョディ・フォスター / マーク・ハーモント / ハロルド・ライミス  / ウィリアム・マクナマラ / ジョナサン・シルバーマン

あらすじ:

落ち目のプロ野球選手のビリーはある日、年上の従妹のケーティーが自殺したという知らせを受け、故郷に帰る。ケーティーは遺言で自分の遺灰をビリーに託すと残していた。ビリーはどうすればよいかを考えながら、ケーティーと過ごした青春時代を思い出していく。

普段、このブログでは1940年代から1960年代に制作されたりこの時代が舞台の映画を取り上げておりますが、正直今回は回想シーンが50年代かなと思い選んだものの、ほぼ1980年代の話でした。普段のテーマからはズレてしまいますが、どうか今回はご容赦下さい。

かなりノスタルジックな作品で、画面の雰囲気や特にディヴィッド・フォスターの音楽も80年代的でとても良いと感じました。

正直、大きなストーリーの起伏はない作品なので退屈と感じるかもしれませんが、その分、映画を観ながら自分の青春時代を思い出してしまう作品です。(映画の様な青春時代ではありませんでしたが……)

爽やかで柔らかい雰囲気の映画を観たい時や、今の時期の様な本格的に暑くなる前の初夏に観たくなる映画でした。

それでは衣装を見ていきましょう。

主人公のビリーは家の感じや高校のプレップスクール感を見ると裕福な家庭の雰囲気があり青春時代の衣装も良いのですが、自分が注目したいのは映画の冒頭でビリーが登場する時に着ている衣装です。ここでは現在のビリーが、チームのスタジャンを着てボタンダウンシャツにネクタイをしてトラウザーズを穿いています。このトラウザーズが野暮ったさもなく、かなり良い雰囲気で格好良いのです。


それでは、BEAMS PLUSのご紹介です。


ビームス プラス / ウエストポイントクロス ミリタリートラウザーズ
カラー:カーキ
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-23-0120-791

元は1940年代のマリンコープのヘリンボーントラウザーズなのですが、生地をしなやかで張りのあるウエポン生地に変更しています。生地を作る段階で糸の毛羽を落しているのでかなりドライで艶感のある生地に仕上がっております。

ワタリも太く存在感のあるシルエットなので、ワーク、ミリタリーの着方はもちろんダブルのブレザーとの相性もばっちりだと思います。

こちらもサイズによっては少なくなっていますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。



映画全体の雰囲気も良いですし、何よりジョディ・フォスターが素晴らしい作品でした。

それでは『君がいた夏』お楽しみ下さい。


コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第163夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第163回目はこちら


『アウトサイダー』(1983)

監督:フランシス・フォード・コッポラ

出演:C・トーマス・ハウエル / ラルフ・マッチオ / マット・ディロン / ダイアン・レイン / レイフ・ギャレット / ロブ・ロウ / エミリオ・エステべス / パトリック・スウェイジ /トム・クルーズ

あらすじ:

1960年代のオクラホマ州タルサ。貧困層の「グリース」と裕福な「ソッシュ」は激しく対立していた。そんな中ある事がきっかけでグリースのポニーボーイとジョニーがソッシュのメンバーに絡まれてしまい……

フランシス・フォード・コッポラの隠れた傑作とも言われている作品で、出演者を見ると後のスターが出ている作品です。

正直、ストーリーは典型的と言っても良いものだと思いますが、不良グループの対立を軸に収入格差と貧困問題、ネグレクト、差別意識等が描いています。

特に主人公のポニーボーイとジョニーを演じたC・トーマス・ハウエルとラルフ・マッチオの二人が本当に良くて、自分の現状を変えたいけどどうしようも出来ないもどかしさ、全く先の見えない不安、孤独を繊細に演じています。

特に自分が好きな場面は決闘の当日のハンバーガーショップの駐車場でのポニーボーイとソッシュのメンバーとの会話とその後のツービットとのやり取りです。是非、確かめて頂きたいと思います。

そして映画のオープニングで流れるスティービー・ワンダーの「STAY GOLD」も歌詞の内容と映画が合っていて本当に素晴らしいです。

それではここからは衣装を見ていきましょう。

主人公たちグリースは貧困層で、対立するソッシュは富裕層なので、着ている物が全く違います。

グリース達は労働着の代表であるデニムパンツ(ピスタグやバックポケットの刺繍を見ているとそれぞれ別の種類のブランドの物を穿いています。)にデニムジャケット、オンブレチェクのネルシャツやボロボロのカットオフしたスウェットシャツ等です。そして乗っている車はオンボロなセダンかボロボロのピックアップトラックです。

対して富裕層のソッシュ達はホワイトのコットンパンツに無地やギンガムチェックのボタンダウンシャツにコットンブルゾンなんかを着ています。流石にブレザーを着ている人物はいませんでしたが、明らかにアイビールックを意識した格好です。乗っている車も当時でも高かったであろうマスタングを乗っていたりとしっかり色分けされています。

経済的な格差によって住む場所、着るもの、乗っている車が違うのは日本以上にアメリカでははっきりと表れていると思います。

そんな中気になったのはやはりグリースのメンバーが来ているワークシャツでした。日常着として着ているので体に馴染んでいて格好良く映ります。


それでは、今週のBEAMS PLUSのご紹介。


ビームス プラス / コットンツイル ショートスリーブ ワークシャツ
カラー:カーキ、オリーブ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥16,500(税込)
商品番号:38-01-0060-388

ここ数シーズン、春夏は半袖、秋冬は長袖で取扱っているワークシャツです。

1950年代のワークシャツをベースに、張りがありつつ薄手でしなやかなコットンツイル地を使用しています。左胸のフラップポケットをダブルポケットとして使用出来る様にアレンジし、そこにペンポケットも加えております。

サイズはクラシックフィットでゆったりしたシルエットにしております。ちなみにこのシャツは自分でLサイズを着ています。

このシャツは他にも生地の種類があるのでお勧めなので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。



簡単に観れる映画ですが、余韻の残る作品でした。

それでは『アウトサイダー』お楽しみ下さい。


コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第162夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


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『暗くなるまで待って』(1967)

監督:テレンス・ヤング

出演:オードリー・ヘップバーン / アラン・アーキン / リチャード・クレンナ / エフレム・ジンバリスト・Jr

あらすじ:

スージーの夫のサムが空港で見知らぬ女にヘロインの密輸用の人形を渡されてしまう。その人形を取り返すために組織の三人の男が家にやって来る。そしてスージーが盲目だと知った三人は……

オードリー・ヘップバーンと言えば『ティファニーで朝食を』を思い浮かべるのですが、今回は少し変化球を選んでみました。(勿論、『ティファニーで朝食を』も取り上げる予定ではあります。)

ほぼワンシチュエーションの会話劇なのですが、それゆえにオードリー・ヘップバーンの演技がとても良かったです。

スージーが盲目だとわかってから三人が取る嘘の芝居と、盲目であるがゆえに感じる違和感を頼りに男達の目的を推理していくスージーの駆け引きがかなりスリリングで物語に引き込まれてしまいます。

正直、突っ込みどころもあると言えばある作品ですが、ハラハラしながらあっという間に観終わってしまいました。

いつもならここから衣装の紹介なのですが今作は完全に冬の映画で、コートのジャケットの着方がかなり格好良くて紹介したいのですがこれから夏に向かう今の時期には厳しいので今回はお休みさせて頂きます。

ソリッドなサスペンス物で軽く観られますし、オードリー・ヘップバーンの芯の通った魅力も確認出来る一本だと思います。

それでは『暗くなるまで待って』お楽しみ下さい。


コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第161夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


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『卒業』(1967)

監督:マイク・ニコルズ

出演:ダスティン・ホフマン / アン・バンクロフト / キャサリン・ロス / マーレイ・ハミルトン / ウィリアム・ダニエルズ

あらすじ:

大学を卒業したベンは自宅のパーティーで両親の会社の共同経営者の奥さんであるミセスロビンソンに家に送ってもらうように依頼されて送っていくと……

アメリカンニューシネマの代表作の様な一本です。

とても有名なラストについては知っていたものの、今まで観ていなかった作品で今回が初見でした。(タイトルは言いませんがその様な作品は沢山あります。)

公開当時に観た人やこの1960年代のアメリカがどうゆう時代だったかを知っている人と知らない人では映画の評価がかなり変わる作品だと感じました。

自分は解説を聞いてようやく理解が出来ましたが、この作品だけ単体で観ていたら全く理解出来なかったと思います。

明快な分かりやすいカタルシスのある映画も好きですし、この映画の様に理解するのに調べなくてはいけない様な映画も好きですし色々な楽しみ方が映画にはあるなと観終わってから考えた作品でした。

鑑賞後に解説を聞くとより映画を理解出来ると思うのでお勧めです。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

主人公のベンは東海岸にある名門大学を卒業して、西海岸に戻ってきます。大学名は出ませんが多分アイビーリーグのどこかの学校だと推測されますし、劇中で着ている衣装もアイビーのお手本の様な着こなしです。

その中でも気になったのがシアサッカーと思われるジャケットです。季節はおそらく夏なのですが、日本の高温多湿の気温ではないのでジャケットも着やすいと思いますが、特にシアサッカーの生地は夏らしくて涼しげに映ります。


それでは、今週のBEAMS PLUSのご紹介。

こちらのジャケットです。


ビームス プラス / シアサッカー 3ボタン ジャケット
カラー:ブルーストライプ、ネイビーソリッド
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥35,200(税込)
商品番号:38-16-0180-803

日本の夏に快適に着て頂ける様な工夫を素材で表現。形は1960年代のジャケットをベースに現代風にフィッティングを変更していますが、ディティールはパッチポケット、センターフックドベント、セミナローラペル、段返り3ボタンとベーシックな形です。

生地は凹凸があり肌への接地面が少ないので、汗をかいても肌に張り付きづらく半袖のシャツやTシャツでも着やすく、吸水速乾性がありストレッチも効いているので高温多湿の日本の夏に対応できる様になっています。

こちらは共地のパンツもあるので、セットアップとしても着用出来ますし、ジャケット、パンツそれぞれ別での着用にも対応しています。


ビームス プラス / シアサッカー アイビートラウザーズ アンクルカット
カラー:ブルーストライプ、ネイビーソリッド
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-23-0148-803

どちらも既に入荷していますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。



それでは『卒業』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第160夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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『ザリガニの鳴くところ』(2022)

監督:オリヴィア・ニューマン

出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ / テーラー・ジョン・スミス / ハリス・ディキンソン / マイケル・ハイアット

あらすじ:

1969年のノースカロライナ州で湿地帯でる死体が見つかる。そしてその殺人容疑がかけられたのは「湿地の少女」と呼ばれる一人の少女だった……

世界的に大ヒットした同名のミステリー小説の映画化です。

自分は先に小説を読んでいたので、どうしても文章から頭の中で想像する光景に負けてしまう部分もあるのですがアメリカ南部の美しい光景が広がる映画です。

今までのアメリカ南部の湿地帯や沼地はかなりオドロオドロしいイメージだったのですが、この映画に関しては雄大で生命力に満ちていて印象が変わりました。

映画だとどうしてもストーリー以外の描写を省略する部分も出てきていたので、映画を観た後に原作本を読んでみると沼地や湿地帯の自然の雄大さが描かれているのでより物語に厚みが出ると思います。



それでは、今週のBEAMS PLUSのご紹介。


ビームス プラス / ストレッチ ナイロン リップストップ アドベンチャー シャツ
カラー:ラスト、オリーブ、サックス
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥27,500(税込)
商品番号:38-11-0046-791

春夏、秋冬通して生地の素材を変えて取り扱っているアドベンチャーシャツです。1930年代のクルーザージャケットのディティールをベースにシャツに落とし込んでいます。

フロントヨーク部分を二重にしたり、通常のポケットの上にツールポケットをつけたり、スモールポケットを付けたりとかなり凝ったポケットのディティールが魅力です。

サイズバランスはシャツ仕様に変更していますが、身幅とアームホールを広めに設定する事でゆったりとした着心地とシャツジャケットとしても活躍します。そして生地には天然調のタスランリップストップナイロンを使い、縦方向にストレッチをつけているので動きやすいです。

サラッとした着用感で、気温の上がるこれからの季節も肌触りよく着ていただけるので、Tシャツの上に袖を捲って着ていただいても良いですし、ショートパンツとの相性もバッチリだと思います。

こちらのシャツも既に入荷していますので、気になった方は近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。



ちなみにタイトルの「ザリガニの鳴くところ」とは誰にも見つからない場所とか森の奥地とか自分を守れる場所などの意味があるそうです。

それでは『ザリガニの鳴くところ』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第159夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第159回目はこちら


『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)

監督:ジョージ・A・ロメロ

出演:ジョディス・オディア / デュアン・ジョーンズ / カール・ハードマン / キース・ウェイン

あらすじ:

父親の墓参りに来ていたバーバラとジョニーの兄妹は突然蘇った死体に襲われるが……

1968年に登場し、後のモダンゾンビの定義を作ったといわれている金字塔です。

モダンゾンビの定義とは

「死者が蘇って生者の肉を食らう」

「ゾンビに噛まれた者もまたゾンビになる」

「脳を破壊されるまで活動を停止しない」

という物らしいです。

もともと「ゾンビ」とはある宗教の「死体を蘇らせて奴隷にする」というものだったらしいのですが、その意思無き蘇った者が本能?にしたがって人間を襲うという事が当時としてはかなりの恐怖であり画期的だったようです。

この後の1978年『ゾンビ』(このブログでも扱ったような、扱ってないような、記憶が曖昧ですみません。)1985年『死霊のえじき』と合わせてリビング・デッド3部作と言われています。

映画の見え方はどうしても低予算感は否めませんが、かなりドライで容赦のないストーリーで今観てもかなり面白かったです。

そしてこの作品の後に予算の多寡に関係なく様々な『ゾンビ』もの映画が出てくることを考えると本当にエポックメイキングな作品なんだと思います。

このブログで自分が解説するよりも世の中に「ゾンビ映画」や「ジョージ・A・ロメロ」の研究本が沢山出ているので興味を持った方は研究本を読んだり、ジョージ・A・ロメオの他の作品を観てみるのも良いのではないでしょうか?

今回は白黒映画という事と気になる衣装がなかったので洋服の解説はお休みさせて頂きます

その代わりと言っては何ですが、自分の好きなお勧めのゾンビ映画を紹介したいと思います。

『ゾンビ』 ジョージ・A・ロメロの2作目ですが、怖さも面白さも増しています。

『新感染 ファイナル・エクスプレス』 大号泣しました。

『ショーン・オブ・ザ・デッド』 パロディやオマージュを探すのが楽しいです。

『プラネット・テラー in グラインド・ハウス』 外連味たっぷりで最高です。

『ゾンビ処刑人』 正直、邦題が良くないと思います。内容は下品でどうしようもないのにグッとくる良い作品でした。

この他にも様々なジャンルを取り入れた物凄い数のゾンビ映画があるので、気になったタイトルの作品を前情報無しで観てみるのも良いのではないでしょう?(かなりアタリ、ハズレがありますが……)

それでは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』お楽しみ下さい。


コヴ