スタッフ「コヴ」の記事

BEAMS PLUS ロードショー 第183夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第183回目はこちら


『レニー・ブルース』(1974)

監督:ボブ・フォッシー

出演:ダスティン・ホフマン / ヴァレリー・ペイン / ジャン・マイナー / スタンリー・ベック / ゲイリー・モートン

あらすじ:

駆け出しのスタンダップコメディアンのレニー・ブルースは全く目が出ないままカルフォルニアに拠点を移す。その間に結婚もし徐々にかけるネタも先鋭的になっていくが……

今、読んでいるスタンダップコメディアンの本でこのレニー・ブルースを知り、この映画も知りました。

劇場にもよるのですが比較的クリーンなテーマを扱う事が多かったスタンダップコメディにそれまではタブーとされていた政治、宗教、人種差別、同性愛、中絶、麻薬、貧困等のアメリカの矛盾をテーマにして人気を上げていったそうです。

後年はその過激な言動を問題視され、あるクラブでの講演中に逮捕されてしまいますが、「言論の自由」を巡る裁判を起こし勝訴します。

そこからは度々、講演中の発言で逮捕されその度に困窮していきますが、それでも戦い続け後世に多大なる影響を与えた人だそうです。

そして今の映画界でもスタンダップコメディアン出身の俳優はかなり多くて、ロビン・ウィリアムス、エディ・マーフィ、ウーピー・ゴールドバーグ、ジム・キャリー、アダム・サンドラー等、日本でも有名な方も多いです。

しかし日本だとお笑いのスタイルが違ったり、時事ネタやアメリカの習慣、英語そのものの言葉遊びもあるのでどうしても鑑賞のハードルが上がってしまいますし少し前まではどこで観れるかも分からなかったのですが、今現在は各配信サービスで字幕付きで観られるので今度チャレンジしてみようと思いました。

この映画自体も作りが面白くて舞台の映画化らしいのですが、俳優がインタビューを受けてこのレニーについて語っているモキュメンタリ―部分とその語っている事に呼応しているレニーのネタと物語で構成されている不思議な作りでした。映像も全編白黒で光の使い方も格好良かったです。

ここからはいつも通り衣装を見ていきたいと思いますが、上記した様に白黒なので洋服の色が分からず紹介し辛いです。しかし主人公のレニーが着ている色々なショート丈のブルゾンは体のバランスに合っていて良かったですし、自分が憧れる普通の物を普通にきている感じがして参考にしたいと思いました。


そして今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。

今週のアイテムはこちらです。


ビームス プラス / ウール ポリエステル カスリ ネップ オープンカラー シャツ
カラー:グレイ、オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥24,200(税込)
商品番号:38-11-0274-139

こちらは今の愛知県の尾州で生産されたナイロンとウールを使ったネップカスリ生地のオープンカラーシャツです。

写真では伝わりにくいかもしれませんが、かなりザラッとしていてネップ感の強い生地に仕上がっており、ディティールもゆとりのあるボックスシルエット、チェスト部分のフラップ付きのポケット等のかなりクラシックな印象です。

しかし生地にポリエステルを使用する事で自宅でも洗濯して頂ける様になっています。

雰囲気のあるシャツなので単体で着て頂くのも良いですが、デニムジャケットやストライプのカーディガンと合わせてクラシックな着こなしも良いのではないかと思います。

そしてこちらのシャツも自分が購入して着用してる一枚です。

このシャツも入荷していますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂いて試着してみて下さい。


それでは『レニー・ブルース』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第182夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第182回目はこちら


『ハーレム・ナイト』(1989)

監督:エディ・マーフィ

出演:エディ・マーフィ / リチャード・プライヤー / レッド・フォックス / デラ・リース / ジャスミン:ガイ

あらすじ:

1918年のニューヨークのハーレム。孤児だったクイックはクラブの経営者のシュガー・レイに育てられ、彼の右腕となる。そんな時に悪徳刑事と組んだギャングのボスが無茶な要求をしてきて……

エディ・マーフィが監督、脚本、出演、製作総指揮を行った作品です。

監督、脚本がエディ・マーフィなのでもっとコメディ要素が強いのかと思いましたが、意外とノワール映画やブラックスプロテーション映画の雰囲気もあり良かったです。

黒人というと奴隷のイメージがありますが、北部の黒人は商売に成功した裕福な実業家もいたのだと思い出しました。そしていくら成功していても差別はあり、搾取の標的になってしまいます。しかしこの映画ではしっかりと落とし前をつけていて最後は溜飲が下がりました。

またこの映画の音楽監修がハービー・ハンコックで劇伴も格好良いですし、エンドロールではルイ・アームストロングでしっかり締めています。是非、サントラも併せて聴いていただくとより楽しめるのではないでしょうか?

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

物語のスタートは1918年ですがメインの時代は1930年代で、カジュアルな恰好をしているキャラクターは出てきません。ほとんどの人物が正装まではいきませんがかなりドレスアップした格好をしているので、そのゴージャスな衣装を見て頂くのが良いと思います。

ちなみの第62回アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされているそうです。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介を使用と思います。

今週も前回同様に自分が実際に買ったこちらのアイテムを紹介しようと思います。


ビームス プラス / カラーヒッコリー ミリタリー ユーティリティ トラウザーズ
カラー:マスタード、オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥33,000(税込)
商品番号:38-24-0217-791

ベースの形は今までも取り扱っているミリタリー ユーティリティ トラウザーズで通称「ベイカーパンツ」と言われるモデルです。ただのベーカーパンツではなく前後のポケットをそれぞれダブルポケットにする事で小分けして物を入れられる様にアップデートされています。

レングスも少し短めにする事により修理をせずに直ぐに着用して頂ける様になっています。(ちなみに自分はどんなパンツでも裾詰めが必須です。)

今回、自分が一目惚れしたのはインディゴをベースにしたカラーヒッコリーの生地で、フェード加工をしているのでパンツだけ目立つ事もなくコーディネートに取り入れられると思います。

共地のショールカラージャケットもあるので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂けばと思います。


ビームス プラス / カラーヒッコリー ミリタリー ショールカラー ジャケット
カラー:マスタード、オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥30,800(税込)
商品番号:38-18-0382-791

それでは『ハーレム・ナイト』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第181夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第181回目はこちら


『グレート・ディベータ― 栄光の教室』(2007)

監督:デンゼル・ワシントン 

出演:デンゼル・ワシントン / フィレスト・ウィティカー / デンゼル・ウィッテカー / ネイト・パーカー / ジャーニ―・スモレット / ジャーメイン・ウィリアムズ

あらすじ:

1935年のテキサス。黒人教師のトルソンはディベート教室を立ち上げ気持ちのある生徒達を募集し、討論会に向けて特訓を始めた。しかしそれを面白く思わない白人社会からの風当たりは強く……

1935年にテキサスのワイリーカレッジにディベート部を作り指導した実在のメルヴィン・トルソンの話です。

特に差別が根強い南部のテキサスで黒人が何かをしようとすると、「黒人」だからという理由で邪魔や妨害が入ります。しかしその妨害にも屈することなく、自分達の出来る事を行っていきディベート大会王者のハーヴァード大学に挑戦します。

結果は是非、ご自身で観て頂きたいのですが、自分が感じたのは学ぶこと、教育の機会の大切さという事でした。

ここに登場する学生達は元々大学に入るくらいですからしっかり勉強も出来る環境で学ぶ事の大切さを知っていると思いますが、そうではない人達も人種に関係無くいたと思います。しかし様々な人が学ぶ機会と環境があればもう少し状況も変わっていたのではないかとも思ったりしました。

そして差別は今も色々な形で続いていますが、どんな事であれ差別は絶対に許される事ではないですし、なくすべき事だと思います。

また前回も書きましたが、自分が当時の状況に置かれた時に今と同じように考えられるのかという事も常々考えていきたいと思っています。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

舞台は1935年とBEAMS PLUSのメインテーマの時代よりは少し古い時代です。そして今回は特定のキャラクターにフォーカスするというよりも主人公達の着こなしやどの様な生地の物を着ているのか、普段着ている物とフォーマルな場で着ている物の違い等を見ていくと面白いのではないでしょうか?

あとこの映画に限った事ではないのですが、アメリカの季節感を推理しながら観る事も多く、昼間は半袖を着ているのに夜にはセーターを着ていたり、夏の様に見えてずっと長袖物を着ていたりと寒暖差がかなりある地域がある事が分かります。その様な地域によっての気候についても調べていくと、その地域で着られている物を理解出来て面白いとなと思っております。


それでは今週のBEAMS PLUSの商品紹介です。

たまには自分が買ったアイテムの紹介でもしてみようと思います。

こちらです。



ビームス プラス / ショールカラー スウェット
カラー:ブリック、グリーン、サックス
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥16,500(税込)
商品番号:38-13-0187-103

自分がショールカラーのアイテムが好きで、サンプルを見た時に買う事を決めました。

買ったサイズは勿論「XL」でカラーは「ブリック」にしました。サイズはゆとりを持たせている為、ゆったりと着る事が出来ます。

生地はコットン100%の裏起毛の生地で、裏起毛の部分に凹凸のある加工をかけて起毛させているので毛が抜けにくく独特の肌触りです。

よく映画で出てくるリラックスした時に着ているショールカラーのセーターに憧れているのですが、このスウェットはよりリラックス感が出ますし、ウールのチクチクが苦手という方にもお勧め出来る一枚です。

Tシャツの上に着ても良いですし、ボタンダウンシャツの上に着てウールのトラウザーにダウンベストなんかを合わせても雰囲気が良いのではないかと思います。

フーディーよりも大人な雰囲気で、セーターよりも気楽に着れるのでお勧めです。

こちらも既に入荷している商品なので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『グレート・ディベーター 栄光の教室』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第180夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第180回目はこちら


『クランスマン』(1974)

監督:テレンス・ヤング

出演:リー・マーヴィン / リチャード・バートン / ローラ・ファラーナ / ルチアナ・パルッツィ

あらすじ:

アメリカ南部のアラバマ州のある町では公民権運動と黒人差別の対立が激化していた。現状を憂いている保安官のトラックはそれぞれを抑えてはいたが、町はもう限界に来ていた……

1967年に出版された本が原作の映画です。

黒人差別主義者の一団とそこに恨みを持つ黒人の青年と活動家たち、反差別主義の白人とどうにか事を穏便に済ませたい白人保安官のそれぞれの思惑が交錯して最終的にある悲劇が起こります。

絶対に差別主義者たちが悪いのですが、活動家たちや保安官のそれぞれの立場からすると簡単に勧善懲悪で終了とはいかない難しい問題だとも思いました。

そして自分があの時代の白人に生まれていたら、果たしてその時代の「常識」とされるものに染まらずにいれるのかどうかは本当に分からないといつも思っております。

正直、気分が悪くなる描写もある作品なので、鑑賞に関してはお気をつけ下さい。


ここからは衣装を見ていきましょう。

舞台が田舎なので、そんなに洗練された格好をしているキャラクターはいないのですが、その分その時代の日常の格好に近くて色々参考になります。

今回は特定の人物ではないのですが、出てくるキャラクター達が様々な柄のネルシャツを着ていてその色や柄も面白いですし、着こなしも一時停止しながら確認してしまいました。ストーリーとは関係ない部分ですが、もし良かったらその辺にも注目して観てみると面白いかもしれません。



それでは今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。



ビームス プラス / フェード チェック ワークシャツ
カラー:レッド、イエロー、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥24,200(税込)
商品番号:38-11-0295-139

1940年代のワークブランドのシャツをベースに、オリジナルで制作したネルチェックを使用したワークシャツです。

ペンポケット付きのチェストポケット、動きに配慮した2枚使いの袖、袖口のパイピングの仕様や各部の3本ステッチ等かなりヴィンテージのワークテイストにこだわっています。

生地はしっかりとした厚さのあるネル生地で使用している染料は徐々に退色していくので、着込んでいった時の経年変化も楽しんで頂けると思います。

このシャツは入荷しているのですが、取り扱っている店舗がかなり限られています。しかし取り寄せは可能なので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『クランスマン』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第179夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第179回目はこちら


『プレイス・イン・ザ・ハート』(1984)

監督:ロバート・ベントン

出演:サリー・フィールド / リンゼイ・クローズ / ダニー・グローヴァ― / エド・ハリス / ジョン・マルコビッチ 

あらすじ:

1935年のテキサス。保安官の夫を亡くして二人の子供と途方に暮れるエドナ。家の借金もあるが何が出来るかも分からなかった.。そんな時、仕事を探しているモーゼスという黒人の提案で綿花栽培を始めるが……

夫の死によって全てを自分がやらなければならなくなったエドナは手探りで生きていく方法を模索します。そんな中で仕事を探していたモーゼスからの提案で綿花栽培開始。そしてそこに半ば無理やり下宿人として住まわせる事になった盲目のウィルも加わります。

素人には無理だと思っていたモーゼス、最初は全く心を開かなかったウィルも偏見のないエドナと接しているうちに協力し、心を開いていきます。

家族とはいかないまでも良いチームとして動き出したのに、時代と場所のせいで……。

1930年代から1960年代に作られたり、舞台の映画を観ると今とは根本的に考え方が違うとはいえ、絶対に差別は許しては駄目ですし、絶対になくさなければいけない事だと思います。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

正直、ストーリーとは全く関係無く、何で出ているのかも分からないエド・ハリス演じるウェインが仕事帰りに着ているブラックシャンブレーのシャツが気になりました。

衣装なので当たり前といえば当たり前なのですが、そのキャラクターが普段から着続けている感じというか、シャツが馴染んでいる感じが本当に良くて憧れてしまいます。(あくまで衣装の雰囲気であって、このウェインというキャラクターではありません。)

実は自分もブラックシャンブレーのワークシャツを買ったので、この雰囲気に早く近づけるように沢山着て、沢山洗濯をしようと思っています。


それでは今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。

今回紹介する商品はこちらです。


ビームス プラス / インディゴ シャンブレー ワーク シャツ
カラー:ブラック、インディゴ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-11-0469-139

旧型の織機で制作したセルビッチシャンブレー生地を使用したワークシャツです。使用しているサンフォーキンコットンの糸の自然なネップ感と古い織機を使用する事による凹凸のある生地感が特徴です。

ベースは1940年代のストアブランドのワークシャツで、ペンポケット付きのチェストポケットや当時のワークシャツにみられる2枚使いの袖のディティール、袖口のパイピングの仕様などこだわりが詰まった1着です。

かなり生地はしっかりしているのですが、ここから着続けて洗濯を続けたときにどの様に表情が変化していくのかが楽しみなシャツだと思います。

正直、この様な定番的なアイテムはいつもでも買えると思って買うタイミングが後回しになってしまいがちですが、新しいシーズンが始まる前の今の様な狭間の時期に買っておくと新シーズンが始まった時にも重宝するのではないでしょうか?

一つ注意点としてはインディゴで染色しているアイテムであり製品洗いをしてはいるのですが、移染の心配があるので購入後の初めの数回の洗濯は単品でして頂くのが良いと思います。

こちらもサイズが揃っていますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせ頂ければと思います。


それでは『プレイス・イン・ザ・ハート』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第178夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第178回目はこちら


『ボーイズ・ライフ』(1993)

監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ

出演:ロバート・デ・ニーロ / レオナルド・ディカプリオ / エレン・バーキン / ジョハン・ブレックマン / エリザ・ドゥシュク / クリス・クーパー

あらすじ:

キャロラインと息子のトビーは色々な街を転々としたのちシアトルの田舎町に落ち着く。そこでキャロラインは紳士的なドワイトという男と結婚するが、徐々にドワイトの本性が表れてきて……

トバイアス・ウルフというアメリカの作家の自伝的小説の映画化です。

この作品でロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオが共演しているとは全く知りませんでした。

主人公の継父となるドワイトという男は洋の東西を問わずにいるであろうどうしようもない男で本当に憎たらしいのですが、それを見事に演じているロバート・デ・ニーロが本当に凄いと思います。表情や声、目線だったり本当に実在する様なクズな男で、この憎々しさはロバート・デ・ニーロだから出来るのだと観終わってから感じました。

そしてレオナルド・ディカプリオは明言はされないのですが多分日本でいう中学3年間の主人公を演じていて、当時19才なのですが本当にローティーンの少年の様にしか見えないのもやはり演技が上手いからなのだと思います。

この二人の演技を見るだけでも面白いと思います。

それでは衣装を見ていきましょう。

時代設定は1950年代で勿論当時の恰好をしているのですが、一番気になったのは序盤に出てくる射撃大会でドワイトが着ているハンティングジャケットです。

生地はウールの赤と黒のバッファローチェックなのですが、右肩と両肘にかなり分厚いガンパッチとエルボーパッチが付いている物を着ています。同じ雰囲気のハンティングジャケットをたまに古着屋でも見かけるのですが、さすがに日本の日常では着れない様なジャケットです。

しかし実際にハンティングをするアメリカでは全く違和感がなく、かなり格好良いと思ってしまいます。他にも生活にあった洋服を着ているのでそちらも注目して頂ければと思います。


それでは『ボーイズ・ライフ』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第177夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第177回目はこちら


『アメリカン・バーニング』(2016)

監督:ユアン・マクレガー

出演:ユアン・マクレガー / ジェニファー・コネリー / ダコタ・ファニング / ウゾ・アドゥーパ / ピーター・リガード

あらすじ:

1960年代のニューアーク。スウィードは妻のドーンと娘のメリーと幸せに暮らしていた。ベトナム戦争が激化するに従い反戦運動や公民権運動が激しくなる最中、町の郵便局が爆破される。それと同時にメリーが姿を消してしまい、爆破の容疑が掛かる。姿を消したメリーを探すスウィードだったが……

この作品は1997年に発表されたフィリップ・ロスの小説が原作です。

1960年代が舞台でベトナム反戦運動や公民権運動が激しくなっていて、ある衝撃的な場面をTVで観てからその影響で娘のメリーはこの様な運動に参加する様になっていきます。そんな色々と感じている娘からすると何も感じていない両親に失望や苛立ちを感じて反抗期も相まってより拒絶する様になります。

勿論、反戦運動や公民権運動は絶対に必要だったのですが、そのやり方やどの様な団体でその運動を行うかが重要で、表には出てこないですが小説が原作とは言えこの物語と同じような事になってしまった人や家族は沢山いたのではないかと思いました。

これも1960年代の闇の部分なのだと思います。

大きな話ではないのですが、見応えがある作品でした。

それでは衣装を見ていきましょう。

衣装に関しては正直、地味な作品だったのですが、目についたのはジェニファー・コネリーが着ているショールカラーのアランセーターでした。郊外の牧場付きの家に住んでいて、普段からこの様なセーターを着ているんだと思わせる感じも良かったです。

そしてある事を境に衣装が全く違ってしまうのも、同一人物なのに全く変わってしまったという事を表現していて良かったと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。

今週は予約商品を紹介しようと思います。



ビームス プラス / 3ゲージ マルチパターン アラン カーディガン
カラー:オフホワイト、グレイ、ブラウン、パープル、マルチ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥30,800(税込)
商品番号:38-15-0149-048

こちらは昨シーズンに登場したマルチパターンのアランセーターの新色で、インターシャ編み機を使用してアラン柄でパッチワークを表現しています。機械編みですがハンドニットの様な重量感があり、フロントのウッドボタンの雰囲気も良いです。

サイズバランスはややゆとりのあるサイジングを採用していて、厚手のシャツの上からでもストレスなく重ね着が出来ます。

自分は昨シーズンにオレンジを購入し着用していたのですがアウターとしても使用出来るぐらい暖かく、電車に乗ったり屋内ではむしろ厚いくらい保温性も高いカーディガンです。

昨シーズンのカラーも良かったのですが今シーズンのカラーもどれも良くて、特にパープルは2色目として買おうかどうしようか迷っているくらいです。

こちらは只今、絶賛予約受付中なので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『アメリカン・バーニング』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第176夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第176回目はこちら


『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992)

監督:ロバート・レッド・フォード

出演:ブラッド・ピッド / クレイグ・シェイファー / トム・スケリット / ブレンダン・ブレシン / エミリー・ロイド

あらすじ:

神父で厳格な父親の元で育ったノーマンとポールは性格こそ正反対だったが、共通のフライフィッシングという趣味もあり仲の良い兄弟だった。そんな二人だったが成長するにつれ別の道を歩みだし……

久しぶりに名作を観ました。

リアルタイムではないですが高校生の時に観た時には正直、特に何も起こっていない様に感じて退屈だと感じていたのですが、今回観直してとても豊かな作品なんだと気付かされました。

勤勉で真面目な兄ノーマンと自由奔放で陽気な弟ポールの兄妹は性格は正反対ではあるがフライフィッシングという共通の趣味があり仲の良い兄弟です。

ノーマンは自由奔放な性格と天才的なフライフィッシングの才能のある弟ポールに対して、ポールは自分とは違って文学の才能が有り真面目なノーマンに対して、お互いに無い物を持っている兄弟に対しての羨望や葛藤があったのではないかと思います。ポールが新聞記者になったのも後に文学で大学教授になる兄に対する憧れかなと思ったりもしました。

結末は伏せますが、どんな事があっても人生は川の流れの様に続いていくという正にこの映画のタイトルの様な終わり方でした。

この映画の魅力はまだまだあり、まずはモンタナの雄大な自然の景色が本当に美しく映し出されています。そしてもう一つは若き日のブラッド・ピットです。公開当時も話題になったようですが、監督のロバート・レッド・フォードの若い頃にそっくりです。その辺も注目してみて下さい。

ここからは衣装を見ていきましょう。

時代は1910年代から1920年代なので、かなりクラシックな恰好をしています。観ていて気になったのは当時主流だったサスペンダーで、ただパンツを釣る為ではなく脱いだシャツをひっかけたりしていて、当時の使い方が分かったのが良かったです。これを機に自分もサスペンダーを探してみようと思いました。


それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / ロングビル 6パネル キャップ
カラー:ライトブラウン、オリーブ、インディゴ
価格:¥4,290(税込)
商品番号:38-41-0020-017

アウトドアブランドからも色々な種類が出ているロングビルのキャップですがこのモデルはその中でもかなりツバが長いモデルではないでしょうか?この長さがあるからこそ日差しや雨をしっかり防げるのだと思います。自分はかなりインドアなタイプなので被る機会はほとんどないのですが、実際にキャンプや釣りに行くスタッフは重宝しているそうです。

使っている生地は強撚のオックスフォード生地で、使っていくと擦れたり日焼けなどで経年変化も楽しめるキャップです。一つ注意して頂きたいのはインディゴの物でこちらは染色の関係で水や汗で濡れると額にインディゴが移染する可能性があるのと、他の生地にも移染する可能性があるので気を付けて頂きたいと思います。

お盆は過ぎましたが、キャンプや釣りには良い季節ですし、日差しを避ける為にもこの様なキャップがあると便利ではないでしょうか?こちらのアイテムは現在お買い得になっていますので、気になった方はお近くの店舗にお問い合わせ頂ければと思います。

それでは『リバー・ランズ・スルー・イット』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第175夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第175回目はこちら


『クレイジー・イン・アラバマ』(1998)

監督:アントニオ・バンデラス

出演:メラニー・グリフィス / ルーカス・ブラック / ミート・ローフ・アディ / ロッド・スタイガー / デヴィッド・モース

あらすじ:

1965年のアラバマ。ハリウッドに行って俳優を目指す為に夫を殺したルシールと、何の偏見もなく黒人差別に対して正面から異を唱えるピージョーを描いていく……

俳優でもあるアントニオ・バンデラスの初監督作品です。

映画の冒頭のとんでもない独白から始まり、余りにも奇妙なルシールの逃避行というか珍道中がコメディーの様なタッチで描かれているので軽い話かと思うのですが、映画のテーマとしては現代にも通じるテーマで最初に思い描いていた印象と観終わった後の印象は全く違う物でした。

舞台が1965年の南部のアラバマですから当然、黒人差別がまかり通っています。差別が当たり前だと思っている大多数の人間の中で主人公のピージョーは差別に真正面から反対していきます。

そしてそんなピージョーが憧れているルシールは自分を抑圧していた夫を殺してある一部を持ってハリウッドを目指します。そこだけ見ると異常者の様に思えるのですが、何故そんな事をしたのかは徐々に分かってきます。

1965年を舞台にはしていますが、上記した様に現代にも通じる黒人差別、抑圧、モラルハラスメント、DVという事がどうゆう事なのかを改めて語っている物語でした。

ここまで書くと重い話になりそうですが、主人公のルシールの様にどこか飄々としたタッチの作品で観やすい作品だと思います。

それではここからは映画の衣装を見ていきましょう。

ルシールの衣装はアラバマからハリウッドに近づくにつれて洗練されていってどんどん垢抜けていきます。そんなルシールの衣装も良いのですが、やはり気になるのはもう一人の主人公のピージョーの衣装です。

登場直後はやはりティーンエイジャーなのでお約束の様にボーダーのTシャツを着ていることが多いのですが、話が進み、ピージョー自身が成長していくと同時にTシャツではなくシャツを着ている事が増えていき、クライマックスではしっかりネクタイを締めジャケットを着ています。

公式の場に出るのでジャケットとネクタイをしているのですが、ピージョーの成長とも取れるのが面白いと思いますし、衣装のこの様な部分に注目して頂くとよりその作品を楽しめるのではないかと思います。


それでは『クレイジー・イン・アラバマ』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第174夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第174回目はこちら


『マイティ・マイツ ~12人の屈強な戦士たち~』(2020)

監督:タイ・ロバーツ

出演:ルーク・ウィルソン / ヴィネッサ・ショウ / ウェイン・ナイト / ジェイク・オースティン・ウォーカー / リーヴァイ・ディラン / ロバート・デュバル / マーティン・シーン

あらすじ:

大恐慌時代のアメリカ。グラウンドもボールや装備すらもないテキサスの孤児院に赴任してきたアメリカンフットボールのコーチのラスティ・ラッセルはフットボールチームを作るべくメンバーを集めるところから始めるが……

実話をもとにした映画だそうです。

親がいないという事での普通の子供たちに対する劣等感と傷付いた心を抱えて、自分達が何が出来るのかさえ分からずにただ生きるための術を教えられてきた孤児院の子供達に、アメリカンフットボールを通して自尊心と学ぶチャンスを伝える主人公ラスティ・ラッセルと子供達の物語です。

最初は斜に構えていた子供達もラスティから教わり、学んでいく中で其々に自分には何が出来るのか、何が得意なのかを知っていきます。その事により自尊心が芽生え、他人を敬う事も学んでいきます。そしてチームメイトとぶつかり、自分とも戦いながら徐々にチームとして纏まっていく姿は胸が熱くなりますし、夢中で見入ってしまいました。

しかし全てが順調にいくはずもなく様々な妨害にもあいますが……。ここからは是非、ご自身で確認して頂きたいです。

正直、スポーツを題材にした映画としてはよくある形ですが、やっぱり持たざる者たちが成長していく物語は本当に好きな話です。

そしてこの主人公のラスティ・ラッセルが考案したある戦術は今のアメリカンフットボールにかなり大きな影響を与えたそうです。こちらも是非どんな戦術なのか確かめて下さい。

それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

作品の中で沢山の当時の労働者が出てくるのですが、当たり前ですがこの人たちが着ているのがデニムのオーバーオールやシャンブレーのシャツなんです。もちろん、ファッションで着ているのではないのでジャストサイズで着ていてこれがどれも格好良いのです。

子供達も同様にシャンブレーのシャツを着ているのですが、其々の着方をしていてこれからの着こなしの参考になると思いました。

是非、ストーリーだけではなく衣装の着こなしも気にしながら観て頂くとより楽しめる作品だと思います。


それでは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。



ビームス プラス / ナイロン ミニ リップストップ ミリタリー アスレチック ショーツ
カラー:イエロー、グリーン、ブルー、パープル
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥17,600(税込)→¥12,320(税込)
商品番号:38-25-0019-791

このショーツも定番と言って良いアイテムで、シーズン毎に色や生地の素材を変えて登場します。

ベースは軍のトレーニング用のショーツで、オリジナルはほぼポケットがないのですが、タウンユース用にサイドポケットとバックポケットを追加しています。

そしてオリジナルにもあった特徴の一つである左裾の三角のポケットをカードが入るサイズに変更して、より使いやすくしております。

生地は細いナイロンを使用し、軽量かつストレッチが効いているのと、ワタリもしっかりあるので着用時のストレスは全くありません。

裏地にはメッシュ素材を使用しているので、肌触りも良いので、高温多湿の気候でも快適に穿いて頂けます。

普段着としてはもちろんの事、その名の通りジムに行く際のトレーニングパンツとしても充分に使用出来るショートパンツだと思います。

実はこのショートパンツが相当調子良く、毎シーズン買っていて、色違いで4枚持っています。今年はパープルを買おうか検討中です。

こちらのアイテムは丁度、お買い得にもなっているので、気になった方は是非、お近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。

それで『マイティ・マイツ』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第173夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第173回目はこちら


『クライ・ベイビー』(1990)

監督:ジョン・ウォーターズ

出演:ジョニー・デップ / エイミー・ロケイン / スーザン・ティレル / イギー・ポップ / トレイシー・ローズ / ウィレム・デフォー 

あらすじ:

ある高校の不良グループのクライ・ベイビーはお嬢様のアリソンに一目惚れをする。アリソンもクライ・ベイビーに惹かれていくがアリソンの祖母が反対をしていて……

ジョン・ウォーターズはカルト映画の帝王と呼ばれていますが、このブログでも取り上げた『ヘアスプレー』はミュージカル化もされている作品も撮った監督で、この作品はジョニー・デップの初主演作品です。

1950年代を舞台に階級差の恋を描いていている王道なストーリーなのですが、過剰とも言える様な演出で全く飽きさせません。

またこの作品はミュージカル映画でもあり、どの場面の曲も楽しくてあっという間に終わってしまいました。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

劇中で主人公のクライ・ベイビーは矯正施設に入れられてしまうのですが、この施設の中での作業着が格好良いのです。皆同じシャンブレーのワークシャツに色落ちしていないジーンズを穿いて踊るシーンがあるのですが、みんなサイズがしっかり合っている物を着ているので統一感があり見応えのあるシーンです。

ダンスのシーンも良いのですが、この様にジーンズを穿きこなすことに憧れてしまいます。

では今週のビームス プラスのアイテム紹介です。


ビームス プラス / デニム 5ポケット ワイド パンツ
カラー:インディゴ、ブラック
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-21-0040-791

(上記の写真の色が分かりづらくてすみません。上がブラックで、下がインディゴです。)

今シーズンから登場した新型のデニム5ポケットパンツです。今までのモデルと比べるとややゆったりしたパターンで、各所のディティールは1950年代~1960年代のストアブランドのワークパンツをベースにしています。

使用している生地は旧式の織り機を使い、縦糸と横糸のテンションを変える事で凹凸感のある生地に仕上げています。ブラックは硫化、インディゴはピュアインディゴを使って染めた糸を縦糸に使っているので穿き込んでいく程に経年変化も楽しんで頂けます。

アイテム名にワイドと入っていますが今のモデルに比べてワイドという事なのでワイドシルエットやバギーシルエットという事ではありません。むしろかなりオーセンティックなモデルですので細いモデルではないジーンズをお探しの方にこそお勧めしたいパンツです。

一つ注意点としては初め数回の着用や洗濯の際には両方とも色落ちや移染の可能性があるので、単独での洗濯や着用時の擦れに注意をして頂きたいと思います。

こちらも既に入荷している商品なので、オーセンティックなデニムパンツを探している方は是非お近くの店舗にお問い合わせください。

それでは『クライ・ベイビー』お楽しみ下さい。

BEAMS PLUS ロードショー 第172夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


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『ウォルター少年と、夏の休日』(2003)

監督:ティム・マッキャンリーズ

出演:ハーレー・ジョエル・オスメント / ロバート・デュバル / マイケル・ケイン / キーラ・セジウィック / エマニュエル・ヴォージエ

あらすじ:

1960年代初頭のテキサス。母親の都合で夏休みの間、破天荒な大伯父兄弟と過ごす事になったウォルターだったが……

最初は母親に一方的に連れられて来たウォルターを徐々に大伯父兄弟が受け入れ馴染んでいくと共に、二人に感化される様に成長していく姿が描かれます。

何をするにしても破天荒な二人の過去をガース伯父が話し始めるのですが、これが余りにも出来過ぎた物語の様で話を聞いてるウォルターも観客も本当なのか嘘なのか分かりません。しかし少しづつ真実が明らかになっていくと……

本当の所はどうなのかは実際に映画を観て確かめて頂ければと思います。

大伯父のロバート・デュバルとマイケル・ケインの二人も魅力的なのですが、やはり主人公のウォルターを演じたハーレー・ジョエル・オスメントがとても良かったです。

演じた時期もウォルターをほぼ同じ歳の15歳なのですが、最初のおどおどした自信のなさげな表情から物語が進むにつれて芯が出来ていく成長する姿を演じてるのが本当に素晴らしかったです。

夏の最後にウォルターがどの様な決断をするのかも是非、ご自身で確認してみて下さい。

ここからいつも通りは衣装を見ていきましょう。

やはり注目はウォルターの衣装です。初登場の場面では夏なので開襟のシャツを着ています。

この柄が小紋柄というには大きい総柄なのですが、親戚の家を訪ねるからか一張羅を着ている様な少し大人びた雰囲気で着ていてるのが良いですし、このシャツにスニーカーにデニムパンツという合わせではなくトラウザーズにレザーシューズを合わせているのも背伸びをした感じが出ていてとても良かったです。


それでは今回のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / アジュラックプリント ショートスリーブ オープンカラー シャツ
カラー:ブラック、ブルー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥14,300(税込)
商品番号:38-01-0023-139

今回登場したアジュラックプリントですがビームス プラスの夏のシャツとしてはお馴染みのブロックプリントの技法の一つだそうで、インド西部の代表的な染め方で、工程は洗い、防染、媒染、乾燥、煮出し等16工程あるそうで全て人の手で行われており、相当時間もかかるプリント技法だと言われています。

通常のブロックプリントは木版で染料を押して色を重ねていくのですが、アジュラックプリントは防染剤や媒染剤などのほとんど色のついていない物を木版で重ねていき、その上に染料を入れる事で化学反応が起こり色が変わって美しい色合いに変化するそうです。

プリントに使用する木版を一つ作るのに約15日かかり、一つのモチーフをプリントするのに3~4個の木版が使われるので準備の段階から手の込んだプリント方法なのが分かります。

今回のシャツは幾何学模様やフラワーモチーフをベースにデザインしています。

シャツの柄と色がかなり強烈で他に合わせるアイテムはシンプルな方が良いと思うので、ホワイトやナチュラルカラーのリネンのトラウザーやショートパンツを履いてレザーのサンダルを合わせるのなんかは如何でしょうか?

とても夏らしくて涼やかなコーディネートだと思います。

こちらのシャツは既に入荷しているので、気になった方はお近くの店舗にお問い合わせ下さい。

映画自体も夏の思い出になる様な作品なので今の時期にピッタリの作品だと思います。

それでは『ウォルターと、夏の休日』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第171夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第171回目はこちら


『爆走!ヘルズ・エンジェルズ』(1967)

監督:リチャード・ラッシュ

出演:ジャック・ニコルソン / アダム・ロアーク / サブリナ・シャーフ / ジャナ・テイラー / リチャード・アンダース

あらすじ:

バイカー集団のヘルズ・エンジェルスとある事から喧嘩になりそれがきっかけで見習いとして一緒に走る事になったポエットだったが……

実際のヘルズ・エンジェルズのメンバーも多数撮影に参加している映画だそうです。

まずオープニングの様々なグループが徐々に集まっていく所はかなり格好良いですし、街中でロケをしているので撮影当時のロサンゼルスの街並みを見る事が出来るのも良いですね。

映画を観ていくと絵作りというかそれぞれのシーンが昔の東映の「不良番長シリーズ」の様だなと思い調べた所、「不良番長」シリーズがこの当時のモーターサイクルギャング映画の影響を受けて作られたという事が分かり、一人納得をしてしまいました。

やはり格好良いのは当時29歳か30歳のジャック・ニコルソンで既に色気があって良いのと、クライマックスの表情が本当に良かったです。

そして古いハーレー・ダビッドソン好きにもたまらないパンヘッド、ナックルヘッドの当時のカスタムしたバイクを見る事が出来るのもこの映画の魅力ではないでしょうか?

それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

主人公のジャック・ニコルソンは見習いなので正式なユニフォーム?ではなく似ているベストを渡されて着ているのですが、その下に着ていたボロボロのレザージャケットとモックネックっぽいニットの組み合わせがシンプルで良かったです。

その他のメンバーは大体、裸にデニムジャケットの袖を切ったベストかレザージャケットを着ているのですが、その中で太めのボーダーのニットを着て、その上にベストを着ているメンバーがいてその恰好はかなり新鮮で真似したくなりました。


それでは『爆走!ヘルズ・エンジェルズ』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第170夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第170回目はこちら


『17 セブンティーン』(1997)

監督:ガイ・ファーランド

出演:ケヴィン・ベーコン / ブラッド・レンフロ / マクシミリアン・シェル / キャリスタ・フロックハート / ポール・ドゥーリイ

あらすじ:

1960年、ハンガリー移民のカーチィはラジオDJのビリー・マジックに憧れる。そんな中、マジックの番組の人気投票で選ばれ、彼のアシスタントとして雇われるが……

『マイ・フレンド・フォーエバー』で注目されるも25歳で夭折したブラッド・レンフロの出演作です。

ハンガリーからの移民で学校でもパッとしない思春期の少年カーチィが成功する事、派手な生活をする事に憧れ大人気ラジオDJのアシスタントをする事になります。

一方でバイト先の年上の女性に恋していて色々と知ったかぶりや背伸びをするものの、全て見透かされて受け流されてしまっています。

このDJと年上の女性がそれぞれ派手だが空虚な生活と地味だが堅実な生活の対比であり、カーチィは様々な事を経験し選択をし大人になっていきます。

そして最後にある悩みが解決してという、かなり王道の青春映画でした。

たらればですが、この主人公を演じたブラッド・レンフロが生きていて俳優を続けていたらと思うと残念です。

それではここからは衣装を見ていきましょう。

カーチィは学生なのでほとんどが制服姿ですから、やはり衣装で目に付くのはケヴィン・ベーコン扮するビリー・マジックです。

舞台は1960年代でロックンロールを流すラジオDJですから派手なオープンカラーのシャツを着ています。胡散臭くもあるのですが、マジックの雰囲気に合っていてとても格好良かったです。

これからの季節にオープンカラーのシャツはとても重宝すると思うので、コーディネートの参考にしてみては如何でしょうか?


今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / テトロンコットン ジャカード シャンブレー オープンカラー シャツ
カラー:カーキ、ピンク、グリーン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥11,550(税込)
商品番号:38-11-0036-139

玉虫調の総柄のジャカード素材を使ったオープンカラーのシャツです。

ディティールこそ1950年代のシャツがベースなのでクラシックですが、使用している素材は商品名にもある様にテトロンコットンを使用しています。

このテトロンコットンとはポリエステルとコットンを混紡した素材で、通気性と速乾性に優れ、シワになりにくい「ポリエステル」と肌触りの良さと吸水性に優れたコットンを掛け合わせた素材です。

ですので高温多湿の日本の夏にも快適に着る事が出来ると思います。

これからの季節なら袖を捲ってチノのショートパンツに裸足でスペーリーソールで合わせたり、リネンのトラウザーズにローファーなんて合わせも良いと思います。

そしてこのシャツは今現在、お買い得になっていますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせ頂ければと思います。


それでは『17 セブンティーン』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第169夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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『ラジオ・デイズ』(1987)

監督:ウディ・アレン

出演:ミア・ファロー / ダイアン・ウィ―スト / セス・グリーン / ジュリー・カヴナー / ダイアン・キートン / マーセデス・ルール

あらすじ:

1940年代、娯楽の中心がまだラジオだった時代。ラジオを中心にある一家の日常を描いていく

監督、脚本のウディ・アレンの思い出を観ている様な作品で、オムニバスの様な不思議な作品でした。

時代は1940年代の大戦前、場所はニューヨーク、クイーンズ地区に住むユダヤ人の大家族の日常を映しており、テレビが普及する前の娯楽の中心はラジオで、そのラジオを軸に話が進んでいきます。

ラジオから流れる音楽で踊ってみたり、お気に入りのラジオドラマに夢中になったり、またそのラジオに出演している人達の悲喜こもごもも映しています。

デフォルメはされていると思いますが、当時はこんな感じだったのかなと思いを馳せながら観ていました。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

季節は冬なので、今の時期には出来ない格好ばかりでしたが、主人公のジョーが着ているアーガイルのカーディガンやブロックチェックのブルゾンはとても良いですし、ニッカボッカの様なパンツもバランスが良くてこんな穿き方が出来たらいいなと思わせるバランスでした。

この様な衣装を見るとウール物を早く着たくなりますね。

それでは『ラジオ・デイズ』お楽しみ下さい。


コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第168夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


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『タッカー』(1988)

監督:フランシス・フォード・コッポラ

出演:ジェフ・ブリッジス / ジョーン・アレン / フレデリック・フォレスト / マーティン・ランド― / ディーン・ストックウェル / マコ

あらすじ:

戦争終結後のデトロイト。自動車工場を経営するタッカーは理想の車を完成させるが、業界大手の3社や保守的な自動車業界からの邪魔が入り生産そのものが厳しくなっていく……

1940年代後半に実在した「タッカー・ト―ピート」という自動車の開発者である「プレストン・トマス・タッカー」の伝記映画です。

映画を観てその後にこの「プレストン・タッカー」について少し調べたのですが、多分、映画で描かれているように常に夢を語り、誰も考えなかったアイデアを出し、一人だけでどんどん進んでしまい実務は他人任せという印象です。しかし常に前向きでかなり魅力のある人だったから周りが付いて行ったのではないかとも思いました。

そしてこの「タッカー・ト―ピート」も当時としては画期的だったアイデアを詰め込んでいて、量産販売されていれば当時の自動車業界が変わったのではないでしょうか?

そしてこの車はプロトタイプを含め51台しか生産されなかったそうで、現在でもほとんどの車の所有者が分かっていて、映画の撮影当時には47台の車が撮影協力で動員されたそうです。

かなりテンポも良くタッカーの人物的魅力も伝わり、とても楽しんで観れた作品でした。

それでは衣装を見ていきましょう。

映画の時代が1940年代後半なので当たり前ですが、全員がお手本の様な40年代の格好をしています。今回は誰かに注目というよりも50年代になる前のこの時代特有の洋服の形だったり色や柄の使い方がとても特徴的なので、その辺に注目して観ていただくのも面白いのではないでしょうか?

1950年代の格好の方がもう少しシンプルになっているような印象があります。


それでは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。


ビームス プラス / コットン シルク ブロックストライプ ショートスリーブ オープンカラー シャツ
カラー:オレンジ、グリーン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥17,600(税込)
商品番号:38-01-0079-139

ボックスシルエット、ダブルチェストポケット仕様の定番オープンカラーシャツです。

生地は細番手のコットンにシルクを混紡した先染めの生地を使用し、シルクの発色に加えてシルケット加工を施しているのでより美しい光沢としなやかな肌触りのシャツです。

シルエットはゆとりを持たせた身幅と短めの着丈のボックスシルエットで、夏のどんなスタイルにもマッチする一枚だと思います。

アイスブルーくらい色落ちした5ポケットのデニムパンツは勿論、ベージュのリネンのプリーツが入ったトラウザーズやセットアップのインナーでも良いですし、ショートパンツとの相性も抜群ではないでしょうか?

カラーもビームス プラスでは珍しいオレンジとグリーンで、差し色としてもとても良いと思います。

色とサイズによってはキャンセル待ちもありますが、取り寄せも可能ですので気になった方はお近くの店舗にお問い合わせ頂ければと思います。

ちなみに自分はオレンジのXLを買いました。


このブログを始めて気付いたのは、アメリカは伝記映画をかなり多く作っているという事です。日本でも有名な人からそうでない人まで作られていて、伝記映画を観て改めて名前だけは知っていた有名人の事を知る機会になったり、知らなかった人に興味を持てたりとかなり勉強になる機会が多く、とても面白いと思っています。

まだまだ伝記映画はありそうなので、このブログで紹介出来たらと思っています。

それでは『タッカー』お楽しみ下さい。


コヴ