この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第185回目はこちら
『シカゴ7裁判』(2020)
監督:アーロン・ソーキン
出演:サシャ・バロン・コーエン / エディ・レッドメイン / ヤーヤ・アヴドゥル=マーティン2世 / ジェレミー・ストロング / アレックス・シャープ / ジョン・キャロル・リンチ / マーク・ライランス / ジョセフ・ゴードン・レビット
あらすじ:
1968年、シカゴの民主党大会の際に平和的に行われるはずだった反戦デモが警官隊と衝突して多数の逮捕者と負傷者を出した。そしてその首謀者とされた7人が逮捕され「シカゴ7」と呼ばれ裁判の行方が注目される……
この映画は実話を基にしていています。そして配信サービスが限定されている作品です。
ベトナム戦争が激化し、徴兵される人数も増やされると同時に反戦運動も激しくなっていた1968年。この年にシカゴで行われる民主党の全国党大会に合わせてそれぞれバラバラに集まったヒッピー、イッピー、反戦活動家、学生運動家がデモを扇動したとして共謀罪に問われた裁判とデモの様子を同時に描いていきます。
1969年に第37代合衆国大統領になったニクソンがカウンターカルチャーを潰す為にほとんど有罪ありきで進めた裁判の中で、この被告となった7人と代理人の弁護士がどの様に戦っていくのか、その中で民主主義とは何なのかを問うている作品だと思いました。
上映時間は2時間9分と長い様に感じますが、テンポ良く進んでいくのであっという間に観れてしまうと思います。
1960年代の話ではありますが、現代でも同じような事がアメリカに限らずに起こっていると思います。そんな理不尽に対抗する為にもしっかり選挙に行き自分の意思を表明するのが大事なのだと改めて感じる事の出来た作品でした。
それではいつも通り衣装を見ていきましょう。
立場の違う集団のリーダーが集まって裁判を受けているので、それぞれが分かりやすい格好をしています。その中でも気になったのは学生運動家のエディ・レッドメイン演じるトム・ヘイデンの格好です。
着ている洋服から推測するにアッパークラスの大学生でアイビーリーガーではないかと思わせる衣装を着ています、ボタンダウンシャツにマスタードイエローのコーディロイのジャケット、プリーツの入ったスラックスとお手本の様な格好です。そんな中、一番目についたのは物語の終盤に来ているプルオーバーのショールカラーのニットです。今、自分が欲しいニットだからという事もあるのですが、とても上品に見えて格好良かったです。
あとはジョセフ・ゴードン・レビット演じるリチャード・シュルツのスーツの着方も60年代のお手本の様な姿でこの様にスーツを着れたらと思いました。
是非、チェックしてみて下さい。
ここからはBEAMS PLUSの商品の紹介です。
今週はこちらです。
今までウールのシャギーニットはあったのですが、こちらはコットンによるシャギーニットカーディガンです。
使用している糸が変わっていて、芯となる糸に別の糸を巻いてその糸に起毛加工を施す事により、毛足の長いシャギー感を出す事が出来ているそうです。
写真だとこの起毛したウールとは違うシャギー感が伝わりづらいので、実際に店頭で手に取って頂きたい一枚です。
正直、毛足が長いので毛玉にもなりやすいとは思いますが、その毛玉の出方も着る方それぞれの個性が出て経年変化を楽しめるカーディガンだと思います。
カラーはクラシックな印象の3色でストライプも太いので、暗いものが多くなる秋冬に差し色として活躍するのではないでしょうか?
こちらは是非、店頭で手に取って柔らかなシャギー感と発色の良さを確かめてみて下さい。
映画自体は配信サービスが限定されてしまいますが、かなり見応えのある作品だと思います。
それでは『シカゴ7裁判』お楽しみ下さい。
コヴ