[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]

皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。
ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。
今年の立秋は8/7だったそうで、思い返せばこの日を境に気温が下がり日中外に出る事がぎりぎり苦でなくなったと感じます。
このブログが公開されている日に私は地元の古い友人と四国旅行を楽しんでいる事でしょう(笑) 広島県にも行く予定なので人生初の「生牡蠣」を食べてみようかなと、あたったら怖いなあ。
それでは今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!!

ENGINEERED GARMENTS BEDFORD JACKET
カラー:Natural
サイズ:XS S M L
価格:¥39,270(税込)
商品番号:38-16-0685-334
私が思うENGINEERED GARMENTS 2大名品ジャケット 以前ブログでご紹介させて頂いた「Loiter Jacket」と今回ご紹介させて頂く「Bedford Jacket」。

パッと見た時の印象は両胸のパッチポケットに目が行き、ハンティングジャケット?(フラップ付きの物が殆どですが) ミリタリーのカバーオール? と何をモチーフにしたのか分からなかったというのが本音です。


それに対してラペルが上向きに剣のように尖っている仕様のピークドラペル、ダブルブレステッド型のジャケットによく見受けられる衿型でありBEAMS Fで取り扱うジャケット・スーツに同じ仕様のものが、
この違和感と斬新なデザインの組み合わせがEG、ブランドらしさであるからアイコニックなジャケットであり愛されているのだなとしみじみと思います。
言い換えれば如何様にも調理可能で合わせるアイテムによって表情を変えてくれる優れもの。生地組成はコットン90% リネン 10% 着用感と生地の見た目からするとリネンの混率がもう少し多い様に思えますがその要因は織り方にあると私は思います。

縦糸と横糸が均一に織られているジャバクロスと呼ばれており、普遍的で多く流通しているベーシックな手法であります。ブランドの特徴でもある洗濯可能で洗いをかけた状態で納品される事でステッチのパッカリング具合や糸の毛羽立ちが良い意味での粗野な風合いを生み出しておりその表情が水通しされたリネンのようであり、もう少し混率が多い様に感じました。


4つのパッチポケットのディテールに目が行きがちですが両肩とポケットの部分に注目してみるとあまり見ない所にステッチが入っているのがわかります。
ジャケットを裏返す事はあまり無いかと思いますが(笑)、補強布が両肩とポケット上部に縫い付けられている事が分かります。
この点がハンティングジャケット的な要素を感じさせ、生地が破けた際に表側から縫い付けるのではなく事前に擦り切れやすい部分や手が引っかかりやすく糸がほつれがちなポケット上部にだけ補強布を当てている点が実に実用的。

春夏用の軽めな生地感である事から注視して見ると裏の補強布が浮き出ている事が伺えます。

袖口の仕様は簡易的なボタン無しの筒袖の仕様、本切羽仕様の並びボタンではないようです。
そこまでのドレス要素を入れてしまうと違和感ではなく妙な見え方になってしまうのではないかと私は思います。
コーディネートは無限大という事で私なりに多種多様な合わせ方でスタイリングを組んでみました。

ジャケットが無地のソリッドな表情なのでパンツないしインナーに必ず柄を取り入れたいと思いBEAMS PLUS 25ss シーズンの中で最も目を惹いていたであろうトロピカル柄のシャツをインナーに合わせてみました。
偶然にもスタッフすずきhttps://www.beams.co.jp/styling/tjd/1099371/と同じ合わせ方になっておりますが、偶然です(笑)
コットンリネンファブリックのこの雰囲気が何処かリゾートなムードを感じさせ、アロハシャツのエッセンスを感じるトロピカル柄と組み合わせたくなるのは必然なのかと。

タイドアップスタイルで合わせたジャケットとしての解釈を強めたコーディネート。
夏らしく爽やかな印象を与えてくれジャケットの生成色との相性の良いサックスのボタンダウンをインナーにチョイス。
これは人それぞれかと思いますが、シャツの色の中でも白と青・サックス系の色がビジネスシーンでも着用可能であり一角フォーマルな見え方を感じさせると私は思っております。
ですが、青 特にサックス色はそこまで硬い印象を感じずどちらかと言うとカジュアルな雰囲気で私は捉えており、振り幅広く使いやすいかと、自身が好きな色だからというのも関係しているのかも知れません。
ネクタイのチョイスを黒のニットタイと悩み、寒色が多いカラーリングとなっているので黒色を差して全体を色味を締らせようかなとも思いましたが、柄がない点が面白みがないと感じレジメンタルタイを合わせました。
綺麗すぎる見え方をし過ぎないようにパンツはユーティリティショーツを合わせ若干の土臭さをプラス、足元は素足にランコート ベネシャンを合わせたい。
ジャケット自体が身幅の広く取られたシルエットとなっているので個人的なおすすめは裾幅の広いパンツで、ショーツ合わせが「こなれ感」を感じさせます。
それではまた来週、
チェック神本