“WHAT GOES AROUND COMES AROUND”

こんにちは!

セキです!


早速ですが本日はピルグリム サーフ+サプライ 京都にて開催している展示を紹介します。








今回はロサンゼルスを拠点に活躍するアーティスト Katsuo Desingnによる作品の展示・販売を行なっております。








本展示は、観る人の感情と作品との対話を生み出すことを前提として制作。コロナ禍による異例の生活様式から新たな日常を取り戻しつつある今、少しでもポジティブな気持ちになれる手助けになればという想いが込められています。

大胆なデザインと刺激的な色彩、そして152×152のサイズは圧巻です。パワーを感じれる作品となっております。








Katsuo Designは、ピルグリム サーフ+サプライ 京都のすぐ隣にあるACE HOTEL京都のアートディレクションを手掛けております。

本展示を観た後に、ACE HOTEL京都を観ていただくと、色々なところでKatsuo Designが手がけたグラフィックを発見できるかと思います。












またKatsuo Designがアートディレクションを手がけている、オリーブから作られているスキンケアブランド<Wonder Valley>のモアバリエーションも同期間で開催しております。シベリアモミとヒノキをブレンドしたウッディーな香りがとても良く、性別を選ばないユニセックスコスメとして人気です。










更に作品の中から「What come around goes around」をプリントしたTシャツを製作中です。左胸にはKatsuo Designグラフィックのペナントロゴ!最高にイケてます!

こちら現在店舗で予約を受け付けており、納期は5月上旬頃を予定しております。


カラー:WHITE、BLACK

サイズ:S〜XL

価格:¥7,480(税込)

商品番号:3608-0166-049












Staff Hodakaは、180cm64kgでMサイズで着用










僕は177cm65kgでLサイズを着用しました。店頭にはこちらのサンプルを用意しているので、参考にしていただければと思います。








実はKatsuoさんは、ディレクターのタカさんと友人で、17、8年前にロサンゼルスで働いたときに同僚だったそうです。そんな2人の間柄から本展示の開催が決まり、Tシャツを作成してくれている方も共通の知人だったりと、このグルグルの様に、縁や恩も巡り巡ってくるんだなと感じさせられました。

開催期間は5/14(日)までとなります。是非ご来店お待ちしております。



僕の公式LINEでは、質問も受け付けております。お気軽にどうぞ。




それではまた次回。

セキ。

WAX BUDDY for Pilgrim Surf+Supply

先々週からの続きです。


既にお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

サーフィンを続けて行く上での必需品、SURF WAXを剥がす為のスクレーパー、

「WAX BUDDY」を本日はご紹介させていただきたいと思います。


WAXBUDDYとは、文字通りSURFBOARDに付いたワックスを落とす為の道具です。

何年か前から個人的に使っていて、今まで使ってきたワックス落としより遥かに使い易い!ということで数年前から展開がスタートしました。

個人的におすすめのポイントをお伝えさせていただきますと、

1. 持ち手があるスクレーパーと無いスクレーパーとでは、使い易さが別次元

2. スクレーパー・コーム・レイル用スクレーパーの3面構造がとにかく便利

3. カラーバリエーションも豊富で、一番デザインがカッコイイ

というのが主な理由です。実際サーフィンを年中やられている方であれば、通常ワックスを落とすのって年に2回くらい(夏用と冬用のワックスは水温によって溶けたり塗れなかったりするので、夏と冬の前に塗り直した方がいいです)が大半の方の平均だと思います。比較的こまめにサーフボードを綺麗に掃除している方は、それ以上使っていると思います。こう書いていると「なんだそんなに必要の無いものじゃん」と思われる方もいらっしゃるかとは思います。たしかに私も以前は何かのおまけで付いていたようなワックスコームを使っていたりしましたが、持ち手の無いワックス落としは、とにかく手が痛くなって途中で断念したくなります。特にロングボードなどの長めの板に乗られている方のワックス落としの作業は、想像するだけでグッタリしてしまいます。そんな時間と疲労を蓄積する作業を年に数回やらなければいけないのです。実際にワックスが塗れていなくてツルツル滑ってテイクオフが出来なかったり、冬場にワックスが固まって分厚い層のようになっていたりすると、ボードが重たくなってライディングに支障をきたしてしまう等、サーファーなら誰しもが似たような経験談をお持ちだと思います。サーフィンをしていく上で常に重要であり、必要不可欠なのが「ワックス」という存在。そのワックスと上手に付き合っていけるのが、この「WAXBUDDY」だと私は感じています。


簡単に3面構造の持つ機能説明をさせていただきます。

主にここの先端を使って、サーフボードに付いたWAXを落とします。


ボード周りのレイル部分には、このカーブを使ってWAXを落とすと便利です。


このギザギザの部分は、主に夏になるとWAXが溶けて塗りづらくなってしまうので、

このギザギザでブラシをかけるようなイメージでまずはWAXを毛羽立たせます。

そこにWAXをいざ塗っていくと、不思議とWAXが塗りやすくなるという仕組み。

常に必要性がある訳ではありませんが、実際夏の暑い日なんかは特にあると重宝する機能です。


WAXBUDDY for Pilgrim Surf+SupplyはSAGE GREENの1色展開のみですので、

違う色をお探しの為にも、WHITE・SAXBLUE・BLACKのご用意もございます。


ぜひ皆さまの快適なサーフィンライフを手助けする為にも、これまで自分が使ってきたWAX落としの中でも、ダントツに使いやすいWAXBUDDYを強くおすすめいたします。サーファーへのちょっとしたギフトなどでも喜ばれると思います。


こちらは店頭(Pilgrim Surf+Supply KYOTOを含む)またはONLINE SHOPでもご購入いただけますので、

気になる方はぜひ一度ご確認いただければと思います。




それではまた次回






JOE FALCONEとROCKAWAY BEACHにて【後編】

前編からの続きです。


ROCKAWAY BEACHでの波乗り後、JOEのシェイプルームにて(グリフィンは今回、JOEのシェイプルームを借りてシェイプしています)。


入ったオーダーのシェイプをするグリフィンの生シェイプを間近で堪能。


不思議なもので、シェイプしているところは何故かずっと見ていられます。グリフィンも10代からシェイプを初めた生粋のハンドシェイパーです。JOEもグリフィンもみんな本当に器用にボードをサクサク完成させていきます。「お前もシェイプしろよ」ってグリフィンもJOEも私に何回も言ってきたので、機会があればぜひ一度挑戦してみたいものです。


サーフィンから帰ってきても、シャワーも浴びずに1時間くらいずっとWETSUITS姿でグリフィンと波乗りの話をし続けるJOE。グリフィンのシェイプが一向に進みません(笑)


やっとこグリフィンのシェイプが1本終わったところで、JOEの実家でみんなでご飯を食べようと、家に招き入れてくれました。


JOEの実家にいるポロ♂。入った時一瞬この強そうな風貌にビックリしましたが、大人しくてとてもキュートな性格でした。


JOEがポロにちょっかい出して軽く怒らせて、じゃれあう二人。とっても仲良しです。


その後帰り道、JOEが「今飼っている犬にも会っていくか?」と言ってくれたので、急遽JOEの家にお邪魔することに。


このダイニングテーブルはJOEの自作。もらってきた木材で作ったらしいのですが、クオリティーがかなり高めでした。


ライトの付け方といい、とにかく画になるダイニングルーム。


そしてJOEの愛犬、ジュノ♀の登場。かなりの人見知りちゃんで、はじめはずっとJOEのそばを離れようとせず、私は少し警戒されているような気がしていました。


でもJOEがジュノに「大丈夫だからジュノ、あいさつして」みたいな事を言ってくれてから徐々に打ち解けてくれました。帰り際には初めの警戒心が嘘のように溶けて、自分の足にくっついてくるまでになったジュノ。この横目でチラッと見てくる感じ、たまりません。


最後は「ジュノの散歩がてら駅まで送ってやるよ」ということで、陽の暮れた雨道をテクテク歩きます。JOEとはこれがニューヨークトリップでの最後に会う機会となり、「またニューヨークか日本で会おう」という約束と、このスペシャルな旅での感謝を伝えて、退散。



ジュノは小さい時、捨て犬でした。


ガリガリに痩せ細り、人間に対し、警戒心しか抱くことが出来なかった子犬をJOEとレオノラ(JOEの奥さん)が発見した時、JOEとレオノラはすぐに引き取る事を決意。それがジュノでした。JOEとレオノラが愛情たっぷりに育てたジュノは、今ではとても元気に、JOEの家族の一員としてとても幸せに暮らしています。


JOE FALCONE SURFBOARDをじっくり見た事がある方はご存知かもしれません。


ボトム側のテール部分にあるこのRBNYの文字は、JOEが生まれ育ち、今もなおシェイプをし続けている「ROCAWAY BEACH NEW YORK」の頭文字から取ったもの。これはJOEの直筆で全てのボードに墨入れされています。自分自身初のROCKAWAY BEACHを経験してみて思った事は、JOEはとにかく良い奴だったという事です。色々考えて書こうかと思っていましたが、ただその一言に尽きるのかなと今では思っています。とにかくよく喋って、よく笑って、周囲に対して優しくて、サーフィンが大好きで、楽しい事が好きで、家族を愛している。ただの子供じゃないかと突っ込まれても致し方ない部分もありますが(笑)、それが自分の知るJOE FALCONEそのものなのです。JOEのサーフボードを買っていただいた方はもちろん、そうでない方にも私は皆さんにJOE FALCONEという人物を紹介したいと思っています。JOEと実際に会って話をすれば、どんなサーフボードを作っているのかがきっと分かると思うから。いつかそんな機会をこの日本のPilgrim Surf+Supplyで作れたらなー、なんて密かに小さな夢を抱いています。





それではまた次回




JOE FALCONEとROCKAWAY BEACHにて【前編】

先々週からの続きです。


LONG BEACHでの楽しいセッションから2日後(2018年11月6日)、

帰国まで残すところあと2日に迫ってきた中、JOEから「明日サーフィンしようぜ」との連絡が。


もちろん二つ返事でOKと答え、翌朝6時にJOEの家に集合。1人旅の時に自分が気を付けている事は、あまりスケジュールを入れ過ぎない事。何か誘いを受けた時にサッと動けた方が個人的に何かと都合が良かったり、そこで思いもよらぬ出会いがあったりするものです。なので私は基本ノープランで行動するのが好きだったりします。


BROOKLYNにあるJOEの自宅からROCKAWAY BEACHまでは車で約20分くらい走ると着きます。

JOEの車のフロントガラスの亀裂が気になったので聞いてみたら、「ロングボード乗っけて急ブレーキかけたら割れた」との事。

このままで大丈夫?って聞いたら、「雨も入ってこないし直さなくても大丈夫」って言うから大丈夫なのは大丈夫なのでしょうが、ちょっと心配ですよね。。。


ROCKAWAYで生まれ育ったJOEは、サーフィンをはじめたのもシェイプをはじめたのもここROCKAWAY BEACH。

JOEとまわりの仲間がずっと守り続けているシークレットポイントや、子供の時よく遊んだ場所(廃墟)など、波チェックがてら色々案内してくれました。JOEの車はFJクルーザーで、クリスもJOEも車はTOYOTAが一番良いみたいです。以前はTOYOTA TACOMAを2台乗り続けていたみたいなんですが、JOEの奥さんがこれがいいってなって、今はFJクルーザーに乗っています。クリスも然りJOEも然り、だいたいニューヨークではオールテレーンタイヤを履かせるのが主流なんでしょうか。雪が多いニューヨークではスタッドレスタイヤは必要不可欠ですし、東京と変わらないくらい暑い夏にわざわざタイヤを交換するより、年中はかせてOKなオールテレーンタイヤなら交換もしないで済む。という合理的な考えなんだと思います。オールテレーンタイヤは燃費が悪くなるので私は履かせませんが、ガソリンを世界一消費するアメリカではガソリン代が日本よりもかなり安いので、タイヤ交換の手間を考えればオールテレーンタイヤの方が確かに楽ですしね。とても実用的な使い方だと思いました。話が逸れてすみません。


そうこうしているうちに小腹が減ってきて、JOEが「何か食べたいものあるか?」と聞いてきたので、私はもちろん「ベーグルで!」と即答。JOEが「オーケー。この街一番のベーグル屋に連れて行ってやるよ(笑)」と連れてきてくれたのがこちら。JOEが子供の時からずっと通っているベーグル屋さんだそう。お客さんもスタッフもみんなJOEと仲良しみたいで、JOEがドアマンみたいに近所のお客さんを先にお店に入れてあげるこの光景を見て、なんだかホッコリしました。


頼んだのはもちろん「ベーコンチーズエッグ」。この旅でいくつかのベーグル屋を回ったり、結構日本人にはオススメされる「サーモンクリームチーズ」とか色々試しましたが、やっぱりこの「ベーコンチーズエッグ」が個人的に一番安定感ある王道メニューでした。


肝心の波は、この間のロングビーチセッションよりクオリティーはやや落ちてますが、全然出来ます(またしても人が少なくて最高)。

波もロケーションも日本の千葉九十九里にちょっと似たような雰囲気もあり、アウェイ感をそこまで感じずに楽しくサーフィンをさせてもらいました。


JOEとROCKAWAY BEACHを車で走っていると、対向車がJOEに向かってクラクションを鳴らして窓から手を出したり(もちろん知り合いです)、JOEの車を見つけてはこっちに向かって手を振ってきたり、歩いていると捕まって長話をしたり、本当にJOEはROCKAWAYのみんなに愛されているなーと実感。こうやって波乗りの準備にさしかかろうかという時も何人ものJOEのサーフボードを乗っている人が通りかかったり、「HEY JOE!」という声が聞こえるとそこでまた立ち話がスタートしたり。。。こうしているうちに時間はどんどん過ぎて行き、このまま本当に波乗りは出来るのか!?と一瞬思ったくらいみんなに呼び止められるJOEがいました。その後、みっちり3時間ほど一緒にサーフィンさせてもらいましたが。




後編に続く





ある日のLONG BEACH(NEW YORK)

先週からの続きです。


2018年の10月下旬、クリスとジョー(JOE FALCONE)と波乗りに行く約束をしていたので、この日の波が良いということで朝6時にPilgrim Surf+Supply前に集合。

クリスのピックアップトラック(TOYOTA TUNDRA)でニューヨークにあるLONG BEACHへと向かいます。


1時間ほど車を走らせ、LONG BEACHに到着。いくつかのポイントを巡り、入念に波をチェックするクリス。

この日は風もピタリでLONG BEACHは何処も平均的にファンサーフ模様。


かなり良い感じでウネリが入ってきてます。サイズはコンスタントに胸〜肩、たまのセットで頭くらいの波がキレイに入ってきていました。

途中ジョー達と合流し、いざ入水。

それにしてもこの日は日曜日だったにもかかわらず、LONG BEACHは本当にサーファーが少ない。関東近郊であれば、確実に混雑は避けられない波のクオリティーなのに、本当に羨ましい限りです。。。


ボードを持って渡米していなかった自分は、ジョーがシェイプし終わったばかりの自前のMICRO WING FISH 5,7"を貸してくれました。「お前はオレの5,7“のFISHを持ってるから、これなら行けるだろ?」と。

しかもまだ1回も乗っていない新品のボードを快く貸してくれて、ジョーは改めて良い奴なんだなぁと実感。こういうマインドは自分も見習いたいとそう思いました。

クリスも自分もジョーも、ウエットスーツはもちろんRASH WETSUITSです。


10月下旬のLONG BEACHは、だいたい12月頭くらいの千葉北と同じくらいの水温でしょうか。

みなブーツだけ履いてましたが、個人的にはいらなかったかなっていうくらいの水温です。11月以降は雪が降って気温がグッと下がるみたいなので、この時期ならば自分もまだ余裕があります。ニューヨークは真冬になると−16°まで気温が下がり、時には海が軽く凍るとか凍らないとか、、、クリスは「Frozen wave is so fun!! HaHa」なんて言ってましたが、自分は正直絶対に入りたくありません。


ニューヨークの波は結構掘れてくるポイントが多いので、速い波に対するテイクオフの良い練習になります。

グリグリに巻いてくる波にそこまで慣れていない自分には、これがいっぱいっぱいです。


クリスは、ANDREINIのグライダー 11,1"で誰よりも多くテイクオフしていました。掘れる前に乗る。速い波に対して、理に叶った流石のボードチョイスだと思います。ニューヨークのサーフシーンを牽引してきたと言っても過言ではない、クリスならではの経験が光るライディング。事実、頭サイズくらいある何本ものセットを一番多く捕まえていました。ニューヨークの波を知り尽くしている熟練の職人のような気配を漂わせます。


この日のジョーは同時まだテスト中だったALBATROSSTWIN PIN 6,11")をチョイス(2020年現在、こちらのALBATROSSは日本でも取扱いがスタートしました。本国アメリカでは、このTWIN PINボードが現在流行中。個人的にも今一番気になるボードの1つ)。

グラブレールのお手本のようなスタイルです。


この日の数日前にウィリアムズバーグのPilgrm Surf+Supplyでオーダー会をやっていたこともあり、

その為に来ていたサンフランシスコのシェイパーGriffin Stepanek(グリフィン・ステパニック)も一緒に入水。

グリフィンはジョーの家に置いてあったマンダラの5,6"くらいのボードをフィンレスで。

途中クルクル回ったり(フィンが無いとサーフボードが安定しないので、後ろがクルクル滑ってしまいます。グリフィンはそれをあえて利用してボードを回しているのです。)、チューブに入ったり、日本ではなかなかお目にかかれない素晴らしいフィンレスサーフを拝見させてもらいました。


ジョーのネイバーフッド(近所に住んでいる幼馴染)のローレンスも参戦。

写真のローレンス、ジョーのシングルフィン(7,5"くらい)でバンバンチューブライディングをキメてました。

ローレンスはジョーのサーフボードを10本所有しているヘビーユーザーで、普段から波乗り三昧の生活を送っているそう。

なんとも羨ましい生活です。波乗りの実力もずば抜けて上手でした。それにしてもみんなサーフィンが本当に上手い。特にチューブのくぐり方は日本人と比べるとかなり慣れているというか、入り方や体勢など、かなり勉強になりました。


みな良い波に乗ってご満悦の表情。そして誰もリーシュコードを付けないでサーフィンしてました(日本では板を流してしまうことによって不快に思われるサーファーも数多くいらっしゃいますので、場合によっては危険性も高まるため基本付けておいた方が正直良いと思います。リーシュを付けないでサーフィンをする時は、人のいない海でまずは練習しましょう。)

初めてのLONG BEACHで本当に楽しいセッションでした。暖かく迎え入れてくれたニューヨークのみんなには、とにかく感謝しかありません。


その後、一路ベーグル屋へ。

クリスとジョーが普段から行っているオススメのベーグル屋さんです。


初めて食べたベーコンチーズベーグルにただただ感動。波乗り後のご飯はとにかく美味しいとはよく聞く話ですが、この日に食べたベーグルの美味しさは忘れられません。

この日から帰国までの数日間、毎日どこかのタイミングでベーグルを食べ続けました。日本にもニューヨークのローカルベーグル屋があればいいのにと何度思ったことか。

※ちなみにこの1個のベーグルで、日本のハンバーガー2つ分くらいの量があります。


ベーグル屋でのオフショット。後ろに停めてあるクリスのタンドラがめちゃくちゃカッコイイです(日本では大き過ぎて逆に不便そうですが、アメリカの道路は広くて良いですよね)。

写真を撮っていただいた、@kemmy_film さんも一緒です。


その後解散した後、クリスとたまたま行われていたニューヨークマラソンを観に行ったり、1人でブラブラしたり、こんな感じで最高の1日を過ごせました。ニューヨークはただ街をブラブラしていても楽しいし、楽しくサーフィンが出来るポイントも多くあります。また自由に行ける日をただただ待つばかりです。



それではまた次回





RASH WETSUITS.CO

先々週からの続きです


今回はPilgrim Surf+Supplyにてオープン当初からお取引をさせていただいている、RASH WETSUITS.COについて少しお話をさせていただきたいと思います。


RASHさん(※以下省略)と私の出会いは、Pilgrim Surf+Supplyのオープン時(2015年10月1日)までに遡ります。オープン前に我々Pilgrim Surf+Supplyスタッフ一同に、ウエットスーツの採寸に関する勉強会を開催していただいたのがきっかけです。それまで私はウエットスーツに関する知識はゼロに近い状態で、何故ならば今まで使ってきたウエットスーツは全てアウトレット売場で”とにかく安いもの”を探して着ては数年で破れて、またアウトレットで新調して、、、の繰り返しだったからです。お恥ずかしい話ながら、それまでウエットスーツに正直あまり興味を持っていなかったというのが本音です。Pilgrim Surf+SupplyではじめてチームRASHの皆さまのお話を伺っていくうちに、すぐに欲しくなって冬用セミドライを初めてフルオーダーしたのが全てのはじまりでした。


それがこちらのセミドライ(5mm x 3.5mm裏起毛ノンジップタイプ)


それは忘れもしない2015年12月19日の千葉サンライズポイント。この日は水温が12℃~14℃くらい(銭湯の水風呂がだいたい18℃くらいなので、冬の海水温は物凄く冷たいです。さらに1月2月3月は海水温が10℃を下回る日もあるのが千葉北の常なので、やっぱりサーファーは冬になると減ります。)で大体のサーファーがサーフブーツを履いてサーフィンしていた事を記憶しています。私はRASHさんから事前にこのウエットスーツの暖かさについていくつか質問をしていて、「茨城の真冬でも大丈夫」と伺っていたので、半ば半信半疑でノーブーツでいざ入水。はじめは「水温下がって冷たいなぁ」なんて思いながらパドルアウトしていると、いつもと違う感覚に気付きました。「あれ?全然寒くない・・・」「今日は日差しがあるから暖かいんだなぁ」なんて思いながらサーフィンをしていると、一緒にいた友人が沖に出た後もずっと「寒い寒い」と体を震わせていました。その姿を見て、「これは間違いなくウエットスーツが暖かいんだ」とそこではじめてRASH WETSUITSの素晴らしさを痛感しました。今までのウエットスーツは時が経つと、首回りや脇の下などがウエットスーツで擦れてしまい、ワセリンを塗ったりして痛みを緩和していました(これが本当に痛い)。RASHさんに切り替えてからは、ワセリンは一度も使った事がありません。完全に不要です。今まであった「擦れ」とは、すぐにおさらば出来た事が何よりも嬉しかった事を鮮明に覚えています。


冷たい水の中でも暑いくらいに暖かく、そして何よりも柔らかい。着ている事も忘れてしまうような、紛れも無く今までで最高のウエットスーツ、それがRASH WETSUITSなのです。


今ではセミドライ、3.5mmフルスーツ、ロングジョン、ロングタッパーを1年で回しながら着用しているので、真冬でも私は何の心配も無く、千葉北でもサーフィンしています。なんなら夏は人が多いので、正直冬よりサーフィンに行く頻度は少なめです。混雑がとにかく苦手なので、、、


そんなRASHさんが今年、皆さまにとって素晴らしいイベントをご用意してくださいました。


なんと、1年を通して全てのお客様を対象にした、オーダー無料フェアを開催しているのです。

既に店頭に来ていただいた数名のお客様には、フルオーダーを頂戴しておりますが、ここで改めてお知らせさせていただきます。


実際Pilgrim Surf+SupplyでRASH WETSUITSをご購入いただいたうちの大半の方が、リピーターとして違う型のウエットスーツをお求めに来られます。

私ももちろんそのリピーターのうちの1人ですが、1度着たらやめられません。それがRASH WETSUITSなのです。


RASH WETSUITS for Pilgrim Surf+SupplyのWETSUITSに関しましては、こちらからご確認いただけますので、是非この機会にご確認ください。不明点はPilgrim Surf+Supplyまでお電話いただければと思います。



それではまた次回




JOE FALCONE(ジョー・ファルコン)

先週からの続きです。


今回は、最近Pilgrim Surf+Supplyに新たに入荷したサーフボード(計8本)のシェイパー、JOE FALCONE(ジョー・ファルコン)についてお話したいと思います。


ちなみに私が愛用しているサーフボードも、JOE(※以下省略)に削ってもらった5,7"KEEL FISHなのです。(新たに入荷したボードも早速2本既にSOLD OUT。日本でもJOEのサーフボードが少しづつ認知されてきており、個人的にも大変うれしく思っています。ありがとうございます。)JOEのサーフボードについての詳しい紹介は、また後日改めてこちらに書かせていただこうと思っておりますので、それまで楽しみにしていてください。


私とJOEとの出会いは、Pilgrim Surf+Supplyが2015年にオープンして少し経ったくらい(2016年のはじめ頃)に遡ります。当時TWIN KEEL FISHのサーフボードをちょうど探していた時、その頃ちょうど店頭に入荷してきたのがJOEのKEEL FISHでした。見るからに美しいアウトライン、サイズ、コンケーブを触った感覚、全てひっくるめて「これだ!」と直感し、すぐさま購入したのが全てのはじまりです。


それがこちらのボード JOE FALCONE ROCKET FISH 5,7 x 20 x 2 3/8


当時JOEはFALCONE SURFBOARDSという名で自身でシェイプをする傍ら、BROOKLYNのPilgrim Surf+Supplyでスタッフとして働いていました。当時まだ直接会っていなかった私は彼のinstagramを通じ、JOEが削るサーフボードについて、幾つか質問を投げかけてみたところからスタート。まだ直接会っていないにも関わらず、彼は何も知らない日本人の私に優しく接してくれて、「JOEはなんか良い奴だな」と勝手に思い込んでいた事を記憶しています。そして2016年の10月にプライベートでニューヨークに行く事が決定し、すぐさま連絡をしてみたところ、ちょうど私が渡米中にJOEはハネムーンでモロッコに行ってしまうというすれ違い。結局会えないまま2016年のニューヨークトリップは終了しました。

それからというものJOEのFISHにハマって今現在に至るまで、約4年半決して飽きる事無く乗り込んできました。100% HAND SHAPEに拘り続けるJOEは、「粗悪品は絶対に売らない」と豪語するほどかなり細かいタイプのシェイパーだと個人的に思っています。多い人なら1日に10本はシェイプを完成させるシェイパーも稀にいる中(熟練の職人または作業が極端に早い人もいます)、JOEは「1日に2本~3本が限界だ」と以前言っていました。でもそれは単に遅いとかそういう問題では無く、本当に良い物を届けたいというJOEの職人気質がそうさせているからこその行いであり、彼は1mm以内のズレすら絶対に許しません。JOEのサーフボードにはそんな彼自身の魂が1本1本に宿っていると私は感じずにはいられません。そんなJOEのサーフボードは一度乗ったらやめられないほど、リピーターが多いのも事実です。


私からの紹介はこれくらいにして、もっと深くJOEを知りたい方はこちらのインタビューページをご覧ください。


店頭にはいくつかのJOEのボードが並んでおりますので、そちらもぜひ実際に手に取って触ってみてください。



それではまた次回




サーファーとしてのクリス・ジェンティール

先週からの続き・・・


今回は話題を変えて、Pilgrim Surf+Supplyの生みの親、オーナーであるクリス・ジェンティールについてお話したいと思います。


以前、Pilgrim Surf+Supply JAPANディレクターのTAKAさんが書いていたBLOGはこちら。


Pilgrim Surf+Supplyのオーナー、写真家、アーティスト等々、多彩な才を思う存分に発揮しているクリスは、幼少期から長く続けている生粋のサーファーでもあります。私からは「サーファーとしてのクリス・ジェンティール」を少し紹介させていただければと思います。


クリスは例年ですと、年に一度か二度、ビジネストリップで日本にやってきます。その時仕事の合間を見つけては、「Hey Ryo(私)!Can you pick me up for Surfing tomorrow?」みたいな内容でだいたいお呼びがかかり、一緒に海に行ったりしています。日本に来たクリスのサーフアテンドが今や私の役目の一つでもあります。これまでにクリスとは千葉北のいくつかのポイント(一宮・サンライズ・ヨンライズ・片貝新堤等 ※サーフポイントの名称)や千葉南、近場のリーフポイントで有名な鎌倉でも何度か一緒にサーフィンをしています。鎌倉に行く時はだいたい近所にオフィスのあるRASH WETSUITS CO.の皆さまと楽しくセッションしたり、その時はいつも弊社SSZのディレクターでも有名なKATOさんとも一緒にサーフィンをします(KATOさんとクリスは同い年の仲良しでもあるんです)。野菜好きなクリスは、実家で農業を営んでいるKATOさん(加藤農園)の野菜の大ファンでもあり、私もそのうちの一人でもあります。これがまたビックリするくらい美味しい野菜なのです。


話しが少し逸れてしまいましたが、、、


来日する度に「ここ数日で一番波が良い日はいつだ?」とか、「最近はどんな波でサーフィンしたんだ?」とか、いつでも波乗りの事ばかり考えています。何が言いたいかと言うと、クリスは本当にサーフィンが大好き。ただその一言に尽きます。




2018年ロングビーチ(ニューヨーク) Photo by @kemmy_film


上の画像は、2018年に行ったサーフトリップでの一コマ。ANDREINI(アンドリーニ)11,1"のグライダーをいとも簡単に操るクリス。実際グライダー、ロングボード、ミッドレングス、ショートボードの全てを普段から波のコンディションに合わせて乗りこなせるクリスは、私の理想系サーファーの1人でもあります。様々なボードを乗りこなす事って、なかなか簡単に出来る事ではないのですが、クリスは長年培ってきた経験でそれをやってのける辺りは流石の一言。



リスペクトです。



続きはまた次回





ニューヨークのサーフカルチャーについて



Pilgrim Surf+Supplyの五十嵐です。


渋谷のお店に来ていただいたことのある方は、もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれません。普段はPilgrim Surf+Supplyのお店にいながら、サーフィン全般の仕入れや接客販売をやらせていただいております。


今回のスタートは、ニューヨークのサーフカルチャーについて少しお話させていただこうと思います。一般的にアメリカでサーフィンと聞かれれば、真っ先に思い浮かぶのはカリフォルニアがあるアメリカ西海岸だったり、ハワイ諸島を思い浮かべるのが一般的ですが、実は東海岸にも西海岸ほど大きなパイでは無いにしても、昔から東海岸特有の根強いサーフカルチャーがあるんです。一番近いビーチでは、Pilgrim Surf+Supplyの本店があるブルックリンのウィリアムズバーグから車で約1時間、電車だとビーチまで1時間とちょっとあれば行ける距離にロッカウェイビーチがあります。その近くにもロングビーチや様々なポイントが実は数多く点在しているんです。風(向きや強さ)やうねりの強さに合わせてニュージャージー州まで車で2時間かけて行ったり、ブルックリンから片道4時間で行けるモントークにもサーフポイントがあります。




ニューヨークと東京と言うのは共通点が多くあって、どこか似ている部分があるとオーナーのクリスもよく言うんですが、自分もそれは本当にそう思います。東京や近隣に住んでいる人の大半はビジネスの拠点を都心に置きながら、休日には海や山に行ってリフレッシュをする(もちろんサーフィンに限らず)。それはニューヨークのビジネスマンもまた然り。実は似たようなライフスタイルを東京とニューヨークで送っている人が多くいるんです。実際に自分も2016年と2018年にニューヨークへサーフトリップに行ってきましたが、その日のコンディションに合わせてニュージャージーに行ったりロッカウェイに行ったり。我々都内近郊に住んでいる日本人サーファーが千葉北に行ったり湘南方面に出向いたりするのと同じ様な感覚で、その日の自分に合ったコンディションで楽しくサーフィンをしてます。そういう部分はよく似ているなと改めて思ったりします。それか要因なのかどうかは分かりませんが、似たような境遇でサーフィンをしている者同士で集まると、ニューヨークでもサーフメイト(格好良く言うと)のような友人が出来たりもします。個人的な初めのイメージだと、「ニューヨーカーってなんかシュッとしててクール」みたいな固定概念があったんですが、実際行ってみると皆良い奴でそんな最初のイメージがすぐに間違いだった事に気付きました。そういう意味では、サーファーと言う人種はある意味幸せな人種だなぁとつくづく思ったりします。




続きはまた次回