BEAMS PLUS ロードショー 第2夜

コヴ 2020.04.18

いつもblogをご覧頂ありがとうございます。

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。


この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第2回目はこちら


『ブラック・クランズマン』(2018)

監督:スパイク・リー

出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン / アダム・ドライバー / トファー・グレイス / ローラ・ハリアー

あらすじ:

1970年代半ば、アメリカのコロラド州コロラド・スプリングズで初めての黒人刑事が同僚の白人刑事と白人至上主義団体へ潜入捜査を行う事になり……


実際にあった話を基にしており、主人公のロン・ストールワースは実在の人物で原作の本も出版されています。

監督のスパイク・リーはこれまでも人種差別についての映画を撮ってきた監督で、今作ももちろん同じテーマ。


この作品は70年代前半に流行した『ブラックスプロイテ―ション』映画のスタイルをベースに撮っているそうです。

『ブラックスプロイテーション』とは、『ブラック(黒人)』+『エクスプロイテーション(搾取)』を合わせた混成語で、黒人の観客向けに作られた商業映画の事。

サウンドトラックには”SOUL”や”FUNK”を使い、カッコいい黒人の主人公が敵を倒していくというストーリーが多く、劇中でも名前が出てくる『スーパーフライ』や『黒いジャガー』、『コフィー』等が代表的な作品です。

サウンドトラックもカーティス・メイフィールドの「SuperFly」やアイザック・ヘイズの「Shaft」はアルバムとしてもかなりカッコいので興味がある方は是非、聴いてみて下さい。


70年代の話ではありますが現在進行形の話であり観賞後は考えさせられます。

アメリカを語る上では、どうしても避けては通れない歴史の部分の話でもあるのでもっと色々調べてみようと思いました。


そして映画のテーマも重要ですが、BEAMS PLUS的にはやはり登場人物のファッションも重要ですよね。

主人公ロンのスタイルは、シャツの襟をジャケットの上に出し、ボア付きのランチコートの下にタートルネックを合わせていたり。

他にも黒人学生自治会のメンバーのスタイルもCoolです。

黒いレザージャケットにカラフルな色使いのインナーをコーディネート。

そして忘れてはならないのが、相棒フリップのスタイル。

デニムパンツにローパーブーツやワークブーツを合わせるスタイルです。

あのスタイルにどれだけ憧れたか!

印象的だったのは赤と黒のバッファローチェックのシャツに、サーマルのコーディネート。

これこそリアルなスタイルサンプルだと変なところで感動しました(笑)。

アメリカに実際に行くと、普通の物を着ているのに、カッコよく見えるあの感じ。なんなんですかね?(笑)

羨ましい・・・。

真似するんですけど、しっくりこないこの感じも(笑)。


若干、脱線はしてしまったものの、様々な角度から楽しめる興味深い作品だと思います


では、『ブラック・クランズマン』どうぞお楽しみください。


コヴ