夏はどこから

杉山 直哉 2026.04.28

こんにちは。



先日は4月中旬だというのに最高気温が29℃。

この春からご入学、ご異動で県民となった皆様、これが静岡です。ようこそ。

僕の大好きな、本当に良い場所です。


季節の変化を感じると(いや、今回も突発的な気温上昇だったり…)とたんに物欲スイッチが入りますね。僕だけでしょうか…。



そんな暑い時期に欠かせないのが、マドラスチェック。

素敵なアイテムが店頭に並びましたのでご紹介致します。


じゃじゃん


大判なチェックが特徴的なこのジャケット。

4つのボタンに3つのパッチポケットで、カバーオールの様なデザインが今の気分にピッタリです。

自社企画のいわゆるオリジナルってやつですが、妥協の感じない素敵な作りを紐解いていきますよ〜。



マドラスといえば、通気性がよく、吸水速乾に優れたコットン生地です。

オレンジやイエロー、レッド系のカラーリングが思い付きますね。

合わせてチェック柄も想像されますが、イコールではなく、マドラス=インディアンマドラスコットン。それで作り出す柄がマドラスチェックです。


古くマドラスは、ハンドルームと言われる手紡ぎでゆっくりと織られた生地で、天然染料を用いたために水洗いに伴い色が抜け、滲んでくるのが特徴です。


あのブルックスブラザーズが1900年初頭に、マドラス地方で作られていたインドの労働者向けの生地を夏のレジャーウェアとして広めていったのがきっかけと言われています。

その際に、

「Guaranteed to Bleed」

と滲み保証を謳い、

「中性洗剤でぬるま湯で洗うと滲み、独特の落ち着いた色合いに混ざります。」

なんて文言で売り出しました。

生地の特性を逆手にとった、面白い紹介です。


ウール産業が中心のヨーロッパに対しても、
「インドには、羊の生える木がある」
と古く記されるほどのインパクトを与えたコットン産業の評価は高く、その魅力を伝えていくことで、世界的に評価される生地となりました。


そんな興味深い歴史を持つマドラス。それだけでも1着持っていたくなりませんか?



今回のジャケットはハンドルームではなく、半自動織り機で織り上げたパワールーム。アソート柄での販売ではないので、そこはご勘弁…。

ですが、手作業での天日干しを行いますので、じっくりと乾燥が進み、程よく立体的な生地へと仕上がります。



そしてここからが個人的なオススメポイント。

まずは、どこを見ても整えられた柄合わせ。

ポケットや


サイドシーム


ボタンを閉じた際のフロントの見え方まで


隙がありません。



更にさらに、

カバーオール的な着方をしたいと思っていたんですが、その際はカフスで折って着るのがマイルール。

剣ボロに注目すると、捻って取り付けをしてくれているんです。


なので、カフスを折り曲げると綺麗にカフスが開き、表情豊かに魅せてくれるんです!

これはもう、こうやって着てねのメッセージかと。


サイズ感は、ゆとりの感じるフィッティング。

エイジングにも楽しめて、丁寧な柄合わせ、気の利いた作り。もう言うこと無しですね。

欲しい!


いや買いました。Lサイズで。


ちょっと大きい気もするんですが、20番手のしっかりした糸を使いながらも単糸。きちんとシワを伸ばさずに、洗いざらしで着ようと思いましたので、トータルで1サイズ程コンパクトになるかなと。


夏本番前には経過をお伝えできればと思いますので、ご参考に。



いかがでしたか?

ちょっとは欲しくなったら?

あわくって探さなくても在庫はたっぷりありますので、時間がある時にゆっくり試しに来るさ。




ではでは。