フレアパンツとリンガーT。

2022.05.26

こんにちは!

ビームス 二子玉川の吉田です。


以前からの流れで、ファッションの歴史を定番化していきます。是非お楽しみに。


さてさて、最近僕はフレアパンツにハマっています。

フレアパンツにも色々種類がありますよね。

ブーツカット、ベルボトムなどなど。


ベルボトムとブーツカットは似て非なるものということはご存知でしょうか?シルエットはもちろんですが、起源こそ大きく異なります。


昔の欧州の大工職人や米国海軍のセーラーパンツが元になっており、膝まではタイトでそこから裾にかけて広がっていくシルエットが特徴なベルボトム。


対して、米国でカウボーイたちが、ブーツの形に合わせて着用しやすいように裾を広げたのがブーツカット。


このように起源を見てみると2者は全くの別物なんですよね。


ファッションに用いられ始めたのは1960年代ぐらいからです。


1960年代、世界は解放ブームです。

植民地支配という暗黒な時代が終わりを迎え、自由を目指して反逆を起こしていた時代。

植民地以外の国でも(仏国など。日本でも学生運動が盛んでしたね。)、国や政府に対する民衆の反逆が多く行われていました。


そういった世界の潮流と同時に世界トップレベルのブランド(イブ・サン・ローランやピエール・カルダン)が、今までタブーとされていた女性用のパンツをルックとして発表し始めました。


この欧州の流れと同時に、米国ではカウンターカルチャーとしてヒッピー文化が流行します。そこにもやはりベルボトムがヒッピー文化の1つとして、挙げられます。


以上のように、フレアパンツは「自由」を目指すカウンターカルチャーと共に時代を歩んできた背景があります。


このバックボーンかっこよくないですか?

めちゃくちゃ男心くすぐります。

シルエットももちろんですが、僕はこんな背景を含めてフレアパンツが大好きです。


さて、そんなフレアパンツ。

トップスには何を合わせようか。

僕は真っ先にこう答えます。


「リンガーT!!!」

つい最近まで1970~1980年代のファッションがトレンドであったため、街中でも多く見かけるのではないでしょうか。


当店にもこちらが。


BEAMS / フェード ルーズフィット リンガー Tシャツ
カラー:WHITE,T GREY
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥6,050(税込)
商品番号:11-04-1252-146

リンガーTは元々運動用に作られたシャツ、言ってしまえば体操服でした。学生時代の体操服がリンガーTだったという方も中にはいらっしゃるのでは?

襟口や袖口を別生地に変えることで、強度を高めたんですね。


ファッションとして流行するのは1980年代。

それこそ当時もフレアパンツと一緒に着用されていました。


フレアパンツほど深い歴史も起源もありません。運動服として使われていた、それがファッションになった。その事実だけです。


これはこれで、端的で非常に面白い。


当時はピッタリとしたサイズ感で着用することが主流だったようですが、現代を生きる我々は我々なりの着方を模索しようではありませんか。


簡単な歴史しかないからこそ我々なりの着方を模索しやすいというありがたさはありますね。



僕はMサイズを着用。

お気に入りのフレアパンツと合わせます。


襟元と袖元に日焼け加工を施してあります。

着古したような印象が与えられ、購入してすぐ玄人感がでます。。。


なんて便利な加工でしょうか。



フレアパンツにリンガーTをタックイン。

王道スタイル。

でもやっぱりコレがいい。

僕の夏のスタイルはこれ一択です。


以上今日は1970~80年代特集、「フレアパンツ」と「リンガーT」でした。


僕がこの2つに惹かれるのも、自分の選択した環境や情けない自分への反骨心、将来の目標実現を求める反逆心からかもしれません。


皆様も是非夏はフレアパンツとリンガーTを!!!


本日もお読みいただきありがとうございました。


また次回のブログはたまたInstagramでお会いしましょう!


ビームス 二子玉川

吉田


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