こんばんは大岡です。
今週もこちらから。
弊社のドレスシューズの取り扱いの中で…
今後記憶に残り続けるであろう名靴を
今回も取り上げさせて頂きます。

<ENZO BONAFE>
ENZO
品番:21-32-0066-302
¥138,000+税

弊社40周年を記念し、作製して頂いた靴になります。
インソールに手書きで記入してあります。
MODEL名も…ENZOという名を付けて頂けました。
ボナフェ氏の今回製作した靴に対する思いがひしひしと伝わって参ります。

そして…エンツォ ボナフェらしい
グッドイヤーウエルトとマッケイ製法の組み合わせ。弊社らしいリクエストも健在です。
複雑な製法を用いた靴になりますが、ソール交換も弊社が提携している修理工房で行えます。
因みに工賃は通常の交換に比べ、少し上がります。
エンツォ ボナフェの靴はソールもしっかりとした革を使用しており頑丈に作られておりますので、すぐに交換ということはあまり御座いません。ご安心下さい。

そして…こちらの仕様には…
脱帽です。
ハギ無し・ワンピース仕上げ。
もはや…英国のBESPOKE SHOES と同等の手法を採用。
英国のBESPOKE SHOE MAKERでもかなり腕の良い職人でなければ実現できません。
製作の手間や労力を考えますと…¥13,8000+税という値段でお客さまに提供できるのも奇跡に近いと思います。
まさに40周年記念モデル故に実現したスペシャルな1足になります。

優美なシルエット…
ワンピースにタッセルという極限に削ぎ落とされたシューズ。
最終的に所有者による深い皺が入り…
模様の作用となり…
この靴の本当の意味で…
完成形に仕上がることでしょう。
愛情を込め…シュー・ケアをこまめに行えば更に輝きが増し、経年変化による革が持ち合わせている本来の艶、そしてまだらな光りが生まれることでしょう。

某メーカーの広告のように…
チープな印象を受けるデニム・スタイルに…
高級靴を合わせて頂いたり…
粋にショーツに…
コットン・スーツに颯爽と合わせるのも…
大人な方には…
ぜひ実施していただきたいコーディネート一例になります。
そして最も気になる所である足入れの私なりの感想ですが…
スリッポンシューズを選ぶ際最も気にされ、悩まれる点として挙げられる、踵の収まり具合ですが…
剥ぎなし・ワンピース仕上げが功を奏し、包みこまれているような踵の収まり。
踵が抜ける感じはなく心地良い仕上りになっております。
甲の収まりも高すぎず、低すぎない丁度良く仕上がっております。
足幅のフィッティングも細すぎず無理なく履いて頂けると思います。
本当に恐ろしい靴です。
以前もお伝えしましたが…
このようなフィッティングの靴が買える世の中になっていることが凄いことだと思います。
製品化するにあたり、弊社のバイヤーは自らが欲しくなる製品である事と同時に、お客様の要望を踏まえた上で木型の作成や細部の要望を行い製品化しております。
今回のように記念モデルの製作と数量を限定した商品ということであれば尚更、精度の高い商品に仕上げております。
ということで…
履き心地・製品のクオリティ・フォルム
プライス全てが備わったENZO。
きっとこちらの靴をご購入されたら…
靴が素敵な場所に導いてくれるはず…です。
それでは皆様のご来店をお待ちしております。