
深夜1時。
“山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”
兄弟、隔週でお届け。
こんばんは。(兄)広志です。
早速参ります。お付き合いください。
BEAMS PLUS インディゴワークシャンブレーシャツ
カラー:INDIGO
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-11-0469-139
前回に続きインディゴアイテム。春夏のサンプルを見た時からこちら必ず買うと決めてました。
通称、ベタシャン。経(たて)、緯(よこ)共に、ブルー糸を交錯させ織った生地。一般的には、ブルーと、さらし(染色していない)の生成り糸で構成され凸凹感のある生地が所謂シャンブレーかと思います。今回はそのたてよこブルーで作る事で、ベタっとした生地を表現。なので、ベタシャンと昔から呼んでいるのでしょう。しかしベタっとしながらも、そのインディゴの濃淡がある事で、ブルーは奥行きがありどことなく青味が強く、深みのあるブルーになっている。
参考までに並べたシャンブレー。一番下がたてよこインディゴ糸。
ベタシャンのワークシャツ、ビンテージ市場では人気も高く、見かけるのは程良くクタった状態。勿論色も抜けているので、新品の状態も測り難い。人と違うモノが良かった自分はよく探していた思い出。買えずじまいでした…その独特な色抜けは、通常のシャンブレーとは違い青味が強いからか、”こなし”に入れると何処となく上品なムードがある。そこに私は惹かれてしまうんだろうと納得。どんな経緯で色落ちしていくのか、そんな過程も楽しむ事が出来る一着ではないでしょうか。
糸都合の偶然の産物なのか?はたまたワークウェアメーカーの戦略から生地のバリエーションの一つなのか?何用なのか?そんなベタシャンの誕生を想像するのもいいですね。
シャンブレーと言えば、私に取ってはミリタリーユニフォームも頭に浮かぶ。デニムより軽くて通気性良し、デニム程と言わないまでもタフさもあり、作業着としての機能性は十分果たしてくれる。ワークとミリタリーの相性の良さはそれで十分。
デザインはBEAMS PLUS では定番のフロントダブルポケットスタイル。ごくごく癖のない50年代スタイル。ペン挿しのポケットディテールは健在。小襟に調整した襟のバランスが好み。青味のある生地に白の縫製糸が効いている。
ダブルステッチ、トリプルステッチを駆使した見た目の重厚感のある縫製仕様は本格派。肩周りと身頃のトリプルステッチは3本のステッチ間も細く、綺麗な仕上がりには圧巻。
マチにはお馴染み、空環仕上げ、セルビッチ使いと主張は強め。二枚袖に袖口はイッテコイのコットンスレキ使いと安心感のあるディテール。
最早言う事無しの大定番から、新色新生地がリリースとなるとお試しいただく価値ありです。
“こなし”は専らデニムのワークスタイルに。ブルーのグラデーションをお楽しみいただければと思います。
こちらもお忘れなく。
1/29(土),2/2(水),2/6(日)は私もビームス メン 渋谷にてお店立ちしております。お気軽に是非覗きに来てください。
YAMA